「自称」守り神 2020-08-29 14:13:53 |
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…もしも、またこうなっちゃった時は…
(視線を逸らされ、嫌われてないだろうか。と心配するがよくよく考えてみればいつもそうと言う事に気付いて別に気にしない事にして。「一颯さんから…ちゅー、してもらえますか…」とボソボソ。こちらから行けば止められない、今回は薬が切れたが次あった時は分からない…彼を守る想いを抱いていて)
他の人にご飯作るのって、一人暮らしして''久しぶり''ですね、家にあんま招かなかったですし…( ぽつり / じーっ )
“久しぶり”……ってお前、前に恋人……とかいたのか?
(彼の小さな呟きが聞こえてきて、それにドキッとしながらも詳しくは触れずに流す。しかし、やはり心の何処かでは“俺の方からキス……”と脳内をぐるぐる回っていて。そんな中、彼の言葉になにか引っ掛かりを感じ、なんとなくそんな疑問がわいてきて。)
ん…いましたよ。会社の同期さん、明るくて楽しくて…でも__
(''遊びだったんですかね、振られちゃいました。あはは…''と苦笑い、数ヶ月付き合っていた分ショックは大きいらしく、少し落ち込んでいて。基本的には攻めたい方なのだがその人には勝てない、すっかり受ける方向へとリードされていた事を打ち明けると彼を寂しそうに見つめて。話を変えようかと作った料理に指を指して食べる様に促すも片方の目には薄ら涙が浮かんでいて)
っ、何泣いてんだよ
(泣かせるつもりなんてなかった。いつも元気そうな彼が、まさかそんな過去を持っているとは。キスをされたことで此方も彼に対する態度がいつもと変わったのか、ガタッと立ち上がると彼の隣に移動して、顔を近付け。今にも零れてしまいそうな彼の涙をぺろっと舐め取り)
…うぁっ…!?、泣いてません、から…っ、また効果…出る…っ…ぁ
(何を始めるのかと彼を見ているといきなり涙袋辺りを舐められビクッと体震わせ、フルフルと首を横に振り。先ほどと同じ感覚に襲われていき、どんどん顔を紅く、耳の辺りまでも赤く染めていき。息を荒げるとそっぽを向き、口を押さえて)
変なこと聞いて悪い、……もうお前のそんな顔、見たくない
(無理矢理こっちを向かせると、まずは軽率に質問してしまったことを謝って。いつも自分が冷たく接していても、彼は笑って受け止めてくれた。だからこそ、彼のこんな顔を見るのは初めてで、胸が苦しくなる。口を押さえる手を引き剥がすと、そこに自分の唇を重ね)
え、ちょっ──、…んぅ…
(急に近付かれ、接物をかまされると初めは少し抵抗していて。しかし暫くすると彼に身を任せようと背中に手を回し、気持ちよさそうに受け入れていて、30秒程経つと息苦しくなったのか無理矢理後ろに倒れ込み口を離して。いきなりの出来事に頭が回らない、ただ快感だけが体を巡っていて)
っ……ふー、……これがお前の望みだろ
(口を離すと此方も息を整え。キスの味を堪能するよう、ぺろ、と自分の唇を舐める。お互い頬が紅く染まる中、彼をじっと見つめ)
だからもう、泣くんじゃねー
…頭おかしくなる…ぅ…、はーっ…
(''はいはい、''と返事を返し、ゴシッと口元を拭いて。流石に1日に二回もするとは思わなかった、彼のメンタルや…まぁ色々尊敬する部分が見えて来て。起き上がると呼吸を整えながらも箸を取り今度こそ、「食べましょっ、冷めちゃいます。」当たり障りのない様に彼に視線を向けるとピッと指を差して)
……うま
(曖昧に返事をして席に戻ると自分の箸を取り、ぱくりと彼の料理を口に運ぶ。好きな味付け。正直、自分で作る何倍も美味しい。今日は色々体力を使ったから相当お腹が減っていたのだろう、箸を動かす手が止まらずに、夢中になって彼の料理を食べていて。)
ありがとう…ございます、
(彼を見ると余程お腹の空いていたのか勢いよく食べていて、いつにも増して素直なので少し不信感を抱きつつも口に運び。…何故だろうか、普段よりも美味しく感じる。1人で食べるよりも誰かと居る方が美味しいって聞いたなぁ…と誰かから聞いた話を思い出して。取り敢えず今日は感謝の一日、疲れているだろうと特に触れず黙々と食べていて)
、御馳走様。
(ぺろりと食べ終えると、満足そうに息を吐いて。皿を片付けて立ち上がるついでに、「……風に当たってくる」と彼に伝えて縁側の方へ。今日の自分、何かおかしいのは分かっていた。一人外に出て、実はまだ治まっていなかったこのドキドキを落ち着かせるように深呼吸した後今までの自分の行動を振り返って)
……何やってんだ俺……っ
はい、ご馳走様でしたっ…、
(ニッコリと笑い机の皿を手に取り台所へ運んで、ひょこっと縁側に座っている彼を見ると嬉しそうに目を細めて。時計を見ると七時三十分、此方は手際良く一枚一枚を洗っては拭いて…片付け終わると彼の方へと歩き出し、隣に座って目を閉じて気持ちよさそうに風に当たっていて。)
……そもそも何が原因であんなことに……っ?!
(ぶつぶつと1人で反省会をしていると、いつの間にか隣に彼が居り。一人で驚いて耳がびくんと真っ直ぐに反応すると、またあのドキドキが襲いかかってくる。ここで落ち着かせなければ、きっとまた自分はおかしなことをしてしまうに違いない。目を閉じている彼に気付かれないようそっと立ち上がると、少し距離を置いたところへ座りなおし)
…どこ行くんですかっ、
(パチリと目を開けると彼は距離の置かれた所に座っていて、グイッと服の袖を引っ張りそのまま顔を近付け問いただす。生憎か彼の反省会は聞いていた、何となく原因は分かっている…も今は聞いていないフリをして。パッと握っていた手を話すと逃げられない様に彼の目を見つめて)
っ、何処も行かねぇ、こっち見んな!
(袖を掴まれれば、“しまった…”と言わんばかりの表情になり。サッと視線を逸らし、強い口調でそう吐き捨てる。赤く染まってゆく顔を見せないよう俯くと、膝を抱えて縮まって)
んもぉ…、少しは甘えても良いんですよ。
(目を細く、頬を膨らませて彼を背後からぎゅーっと抱き締めて。肩に頭を乗せると擦り寄る様に頬をくっ付けて、彼の熱を感じ。ふにゃあと頬を緩めると少しずつ離していって)
っぐ、触んな!
(強気な口調でそう言って、彼の腕から抜け出そうとするもなかなか上手い具合に力が入らない。“……なんで一々構ってくるんだよ……っ”と、恥ずかしさと苛々と悔しさと…様々な感情が入り交じった半泣き状態で振り向いて)
…そんなの好きだからに決まってるじゃないですかっ、
(スッと言い放つと手を離し、距離も離して。彼の反応を見る限り苛立っている。今言った「好き」はどちらかと言えば''like''…だと思う。一応恋愛対象ではあるが意識はあまりしておらず。流石にこれ以上やると出禁になりそうだと思い、帰り支度を始めて)
「好き」を理由にすれば何してもいいなんて思ってたら、大間違いだからな…っ
(折角の好意的な言葉も、苛々が勝ってしまってなんだか嬉しくない。呟くようにそう吐き捨てると、不貞腐れたまま、彼の方を見ないで縁側の隅っこ、体育座りで縮こまっていて)
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