創作女子 2020-09-03 20:11:12 |
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…そう?クロにしか言わないけどね。(苦笑いを浮かべる相手に二、三回程双眸瞬かせた後小首を傾ければぽつりと言葉を零し、幼馴染の彼だからこそ言える言葉であるのにと顎に手を添えて。発言した内容に思考巡らせる様な相手を見詰め乍、自分とは違い人とのコミュニケーションに難は無い筈ではと顔を顰めた儘述べられた言葉にふむ、と息を吐き出し、「…まぁ、どんな理由でも良いけど、」とぽつりと返し。驚きを表情に浮かべつつ訊ねられれば眉間の皺を深くし乍、自身の見た目の相違の程は確認し切れていないものの、矢張り幼馴染である彼と手を繋ぎ外を歩いた時のリスクを思えば繋ぐと言う選択肢には至れず、「そんなに恋人設定に拘らなくても、」と不満気に漏らして。 )
俺って、特別だったんだ。( 自分にしか言わない、なんて何時もはツンツンしている相手が言う姿に、二度見をしてしまい。わざとらしく頬に手を添えれば嬉しそうに特別だったんだ、なんて述べ。恋する乙女をイメージしたポーズだったのだが、流石にそれを続ければ気持ち悪いと思われるだろうから直ぐにやめ。相手はコミュニケーション能力が無くはないし、ちょっと人見知りなだけ。意外と関われる人も居るだろう、そう考えつつ「 研磨は、友達とかと行ったことねぇの、チビちゃんとかと。」と訊ね。恋人設定に拘っていた訳ではないが、手を繋ぐのは当たり前と考えていた為不機嫌そうに頬を膨らませ「 わかったー、んじゃ電車代は自分で払うこと。」なんて手を繋がなければ電車代は自分で払う、なんて条件を付け加えて。)
…少なくとも、幼馴染ってそういうものなんじゃないの。(相手の発言に微かに言葉を詰まらせるものの頬に手を添える姿に思い切り顔を歪めつつ、ポーズ解除されば何処か呆れた様にふいっと視線を逸らし乍、「よく分かんないけど、」と照れ隠しか小さく付け足して。自分の話を聞かれれば考える様に視線を横へ向けた後相手へ視線を戻し、「翔陽はそもそも部活以外であんまり会うことないし…、会ってもバレーの事しか言わない、」と飽く迄も彼はバレーの事を話すことが殆どであると素直に答え。不機嫌顔の相手に条件を付け足されればあからさまに嫌な顔をしつつ悩む様にぐっと言葉を詰まらせ、新しいゲームの為に僅かな金額でも貯めておきたい事は確か、と短い間で思考巡らせれば渋々と手を差し出して、「知り合いが居たらすぐ話すから、」と此方からも条件出して。 )
そうだなー、幼馴染って何でも言える感じが有難ぇ。( 先程自身が行ったポーズのせいで表情を歪める相手を見ればそうだな、と共感を入れ。自分も相手と幼馴染じゃなければこんなに絡むこともなかっただろう、そう考えれば幼馴染なんて絆に感謝をし。照れ隠しだろうか。ツンデレのデレの部分を見せた相手には表情をうっとりさせ見つめつつも「 デレが出たな、デレが。」と何時ものノリでいじることも忘れず。相手の話を聞けば確かにそんな感じがする、と共感しつつも苦笑いを浮かべ「 チビちゃんは、バレー好き過ぎてついていけるのはリエーフ位だな。」なんて、何時も会話をしている相手にお疲れ様と言いたげな視線を向け。条件がついたことに諦めたのか手を繋いでくれる雰囲気になったので表情を変えつつ「 よっしゃ!知り合いが居たらな。居たらだぞ。」と嬉しさを言葉に出し相手の条件を認めて。 )
まぁ、ある程度の礼儀も必要だけどね。( 共感する言葉が返ってくれば人の事を言えないであろう言葉も付け足しつつ、照れ隠しに付け足した言葉に目敏く反応されてはうぐっと表情照れ臭そうに歪め乍も、うっとりとした表情にいつもと同じ様にじとっとした目を向ければ、「何その顔、」とすかさず返して。労る様な言葉をかけられれば小さく息を吐き出すものの楽しげに僅かにふと口角を上げ、「まぁ、翔陽は見てて面白いし…嫌いじゃないよ、」と返しつつ、「リエーフは言うこと聞いてくれないけど…、」嫌な表情を浮かべ。出した条件飲まれれば嬉しそうなあからさまに溜息を吐き出すものの、「分かったから、行こ、」と部屋を出る様に背中を押して。 )
礼儀…無気力な研磨くんからそんな言葉が……。( 礼儀、無気力で上下関係が嫌いな相手からそんな言葉が出るとは思っておらず。瞬きを数回して見せれば、業とらしくホロリ…と涙を拭う振りをし。うっとりとした表情にはツッコミを入れてくれる相手を見れば にへら と緩い笑みをすれば「 恋しちゃっ…冗談、うっとり顔だよ。」恋しちゃったなんて気持ち悪いと思われるであろう言葉を言い掛けたが冗談だ、とつけたしを入れ。チビちゃんのことを嫌いじゃないと言う相手には親心とやらのせいで無駄に感動をしてしまい。腕を組つつ頷けば「 リエーフは何にも成ってねぇからな。」と愚痴を吐きだし。主将がこんなので良いのだろうかと自身で自身を心配しつつも背中を押されるがまま進んで。)
…俺だって言うよ。( 数回瞬きをした相手が態とらしく涙を拭う仕草をすればあからさまに嫌な顔をしつつ、「…偶には、」と視線を逸らし乍小さく付け足して。緩い笑みを浮かべ乍返された言葉に僅かに動揺してしまえば、動揺隠す様に思い切り眉根を寄せ眉間に皺を深く刻むものの、直ぐに入る訂正に刻んだ皺微かに浅くし乍、「どっちにしろ、俺にする顔じゃないでしょ、」と首を振り。言葉には出さない乍も恐らく翔陽との事に感動しているのであろう相手には触れず、自分の後輩の愚痴を零す相手に微かにふっと口角を上げつつ、「そうだね、もっと強くなってくれれば楽しいのに、」とぽつりと漏らし。相手の背中押し乍玄関へと辿り着けば靴の中へ足先を入れとんとんと爪先整えれば、「行ってきます、」と小さく言えば玄関を出て。 )
自信ないのかよ。( 偶には、なんて言葉が付け加えられればクスクスと笑みを浮かべ自信無さげな相手にツッコミを入れ。あからさまに嫌がられたのは気にしない。うざい、と顔が言っているような表情を見せる相手を見れば目を真ん丸にさせつつ「 何か研磨って嫌な時は表情豊かだよな。」なんて本音をポロリウと吐き出し。確かに恋する顔、うっとり顔を幼馴染にするものではなく。正論には言い返せなく、戸惑いつつも「 強く…その前にレシーブ強化だな。空振りもダメだし。彼奴は本当に下手く.そだから…。」先輩としての文句が沢山出てきてしまい。研磨が上げたボールは空ぶる、とれるだろってボールはとれない。そんな後輩には手を妬くがやはり後輩は可愛い。そんなことを考えつつも自分も口を履き「 研磨ママ、居るの? 」と訊ねて。見慣れた扉を開ければ駅へと歩き始め。 )
…俺のことはクロだってよく知ってるでしょ。( 笑い乍もすかさず入れられるツッコミに図星を突かれた様な顔をしつつも、視線を逸らした儘口には出さずとも発言した言葉に、「付き合い長いんだから、」のニュアンスを滲ませて。ぽろりと吐き出された本音であろう言葉に眉間の浅く刻まれた皺解しふと口元に緩く弧を描けば、「そんなの今更でしょ、」と返しつつ 俺に対してする顔じゃない に対しての返答がなければ、冗談とは言っていたしいつもの軽口だろう、と内心で自己完結しては小さく息を吐き出し。主将としてであろうぽつぽつと出てくる後輩へのダメ出しに何処か先輩としての愛情も感じれば、「リエーフが動ければ、もっと楽しいんじゃない、」と何処か客観的乍も確信めいた様にぽつりと呟いて。靴を履いた相手に訊ねられれば不思議そうな顔をしつつ、「母さんに入れてもらったんじゃないの?」と問い返しては駅へと歩き始める相手の二、三歩後ろを着いて歩いて。 )
そうだな、研磨はそういう奴だ。( 幼馴染。その関係だからこそ知ってることは沢山ある。相手の言う通りだと思いコクコクと深く頷き。ニュアンス滲ませるような発言を聞けば「 そーだな。研磨のことなら、なんでも知ってる自信あるわ。」と冗談染みたような本気の発言を。他の奴等より知ってることは多い。逆に他の奴等より知ってることが少なかったら辛い。そんなことを考えつつも本音を呟いてしまったのか、と口を覆う仕草をすれば「 嫌な顔だけじゃなくて、笑顔とかもしっかり見てみたいなぁー。なんちて。」とまたしても本音を言い。いつも無表情な相手がほんの少しだが笑ったりするのはみたことある。だがしっかりとはない。そんな屈辱を覚え。客観的な言葉を聞けば「 そうだな、巨人兵には動いてもらおう。」と相手の意見に賛成をしつつも動き過ぎても図体が邪魔だな…、なんて相手の身長を邪魔に思ったりもしていて。研磨の母さんに入れてもらったことを思い出せば「 そっか、研磨の変化に気をとられてた…。」と後半は聞こえないほど小さな声で呟き。 )
そう、今更でしょ。( 深く頷く相手にふと口元笑みを浮かべ小さくこくりと頷きつつ続く冗談の様な発言には僅かに顔を顰め、「それは…ちょっと気持ち悪いけど、」と冗談の様な本気の様な声音で辛辣な言葉ぽつりと付け足して。飄々とした猫の様な相手の本音は些か理解出来ない事が多く、試合前の掛け声等も本来であれば自分好みではないものの、彼だからまぁいいか、と思うこともあり。そんな相手がはっとした様に口を覆った後に言われた言葉にはふと複雑な表情を浮かべ、「それは…楽しい時とかじゃないと無理じゃない?」と致し方ない様などうしようもない発言を返してしまえば、「クロだって楽しくもないのに笑わないでしょ、」と付け足して。同意する様な言葉を聞けば小さく頷き乍もふと顔を逸らせば、「まぁ俺は教えたくないけど…、」と面倒臭そうにぽつりと呟き。問い掛けた言葉に何か小さく言っているのを聞くも確りとは聞き取れず微かに眉根を寄せれば、「なに?聞こえなかった、」と相手の服の裾を引き重ねて問い掛けて。 )
無気力の安定感よ。( 小さく微笑む相手を見れば、此方もニコニコと微笑みを浮かべ無気力の安定感、なんてよくわからないことを言い。気持ち悪いと言われれば全勢力を失ったような笑みを見せ「 気持ち悪いってなんですか、気持ち悪いって。」と圧力を掛けつつ訊ね。楽しい時に笑うと言っても大笑いする相手の姿を想像すれば表情を歪ませつつも「 研磨が楽しい時に大笑い…、想像できねぇ…。」と失礼極まりないことを言い。楽しくない時に自身も笑わないだろうと言われれば確かだが営業スマイルは身に付けているつもりで。頷きを見せながら「 初対面の相手には作り笑顔くらい見せれるけどな。」と相手の言葉に付け加え。面倒なことをやらない相手らしい意見には吹き出しそうになるものの、それを堪えれば「 レシーブを教えるのはやっくん辺りで良いだろ。」とチームメイトに指導約を押し付け。相手の可愛らしい仕草にはきゅんとしてしまったが、その話には触れず「 いやー言うこと忘れたわ。」なんて訊ねられたことには曖昧な答えを返して。気づけばもう駅の前。切符売り場に行こうと相手を誘導しつつ歩き続けて。 )
無気力に安定も何も無いでしょ…。( にこにこと微笑む相手の謎の言葉に口元に浮かべてた笑み すん と消えれば眉を顰めつつ小さく首を振り真面に答え。喪失感のある笑みで圧力掛けられるものの変わらぬ表情で、「何でも知ってるとか…俺はクロの何でも知ってる訳じゃないし、」と。勿論相手が他に比べ別段自分を気に掛けてくれている事も承知ではあるが、飽く迄も幼馴染であるからこそという意識で。其れこそ他者と比べれば勿論相手の事は多く知れど、自分と関わりの無い第三者との関係性や普段の会話等耳を傾ける事も別の誰かから聞く事もする訳でない為相手との違う認識に違和感を覚えた様で。恐らく何かを想像したのであろう相手が表情を歪ませれば想像した内容察しつつ、「心配しなくても、俺だってそんなに笑わない、」と安心していいのかどうなのか分からない言葉を返し。付け加えられた言葉に、そういう面では内心で相手に感心を抱くものの大して親しくする気もない相手に作った笑顔を見せる労力も気力も使いたくないのは確かで、「クロが見たい笑顔って言うのは、そう言うのじゃないんじゃないの、」と小首を傾け。指導役に上げられるチームメイトの名前にふっと笑みを浮かべれば、「リエーフは逃げそうだけどね、」と楽しげに呟いて。曖昧な答えを返されれば納得いかない様な表情浮かべ乍も、「そう、」と小さく返せば裾から手を離し先を歩く相手の数歩後ろを着いて行きつつ、見上げる相手の背が、何時もより高いな、とぼーっとし乍考えて。 )
すんっ…て感じが傷付く。( 相手に浮かんでいた笑みが消えれば自分の発言を悔いつつも、傷付くと冗談を言い。何時もと変わらぬ表情で伝えられた言葉には半分賛同しつつも、偶にはノリを良くしても楽しいのではと考えており。顎辺りに手を沿えれば己も何時もと変わらぬ表情浮かべ「 確かにな、でも他の奴らよりは知ってるぞ。」と最初は賛成の意を見せるが、最後にはちゃんと忘れず幼馴染である自分の地位に胸を張るような発言を。相手の微妙な返事には微妙な表情を浮かべるが、さすがに大笑いはしないであろうと確信しているため納得し「 まぁ、そうだな。研磨だもんな。」と失礼なような納得して良かったような微妙な返事をし。自分の見たい笑顔と言えば確かに作り笑顔や何やらじゃない。相手の意見に同意をすれば「 まぁな、研磨が楽しそうにしてれば満足だけど。」と決め台詞のような言葉を言い。他の人が言えばキュンとするのであろうか、厨二な人に言われても漫画の台詞言っているようにしか見えないと自身の中でも考えてしまっていて。逃げると言う言葉には苦笑いを浮かべつつ「 見張りをつければ大丈夫だろ、逃げれないようにな。」と悪戯っ子のように微笑んで見せ。相手の視線に気づけばこてんと首を傾げつつ切符を購入しようと財布を鞄から取りだし。己と相手の分を購入すれば片方を相手に渡し「 ん、切符な。」と言って。 )
ん…ごめん、ちょっとばたばたしてて来られなくて…。上げといてくれてありがと。
──────────
そう、ごめんね?( 本気でないであろう言葉に再びふと口角を上げれば小首を傾けつつ冗談混じりに謝罪を。一度賛同の言葉が出た後この幼馴染と言う関係を誇る様な発言に微かに双眸見張り瞬いた後、然して表情は変わらないものの何処か照れ臭そうに顔を顰め視線を逸らしつつ、「…俺だって他よりは知ってる、」とぽつりと返して。 微妙な表情で微妙な台詞を返されては微かに眉根を寄せ顎に皺を作った微妙な表情で、「まぁ、分かってるなら良いけど…、」と呟き。続く少女漫画のヒーローくらいしか言わなそうな誑しの様な決めゼリフに双眸丸く見張りじわりと微かに頬を染める、なんて珍しい反応を示してしまえばぱっと顔を背け、「そう言うの、女の子言うべきなんじゃないの、」と何処か素っ気なく返すと内心に滲み出るいつもとの気持ちの違いに動揺して一人で首を傾けて。悪戯っ子の様に笑みを浮かべる相手に釣られ微かに口角を上げれば、「でも、あの身長の割に逃げ足早いでしょ、」と後輩の長い手足思い浮かべては肩を竦め。見上げていた視線に気付かれればはっとするものの怪しくない様にすい、と視線を逸らし、切符を購入している様子少し離れた場所で見守っては渡される一枚の切符大人しく受け取り、「ありがと、」とお礼を言い改札へ向かって歩き出し。 )
遅くなる時は仕方ねぇから、気にすんなよ。( ぐ )
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うわーん、研磨くん酷いー。( 意外とノリ良く返事をしてくれる相手には感心しつつ、目を隠すように手を目の近くに沿え泣いたフリを。己が言った他の奴よりかは知ってる、なんて発言に意外な返事が返ってきたことには驚きを隠せない様子を見せつつも、嬉しそうにヘニャリと微笑みを浮かべて。微妙な表情で分かってるなら良いと述べる相手をまじまじと見つめつつ「 相変わらずそっけないねー。」と緩い返事を。己の言った漫画のような台詞に、頬を少しだけ赤く染めた相手にポカンとした表情を浮かべつつ「 え、うん。女子に言うべきだな。」と慣れないお簿ついた態度で返事をし。身長の高い後輩を思い出せば、可愛くねーなと文句を小声で呟いたりした後に「 ウチには、彼奴と真逆な身長を持つスーパーリベロが居るだろ 」と若干得意気に言えば、その後「 やっくんがキレた時は、リエーフの逃げ足よりスピードが勝るのですよ。」と付け加え。合った視線を逸らされてしまえば、残念そうに眉を下げつつ、渋々前を向き、歩き続け。お礼を聞けば手でOKサインを作り、電車乗り場?に向かい電車を待ちつつ「 つーかアレだな、電車なんて久しぶりだわ。」と楽しげに言い、 )
ん…ごめん。なるべく、早く返せるようにするから…。( 眉下げ。 )
上げといてくれてありがと。
──────────
それ、クロがやっても可愛くない…。( 泣いたフリをする相手を横目に見遣れば じと とした目付きで辛辣にぽつりと呟きを落とし。ちらりと伺う様に見遣った相手の驚く様な反応の後嬉しそうに崩れる表情に照れ臭さ増せば更に顔を顰めて。緩く返事が返ってくれば、「素っ気なくなかったら、それはそれでなんか言うでしょ、」と変わらない調子で返しつつ微かに肩を竦め。顔を背けた儘相手のぽかんとした表情を想像しつつ、自身の表情も見えないなりに察してしまえば きゅっ と顔を中心に寄せ、返って来る返事には、「気を付けてよね、」なんて八つ当たりの様に短く返し。何故か自分の事の様に得意気に語る相手に視線を向ければ、「それ、夜久くんが聞いたら怒るよ、」と注意をしつつ、「まぁ、怒らせない方がいい人だよね、」と同意してはこくりと小さく頷いて。視線を逸らした事に対して反応が無いのを見ればほっと息を吐き出し、ホームへ着けば近くの椅子に とす と腰を下ろし背凭れに背中を預け乍楽しげな相手の言葉に、「ん…中々乗ることないからね、」と返せば電車が来るであろう方へ視線を向けて。 )
なんか上げると、急かすようになるからやめた方が良いか?( 首を傾げ )
◇
オブラートに包もうよ。( ふんわりと伝えようと努力はしないのだろうか。そう相手のぐさりと刺さるような、発言には緩く注意を。己には別に構わないが、他人にやっては印象が悪くなるだろう。そう親のような思考を巡らせ。素っ気なくない幼馴染の姿を想像すれば、ポカンと口を開け。顔を素早く左右に振れば想像をかき消しつつ「まぁ…、言うわな。」と相手の言葉には、頷いてしまい。怒っているのか、そんな雰囲気な短い返事には思わず相手の顔を覗き見て「わりぃ。怒んなよ、研磨。」と人によっては、挑発に聞こえるような謝罪を。幼馴染の言う、もし夜久くんが聞いていたら…なんて発言が己には、本当に聞こえてきてしまい。ピクリと肩を揺らせば「……研磨、夜久くん居ないよね?」と有り得ないことだが、一応確認をとり。直ぐ様椅子に腰を掛ける相手を見つつ、返事を聞けばコクリと頷き「あと…、1分後に来るか。」とスマホを確認し、そう言って。 )
( / 背後失礼します!電車内の会話飛ばして、てっとり早く先に進めましょうか? )
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