破壊神と付き人（DB超也/BL有り）

クウラ「そうか…ならいいんだ。（相手が分かっていることが分かると安心するとほっと一息つき）！…ああ…そうだったな、すまない…すまないフリーザ…お願いだからそんな悲しそうな声を出さないでくれ…（自分が言ったことに再び酷く後悔し気付けばソファから立ち上がり悲しそうな声で話すフリーザ様を抱き締め上記の事を言い）こんな弱い兄ですまない…フリーザ…（そう普段の冷酷なクウラとは似ても似つかない非常に悲しく、きえてしまいそうな声でそう言う）」

……兄さん、謝らないでいいから。兄さんの今の気持ちも…何となく、わかるからさ…（深く俯いていれば兄に抱き締められた事でスッポリと身長差で相手の腕の中に収まることになり杖を持っていない片手をすがり付くように兄の背に回すが謝らないでいいのだと小さな声だが訴えるように口にしその後の言葉を聞けばそっと顔を上げて見上げるように兄の顔を見て「………弱くても、僕は構わないと思うよ。でも、普段の兄さんがとても強い事を、僕は知ってるしね」と何処か真剣だが最後は小さく微笑んでそう言い）

クウラ「フリーザ…分かった、もう謝らないよ…（謝らないと約束すると普段の自分が強いということを理解してくれてることに対し嬉しく思いさらに強く抱き締め）ありがとう…ありがとうフリーザ…。（普段はお礼なんて言わないのにその時だけ何回もお礼を言い）俺を…受け入れてくれてありがとう…。」

…兄さんは何だかんだでこんな僕を受け入れてくれてるだろう？僕だって、付き人になったからには兄さんの事何でも受け入れたいしね（兄からのお礼の言葉に小さく微笑んで自分だって兄の事を何でも受け入れたいのだと話し抱き締めてくる兄の腕力が籠ったのを感じては此方も少し背に回している腕に力を込め「…兄さんとこんなに話したの、何年ぶりだろうね…」と兄とこんなに穏やかに話したのは何年ぶりだろうかと思ったことを呟くように口にして）

クウラ「ああ…お前は俺の可愛い弟だもの…（そう静かに言うとフリーザ様の呟いた言葉にハッとして）ああ…本当に久しぶりだな…お前とこうして穏やかに話したのは…。俺は、本当に素敵な弟を持った…。（自分が心で考えていたことが口に出てしまい自分でも驚き）す、すまないフリーザ、今のは忘れてくれ…！（そう一言慌てながら言い相手に今の発言の撤回を求めた）」

……可愛いは、大袈裟だよ（静かに言われた言葉に照れ臭くなりつつも可愛いは流石に大袈裟だと呟きハッとしたような兄の発言には僅かに苦笑いし「この歳になってからは、会えば口喧嘩ばかりだったからね…」と何時からか会えば口喧嘩ばかりになって頃の時を思い返しつつそう口にし素敵な弟という言葉には一瞬驚くがその後に慌てたように撤回を求められてはクスッと微笑み「別に撤回する必要はないよ兄さん。…僕も、強くてカッコいい兄さんを持てたって思ってるしね」と静かだが穏やかな声で微笑んで本音を伝えては昔のように本の少し甘えるようにそっと腕を回して抱き付いてみて）

クウラ「そうか？俺は本音を言っただけだが…（何かおかしいことでも言ったかなと思いながらそう言い）ああ、口喧嘩ばかりだったな…本当に…（口喧嘩ばかりと言う言葉に同意した後相手が言った強くてカッコいいと言う言葉に反応し静かに尻尾を揺らし）そうか…ありがとうフリーザ…（そう言うと抱き付いてきた来た弟の頭を軽く撫で）今日の飯は何を作ろうか…久しぶりに俺が作ってやろう。（久しぶりに自炊もしたいしと付け足しながらそう提案し）」

…うん、兄さんが本音で言ったのはわかるよ。照れ臭いだけだから…。ただね…可愛いって言われるほど…僕って可愛い要素あるのかなってさ…（不思議そうな様子にコクリと頷き本音で言ったのはわかると伝えた後自分の些細な疑問を小首を傾げて呟き此方の呟きに同意した兄に苦笑いしつつ「…多分、お互い惑星を征服するようになってからかな、口喧嘩するようになったの」と思い返しながら口にしお礼を言われては微笑んで１つ頷きその後の提案にはそっと体を離して「…兄さんの手料理も久々に食べたいですね。まあ、破壊神の身の回りをするのも私の役目の１つなんですけどね」と自然と敬語に戻りつつ兄の手料理は食べたいと伝えつつ苦笑いした天使の付き人の役目を話して）

クウラ「嗚呼、たくさんあるぞ。例えばその背の小ささとか優しいところとか父上のことパパと呼ぶところとか…これ以上言ったらキリがないから一旦切るぞ。（またあとで言うけどなと付け足しながら）そうか…その頃からか…随分と前からなんだな…。（そう呟くと遠くを見上げ）何食べたい？オムレツか？それともハンバーグか？ああ、そうなのか？他に天使の役目ってなにがあるんだ？（フリーザ様の好きそうなメニューを出し何を食べたいかと聞くが付き人の役目を聞き興味を持ったらしく興味深そうにそう聞き）」

………は、はい（たくさんあると言われた告げられた言葉には思わずキョトンとなっていたがまた後で言うという言葉を聞けばコクリと１つ頷いていて遠く見る兄を何も言わずに静かに見守り相手から出されたメニューに数秒考えた後「…久々に兄さんの作ったオムレツが食べたいですね」と昔の事を思い出しつつ口元を緩めてオムレツが食べたいと言い天使の他の役目を聞かれては目を瞬かせるが杖を片手で持ち片手を後ろで組み「もし仕える破壊神が見境なく暴れたりしたらそれを止めるのも役目ですね。ただ、私にはもう１つ役目が追加されましてね」と口にした後深く頭を下げ「…貴方を側でお支えするのが、私の一番の役目です」と仕える者に忠誠を誓う者のように凛とした、しかし優しさが滲んだ口調でそう言葉にして伝えて）

クウラ「そうか、オムレツか。後で作ってやろう。（そう言うとケチャップも用意しないとなと呟きながら）ほう…（説明を静かに聞いていたがもう一つの役目を聞いた後目を少し細め）そうか…側で支える…なんだか姫を守る騎士のようだな。（そう嬉しそうに言った後（頼もしいぞ）と付け足しながら）所で…破壊神はどんな役割があるんだ？星を破壊すればいいのか？（何をすればいいのか分からなく取りあえず頭のなかに思い浮かんだ考えを口にする）」

楽しみにしてます。…せっかくですから私も手伝いましょうか？（微笑んで楽しみにしていると口にした後自分も手伝いをしようかと提案してみて何処と無く嬉しそうに見える兄の言葉を聞けば頭を上げて小さな笑みを浮かべ「守るのは何もファンタジーなどのようにお姫様だけではありませんよ。王様や王子様を守るのも役目ですから。私の場合は貴方お支えすることですけどね」と杖を両手で持ちつつそう口にし破壊神の役目を聞かれては佇まいを直して「存在する価値がないと判断された星を破壊する、もしくはその惑星に住む住人を絶滅させるのが主な破壊神の役目ですね。ただ１つ掟があり、自分の目でちゃんとその星や住む住人を見に行くことですね」とゆっくりと解りやすいように破壊神の役目を説明して）

クウラ「ふふ、楽しみにしていてくれ。いや、いいんだ。お前は座って待っててくれるだけでいい。（優しい声でそう言い）ほう…ふふ、なんだか面白くなってきたな。…ほう…その様なことをするのか。説明が分かりやすくて助かったぞ、フリーザ。（何度も口で繰り返し自分に言い聞かせるように言い説明を聞いた後お礼を言って）他にやることはあるのか？例えば…他の破壊神との付き合いとか。」

…そう、ですか？わかりました…貴方がそう仰るのならば（待ってくれているだけで言いと言う兄に何処か申し訳なさそうな顔をするが兄がそう言うならと従い面白くなってきたと言う相手にそっと穏やかに目を細め「…ふふ、珍しいですね。兄さんが面白いというなんて」と穏やかな声で何処か懐かしげにそう口にし説明へのお礼には「いえいえ、これも私の役目ですから」と微笑んで気にしないように伝え他に何かやることはあるのかと聞かれては再度佇まいを直し「特には無いのですが、対の宇宙となる破壊神との会談はたまにあるかもしれませんね。そして貴方と命が繋がっている界王神との最低限の交流……と、これが破壊神の主なお仕事ですね」と杖を使って宇宙の仕組みと対となる宇宙、そして命が繋がっている界王神の事をこれまた分かりやすく説明して）

クウラ「ああ、お前にはこれから色々やってもらうからな。こう言うときくらい俺がやらないと…と思ってな。（さも当然だと言うように言い）ああ、なんだかファンタジーの世界に入ったような感じがしてな、さっきの本のようにな…クククク…（ファンタジーなんて言わなさそうな口から出た言葉がおかしかったらしく自分で笑って）ほほう…成る程…分かりやすかったぞ、ありがとうフリーザ。（そうお礼を言うとまた繰り返し自分に言い聞かせるように呟いた後立ち上がり）では俺はオムレツを作り始めるが…キッチンはどこだ？（首を傾げながらそう問いかけ）」

…はい、貴方のお申し付けなら何でもいたしますよ（色々とやってもらうと言う言葉と何となく感じた優しさに小さく微笑んで兄の申し付けなら何でもすると伝え楽しげに自分で言った言葉に笑う兄に釣られるように小さく微笑み「…兄さん、ちゃんと笑えたんですね。最近は見てませんでしたから、安心しました」と安心したように自分もこの歳になり普段笑わなくなった事を棚に上げてそう呟くように口にし再度のお礼の言葉には微笑んで「どういたしまして、兄さん」と呟きキッチンの場所を聞かれては自分の横を指差し「彼処ですよ。材料はちゃんとありますから、安心してください」と材料はちゃんとあるので安心してと伝えて）

クウラ「そうか…。ん？俺もしっかり笑えるぞ、だが…お前はどうなんだ？最近笑えてるのか？（自分がしっかり笑えることを言えフリーザ様こそしっかり笑えてるのかと問い）…そうか、じゃあ使わせてもらうぞ。（そう言うとフリーザ様の横を通りキッチンへと向かい着くと手を洗い始め）ああフリーザ、ひとつ聞くがここには他の者は住んでるのか？」

私、ですか？……どうなんでしょうね…笑えてるとは思いますけど…（自分はどうなのかと聞かれては小首を傾げてはっきりいって自分でもよくはわからないが笑えてるとは思うと呟くように口にしキッチンに向かうに兄に一礼してはその後に聞かれた自分達以外に誰か住んでいるのかと言う問いにはソファに腰掛けて首を緩く横に振り「いえ、基本的には此処には兄さんと私しか居ませんよ。他の破壊神の方々の住みかでも同じですしね。…来客が来れば話しは別ですがね」と最後は緑色に光る天使の杖の珠を見ながら言葉にして伝えて）

クウラ「そうか、ならいいんだ。…ほう、では今度セルやジャネンバでも呼んでパーティーでもするか。あいつらもきっと喜ぶだろう…（自分達以外いないことを知ると少しつまらないと感じたのか他の悪役を呼んでパーティーをするかと提案しながらタオルで手を拭きオムレツを作り始める）…サウザー達は元気にしてるだろうか…（そう寂しそうにボソッと呟く）」

中（失敬ながらあげさせていただきます…。）