不死の少女《マチルダの質問部屋》

ヴァーシーリー（ありゃ…そうなんだねラヴィちゃん…でも僕にも落ち度があったよ！上から目線だったもん！）
アントワヌ（それもそうだな。）←
ヴァーシーリー（でしょ！？友情ごっこかあ…僕達の友情も友情ごっこなのかな？）
アントワヌ（さあ…？）
ヴァーシーリー（さあ？じゃないよさあ？じゃ…もう…。）

東
「ノーマンくん、お友達いらないタイプ？
あっはは、共感できるなぁそれ。実際、アレックスくんもそうでしょ？」
アレックス
「……………僕は…仕事さえ出来ればいいので。」

アントワヌ（ヴァシュリーシュカもお友達いらん？）←
ヴァーシーリー（いる！アントワヌ君とお友達じゃないか！）軽くアントワヌをポカポカと叩きながら
アントワヌ（いててて(笑)わかったわかった、大丈夫だから分かったって！）
エリシア（…）
アントワヌ（エリシア、その水の槍を仕舞いなさい。）←

東
「関係ないけど…何か俺の異能って微妙じゃない？半径8mにシールド作るだけじゃん。」
アレックス
「………僕は、幻覚作用のある毒を塗った銃弾しか…。」
ノーマン
「俺は五感切るだけだしねぇ。」

ヴァーシーリー（僕なんて地震だよ！？地震！空飛んだらもう終わりじゃないか！）
アントワヌ（シールドもスゴいじゃあないか。皆すごいぞ。俺は魔神しか操れないんだぞ。）←
ヴァーシーリー（何のフォローにもなってないよアントワヌ…）

東
「…8mって、範囲微妙じゃね？こう…何つーの？男の子的にはさ、すっごい巨大なの！とか作りたいじゃん？いや8mて。」
ラヴィ
(「私の異能、よく分からないの…。」ラヴィはいつの間にかふよふよと浮かんでいた黒い球体を弄びながら首を傾げる。)
ノーマン
「あ～…でも空飛ぶんだったらアーサー殿強いんじゃない？重力操作でしょ、確か。」

ヴァーシーリー（あーーんそれめっちゃ分かる！どーーん！ってやりたいよね！）
エリシア（あらまぁ…すごい不思議ですわねこれ…（ラヴィの周りに浮かんでいる物を見てそう言い））
アントワヌ（そーなの？それじゃあヴァシュリーシュカとアーサーさんが組んだら凄いことになりそうだねぇ。）
ヴァーシーリー（んね！一回共闘とかしてみたいなぁ…えへへ…。）

東
「あ、分かってくれる！？」
ラヴィ
(「この子達は何でも食べちゃうの。」ラヴィは困ったように目を伏せ、首を回転させて。)

ヴァーシーリー（もっちろん！僕だって男の子だからね！）
エリシア（まぁ…どこかの下品なイフリートとおんなじですわね。）
アベラルド（おいエリシア…表でろ。）
エリシア（上等ですわよ…。）
アントワヌ（止めなよ二人ともー…本当に仲悪いんだから…）

東
「いや～…なんか嬉しいわ。うちの部下達、全員女でさ～。全然理解してくんねーんだもん。」
ノーマン
「あ～…何となく分かるよ。男のロマンってやつでしょ。」
ラヴィ
(「喧嘩は良くないの。」ラヴィがそう言うようにゆっくりと首を左右に振ったかと思うと、周りに浮かぶ球体も嫌々をするかのように揺れた。)

ヴァーシーリー（そうなの？僕のところは部下どころか動物しかいないからなぁ…。皆ぼーん！何て言っても理解してくれないからなぁ…お互い辛いねぇ…）

アントワヌ（そーらお前らご覧よ、ラヴィちゃんの言うように喧嘩は良くないんだよ。）
エリシア（アントワヌ様が言うなら…）
アベラルド（…アントワヌ様がそう仰るならしょうがねぇな…）

東
「あ。そうそう、部下と言えばさぁ…俺「東少将は女に困ってなさそうだから、女子にセクハラとかしなさそう」って偏見だけで…いや、マジでセクハラはしないけどさ。第一師団…あ、うちの師団ね。に配置されたんだけど酷くね？アレックスくんの方が適任だよ絶対。」
ノーマン
「それにしてもラヴィ殿。今本編では大変だよねぇ。確か自分の右足引きちぎったんだっけ？いくらラヴィ殿が人形だとはいえ、良くやるよ。」

ヴァーシーリー（そーなの？アントワヌ君もそんな噂されてたよね？）
アントワヌ（うん、エリシアといただけで彼女だって言われたんだ…）
エリシア（私はそれでも十分ですわ??）
アントワヌ（…君はよくても僕はやなの…）←←

ヴァーシーリー（ね！ラヴィちゃん男気あるなぁ…）

東
「あははっ、何か話してると楽しいなぁホント。ラヴィちゃんとか手ぇ出したくなくなったもん。ノーマンくんとかすっごい殺り辛くなった。」
ラヴィ
(「だって、私は痛くないから…。」ラヴィは笑みを含んだ眼差しを貴方達に向ける。)

ヴァーシーリー（ね！おしゃべりって何時間でも出来るよねぇ。僕おしゃべりだーいすき♪）
アントワヌ（でもダメだよラヴィちゃん、君だって一人の立派なレディーなんだ、自分の体を大切にしなきゃだよ？）（心配そうな声と表情でラヴィの方を見る）
ヴァーシーリー（そうだよ！痛くないからって体は大切にしなきゃダメだよ！歩けなくなっちゃうよ？）

ラヴィ
(「私は、マチルダちゃんに直してもらえるから。」とラヴィは首を左右に振り、花が咲くように微笑んだ。)

ヴァーシーリー（そう…ならいいや！でも本当にラヴィちゃんって可愛いねぇ…僕羨ましいな…（いいなぁと言いながら微笑み返して））
アントワヌ（そう…マチルダ様は優しいんだね…）
ヴァーシーリー（ねー…。）

ラヴィ
(「マチルダちゃんは、とっても優しいの。」ラヴィはこくこくと頷き、優雅にくるりと一回転して見せた。)

アントワヌ（そうなんだね…僕もマチルダ様位に優しくなれるといいなぁ。）
ヴァーシーリー（わぁ…すごい…！バレリーナさんみたい…！（目をキラキラさせながらラヴィを見つめ））

ラヴィ
(ラヴィは物言わず、かすかな好意が感じられる視線で貴方達を見て微笑んでいる。)