「自称」守り神 2020-08-29 14:13:53 |
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…っ、ありがとうございましたっ…、
(深々と頭を下げると礼を言い、何か渡せるものが無いか…とポケットに手を突っ込んで探ると先程''飲まされた''薬の説明書…のような物が出てきて。内訳は「媚薬をそれなりに薄めた物…」みたいな記述が書かれており、効果は遅く出る&キスをしたくなる程度らしい。どうしようかと暫く紙を見つめていて。)
…こっち向いて下さい。。
……、何
(腕を掴んでいたことに気付きパッと手を離し。何やってんだ俺……と首をぶんぶん振ると、彼から呼ばれたのを聞いて、彼の方を振り向いて)
…これ見て下さい。不味い事になりましたよ…、この薬飲んじゃいましたよっ!取り憑かれてる時…、
(ピラッと先程の説明書を見せて、くっ…と困り顔。まだ効果は出ていない、しかしいつ出るかは分からない…、もしかしたら彼に危害を加える事があれば…と考えて一歩引き。何で''あの子''は私にこんな事を…と思うも今は今、過去は過去。解決策を考えようと腕を組み)
あ"?──……って、なんだこれ?!
(ぱしっと彼の持つ紙を奪い取って文字を読む。読み進めていくうちに驚きでどんどん目を見開き。“あの野郎……”と先程除霊した筈の彼の事を思い出すとチッと舌打ちし、苛々で説明書をびりびり破いて)
あ…、とりあえず、まだ効果は出ないと思います。…というか、あっち戻りましょうよ。それから話し合いましょっ、
(破いてしまった紙切れを拾って声を漏らして、どこか不安げな表情で話し。先程寝ていた方を指差すとすたすたと戻って、バックから長めのタオルを取り出して彼に両手首を差し出し「縛ってください…」と上目遣いで頼み)
しょーがねぇな……
(彼と一緒に元の部屋へ戻る。“縛る”という完全に想定外の言葉に、差し出されたタオルと彼とを交互に見て。なんだか拘束みたいであまり気が乗らないのだが、大人しくしてもらうにはこれが一番手っ取り早そうなのは確かで、更に本人自らがそう頼むんだから仕方ない。渋々タオルを受け取ると、彼の手首にくるっと一周させ一度軽く結ぶ。念のため、ともう一周させると、今度は器用にタオルを咥えて引っ張って固結びをし)
…んんっ…、
(ギュッと縛られた事に痛かったのか声を上げ、新鮮な空気を吸おうと縁側に目を向けると陽が沈んでいて。『夜』『縛る』…『薬』、とワードが頭の中を回る。何故だろうか、タオルを咥えていた彼の顔が色っぽく見える、…周りは涼しい筈なのに暑い、体が火照る…、心臓の鼓動が早くなっていく…と効果が少しずつで始めた様で)
一颯…さんっ、…身体…あつい…、
あ、……悪い
(少しきつく縛りすぎただろうか。小さく謝ると、薬が効いてきたのであろう彼を心配するように側を離れないようにし。両手が使えない彼の代わりに、彼が倒れたときに使った手拭いをもう一度濡らすと、暑いという彼の火照った顔、首を拭ってやり)
大丈──っ、、
(大丈夫、と言おうとするも薬の効果が強まっていて言葉を詰まらしふーっ…ふーっ…と息を荒げて。体をうまく使って起き上がると彼の胸元へイン。耐えられない、我慢出来ない、そういった感情がふつふつ湧いていて)
…ちゅー、したい…、
はぁっ?!
(媚薬がどういったものなのかは、さっき読んだ説明書で大体理解していた……が、本当に彼がそんなことを言い出すとは。覚悟はしていたつもりでも、実際に彼の声でそう聞くと、戸惑いを隠せずにいて。胸元へ飛び込んできた彼を両手で引き離しながら)
駄目に決まってんだろっ
…っ、あ…、無理ぃ…っ
(引き離されると苦しそうに転がり、普段の大人の様な姿からは想像出来ない姿へと変わっていて。フルフルと首を横に振ると手を顔の前まで持ってきてタオルに噛み付きほどこうと抗って。しかし固結びされている為中々固い、無理があると判断したのか「我慢」する事にして)
一颯…っ、あぅぅっ…
……っ、
(正直見ていられなかった。まるで子供のような彼に近付くと、ほどいてやろうとタオルに手をかける……も、やはりきつく縛りすぎた。自分でも結び目はびくともしない。彼の腕を傷付けないよう気を付けながらタオルに噛み付くと、無理矢理引きちぎって彼の両手を自由にして)
ん…、ありがと…
(目を細くしてニッと笑うと自分の服に手をかけ、ボタンを外すとガシッと彼の足に跨り。いきなりキスは抵抗される…と考えたのかぎゅーっと抱き付いて、耳元に寄ると「…好きかも」と一言囁いて。先ほどとはまるで違う、何処か妖しいSっ気のする人へと変わっていて、)
形勢逆転だね…一颯、
おい待て何す──!!
(対格差には敵わない。必死に抵抗するもがっちり抱かれているため身動きも取れず、一瞬で態度が豹変した彼を混乱しながらも見つめ。囁かれればびくっと震え、いつもの偉そうな態度はどこへやら。若干涙目になっていて)
…、、ごめん。もう無理…
(涙目&震える彼を見ると余計苛めたくなる、理性とか関係ない状態へ突入しており。彼に謝ると唇に自分の唇を重ねて、彼の頭と腰あたりに手を置くとそのまま倒して満足げに頬を赤らめて少し声を漏らし)
っ……う、馬、鹿……
(その口付けに応えるように目を閉じ。抵抗しようにも体が動かないため、観念したように彼に体を預け。みるみる頬が紅く染まり、時々耳や尻尾をぴくぴく動かしながら熱い吐息を洩らし)
…ん、馬鹿ですよ。、…薬の効果も薄れてきたし、多分もう大丈夫…かな、
(ぷは、と口を離し彼を抱き抱えながら起き上がってボタンを閉めて、時計を見ると夜七時程。彼はまだ夜ご飯を食べて無いだろうと考え''台所お借りしますね''と一言、一応少しは効果が有るものの周期性では無いよね…不安げにと呟いて。)
……んん、
(口を離せば、はぁっはぁっ、とまだ少し混乱しながらも深呼吸して起き上がり。そういえばお腹も減ってきた。自炊をすると言っても、そこまで自分は料理上手でないため、彼がご飯を作ってくれるのは有難い。キッチンへ向かう彼を見送ると、まだ熱が残ったままの頬を両手で触り、上がった息を落ち着かせようとふーと息を吐き)
…すみませんでした、薬のせいとはいえ意識は有りましたし…、
(炒め物を作りながらも彼に視線を向けて作り笑いを浮かべ、唇を指でなぞり。キスはした事あるといえ、緊張が治まらない。不思議な感覚にドキドキしながらも手を動かして。ギリギリと歯を鳴らしながら薬の効果が完全に切れるのを待っていて)
一颯さん、出来ましたよ~…、
もう過ぎたこと。そんな気にすんな
(目を合わせたくないのか、ふい、と視線を横にずらし。完全に彼の意思だったら今すぐにでも蹴り飛ばしているところだが、今回は薬の作用ということで不可抗力だった……。過去は振り返らない主義なのか珍しく“許す”ような言葉を投げ掛け。実は初めてのキス……少しだけ、嫌いじゃないかも、なんて思っていて)
ん、食べる
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