ビギナーさん 2020-08-22 21:02:56 ID:0efa9ac79 |
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__え?嗚呼、お邪魔しやーッス‥。
(半ば陥落気味に許可出した声に"折れたか"と思いながら手招きする香澄に目をやり出入口から中へと挨拶混じりに入り)
いらっしゃーい、ここが私たちがいつも練習してる蔵だよー
たえ『千彰、久しぶりー』
(笑顔で彼を招き入れ、蔵の地下へ降りる階段を一緒に降りると楽器やらソファーにテーブルなどの置かれた雑多な感じの空間が広がっていて、ソファーに座ってギターのチューニングをしていたたえが声に振り返り間延びした声で出迎えて、そんな様子をりみは隅の方で恐る恐るといった風に此方を窺い、有咲はあからさまに面白くなさそうにふてくされたような表情浮かべてそっぽ向いていたりと三者三様の反応を見せて)
嗚呼、おう。__やっぱ帰るわ‥。
(蔵の中美少女五人それぞれリアクションの差を見ては改めてこの華やかな空間に自分居るの場違いではないかと感じ数秒額に指当て瞳を閉じ考えるポーズした後目を開いたと同時に中腰な姿勢で出口側に歩もうとし)
えーっ、待ってよー!まだ来たばっかりなんだからゆっくりしていってよーっ
有咲『どうぞどうぞ、お気をつけてお帰りくださーい』
りみ『あ、有咲ちゃん…せっかくのお客さんをそんな風に邪険にしちゃダメだよ…』
(帰ると言い出した彼を引き止める香澄とは対照的に猫をかぶった丁寧口調ながらトゲトゲしい態度を微塵も隠そうともせず追い返そうとする有咲に対して遠慮がちに苦言を呈したのは意外にも部屋の隅で彼との距離感を保ったままのりみで、その態度から人見知りはしていても決して彼を迷惑だとか毛嫌いをしているだとかそんな感じではないようで)
イヤイヤイヤ、やっぱこんな可愛い空間に俺とか場違い場違い‥まぁ、そっちの人数的に俺が万が一何かやらかしても勝てる気しないけどな。
(引き留める香澄に目元糸目気味に片手左右振りながら場違い感凄いと語りつつ五人を見比べていき実際平均ぐらいはあるが自分の非力さを主張し)
イヤイヤイヤ、やっぱこんな可愛い空間に俺とか場違い場違い‥まぁ、そっちの人数的に俺が万が一何かやらかしても勝てる気しないけどな。
(引き留める香澄に目元糸目気味に片手左右振りながら場違い感凄いと語りつつ五人を見比べていき実際平均ぐらいはあるが自分の非力さを主張し)
そんなことないって、みんな千彰くんのことは歓迎してるよー
有咲『私はしてねーし』
りみ『有咲ちゃん…』
沙綾『有咲は香澄が最近千彰くんのことばっかり話すから拗ねてるんだよねー?』
有咲『は、はあ!?ちげーし』
たえ『顔赤くなってる』
(場違いなんてそんなことないと必死に訴える香澄に対し水をさすような有咲の発言、その場の雰囲気にいたたまれずにオロオロするりみを見かねてすかさず沙綾が核心を突くと分かりやすいぐらいに有咲の頬が朱に染まり、それに追い討ちをかけるようにたえがそんな風に言ってのけ)
‥"The ツンデレ。"__心配しなくても有咲が有咲がって言ってるし別に取られる要素もないから安心しとけってばさ。──というか俺のことを過大に話してないか心配が生まれたわ。
(有咲のルックスやキャラからテンプレートなツンデレかと内心把握した後ヤキモチ焼く必要皆無だと語りながら視線向けては同時に香澄をチラリ見てはどんなことを伝えてるか一抹の不安を覚え)
有咲『ツンデレじゃねー!…てか、こいつらの言うことを真に受けんなー!』
おおっ、いつもの有咲だー!
(彼の独白が耳に届き耳聡く反応した有咲が声を荒げると、有咲としては怒っているつもりなのだろうが香澄はそんな様子を見てあろうことか嬉しそうにニコニコ微笑んでいて、他のメンバーたちもこの様子ならもう有咲の方も大丈夫だろうとばかりに微笑ましげにそんな様子を見ていて)
ヤベ、聞こえた。__取り敢えず落ち着け落ち着け、肩凝るぞ‥。
(心の中で呟いたが口に出てたかと口押さえては周りが有咲の反応眺める様に"普段からこういう感じか"と対処法に感付いては宥める様な動作しては力むなと語り肩凝りの理由別にあるがと内心思い)
有咲『誰のせいだと思ってんだ、誰の!』
たえ『おー、確かにガチガチだー』
有咲『なっ、んっ…ちょっ、おたえ、やめ…!』
沙綾『ごめんねー、騒がしくて。私たちっていつもこんな感じなんだー、とりあえず好きなとこ座りなよ』
こっちこっち、こっちが空いてるよっ
(当事者である彼に他人事のような調子で宥められると有咲は肩を怒らせて不満を爆発させるが、たえに肩を揉まれて一瞬悩ましい声を漏らして脱力してしまって、このまま収集がつかなくなりそうなところで沙綾が機転をきかせて彼へと声をかけると、香澄が満面の笑顔でソファーの上で自身の隣をポンポンと叩いていて)
嗚呼、今のやり取り見て納得した。__じゃあ失礼するけど、いつまでも揉んでやるなよな?花園‥。
(悩ましい有咲の声に微妙にだが耳済ませてしまう気取られぬ様にクールにしていれば沙綾の言葉に把握したと告げては隣座るように香澄に促されると少し謙虚に反対側空席なソファーに腰掛け)
りみ『あの、えっと…飲み物、何か飲む…かな?』
あっ、私紅茶!
(戯れる有咲とたえを尻目にようやく腰を落ち着けることの出来た彼に対しりみが近寄り、おずおずと遠慮がちにそう質問をして、隣をスルーされて少しばかり膨れっ面だった香澄だったがりみの言葉にすぐに気を取り直しちゃっかり自分の分の飲み物の希望を伝えていて)
ん?あぁ、じゃあ俺も‥‥遅めの朝飯っと。
(以前絡む有咲とたえの姿横目で見ていれば飲み物聞かれてはりみに注文気味に告げれば膨れ面の香澄数秒見た後小さく肩竦めては隣に詰める様に座り直しやまぶきベーカリーで買ったパン食べんと紙袋取り出し)
たえ『あっ、それ山吹ベーカリーのパンだ』
りみ『山吹ベーカリーのパン美味しいよね』
そういえば千彰くんってメロンパンのほかに何を買ったんだっけ?
(さっきまで有咲との小競り合いをしていたはずのたえが彼の背後から何食わぬ顔で話に入ってきて、山吹ベーカリーのパンと聞いてりみも紅茶をテーブルへと置きながらさっきまでよりも緊張も解けてきたのか自然な様子で会話に混じり、一方で買い物をしていた時に一緒に居たものの一緒に買った焼きたてのメロンパン以外は何を買ったかまでは見ていなかった香澄が興味深そうに彼の手元の山吹ベーカリーの袋を見やって)
‥嗚呼、あとはフランスパン買った‥流石に丸々は長いから半分に切ってもらったけど。__つーかお前も近いな、花園さんよ。
(紙袋から購入した半分のサイズに切られたフランスパン片方取り出して見せ付けりみの淹れた紅茶が視界に入り礼を述べ掛けた矢先背後からヒョイとたえが話しに入ってきて覗き見る状態故に香澄並に距離感意識薄いため少し振り向き気味に指摘発言口にし)
たえ『いやー、それほどでもー』
沙綾『褒めてない褒めてない…』
有咲『おーたーえー…』
千彰くん、そのフランスパン何もつけずに食べるの?
(近過ぎとの指摘をなぜか良い方に捉えてポジティブシンキングをするたえに対し沙綾は顔の前で手を振ってこれは褒められてるんじゃないからと苦笑混じりに事実を告げて、そこへたえによる執拗なマッサージ(?)を受けてさっきまで骨抜き状態になっていた有咲が立ち直り怨嗟の声を漏らしながら乱入してきて、すぐそばでそんな状況になっているにも関わらず香澄はあくまでも呑気にマイペースて会話を続けていて)
__あっ、うっかりしてた。‥まぁ別にこのままでもかぶり付いても良いけどよ。
(たえのリアクションにツッコむ間もなく有咲に絡まれる様眺めては香澄からの質問にハッと我に返ったような声上げバター等貰い損ねたと気付くが別段問題なく食べると告げては再度有咲とたえを見物し)
沙綾『うん、うちのバゲットはそのままでも充分イケるよ。まあ…丸ごとかぶりついて食べるにはちょっと顎がくたびれるかもだけどね』
有咲『あー…なんか練習始める前からどっと疲れた…』
えーっ、有咲大丈夫なの!?
(そのまま食べるという彼の言葉に沙綾が自分の家のパンについて誇らしげにそう語りながらも最後に苦笑を浮かべ。遅めの朝食タイムをとっているその一方、たえに言って聞かせるのは無理だと諦めた有咲がソファへとどっかり腰を下ろして気怠そうに呟いたのを聞いた香澄が心配するように声をかけるが、当然ながら有咲は原因の一端を担った張本人へとお前が言うなとでも言わんばかりの目を向けつつも、それを口にする気にもなれないのか目線で訴えるのみで)
‥練習終わりに、詫びついでに揉みやしょうか?お嬢__無論肩だぞ?念のためだけど。
(有咲のツッコミしたげな眼差しに五人の大体の役割を把握しバケットそのままにムシャッと頬張り咀嚼していれば咀嚼続けたまま有咲の前に片膝付いて提案ふざけた言い回しで告げ"どこを"の主語忘れた為ちゃんと付け足し)
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