誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>50
お褒めに与り光栄よ。ご丁寧に解説までしてもらっちゃって涙が出そう。
(心にもない軽口をたたくが、ある程度鍛えているとは言っても重い物を振るうことは想定していない女子高生の腕。左腕の動きはほとんど封じられていると言える。
それでいて重量物。壁を蹴ったり登ったりと身軽さが売りの自分には大きな負担だ。
舌打ちしたい気分を誤魔化し、目の前に再び迫る拳に精一杯対応すべく頭を回転させる。)
ホントに、まともに付き合ってらんないっての!
(右ジャブはなんとか頭を傾けて躱す。またフードに掠める。
淑子はボクサーでもなければ、クロスレンジのハイスピードな駆け引きに慣れてもいない。
回避に専念したところで何度も避け続けられるものではない。ならば相手の土俵を避けて、刃物の優位を活かす動きを選択する。
迫る左フックに体全体を沈ませ…少し頭に鎖が掠った。揺れてはいない、気にしている余裕はない。
赤斗が足を踏み出している側から斜めに後ろへぬけようと地面を蹴る。同時に、右手のナイフをその足に向けて振るう。)
>51
(今の今まで傍観者と思い意識から外していた人物の動きに、全く対応の余地はなく。
このまま赤斗の後ろに抜けることができたとしても、淑子は完全に前に出るしかない姿勢で脚を動かしている。
人のことを言えないが暑そうな見た目のコートを着た、おそらく自分と歳は近い男子。
彼が何を思って行動を起こしたのか考えるより前に、その手から出る氷の能力と思しき見た目に、流石に走っていたら当たらないなどということはないだろう、食らったらどうなるのやらと半ば諦めながら。)
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