>>> 特別調査任務 / 刀剣乱舞

>>> 特別調査任務 / 刀剣乱舞

   2020-08-23 21:10:29 
通報



政府より、「 放棄され停止していた一つの本丸が突如稼動を始めたため熟練度の高い極刀剣男士六振りを派遣させよ 」との通達があった。

審神者の手より転送された先で目にしたものは中世の洋館風本丸。扉がゆっくり開かれ、そこに居たのはー―……漆黒の管狐だった。


>>1 規則
>>2 ▲▲





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  • No.22 by  大和守安定  2020-08-27 21:57:51 




>>鳴狐


どこの本丸も和風な造りなんだね。そっちの方が僕らの時代に馴染みやすい、し……。
( ぽすんと横になり、沈んでいく体と無重力かと錯覚させられるような寝心地に一瞬だけ意識を飛ばして。すぐさま覚醒すると慌てて飛び起き「 駄目だ、この布団は誘惑が大きすぎる…!鳴狐とお供の狐…って呼び方じゃ味気ないから、狐さんって呼ぶね。そろそろ別の場所に調査しに行く? 」と緩く首傾け )


>>宗三


これだけ部屋数が多いと迷っちゃうよねぇ。同じ一階にあるものだと客間と大食堂に大浴場、後はさろんって場所があるみたいだけど…。
( ひらり手を振って軽く挨拶すると横に並んで。この本丸の案内図と思わしき用紙が貼られた壁に目を向け、一つずつ場所を指で示しながら読み上げ「 とりあえず、怪しそうな場所から調べてみる? 」ちらりと顔を覗き込むようにして問いかけ )

( / 絡み文の投下ありがとうございます!!非常に絡みやすくて、その有り難さに思わず合掌してしまうレベルでした…( ← )一緒にドキドキホラーチックなライフを送りましょう!こちらこそよろしくお願いいたしますね! )



  • No.23 by  ▲▲  2020-08-27 22:03:45 




皆様ーっ!いやはや、私とした事が大きな見落としをしておりました…!ホールにあります案内図はかなり古い物となります。今から新しい方を貼らせていただきますね。
( キキーッというブレーキ音が聞こえてきそうな止まり方をして現れるなりすぐさま脚立に飛び乗って。2本の前足で器用に新しい案内図を貼り重ねて、ズレがないか確認し終えると「 それでは皆様の調査がますます進みますよう、応援しております。 」ゆったりとした動作で尻尾を左右に振ると再び暗闇の中へ )



〔 一棟 〕

1F : ホール、客間、サロン、大食堂( 勝手に料理が調理される不思議使用 )、大浴場、鍛刀部屋、手入部屋
2F : 書庫、大聖堂、娯楽室、テラス、絵画鑑賞部屋( たまに絵画の世界に取り込まれるかも )
3F : 1号室、2号室、3号室、4号室、5号室、6号室( 極刀剣男士専用( 家具類など全て洋風使用 ) )
    7号室、8号室、9号室、10号室、11号室、12号室( 本日の時点で極が実装されていない刀剣男士専用( 上記同様、家具類は全て洋風使用 ) )

〔 二棟 〕

審神者部屋( 扉には‘ 封 ’と書かれた札が数多く貼られている様子 )、全刀剣男士部屋( 刀派、縁ある刀剣中心に区分され、それぞれの個性が表れる無人部屋 )

〔 中庭 〕

畑( 春夏秋冬全ての野菜が常に実っている )、倉庫
転送装置( レトロな列車使用で行き先に怪奇現象は一切起こらない安全地帯。現在、『 春 』『 夏 』『 秋 』『 冬 』『 二十四節季の景趣 』に行けます。気分転換にどうぞ。 )


>規約の追加
8 : 登録逃げ防止のため、参加届けを提出してから一週間発言ない場合はリセット
9 : 一度のみキャラ変更可能( 例 : 極男士から極未実装の男士へ変更したい場合、部屋移動という扱いにする )



・この洋館本丸の天候は一日中雨、時々曇りとなっております。なお畑の野菜は過度な水分摂取しても腐らないという不思議使用です。
・受けた傷は手入部屋に行っても治せません。与えられた部屋の引き出しにある包帯、傷薬等をご活用ください。
・簡易案内図は上記同等、引き出しの中にあります。



  • No.24 by 鳴狐  2020-08-27 23:09:30 

>大和守安定

鳴狐「…」
お供の狐「はい、そうですね!!行きましょう」
(ベットに座りながら狐を撫でていて、ふと寝転がった安定を見ると意識を飛ばしていた為起こさないようにしようと思ったがすぐに起きたため少し驚き、狐さんと呼ばれることに関しては異論は無いようで頷く。他のところを調査しに行くかと聞かれると返事をしながら立ち上がり)

>宗三左文字

お供の狐「おや、宗三殿の所もですか」
鳴狐「…とりあえず、一階から順番に」
(宗三の呟きが聞こえるとそちらを振り向き『鳴狐の本丸もだ。全く違う』と呟く。宗三に聞かれると案内図を見ながら少し考えて間が開くが、ホールや客間がある一階を指差し)

  • No.25 by 和泉守兼定  2020-08-28 18:46:03 





>皆様



(/自分の勝手な都合で申し訳ありませんが、お返事の方は一旦お待たせという形をとらせて頂きますね。キャラクター変更後の人物で返させて頂く事になるかもしれません。)




>主様



(/規則の追加等、お疲れ様です。そして前回の質問にお答えして下さり有難うございます。またまた突然のさっそくで申し訳ありませんが、キャラクターを“和泉守兼定(極)”から“髭切”に変更しても宜しいでしょうか?部屋の番号も4号室から7号室へ移動したいと思っております。また、今お返事頂いている会話は“和泉守兼定から髭切へ引き継ぎ”と考えています。主様には更にご迷惑をお掛けしてしまう事、心よりお詫び申し上げます…!)




  • No.26 by 宗三左文字  2020-08-29 00:05:57 



>大和守安定

そうですね、怪しい場所……僕は大浴場が気になります。この本丸で暮らしていた審神者や刀剣男士たちの生活の質が見えてきそうですし。
(手を振った彼に軽く会釈して、案内図の相手が示す場所を視線で追いながら話を聞くと、そのうちの一点、大浴場を指し示し。もっともらしい理由を述べた後「……水場には怪異にまつわる伝承も多いですから、ね」と小さく付け加えて、口元を隠しつつクスリと笑い)


>鳴狐

そうですね、僕ら一応日本刀の付喪神ですし、どこの本丸も和風だと思っていました。世の中は広いですね。……ええ、一階から順に調べていきましょう。
(胡散臭い黒い管狐とは異なり、自らの本丸でも見慣れたお供の狐の頭を軽く撫でながらしみじみと呟き。案内図にざっと目を通すと、相手の案に同意して「広い本丸ですから、見落としのないように」と頷き)


  • No.27 by 鳴狐  2020-08-29 08:32:54 

>宗三左文字

「…そうだね…えっと、ここから近いのは…客間に行ってみよう」
(相手に撫でられお供の狐が嬉しそうにした後に見落としが無いように、と言う相手に頷いたあと、ここから近い所にある客間に行こうと相手に提案し)

  • No.28 by  大和守安定  2020-08-29 16:58:40 




>>鳴狐


こういう場合って、いかにも怪しそうな場所から調査するのが鉄板だよね。…あれ、何だろう?
( 体の前で腕組み、どこから調べようかと思案し始めた所で引き出しから僅かに紙が飛び出している状態に気付き。それを手に取って広げれば件の本丸とその敷地内の情報が記された案内図である事が分かり「 みてみて、こんなの見つけた!二棟にある審神者部屋から調査したいと考えてるんだけど、どうかな。 」相手に案内図を見せるようにしつつ同意を求め )


>>和泉守


( / 労りのお言葉ありがとうございます…!キャラ変更希望と会話引継ぎの件について了解いたしました!どうぞ、次から髭切でご参加なさって大丈夫ですよ! )


>>宗三


なるほど。その痕跡から、過去に起きた事の情報を得られるかもしれないしね。
( 相槌を打ちつつ話を聞くと納得したように頷いて。どちらかと言えば武力で事を成そうとする己とは対照的に頭脳で任務に当たる姿勢に感心したのも束の間、続く言葉に大きく震え上がり「 かっ、怪異…!?そっか、本丸稼動の原因がそいつらの可能性もあるんだよね。冷静そうに見えるけれど、そういう類のものに耐性があるの? 」悟られぬよう密かに呼吸を整えては、ふと気になった事を )



  • No.29 by 鳴狐  2020-08-29 17:07:02 

>大和守安定

お供「おぉ、安定殿、流石ですぞ!」
鳴狐「良いよ…」
(安定が引っ張りだした紙を覗いてお供の狐は笑いながら案内図を見つけた相手を褒めて、鳴狐は案内図を覗いたままの相手の言葉に同意する)

  • No.30 by 宗三左文字  2020-08-30 00:25:54 



>鳴狐

そうですね。ええと、客間は……こちらですか。それにしてもこの本丸、じめじめしていて嫌ですねえ。なんだか桶狭間を思い出しますし。
(案内図と現在地を照らし合わせると、客間の方へ歩き始め。一日中雨が降っているだけあり湿度の高い空気を感じ取ると、いつもより心なしかうねる自分の髪を人差し指に巻き付けながら、わずかに顔をしかめて)


>大和守安定

さて、僕は御神刀でもなければ化物斬りの逸話もありませんからねえ。……まあ貴方よりは多少長生きしていますから、何かの役には立つかもしれませんよ。
(何気なく言った思い付きの言葉に震え上がった相手を見ると、さらに愉快そうに笑いつつも一応どうにかなるだろうとのフォローは入れておき。自分よりもいくらか身長の低い相手の表情に視線を向けて、「大和守はそういうの駄目なタイプですか?」と尋ね)


  • No.31 by  大和守安定  2020-08-30 20:24:19 




>>鳴狐


決まりだね。それじゃあ、さっそく向かおうか。僕が先行して進むから後に続いて来て。
( 称賛を受けると得意げに笑ってみせて。新たな目的地へ向かう前に幾分か緩んだ気を引き締め、ふと手にしている案内図に視線を落とし「 この案内図はどうしよう?この部屋にあった物だから君のになるんだろうけど、…持っていく? 」とりあえず丁寧に折り畳んでみて )


>>宗三


…苦手意識はあるかな。でも、足手纏いになるような事は絶対にしないから安心して。
( 視線を彷徨わせるものの、眉を下げて小さく笑えばぽつりと零して。相手と言葉を交わしていく内に無意識に抱いていた怪異に対する緊張が解れていき、ぐっと拳を握り意気込みを示しては「 そろそろ調査しないとね。大浴場は右の扉から出て、その廊下の角を曲がった所にあるみたいだよ。 」と場所の確認も兼ねて伝え )



  • No.32 by 髭切  2020-08-30 20:49:53 





>皆様



(/前回の頂いたお返事は髭切で引き継ぎ、会話させていただきますね。改めて、これから宜しくお願い致します。)



>大和守




おお、それは良い案だ。此処の審神者がどの書物を好んで読むのか分かれば、今後の相手の出方が少し見えてくるかもしれないね。
( 彼の提案に、それは名案だという様に一つ頷き。本丸の主である審神者とその人間に仕える刀剣男士。まだ見ぬ相手に趣味や生活跡の情報は多いに越したことはないだろう。「 えーっと…書庫へはホールの階段を上がって行くようだね。それじゃあ進もうか。 」案内図で目的の部屋を確認すると、品の良い色合いの絨毯が敷かれた階段を上り始め )


(/了承して下さり、有難うございます。髭切の練度については極ではありませんので、レベル99と考えております。)




>鳴狐




まずはこの本丸の中から見ていくのが普通かもしれないけれど、僕は転送装置が気になるよ。僕の本丸とは勝手が違うみたいだからね。
( 本丸の案内図から中庭、そして転送装置の場所へと続く道のりを指で指し示すと彼とお供の狐に向かって振り向いて。「 列車で転送されるなんてどんな感じなんだろうねぇ。知識として列車の事は知っているけれど、実際に乗った事はないから楽しみだよ。 」君達もそう思わないかい、とでも言わんばかりにお供の狐の鼻を指でちょんと突っつき )




>宗三




──この絵画観賞部屋、何かあると思わないかい?普通の本丸なら気にも留めない部屋だけれど、この本丸は造りの雰囲気もだけど漂っている空気が違う。最初に調べるには適しているんじゃないかな。
( 鬼の腕を切り落とした逸話を持つ自分の勘が告げている。鬼か怪しか、または別の”人でも刀剣男士“でもない“何か”が確実に居る。案内図の一点を僅かに瞳を細め見据えて。「 遭遇はまず避けられないだろうね。準備は大丈夫かい? 」ちらりと隣に並ぶ彼に視線を移し )




  • No.33 by 匿名さん  2020-08-31 22:26:04 

>宗三佐文字

お供「そうですねぇ…私達の本丸は雨が降ることはめったにないのですが」
鳴狐「…晴れることはないのかな」

(客間に向かっている途中、窓から外の様子を見て、ため息交じりに呟き)

>大和守安定

鳴狐「分かった……なら、貰っとく」

(ついて来てと言われると素直にうなずき、案内図をどうしようかと聞かれると貰っとくと言う)

>髭切

お供「おぉ、鳴狐!!早速行きましょう」
鳴狐「鳴狐の所もだ、列車なんて見たこと無い」
(転送装置の所に行こうと言われると嬉しそうにしながら言い、審神者から現世のことは少し聞いてるため列車という存在は知っているが見たこと無いと首を振り)

  • No.34 by 一見さん  2020-08-31 22:31:12 



(/まだ募集しているようでしたら是非参加希望させて下さい…!

極でなくとも参加可能ならば鶴丸国永を、極でないと不可能ならばへし切長谷部にしようと考えております。練度に関しましては、どちらか決まり次第お伝えさせて頂きたく!)

  • No.35 by 宗三左文字  2020-09-01 01:26:33 



>大和守安定

それなら良かった。……ええ、行きましょうか。僕もこういった場所の調査は初めてですから、何かあればお互い助け合いましょうね。
(相手の頭をふわりとひと撫ですると、いよいよの調査開始にいくらか表情を引き締めて。右の扉を見やると「あちらですね」と呟き、すたすたと歩み寄ると、扉の向こうの気配を気にしつつ重い扉を押し開けようと取手に手をかけ)



>髭切

他ならぬ貴方が言うのなら、調べる価値はあるでしょうね。良いですよ、行きましょう。……ふふ、舐めないでください。僕はこの本丸に乗り込んだ時から、とっくに準備できていますよ。
(相手は鬼を切った刀。己にはない勘も持っているのであろう。その勘が告げるのであれば間違いは無かろうと、相手の言葉にひとつ頷き。準備について問われれば自信ありげに口角を上げつつ、「僕は妖こそ切っていませんが、魔王の刀でしたからね」と付け加え)



>鳴狐

へえ、それは晴れやかで良いですね。この本丸は……審神者や刀剣男士がいた頃から雨続きなのでしょうか。
(客間へ移動しながらめったに雨が降らないという相手の本丸の天気事情に思いを馳せつつ、相変わらず雨が止む気配のない窓の外に視線を向けて、「僕ならば、気が滅入ってしまいそう」と呟き)

  • No.36 by  大和守安定  2020-09-01 19:51:50 




>>髭切さん


―――…うわっ、かなり埃っぽいな。灯りを点けるから、少し待っていて。
( 書庫に辿り着くとゆっくり扉を押し開け、長い間使用されていなかったのか敷き詰められた木材の隙間から埃が舞い上がれば僅かに顔を顰めて。廊下と違い薄暗い空間の中での作業は夜目の効かない太刀にとって困難になるだろう。傍らに置いてあったマッチで二箇所にある壁掛けの蜀台に火を灯し「 改めて見ると凄いな…。もう入って大丈夫だよ。 」天井まで届く本棚が何台も続き、その多さに圧倒され )


( / カンストであれば何が襲って来ても大安心ですよね…!髭切さんの練度について、こちらで控えさせていただきました! )


>>鳴狐


よし、いざ出発進行!…なんてね。鍵は閉めていく?
( 折り畳まれた案内図を渡し終えるとベットから立ち上がり、手足の防具などが外れ掛かっていないかすばやく確認を取って。問題ないと判断すれば冗談交じりに部屋を後にして )


( / 背後失礼させていただきます。今回のロルが五十字を下回っているようでしたので、次回からはなるべく五十字を上回るようお願いいたします…! )


>>34


( / まだまだ募集しておりますよぉおおお!!((
極実際されていない刀剣男士でのご参加も可能ですので、どうぞ鶴丸さんでお入りになってください…!さっそく絡み文の投下をお願いしてもよろしいでしょうか? )


>>宗三


うん、勿論そのつもり。背中は守るから。
( 頭部から伝わる優しい感触に目を瞬かせるものの、すぐに柔らかく微笑んで頷き。彼の帰りを心待ちにしているであろう兄弟のためにも大事なく本丸へ帰城させたいという思いが強まり、一身を捧げる覚悟を決めて。窓に打ち付けるように降り注ぐ雨音が聞こえる廊下を進み、やがて大浴場と書かれた両開きの扉に辿り着くと同時に小さな気配を察知し「 …宗三、 」と短く注意を促して )



  • No.37 by 鳴狐  2020-09-02 00:06:52 

>大和守安定

お供「さぁ、鳴狐の活躍にご期待あれ!!」
鳴狐「……そうだね、何かあった時のために、締めておこう」

(相手のノリに乗りにお供の狐が元気よく言うと鳴狐はコツンとお供の頭を優しく叩く。締めていくかと聞かれれば頷いて二号室の鍵を出してドアを閉め)

《了解しました。以後気を付けます!!》

>宗三左文字

鳴狐「……だろうね」
お供「私もです…鳴狐がいなければ逃げ出していたかもしれません」
(刀剣男士達がいたころから雨続きだったのかもしれないという相手の考えに神妙な顔で頷くと肩に乗っている狐が宗三の考えに同意しぐでーんと鳴狐の肩に深く沈むこむようにもたれかかり)

  • No.38 by 髭切  2020-09-03 19:08:42 





>鳴狐




うん。それじゃあ目的も決まったところで、早速行こうか。
( 夜空の星が瞬くように瞳を輝かせて、列車に乗るのを心待にする様子の彼達に薄緑の髪をもつ弟の姿を重ね合わせて。微笑ましげにゆったり笑っては、先導すべくホールと外を繋ぐ扉を開け。「 今のところ雨は止んでいるようだね。でも直ぐに降りだしそうな不安定な天気だ。 」雨特有の匂いに包まれた本丸の中庭に足を踏み入れると、掌を上の方へ向け空を確認し )




>宗三




それなら心配は杞憂だったね。絵画観賞部屋は…2階の奥か。──行こう。
( どんな相手や状況に遭遇したとしても絶対に大丈夫だと思える、そんな自信に満ち溢れる頼もしげに答えた彼に対し笑って返し。再度案内図に此処から目的の場所までの道のりをに目を通せば、彼の肩を軽く叩いて歩み始め。「 階段もそうだったけれど、廊下にも壁や照明に細やかな装飾が施されているね。この本丸の審神者は西洋の造りが好きなのかな。 」柔らかな明かりを放つ照明の装飾部分に指でなぞりつつ )




>大和守




──…うん、明るくなった。有難う。太陽や月の明かりが無い部屋だと、辛うじて人物の判断がつくぐらいしか見えないね。
( 夜目が効かない自分のために明かりを灯してくれた彼に微笑みお礼を述べれば、続いて書庫に入り。長年使われて無かった為か本の背表紙にまで埃がついてしまっている。それを手で軽く払い落とし、一冊の本を手に取ると「 これは…作物の植え方の手順と収穫の見極め方、収穫後に行う作業について書かれた指南書だね。僕の本丸でも持っているよ。 」パラパラとページを捲っては )




  • No.39 by 宗三左文字  2020-09-04 14:49:37 



>大和守安定

……ええ、僕も感じました。
(大浴場まで辿り着くと同時に一言注意を促され、同時に扉の向こうに"何か"の気配を感じ取ると、軽く頷き。ああ、本当に怪異が出るのかな、なんて漠然としたことを考えながらも視線は鋭く扉の方へ向けたまま、「突入しましょう、準備はいいですね?」と相手に小さく声をかけ)


>鳴狐

……仲が良いのですね、貴方たちは。その友情を大事になさいな。
(雨が降り続く本丸でも1振と1匹一緒なら耐えられる、目を細めてそんな彼らを少し羨ましく思いつつ、豪華な装飾が施された大きな扉の前で「客間はここですね」と立ち止まり)


>髭切

ええ、初めて見たときは驚きましたが、なかなか趣味が良いように見えます。手が込んでいて、作り手のこだわりが感じられますね。
(いつ何が飛び出してくるか分からない本丸、周囲を警戒しながら絵画鑑賞室へ向かい。彼が言う通り、西洋趣味の内装には細かな装飾が施されており、同じ"モノ"としてそれらに込められた作り手の精神に思いを馳せつつ、「それにしても、ずいぶん高価なつくりのように見えますが……もともと西洋風の屋敷だったものを本丸に流用したのでしょうか」と素朴な疑問を口にして)


  • No.40 by 髭切  2020-09-05 14:53:35 





>宗三




うーん…どうなんだろうねぇ。もしかしたら最初から本丸にする予定で屋敷を建てたのかもしれないよ。手入れ部屋はともかく、鍛刀部屋は後から付け足すには難しいんじゃないかな。
( 彼の疑問にふむ、と思考する様に手を顎に添えてはホールで見た案内図を思い出して。この二つの部屋は出入り口からとても近いという程の距離ではなかったが、鍛刀部屋には火床がある。建築には明るくない為詳しくは分からないが焼き入れを想定して部屋を作った方が火事の心配もなく安全ではないだろうか。「 どちらにしても真相はこの本丸の主である審神者じゃないと分からないね。それか一──っ。 」不意に前方から視線を感じ其方を見ると、目的の部屋であった絵画観賞室の扉が不自然に開いているのが視界に入り )




  • No.41 by  大和守安定  2020-09-05 16:56:35 




>>鳴狐


君達って本当に仲が良いよね。
( ノリに合わせてくれたお供を優しく嗜める様子にクスクス笑み零しつつ感想を一言。演練以外に他本丸と交流する機会など無に等しく、この貴重な体験に少なからず心躍るものがあって。まずは外に出ようと階段を下りている途中で「 ねえ、鳴狐の本丸ってどんな所? 」と任務中のため視線は前へ向けたまま質問して )


( / いいえ、此方こそご協力ありがとうございます…!! )


>>髭切さん


その本、僕の本丸にもあったよ。詳細がしっかり書き込まれていて分かりやすいよね。
( 少なくとも三箇所の本丸に同様の本が存在する点から考えると、この件の本丸も元々は一般的に活動していた事が窺えて。ざっと見る限り不審なタイトルは見受けられないものの、一冊だけ異様に古寂れた本を手に取り「 何だろう、これ。文字が書かれていないみたいだけど……。 」幾ら捲れど白紙ばかりで )


>>宗三


いつでも出来てるよ。…同時に行こう。
( 気配を探ろうと感覚を研ぎ澄ませてみたものの最初に感じた情報以外掴めず。巧みに隠しているのか、あるいは――…などと考えても埒は明かないため、目の前の出来事に集中する事にして。何が出て来ても瞬時に対応出来るよう、帯に差した刀を僅かに下へ向かせ「 ―――今だ、突撃するぞ…! 」合図と共に勢いよく扉を押し開け )



  • No.42 by 鳴狐  2020-09-05 17:14:05 

>髭切
鳴狐「うん、行こう」
(コクりと頷くとホールと外を繋ぐ扉を潜って本丸の中庭に出て、幸運にも雨は止んでいるがいつ雨が降ってくるか分からない天気に相手と同じように上を見上げれば「降ってくる前に、急ごう」と言い)

>宗三左文字

お供「えぇ、勿論です。」
鳴狐「…」
(宗三に言われるとお供は頷き鳴狐は影絵を作るときにする狐のポーズを取り、客間の前に行くと「嫌な気配は感じません」とお供が報告した後、刀をいつでも抜ける状態にした後にゆっくりとドアを開き中の様子を確認して)

>大和守安定
お供「ありがとうございます!!」
鳴狐「…少し騒がしいけど…皆仲が良い」
(仲が良い、と言われると嬉しそうに返事をし、階段を降りる途中に聞かれると過ごしていた本丸を思い出しながら答え)

  • No.43 by 鶴丸国永  2020-09-05 17:18:21 



>主様


(/ありがとうございます…!それでは鶴丸国永、練度99で参加させていただきますね…!部屋の番号は此方で決めても宜しかったでしょうか…?)



>ALL


真っ黒な管狐とは驚いた。あんな管狐、今まで見たことないぜ。
( 管狐が消える姿を見届けてから、辺りに違和感等が無いか確認するように見渡して。12号室の鍵をしっかりと握り締め、同じく調査に来た他の本丸の刀剣達へ視線を移すと 「 先ずは何処から調べる?俺としては良く使う場所から調べたい所だが、他に案があるならそっちに従うぜ。 」 普段と変わらない声色で述べては言葉の返しを待ち、 )


(/遅くなってしまいましたが、絡み文を投下させていただきます…!!ブランクがあり、似非な鶴ですが、暖かな目で見てくださると助かります。)


  • No.44 by 宗三左文字  2020-09-06 15:18:49 



>髭切

それもそうですね。鍛刀部屋ともなれば、ある程度の設備が必要になりますし……。
(もとから本丸になる予定の屋敷だった、という彼の説は腑に落ちるもの。木造で燃えやすい和風の屋敷ではないとはいえ、万が一火事が起これば大惨事なのは経験上分かっており、なるほどと頷いて。直後、不意にぞくりと背筋が凍りつくような感覚を覚えて立ち止まり。まるでこちらを誘い込むかのように開いている絵画鑑賞室の扉に目を向けると、確かにそこにはこちらへ視線を向ける”何か”がいるのを感じ取って、「良かったですね、髭切。貴方の見立ては正しかったようですよ」と軽口を叩きつつも視線は鋭く前方に向けたまま)


>大和守安定

……隠れていないで出ていらっしゃい。それとも僕らが怖いんですか?
(怪しい場所への討ち入りとなれば彼ら新選組の領分、先ほどまで怪異に震えていたとは思えない若い刀の姿にさすがだな、と感心しつつ、遅れをとらぬよう合図と同時に扉を押し開けて。大浴場へ突入すれば、まず湿り気の多い空気が肌を撫で、次いでかび臭い匂いが鼻をつき。周囲を見渡すも怪しい存在は見えず、けれども気配は先ほどまでよりもずっと強く感じ、いつでも抜刀できるよう己の本体に手を添えたまま挑発するように言って)


>鳴狐

これは……豪華なものですね。何かの痕跡でも見つかれば良いんですけど。
(小柄な彼の肩越しに客間の中の様子を伺うも、お供の狐の言う通り悪い気配は感じず、さらに扉を押し開いては数歩客間の中へ入ってみて。警戒は怠らないまま周囲を見渡せば、かつて客を迎えるために使用されていたのであろう西洋趣味の調度品の数々が質の良いまま並んでおり)


>鶴丸国永

良く使う場所……というと、鍛刀部屋や手入部屋でしょうね。
(自らの本丸の普段の彼と変わらない、余裕のある口ぶりの彼に最初の調査場所を提案し、「ここがどんな本丸だったのかは分かりませんが、真っ当な本丸であるのなら、これらの部屋を使わなかったはずはないでしょう」と付け加え。もっとも真っ当な本丸でない可能性は十分にあるけれど、とは口に出さず、含みのある笑みだけ浮かべて)


  • No.45 by  大和守安定  2020-09-07 18:11:04 




>>鳴狐


あははっ、楽しそうでいいね。僕がいる本丸は新刃が来る度に、朝までどんちゃん騒ぎしてるよ。
( 語る口ぶりからも良い本丸である事が伺え。雨と靴音だけが響く静寂な本丸にいるからか、余計に賑やかだった時間が懐かしく思えて。ホールに着くと窓の外を見やり「 雨、止む気配がないね。調査の一環、って事でこれを使わせてもらおうか。 」傘立てにある二本の傘をちゃっかり拝借すると片方を相手へ差し出し )


>>鶴丸さん


僕は中庭にある倉庫に行ってみたいな。
( 漆黒の管狐より受け取った鍵を懐の奥へしまい込みつつ、気になっている場所を口にして。内番の一つに数えられている畑仕事の道具が収納されているのはほぼ確実だろうが、他にも簡単には廃棄出来ない物を置くなどして利用されていたかもしれない可能性を考え「 棄てられなかった物達が行き着く場所、っていうのかな。そういう使い方があるんじゃないかと思って。 」反応を窺うように視線を向け )


( / 絡み文の投下ありがとうございます…!!練度及び部屋番号を確認させていただきました。空いている部屋であればご自由に選んでいただいて大丈夫ですよ! )


>>宗三


―――っ!宗三、浴槽中心を見て。
( おそらく半数以上の人数が入れるであろう広い浴槽の中心に、気配の出所だと思わせるような真っ赤な着物が気泡と共に浮かび上がり。所々斑が見える事から元々は白かったのだろうが、柄や刺繍など一切施されていないため持ち主の判断が付かない。一度手に取り確認すべきか問おうと口を開きかけた刹那、背後の扉が独りでに閉じ、カチャリと施錠する音を浴室内に響かせて )



  • No.46 by  主  2020-09-07 18:16:13 




( / キャラ表と部屋の状況を提示させていただきます。空き部屋であればどこでも入室可能なので、参加希望の方は>>1>>2>>23をご確認の上おいでくださいませ。なお、施設等は随時増やしていくつもりです。参加されている皆様からご提案があれば喜んで採用させていただきますので、お気軽に仰ってください! )


〔 極男士専用 〕
 1号室 大和守安定( Lv.85 )
 2号室 鳴狐( Lv.87 )
 3号室 ( 空き部屋 )
 4号室 ( 空き部屋 )
 5号室 宗三左文字( Lv.75 )
 6号室 ( 空き部屋 )

〔極未実装男士専用〕
 7号室 髭切( Lv.99 )
 8号室 ( 空き部屋 )
 9号室 ( 空き部屋 )
10号室 ( 空き部屋 )
11号室 ( 空き部屋 )
12号室 鶴丸国永( Lv.99 )



  • No.47 by 髭切  2020-09-07 18:37:04 





>大和守




そうだね。顕現したばかりの頃、畑当番になる度にこの本には大分お世話になったよ。
( まだ人の身に慣れていなかった時に経験した数々の日々をそっと思い出して。雑草と間違えて野菜の芽を抜いた事や、実りきっていない作物を収穫した事もあったけれど今となってはそれも良い思い出だ。パタンと本を閉じ、元の場所へと返しては彼の様子に気づいて「 ──ありゃ、本当だ。これだけ年期の入っている物に対して白紙なのは異質だね。 」隣に移動すると手元の本を覗き込み。他の本は埃こそ被っていたものの、ここまで古びた物は無かったはすだ。突然見つかったこの本に“何か”の意志が働いている気がして )




>鳴狐




うん、そうだね。慣れているとはいえ、雨に降られるのはなるべく免れたいよねぇ。
( ゆったりと頷いて同意を示し。任務中に多少濡れたとしても直ぐに乾く範囲なら別に構わないが、動きに支障が出るほどずぶ濡れになるのは今後の事を踏まえると避けたいところ。気持ち早めに歩を進めていると、この本丸の転送装置である列車が見えて「 おお、見事だね。これで出陣や遠征に行っていたのかな。行き先は…この機械で操作するみたいだね。気になる場所はあるかい? 」液晶画面に映る景趣を指差しては問い掛け )




>鶴丸




必ずと言っていい程よく使われる場所なら、厨じゃないかな。僕達もそれぞれ自分の本丸では毎日3回、多くて4、5回は使用しているよね。
( 問われると真っ先に思い付いたのは食堂の事。人の身とは不思議なもので美味しい物を食べれば力がつき、疲れも飛んで元気が出てくる。この本丸も調査対象になってしまったとはいえ、元々は数多くの刀剣男士が過ごし日常的な生活を送っていたのではないだろうか。「 けれど最初に調べるには優先順位が低そうだね。君としては何処の場所をよく使われていると考えているんだい? 」ゆるり首を傾げては )

(/初めまして。ブランクがあったとは思えない程、鶴丸さんらしい鶴丸さんですね。上手くは言えませんが、とにかく似ていらっしゃいます。これから宜しくお願い致しますね。)




>宗三




うん、その様だね。気配も1つだけじゃない、複数感じるよ。相手が何であろうとも、すぱすぱーっと斬ってしまおう。
( 瞳を爛々とさせ、弧を描くようにして笑う口元には八重歯が覗き。気持ちが高揚してしまうのは自身の気質からくるのか、または怪しを斬ったからなのか。だが仕留める心意気はあっても太刀が振り回せるほどの広さがなければ本領を発揮できない。仮に小回りが利く相手だと遅れを取ってしまう可能性も出てくるだろう。そうなると頼りになるのは「 ──もし僕が敵を討ち漏らしてしまった場合は、止めは任せたよ。 」いつでも抜刀出来るよう、左手で鞘を掴みつつ )




  • No.48 by 宗三左文字  2020-09-08 00:37:34 



>大和守安定

っ!……駄目だ、開きません。そもそもこの扉、鍵なんて付いていませんし。
(相手の示した赤い着物に気を取られているうちに扉が動く音を聞けば、はっと振り向き扉に飛びつくも間に合わず、扉は目の前で完全に閉まって。経年劣化で建て付けの悪くなった扉が勝手に閉じたという可能性に賭けて、取手を掴んで押し引きしたり体当たりしたり、最終的には力任せに扉を蹴り飛ばすがびくとも動かず、諦めたように相手に伝え。「籠の鳥が2羽……なんて言っている場合ではありませんね」一つため息をつき、まずは着物の方をどうにかしようとそちらに目を向けて)


>髭切

勿論。好きに暴れてくださって結構ですよ。貴方、そういうの得意でしょう。
(本能なのか彼の気質なのか、見ず知らずの妖を前にひどく高揚している彼はまるで獣のようで、味方ながら空恐ろしくもあるが、やはり頼もしく。とはいえ、彼に任せきりにするわけにはいかない。部屋が暗ければ彼が普段通り振る舞うのは難しいだろうし、もしも貴重な絵画が飾ってあるならそれを傷付けるのはよろしくないはず。ならば太刀である彼よりはいくらか小回りが利く、そして冷静でいられる自分が補佐を務めよう。「突入は貴方のタイミングで構いません」一言伝えると、抜刀の準備をして彼の斜め後ろに立ち)


  • No.49 by 髭切  2020-09-08 15:57:10 





>宗三




分かったよ。──…うん、動いている感じはしないね。それじゃあ突入しようか。
( 金色のドアノブを掴み中の様子を探っては、1つ頷いたのち扉を一気に開き部屋の中へ。するとそこには”何か“が待ち構えていたという訳ではなく、白い壁に景色や田舎の風景といった絵が額縁に入れられ美術館のように等間隔に飾られており。部屋の中は広く、1つ1つの作品がよく見られる様それぞれにライトアップもされていて。「 …ありゃ、何も居ないね。けど確実に存在はしている。少しこの部屋を手分けして調べてみよう。 」斜め後ろにいる彼に肩越しで振り返って提案し )




  • No.50 by  大和守安定  2020-09-08 20:22:16 




>>髭切さん


覚書用の紙…は、流石に違うかな。造りが重厚だし、そもそも自分で持つよね。
( これだけ白紙の量があれば物事を忘れぬよう幾らでも書き留めておけそうだ、などと視界から得た情報を単調に言葉へ変換してみたが、あまりの突拍子の無さに苦笑して自身の発言に突っ込みを入れ。そろそろ元の棚に戻そうかと本に視線を移した時、端からじわりじわりと赤が侵食していき白を覆い尽くしてしまい。それだけには留まらず床へ零れ落ちる赤、鉄の匂いにその液体が何であるか理解して )


>>宗三


…僕が先行して、あの着物を調べてくるよ。宗三には支援をお願いしたいんだけど、いいかな?
( 彼の力を以ってしてでも開放には至らず、完全閉鎖された現状に緊張が走り。鍵そのものがないとなれば大浴場に恐ろしいほど不釣合いな着物が作用しているに違いない。同時に向かうよりも、単体で行った方が何か起きた時にすぐさま対処出来ると考え提案して。何処からともなく凍てついた空気が入り込み、この時期には似つかわしくない寒さによって吐息が白く見える現象が現れ。明らかに悪化していると悟り )



  • No.51 by 鳴狐  2020-09-08 20:40:06 

>宗三左文字

お供「…綺麗ですねぇ…」
鳴狐「…鳴狐はここの周辺を探してみる宗三はあっちを…」
(刀を握ったまま客間に入り、キョロキョロと辺りを見渡すと西洋の家具が綺麗なまま置いてあると見慣れないものに興味を持ったのかお供が呟き、鳴狐も同意した後、奥側をさして)

>大和守安定

鳴狐「…そっちも、騒がしそう」
(相手の本丸の事を聞くと風景を思い浮かべ呟く。同じように窓に目をやり傘を差し出されると警戒はするものの濡れるのは嫌なので貸してもらい)


>髭切

鳴狐「…夏」
(空を見上げて曇ってはいるもののまだ降りそうに無いことが分かると同じように付いていき、列車の前に付くと少しの間珍しいものに見とれていたが少し考えた後、自分の本丸の景趣を思い出して答え)

>鶴丸

鳴狐「…鳴狐も見たことがない」
(隣にいた彼が呟くと頷いて同意し、何処か行きたい場所はあるかと聞かれると『…いや、よく使う場所にしよう』と案内図を見ながら相手の意見を聞き入れ)

<絡ませていただきました!>

  • No.52 by 髭切  2020-09-09 20:42:46 





>大和守




只の書物じゃなかったみたいだね。取り敢えず斬ってしまおうか。
( 本から零れ落ちる緋色が床の上へ段々と広がっていく様に原因を断とうと刀を抜いて。彼の手を傷付けない様にしスパッと本を真っ二つにした途端、書庫を優しく照らしていた明かりがふっと消え辺りが薄暗くなり。窓を打ち付ける雨音だけが響く静寂の中、僅かに聞こえてきた複数人の呻き声と何かを引きずる音。「 気を付けて。もしかすると囲まれているみたいだよ。 」ぼんやりとした視界で漸く見えたのは足を引きずる人影。その人影は彼の方に手を伸ばし、鈍足な動きで近付いて行き )




>鳴狐




夏かぁ。…うん、良い転送先だね。僕も好きだよ。日差しは暑いけれど自然の生命力がよく分かる季節だよね。
( 自分の本丸とは転送する機械の見た目こそ違うものの、行き先が設定出来る機械は共通の物だった為迷いない手つきでパネルに触れ目的の場所を選択し。すると車両の黄色く淡い明かりが点いてドアが開き。「 へぇ、内装も随分凝った造りをしているね。後は此処で待機していたら着くのかな。 」中へ入るとアンティーク調の照明や上の部分だけがステンドグラスになっている窓、繊細な刺繍が美しい椅子が出迎えて。ぐるりと周囲を見渡した後、まだ転送される気配のない状態に首を傾げ )




  • No.53 by 宗三左文字  2020-09-09 22:43:11 



>髭切

分かりました。僕はこちらの方を見てみます。
(最大限の警戒をして突入した絵画鑑賞室は、拍子抜けするほど何の変哲もない美術館の一室のよう。相手の提案を受けて一方の壁に近寄り、ずらりと並ぶ絵画を一つずつ見ていって。飾られている絵画は見覚えのある名画ではないもののそれぞれの保存状態は良く、持ち主に大事に扱われていた事が分かり。そんな中、こちらを睨み見る若い男の肖像画が目に入り。穏やかな風景画が多い中で異様な存在感を放つそれと目が合った瞬間、急に激しい目眩が襲って。「髭切、この絵……っ!」素早く抜刀しつつ、相手に叫び)


>大和守安定

ええ、任せてください。
(事態は予想以上に深刻らしい。怪異に苦手意識があると言っていたにもかかわらず進んで危険そうな着物の調査を買って出た相手の言葉に頷くと、せめて彼が集中して調査できるようにしようと周辺を警戒する体勢に入り。背筋がぞくりとしたのは、急激に下がった室温のせいだろうか。寒さがちりちりと肌を刺すも、焼けるような暑さよりはましだと自分を奮い立たせ)


>鳴狐

ええ、貴方の方も気をつけて。悪い気配はありませんが、何が起きるか分かりませんからね。
(相手の指示に従い、部屋の奥の方へ移動して。まず目についたのは、豪華な彫刻が施されたキャビネット。何か目ぼしいものは無いかと一つ一つ引き出しを開けると、そのほとんどは空だったものの、最後の引き出しにだけ一枚の紙切れが入っており。古びて茶色く変色したそれを丁寧につまみ上げると、「何でしょう、これ」と呟き)


  • No.54 by  大和守安定  2020-09-10 17:50:47 




>>鳴狐


二棟は裏の方にあるみたいだよ。雨脚が強まる前に急ごう。
( 適当に拝借したそれは浅葱色の和傘で、無意識にこの色に惹かれてしまった自分に内心苦笑零しながら屋敷を後にして。確か中庭を進んだ先にあったはずだ、と彼の部屋で見た案内図を思い出しつつ向かうと二棟が見えて。洋風だった一棟と違い、こちらは馴染み深い平屋で和風な造りで「 審神者の部屋があるって事は、こっちが本丸になるのかな。…それじゃあ、入ろうか。 」傘を畳み脇へ立て掛けると玄関の戸を引いて )


>>髭切さん


人だったら保護対象だが、こいつらは違うみたいだ。なら斬るだけッ!
( 暗闇に紛れて近付いてくる存在は人型のようだが、血色のない肌に鼻につく独特の臭い。中には大怪我を負ってるにも関わらず、それでもなお自分達を掴もうと伸ばす腕、加えて本来聞こえるはずの呼吸音が一切なく。瞬時に戦闘時に切り替わると抜刀して二体の首を斬り落とし、次の対象に移ろうとした途中で三体の敵が彼へ襲い掛かろうとする姿が目に飛び込み「 っ、髭切さん! 」と咄嗟に彼の名を叫び )


>>宗三


ありがとう。じゃあ、行ってくるよ。
( かつて刀だった頃、病で伏せた人々に皆口を揃えて疫病神に祟られたのだと囁いた記憶を想起して。それが切っ掛けで苦手意識を持つようになった、という理由に少し自嘲気味に笑い。彼が周囲を警戒してくれるおかげで目の前に集中出来る事に感謝しつつ、対象に近付くため冷水の中へ入ると突如その着物が人型へ膨らんでいき。ずるり、と水分を含み重くなった布から解き放たれた“それ”は己の横をすり抜け、敏捷な動きで背後にいる彼を狙って。対処しようにも突然出現した湿のある髪が手足に絡みつき身動きが取れず「 ――くそッ!宗三、気を付けろ! 」と持てる声の限り出し )



  • No.55 by 宗三左文字  2020-09-11 13:59:08 



>大和守安定

はあっ!
(彼の警告とともに、ずるりとした何かがこちらへ向かってきて。辛うじて人の形を保つ”それ”が伸ばした腕をひらりと避ければ素早く抜刀して、掛け声と共に腕を切り落とし。べちゃりと音を立てて床に落ちた腕は水のように溶けていくが、”それ”は痛みなど感じていないかのように動きを止めず、切断面からは新たな腕が生えてきて。これではキリがない、けれど相手には防具もなく、知能もさほど高いようには見えず。ちらりと視界に入った彼に「僕は大丈夫です。貴方も自分の身を守ることに専念なさい!」と叫べば、人の身体で急所にあたる場所に狙いを定め)

  • No.56 by 髭切  2020-09-11 18:17:54 





>宗三





───おお、こわ。まるで生きているみたいに僕達の事を睨んでいるね。
( 彼に反対側の絵画を任せると自分も水彩画、油絵などの絵画を1つずつ見て回り。淡い色彩で描かれた湖畔の絵や油絵の重ね塗りが見事な紅葉の風景、吸い込まれそうな蒼を深さによって色の濃度で表現された海の絵。逢魔時の空に田舎の家が連なる何処か寂しい風景画。様々な絵画が並ぶ中、どの絵からも部屋を入る前に感じた気配はせず。複数の気配は何だったのか。嵐前の静けさに何かの予兆を感じた瞬間に彼から徒ならぬ声色で名を呼ばれ、咄嗟に刀を抜き相手の元へ。そこで目にしたのはあらゆる感情を混ぜて黒になった憎悪の瞳。今にも飛び出してきそうな迫力に僅かに圧倒され上記を述べて。すると本来なら動くはずのない絵画が此方に向かって両腕を伸ばし、絵の中のポーズのみに留まるかと思われたがそれは実態を持って此方の空間に出て来て。「 この肖像画も付喪神だったのかな。でも鬼と似た気配だね。──その腕、貰った! 」完全に絵の中から出る前に肖像画の青年の腕を切り落とすと動きが止まり恨めしそうに睨んで。だが肖像画の青年はそれで終わらず、切り落とされた腕で目にも留まらぬ速さで自分の刀を握る利き腕を掴むと、ぐいっと絵画の方へ引っ張り。青年とは思えぬ桁違いの腕力に中々振りほどけず、じわじわ引き摺られていき )




>大和守




千年も刀をやってきたけれど、この人ならざぬ者は初めて見たなぁ。
( 接近されて漸く人影の姿が見え。3人とも怪我の具合は違うが、生きている者なら痛みが酷く動けたとしてもここまでは歩けないはずだ。そして生きている人間とは決定的に違う生気の無い目。遡行軍に対しての戦い方ではこの歩く死人は通用しないだろう。彼がしていた様に首を狙い落とそうと抜き身の刀を構え、1番近くまで来ていた歩く死人を斬りつけて。だが普段の戦場なら一撃で仕留められたはずだったが、此処は本棚が並び太刀の自分にとって狭い室内であり、薄暗い空間では狙いが外れてしまう。切っ先が斬りつけたのは首ではなく肩の部分だったらしく、歩く速度は押さえられたものの倒すまでには至らず。「 うーん…これは分が悪いね。 」更に続けざま斬りつけるものの、相手の顔を斬るか伸ばす腕を切り落とす事しか出来ずに )




  • No.57 by  大和守安定  2020-09-13 09:29:32 




>>宗三


宗三……っ、分かった!
( まるで蝶が優雅に舞うように“それ”から回避する様子を見せたかと思えば、刀としての本領を発揮するかの如く鋭い切れに一瞬見惚れ。昔馴染みである巴を分け合った二振りが口にしていた実用性と美の両立という言葉が、眼前で怪異と戦う彼を見て思い出して。体力を奪う真冬並の寒さに恐ろしい程力強く締める髪。彼の奮闘する姿に感化されて消耗しかけていた気力が戻り、なんとか右腕に絡みついた髪を引き千切ると刀を抜いてそれぞ髪を切り落とし、凍り掛けた水から脱け出して )


>>髭切さん


っ、これじゃあキリがないな。
( 背後から襲い掛かる屍に回し蹴りをするとそのまま斬首して。合間に確認した彼の様子は、どうやら夜戦と化した空間に苦戦を強いられているようで。絶え間なく出現する屍を斬り続けるのは分が悪いと思い、刀の柄で硝子を割り脱出するスペースを作ると「 一旦退くぞ!僕が足止めするから、先に下りてて! 」幸いにも雨が止み、雲間から覗く月明かりに照らされた彼を屍から庇うように間に立ち )



  • No.58 by 宗三左文字  2020-09-13 14:57:18 



>髭切

貴方なんかに渡しません……!
(こちらの空間に飛び出してきた腕を切り落とす様は、さすがに惚れ惚れするほど鮮やかで。しかしそれも束の間、彼の腕を掴み絵画へと引き摺り込もうとする青年にぎょっとすると、咄嗟に刀を持っていない左手で彼の右腕を掴み。2振がかりで抵抗しているというのに肖像画の青年の腕力は凄まじく、均衡を保つのが精一杯で。彼が言う通り相手が付喪神であるなら、少なくともそうであったなら、本質は自分たちとそう変わらないはず。本体である刀が折れれば刀剣男士は存在できなくなる、ならば。「__そこだ」大きく振りかぶると、桜色の煌めきと共に肖像画を真っ二つに両断し)


>大和守安定

……溶けてしまえば、呆気ないものですね。
(再び伸ばされた腕をいなして、人の身ならば心臓にあたる場所をひと突きすれば、微かにきいんと高い音がして、”それ”はすぐにどろどろと溶けていき。人型のおぞましい何かがただの水たまりになったのを確認していると、きらりと光る何かを見つけ。よく見ればそれは金属の欠片__刀の欠片のようで。彼もどうにか浴槽から抜け出すことができたのを確認すると、さっと欠片を拾い上げて相手の方に駆け寄り、「無事ですか、大和守」と声をかけ)

  • No.59 by 髭切  2020-09-15 16:06:51 





>大和守





──っ分かったよ。これは外で迎え撃つ方が良いね。
( 幸いにも月明かりがあるお陰で窓まで真っ直ぐ行けそうだ。脱出口の確保をしてくれた上に自分の前へ出て歩く死人の足止めする彼に対し「 君なら万が一の事はないと思うけれど気を付けて。 」そう言い残し一息で窓まで走り寄ると窓枠に片手をかけて勢いのまま飛び降り。膝を曲げ落下の重力を緩和させ、太刀を振り回せる程の広いスペースまで移動すると振り返り周囲を警戒しつつ彼が来るのを待って。 )




>宗三




お見事。助かったよ。
( 凹凸の無い綺麗な断面に斬られた肖像画は自分の腕を掴んでいた手と共に消滅し。彼の会心の一撃がなければ今頃どうなっていた事だろうか。感謝の意を示すように柔和に微笑みかけては、刀を鞘へ仕舞い。「 まさか手だけで動いてくるとは思わなかったよ。常識にとらわれては不測の事態に対処しきれないね。──それで、あの肖像画を倒した事で隠れていた複数の気配が現れたみたいだ。1つ目は木々が紅葉している山の絵。2つ目は夜の海の絵。最後の気配はあの田舎の風景画からするね。ただ、絵の大きさが最初に見た時よりも人が通れるほどまでに変化しているようだけれど…これは絵の中へ入れと言う事かな。どうしようか? 」それぞれの絵画を見ては彼へと視線を移し、意見を求め )




  • No.60 by  大和守安定  2020-09-16 21:56:25 




>>宗三


うん、僕は平気。宗三も怪我していないようで良かった。
( 怪異を倒した事によって数々の現象は消え去ったようで。凍えるような気温も平温に戻り、周囲に危険がないと判断しては刀を納めて。此方へ駆け寄る彼の姿に目を向け、少なくとも見える範囲では傷一つ見当たらず無事である事に安心して微笑み。ふと握られた手の隙間からキラリと覗かせる存在に視線が止まり「 それ、どうしたの? 」と人差し指で示しながら聞いて )


>>髭切さん


あいつらの動きは止めてきたから、着いて来ない……とは思うけど、一旦離れた方が良いと思う。
( ふわり上着をはためかせて降下していく姿を確認した後、屍の動きを食い止めるために脚部を刀で薙ぎ払い。歩行する術を失った屍は地面に崩れ落ち、後続の者も突っ掛かって前へ進めない様を見て、時間稼ぎ出来た事に安堵して小さく息を吐いて。続くように窓から庭へ降り立つと刀身を振り付着した物を掃ってから鞘へと収めつつ、出て来たばかりの窓を一瞥して )



  • No.61 by 宗三左文字  2020-09-18 00:04:09 




>髭切

……絵の中に入るだなんて、まるで御伽噺のようですね。
(肖像画を斬ると同時に腕と絵は消えていき、同時に青年と目が合った時から感じていた目眩もすうっと引いて、安堵の息をひとつ吐くと彼に微笑みかえして刀を納め。絵の中の世界へ入るとは現実離れした話だが、切り落とされた腕が襲ってくるこの本丸で常識など役に立たないのは彼の言う通りで。打刀である自分は昼夜問わず戦えるが、化け物に対処する必要があるならば、こちらにとって有利なのは彼の力も十分発揮される環境だろう。3枚の絵を見比べると、「夜の海は……貴方、夜戦はあまり得意ではないでしょう。こちらの田舎の絵も、もう日が暮れそうですね。ひとまず、紅葉の山の絵に行きませんか」1枚を指差して、そう提案し)



>大和守安定

折れた刀の欠片……のようです。あの怪物を倒したら出てきました。核になっていたのかもしれませんね。
(相手の無事を確認すれば、握った手を開き、手のひらに収まる程度の大きさになった金属片を相手に見せ。かつて刀だったそれは、湿度の高い大浴場にいたためか錆がひどく、刃こぼれもあり、自分には誰なのか判別がつかない状態で。もしも彼と縁の深い刀なら、直感的にそれを感じ取ることもできるのだろうか、という考えが一瞬頭を過ぎるものの、それが事実なら彼にとっては残酷な話だろう。とはいえ調査に来ている手前刀の欠片を放っておくこともできず、「随分ぼろぼろになっていますが……誰だか分かりますか」と少し遠慮がちに尋ねて)


  • No.62 by 髭切  2020-09-20 09:58:09 





>大和守





それなら暫くの間、あの本丸の調査をしようか。
( 此方も刀を一振りし鞘へと収めると洋館の反対位置に建つ馴染み深い和風な造りの建物を視線で示し。確か案内図ではあの建物は審神者や刀剣男士の部屋がある”普段過ごしている場所“だったはずだ。何故手入れ部屋と鍛刀部屋を本丸に設置しなかったのか不明な点はあるものの洋館よりも何かしらの手がかりがあるはず。「 どのみち書庫の扉を閉めたのか定かではないから洋館には戻れないしね。君もそれでいいかい? 」ゆったり首を傾げては彼に問い掛け )




>宗三





うん、そうだね。残りの2枚の絵画はその後でどうしていくのか決めようか。
( 彼の最もな返しに頷いて賛成の意を示し。絵の中の世界が現実世界と同じく時の流れが進んでいるのか、どの様な相手が居るのか現段階では分からない事だらけだ。ならば自分が本領発揮出来る昼間が最初に入ってみる場所としては最適だろう。様々な事を考慮し選んでくれた彼に対して胸の内で感謝しつつ「 先陣は任せて。──えーっと…とりあえず潜る感じで行けばいいのかな? 」紅葉の山の絵の前まで歩み寄ると、そのまま進んで行き。すると突如景色が変わり辺り一面が鮮やかな紅葉に。時通り吹いてくる風が心地よく、所々に銀杏の木も植えられており )




  • No.63 by  大和守安定  2020-09-22 09:54:42 




>>宗三


……そんな、この刀は―――…。
( その刀の欠片を目にした途端、直感的に彼であると感じ取り。しかしすぐには受け入れられず波紋を始めとした様々な観点から見てみるものの、やはり彼以外に違いなくて。震える指先で刀の表面に触れみると錆のせいでザラリとしており、その刀が折れる間際まで感じていた苦痛や恐怖、人の温かみと間逆に位置する水の冷たさ。それを思うと胸が締め付けられて。いつまでも此処に囚われず自由になってほしい、そう思うと首に巻いている襟巻きを取り外して大事そうに欠片を包み「 この刀、外に埋めても良いかな?僕の手で弔ってあげたいんだ。 」と異なる色を左右に宿す美しい瞳を見つめて )


>>髭切さん


異論はないよ。此処に派遣された時から全て調査して原因を探ろう、って考えてたし。
( 頷いて同意を示すと二棟、すなわち本丸のある方向へ歩き出し。泥濘に足を取られぬよう慎重に進んで行く道中で中庭の真横を通り、何気なく視線を其方へ移してみると現在の季節にそぐわない野菜に思わず釘付けになり「 髭切さん、これ…。芹、赤茄子、薩摩芋、白菜。どれも同じ季節には実らないよね。それに全部、本物みたいだ。 」異彩を放つそれらに近付くとしゃがみ、手前にある赤く熟れた夏の野菜に触れてみるとしっかりした感触があって、確かにそこに実在しており )



  • No.64 by 宗三左文字  2020-09-23 14:00:38 



>髭切

紅葉狩りに来たわけではありませんが……これは見事なものですね。……おや、あれは……?
(相手の後に続き、するりと額縁を通り抜けて絵画の中へ。目を開ければ周囲には絵画通り見事な紅葉の景色が広がっており、絵画鑑賞室で感じたような敵意のある恐ろしい気配もなく、思わず感嘆の息をこぼして。しかし、ただ美しい景色が広がるだけの無意味な絵がわざわざ人が通れる大きさに変化してこちらを誘い込んだとも考えられず、何か違和感のあるものは無いかと視線を彷徨わせれば、周辺の木よりもはるかに大きく幹の太い巨木が1本あるのを見つけ。おそらくかなり古い木なのだろう、ところどころ枝が折れ、樹皮は傷ついている様子で)



>大和守安定

……そう、でしたか。
(悪い予感が当たってしまい、青色の優しい瞳が悲痛に揺れる様にかけるべき言葉が見つからず、ただ静かに呟いて。最後に友に見出してもらえたことは、きっと”彼”にとって救いとなっただろう。弔ってあげたい、という彼の気持ちに頷くと、「構いませんよ。向こうに進んだ突き当たりに、中庭へつながる扉があったはずです」調査に出る前に目を通した本丸内の地図を思い出し、そう言って。先ほどは鍵が掛かってびくともしなかった扉を引けば、怪異を倒したためか今はすんなりと開き)

  • No.65 by 髭切  2020-09-26 09:41:46 





>大和守





それに立派に実っているね。味も──…うん、瑞々しい。
( 彼の後に続いて畑の側まで歩み寄ると、1番近くで育っていた白菜の葉に手を伸ばし1枚千切り口の中へ。シャキシャキした歯応えに仄かな甘味と苦味がバランス良く、この畑が非常に良い状態だと窺える。だが雨や曇りといった天候の悪さでここまでの作物が実るだろうか。もしかすると見たことがないだけで晴れ間がのぞく事や快晴の日だってあるのかもしれないが、この畑の泥濘具合は相当な水分を含んでいる。「 味には異常はなかったけれど、こうして様々な作物があると旬のものが味わえないのは食の楽しみが損なわれてしまうね。でも見方を変えれば便利になるのかな。 」広大な畑を見ては )




>宗三





今のところ、日が沈む心配はなさそうだね。
( 空を見上げ太陽の位置を確認し、この絵画の世界の中では昼時くらいだろうかと検討をつけ。等間隔に植えられた木々の葉の隙間から光が差し込み、紅や黄の紅葉の景色も相まって辺りは幻想的な空間で。ただこんなにも美しいのに何処か現実離れした雰囲気は此処が絵画の世界だからだろう。ふと、隣にいる彼の視線が他の木々よりも一際大きい樹木に向けられるとつられて自身も其方を見て。「 ──おお。木霊が宿っていそうな巨木だね。この木だけが永い年月が経っているのには何か理由があるのかな。 」彼に視線を戻しては疑問を )




  • No.66 by  大和守安定  2020-09-28 21:35:43 




>>宗三


ありがとう。
( 優しく頷く様子が目に映ると感謝の言葉を伝え。別本丸とはいえ、大事な仲間に変わりない欠片が包まれた襟巻きを抱えるように持つと大浴場を後にして。どうやら雨の勢いが弱まっているようで、しとしとと静かに降り注ぐ音を聴きながら歩く事数十秒。彼が話していた通り、突き当たりにある扉を開くと中庭に出て。どこへ埋めようか周囲を見渡していると一点の木に目が留まり「 あの桜の根元にしよう。宗三にはここで待っていてもらいたいんだけど良いかな?まだ雨が降っているし、貴方に濡れてほしくないんだ。 」彼に視線を戻しつつ理由も添え )


>>髭切さん


……もしかして、僕らのような派遣された刀剣男士用に栽培されてるとか?
( 先程、彼が書庫で見つけた畑仕事のいろはが書かれた本の事を思い出して。あれは種蒔きから収穫までの過程を事細かく紹介されていて、それに季節ごとに区分されていたはずだ。それなのに目前に広がる畑は季節などお構いなしといった具合に実っている。一つの仮定が浮かび上がり呟いてみると思いの外しっくりきて「 それだったら全ての野菜が実っている事に説明が付きそうだよね。…髭切さんの言う通り、季節の楽しみはなくなっちゃうけれど。 」と眉下げて笑い )



  • No.67 by 宗三左文字  2020-10-02 15:04:05 




>髭切

さて。絵の作者の何らかの意図が含まれているのでしょうか……。
(一見不自然で唐突に見える大樹でも、誰かがキャンバスの上に描き、作り上げた世界ならば、その全てには作者の意図が込められているはず。しかし、こんなにも大きな木が描かれていたならば、絵に入る前に気づきそうなもので。遠くに描かれていて目立たなかったのだろうか。肖像画を斬り捨てた後、彼に示された3枚の風景画は、時間帯やざっくりとした様子を確認したのみで、細かい部分は思い出せず。「あの絵にこんなに大きな木、描かれていましたっけ。貴方、覚えていますか?」僅かに首を傾げつつ相手に尋ねて)



>大和守安定

分かりました。僕はここにいますから、ゆっくり弔ってあげてください。
(扉を開けば記憶の中の地図通り、さまざまな木や草花が植えられた色鮮やかな中庭で。長らく無人で手入れされていないはずだが、未だ美しく咲き誇っていて。雨脚はいくらか弱まったようだが、相変わらずじめじめとした空気が肌にまとわりつき。雨に良い思い出がないとはいえ、どうしても濡れたくないというほどでもない。けれど2振りきりで話したいこともあるだろう。この状況でわざわざ自分を気遣ってくれたことも嬉しく、自分は離れた場所で待っていようと、そう言って)


  • No.68 by 鳴狐  2020-10-02 15:21:07 

>髭切

鳴狐「うん、鳴狐が、一番好きな季節」
(相手が言うと鳴狐も同意して上記を言い、相手が目的を選択している間はその様子を見ていて、ドアが開き、自分がいた本丸では見たことが無いアンティーク調の光景が広がると驚いて足が止まるも『分からない…とりあえず待っておこう』と首を傾げる相手に向かって言ったあと、椅子に座るのは何が起こるか分からないため壁にもたれて)

>宗三

お供「手紙か何かですかね?」
(相手と分かれて引き出しの中など隅々まで探していると相手の呟きが聞こえ、『どうしたの?』と近づいて見ると紙切れを持っていたためお供が不思議そうな声で呟き、『この紙だけしか入ってなかったの?』と他にも同じ様な奴があるのかと思い相手に聞いてみて)


>安定

鳴狐「分かった。」
(コクコクと頷いた後、彼が言ったように雨が強まる前に急いで二棟に行き、自分の本丸と同じ様な和風の部屋が広がると『きっとそうでしょう…ということは、他の刀剣達の部屋もこちらにあるんですかね…』とお供の狐が呟き、相手が玄関の部屋を空けると先ほどまでとは違った気配を感じとり『…何かいるかもしれない』と自分の柄を持ちながら警戒して話し)


  • No.69 by  大和守安定  2020-10-05 20:24:11 




>>宗三


―――どうか、次の生では幸せでありますように。
( 彼から了承を得ると微笑を残し、雨の中へ歩き出して。重く薄暗い空から降り注ぐ雨はあまりにも優しくて、まるで鋼の欠片となった彼の行き場所を導いてくれているかのように思え。桜の根元に方膝を着くと欠片を襟巻から土の中へと移し、両手を合わせると静かに呟いて。すくっと立ち上がると彼の元へ戻り「 お待たせっ。まだ任務の途中なのに僕の用事に付き合ってくれてありがとう。宗三のおかげで、あいつも安らかに眠れそうだよ。 」雨に濡れて張り付いた髪を払いつつ、ちらりと窓の外に目を向けて )


>>鳴狐


…そうみたいだね。この気配はどっちのものだろう、入り混じっていて判別が難しいな。
( 少し遅れて感じ取った気配は審神者と刀剣男士の両方のもので、片方が強まったり弱まったりと、その曖昧さに眉を寄せ。一棟とは打って変わり照明が落ちて作り出された暗闇は、気を抜くとあちら側へと連れていかれそうな雰囲気を持っていて。いくら夜目が効く刀種といえど、やはり照明器具はあった方が安全だろうと思い、運良く玄関先に置いてあったランタンを持ち上げ「 これ、使えそうだね。後は火を起こす物があれば良いんだけど…。鳴狐か狐さん、持っていたりする? 」と小首を傾げて問い )



  • No.70 by 宗三左文字  2020-10-12 22:57:52 



>鳴狐

少なくとも、このキャビネットにはこれだけでした。
(相手の言葉に改めて引き出しの中を確認するも、やはり紙切れ以外の物は入っておらず。紙にはインクで何かが書きつけられているようだが、紙が変色しているうえインクも薄れており読みづらく。「何か文字は書いてあるようですが……貴方も見てみますか?」紙切れを相手に差し出して)


>大和守安定

いえ。……僕も、僕の本丸の”彼”とは親しいので。
(彼が桜の木の根本で両手を合わせるのに合わせて、自分も目を閉じ祈りを捧げて。戻ってきた彼を出迎えると、わずかに目を伏せ一言答え。「審神者の部屋や”彼”自身の部屋に行けば、”彼”の最期について何か分かるかもしれません。あるいは……」雨が弱まっているとはいえ彼が肩にかけた羽織の浅葱色は濃くなっており、それなりに濡れてしまっているらしく、何より急に友のあのような姿を目にしてしまったことによる精神的な負担も心配で。「身体も冷えているでしょう、一度管狐にあてがわれた部屋に戻りましょうか。タオルもあったはずです」そう提案すると、柔らかく微笑んで)

  • No.71 by 鳴狐  2020-10-16 23:00:30 

>大和守安定

「……何か、変な感じ」
(刀剣男士と審神者の気配は自分の本丸では感じた事が無く、言葉には言い表せないような雰囲気に眉を寄せ、相手に何か火を起こす道具を持ってないかと聞かれると、自分のポケットを探してみると先程部屋で拾ったマッチの箱を見つけるも中身は一本しかなく『……一本しか無い』と相手に言った後、マッチの箱を渡し)

>宗三

「そっか――――ごめんね、鳴狐も読めない」
(これしかない、と言われると頷き、相手が紙切れを差し出して来ると狐と共に見てみるものの解読は不可能で、少し悲しそうな表情をした後首を横に振りどうにか出来ないものかと考え、天井に掲げるように広げて見て)

  • No.72 by  大和守安定  2020-10-17 16:02:34 




>>宗三


彼奴の部屋―――っ、ぶしゅん!…う、思ってたよりも大分冷えてたみたいだ。
( 彼の言葉を復唱して呟けばハッと目を見開いて。何故今まで思い付かなかったのだろう、“彼”ならば何らかの形でメッセージを残しているに違いない。急き立てるかのように鼓動がドクンドクンと早鐘を打ち始め、今すぐ向かおうと口を開きかけた所で大きなくしゃみを一つ。気を張っていたせいで気付かなかったが、いざ意識してみると指先が赤く染まっていて「 それじゃあ、お言葉に甘えようかな。……ねぇ、そっちの彼奴とはどんな話をしていたか聞いても良い? 」ゆっくり部屋を目指しつつ気になっていた事を訊き )


>>鳴狐


任せて、マッチに火を付けるのは得意なんだ。
( ありがとう、と柔和な笑みを浮かべてマッチ箱を受け取ると一度ランタンを棚の上へと置き。箱の側面をはじくように奥へ一気に引くと棒先に小さな焔を作り出して。それをランタンへ移すと一面を朱と金色に照らし始め「 よしっ、これで安全に調査出来るね。…照らしてみて分かったけど、この本丸かなり年季が入ってる。床の一部が抜けそうになってるから、気を付けて。 」ゆらゆらと燃えて熱を帯びていく器具を左手で持ち、行く先を照らしてみると所々傷んでいるようで )



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