でぇ@サイト初心者 2020-08-26 01:01:05 |
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以下、同居BL朝(?)シチュ
「なァ、おい」
朝日…否、陽光と呼ぶに相応しいそれが後頭部を燦々と灼く。嫌でも今の時刻を解らせるその煌めきは、どうやら彼の瞳には届いていないようであった。俺の視線を阻むその瞼を捲り、すぐにでも彼のあの雨上がりの雨露のような瞳を収めたかった。が、……うん、嫌われたくない。
とんとんっ、と軽く肩を叩き、じっとその穏やかな寝顔へ視線を注ぐ。眠る君も素敵だが、早くその吹けば消えてしまうような、儚く危うい笑みを見たい。
以下、荒野の旅人シチュ
黄土色に乾いた風が頬を撫でる。
豊穣の地ではきっと地を踏みしめる度に数多の生き物を殺していたのだろうが、今は幾ら地に足を擦り付けたところで在るのはただ砂利と砂のみである。
此処には明確に何をしに来た、という訳では無いが、一先ずは何処か息をつける場所が欲しい。小屋などあれば最高なのだが、ここにもし人が居たとして自分はさぞや変わり者、受け入れてくれるかは怪しい。
ここに来る迄にかなりの労力を費やした。
きっと心が休まるようにと、貴重な水をくっと喉に通した。
以下、まじで何も考えずに、打ちながらシチュとか考える文
「なァんでそんなことが言えるんだよ!!!」
絶叫。然して別に特別嫌なことがあった訳でないのは一目瞭然である。それに、この大声は彼の性格的な所もあるので、さして珍しいことでもないのである。ただやはり耳には響くので、思わず私は人差し指で分かりやすく耳を塞いだ。
『だって君、そんな無茶して何になる?今は大人しく寝ていてくれないかね。それとも君は、自分の身体を変な方向に虐めるだけでは飽き足らず…あまつさえ私にすら迷惑をかけようなどと思ってはいないだろうね?』
そこまで言及してやると、彼は簡単に黙る。壁が厚いとはいえマンションなのだ、あまり大声を出され過ぎると隣人あたりが怒りのチャイムを鳴らしてきそうなのだ。
もう一度、彼の額に手をあてる。
間違いなく、風邪をひいていた。
重い、重い帽子を態々深く被り直す。
特に誰が何をしている訳でもないのに、ここはいつも重く、重く、肩が凝る。
頭の上でずっと煙たい臭いが付き纏い、変に吸えばあの最悪の事故を思い起こして吐きそうになる。
あきた
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