誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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背後;開始ロール置かせていただきます、戦闘想定ですが一応日常にも派生可能です、よろしくお願いします。
>ALL
(雲一つない青空は肌を刺す様な太陽の光を遮ってくれず、高層ビルが立ち並ぶ天津平坂の中心市街は今日もうだるような暑さに支配されていた。
ビル壁からそれ程離れていない場所に浮かんだ半透明のモニターは、いつも通りに政治家の汚職や化粧品の広告を忙しなく流し続け、少しでも暑さを紛らわそうと歩道では自動走行ロボットがミストを散布して周っている。
誰もがどことなく、熱気や諸々による微かな疲労感を漂わせながらも、表舞台の風景はそれでも平穏で誰も「裏舞台」で何が起きているかなど考えようともしない)
暑ッちィなあ。
(その「裏舞台」、人目につかない様な路地裏。
顔に汗と血液と思しき赤色を貼り付けたスポーツインナー姿の青年が、ペットボトルの飲み口に口をつける。
元は凍っている状態で販売されているタイプのドリンクだ、しかし最早最初からそうであったかのように中身は液体で満ち、既に残り三分の一程度まで減っていた)
溶けるのも早いしヌルくなるのも早いな、もう一本買い足さねぇと、おい再開するぞ、水分休憩は終了……?
……なんだよもうノビてるのか、まだ10発殴った程度だぞ情けねぇ。
(ペットボトルを置いて振り返った先には、壁に背を預け座り込んだ30代程の男性がおり、衣服はあちらこちらが無惨に破け血が滲んでいた。
どうやら完全に気を失っているらしく、男性をそんな状態にした張本人であるスポーツインナーの男は彼の胸倉を掴み上げ体を揺する)
……まぁ良いや、「チップ」貰うぞ、ノビてるのが悪いんだからな。
(そのまま胸ポケットを探り、彼の物であるスマートフォンを引っ張り出した。
慣れた手つきで画面に触れると、「メガロマニア」と大袈裟に飾られた文字列が浮かびあがる)
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