誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>442
背後;現在病院に集まっているチームは一応事件当日という時系列ですので、後日に幻さんと出会うという形になりますね。
ひとまず病院での状況整理ロールが終わり次第、夜明ヶ原としては是非とも絡んでみたいと思っていますので、その時はよろしくお願いします。
>堺さん、鈍間さん、天都さん
背後;同僚設定にした堺さんが大ピンチですので、エステラで助けに入ってもよろしいでしょうか(折角そういう形の設定を作りましたので、一度もちゃんと絡まずに堺さんが退場する様な事態は避けたいなという思いがあります)。
キャパが苦しい、やりたい展開がある、等理由ございましたら退かせていただきます。
>誇大妄想狂さん
(/なるほど、病院組の皆さんがいる時系列は「事件当日」だったんですね!理解しました!
とすると、出会う場合は怪我人であれば「入院、または再検査」、他の人なら「お見舞いに行く」とか、そういう感じでしょうか?RPでその点を念頭に置いて、最初のRPを描写するよう心がけます!教えてくださって、ありがとうございます!)
>悪食 >堺 美波
(どうにかこうにか、布団から体を起こそうとしていると、誰かが上から見下ろすような形で声をかけてくる。そして天都はその声がどういった人物の物か知っていた)
……へぇ。これは。……なんていうかマジで奇遇だね。君、僕の名前知ってたんだ。
(一応、追っていたというか、対策しようとしていたというか。爆破事件の実行犯である鈍間に偶然出会ったことに、余裕な表情をしながら、内心驚いていて)
折角だから僕も君の名前とか知りたいが……何してたかって言われると、この辺りでメガロマニア所持者っぽい人を見たって聞いたから出動ってわけさ。君とは思ってなかったがね。
(毛布の中に埋もれた右手に、まだ銀時計が収まっている。手を埋もれさせたまま、静かに時計のスイッチに手をかけながら、言葉を続ける)
さっきの大きい人……あの人のせいでびっくりしてこうなったけど、君の仲間かい?だとしたら、君こそ何しに来た?爆弾の仕込みでもしに来た?
(相手の顔を見ながら、目的を探る。誤魔化すか、今ここで口封じなども兼ねて攻撃に来るのか―――どっちにしても対応できるように身構えつつ聞く)
>病院all
それじゃあ、簡単なまとめだが―――今回の事件は恐らく大分前から計画されていた無差別爆破だ。あの青年の名前は分からないが―――まぁ、テロ犯としておこう。彼は交差点を封鎖する形で大量の人を閉じ込めてから封鎖に使ったトラックを爆破させ、甚大な被害を出した。その目的として彼はメガロマニア所持者同士の話し合い、としていた。つまり騒ぎを起こして僕たちをおびき寄せようっていうのがそもそも目的だったわけだ。その後、僕たちとテロ犯は戦闘し、テロ犯が撤退。この時使われたのは六芒星によるテレポート……彼の推定:時間減衰の能力とは違うものだ。
(と、彼は時計から少し大きめのスケッチブックのようなものを出して、ボールペンで概要を図で表しながらまとめていく)
恐らくだが、テレポートは彼がリサーチャーと呼んでいた人物の物なんじゃないか、と思う。リサーチャーは彼の言動からして、彼の能力を研究して、その本質を伝えた人物かもしれない。と、ここまでは彼の言動、行動からの推測だが―――僕個人の感想として、手段と目的がやはり噛み合っていない。あんな物騒なことを起こして話し合いがまともに成立するとも思えないが……それはそれとしてメガロマニア所持者が集まったことは確かだ。何かここに違和感を感じる、というのが僕的な事件のまとめなんだが……皆はどう思う?
(鈍間の話では、集められた理由はあくまで話し合いだ。だがリサーチャーの思惑は違ったら?そう考えると、おびき寄せられたこと自体が悪手に思えて仕方がなかった)
>椿原 帝
…………ん?
(気分よく音楽を聴いているところに唐突に握手を求める声。その声につられて立っている相手を見上げるように見てみると、そこには眼つきの悪い高校生ぐらいの男性が―――ゴスロリを着て、右手を差し出してきていた)
……どちらさまで?
(その姿は軽く恐怖を覚えるものであり、ただ淡々とスマホを手に持って、電話アプリを開きながら、冷や汗をかきながら問い)
>440
あぁ、そういえばそうだったわね・・・
(今までの殴り合いですっかり能力者での戦いであったことを思い出しては能力で鎖を脆くさせて左手を引っこ抜けば)
せいやぁっ!!
(自分の脇腹狙いの拳をそのまま右手で反れるように受け流すと左手に空気を集めつつ顎狙いで殴ると同時にぶっぱなそうとして)
>悪食
>餓狼
>天都 上矢
……っはぁ!……はぁっ!……はぁっ……!……たすけ……て……
(助かった。だがこの人も襲いにきた。意識も飛びかけるほど少ない呼吸量だったせいで、次どうすればいいか思考する状態でもない。ただ気道が通ったこと、「逃げなきゃ」「助けて」という考えだけはできたことが連動して、不安定だった虫の脚の足並みがそろい始める。2本の虫の脚は餓狼へと狙い定めおそいかかり、さらに8本の虫の脚を出現。自分の体を起こし、余った虫の脚もさらに餓狼へと追撃をはじめ)
(/ごめんなさい!悪事さんのレス1つ逃してしまいました……)
>449
(/はい!大歓迎です!よろしくお願いします!)
>佐藤くん
『大丈夫だよぉ~、そういう能力もたくさんあるかもしれないからねぇ。でも、おかしいねぇ~、何もおこらないなんて……いや…まさかねぇ…』
(何もおこらないのを見て篭矢は少しの違和感を覚える。確かにさっきはミニカーが出てきたはずだった、ミニカーを出すという能力であればミニカーが出るはず、変わった事と言えば "車" が通ったことくらい………ここでひとつの仮説が浮かび上がる。)
『さっきの車も…能力ぅ…?』
(木の棒で出たのはゆっくり動くミニカー。そして今、旗を降って出てきたのは少し遅めの自動車。ならばより "棒" らしい物で降ればどうだろう…例えば『指揮棒』など…)
『……これ、降ってみて~?』
(バッグから吹奏楽の人から預かった指揮棒を取り出して)
>幻くん
(幻の話を聞き、みんなシーーンとしていたが…)
「……スゲェ…マジでスゲェじゃん!それなら駅伝走れる!」
(松葉杖の男性が興奮ぎみに)
「素晴らしい!これで演奏会に間に合うかもしれない…いや間に合う!」
(メガネの車椅子の青年が笑顔になり)
「もう全国諦めるしかないと思ったけど……いける!これなら!」
「嗚呼!絶対全国いける!」
(同じチームなのかハイタッチする骨折男子ともう一人の松葉杖の男子)
「元気やなぁ~」
(飽きれ気味に四人を見ているが、笑顔の日向)
「先生からメガロマニアについては聞いています。そのお願い…ぜひお受けしたい!」
「日向っちもあり得ない能力持ってるし、全然怖くないね!」
「むしろこっちがお願いしたいくらいだぜ!」
「大人がこんなお願いすんのもなんだけどよ……頼む!助けてくれ!」
『やっぱりね。という訳だから…お願いします。幻ちゃん』
(それぞれが納得し、幻の血を接種するのを受け入れることになり、改めて頭を下げる)
>天都 上矢
「椿原 帝だ。やめろ、通報しようとするな。こっちは暇で仕方なくこんな格好をしてるんだからな……」
(「なんて奴だ。」これが椿原の最初の感想であった。懇切丁寧(椿原にとっては)に握手を求めてやったのに、相手の反応と来たら冷や汗をかきながら名前を問いかけ、電話アプリを開こうとしてるではないか、あらかた通報でもしようとしているのだろう。それが分かれば、自己紹介と自分がこんな格好をしている理由を話す。しかし相手の瞳には多少の恐怖と何か…『引いている』と表記すればいい物が見えたためイラつき、正直邪魔なフリル付きヘッドドレスをアニメさながらのモーションでスッ…っとはらえば、格下の相手を睨むが如く『文句でもあるのか?』と問いかけて)
>佐藤くん
『大丈夫だよぉ~、そういう能力もたくさんあるかもしれないからねぇ。でも、おかしいねぇ~、何もおこらないなんて……いや…まさかねぇ…』
(何もおこらないのを見て篭矢は少しの違和感を覚える。確かにさっきはミニカーが出てきたはずだった、ミニカーを出すという能力であればミニカーが出るはず、変わった事と言えば "車" が通ったことくらい………ここでひとつの仮説が浮かび上がる。)
『さっきの車も…能力ぅ…?』
(木の棒で出たのはゆっくり動くミニカー。そして今、旗を降って出てきたのは少し遅めの自動車。ならばより "棒" らしい物で降ればどうだろう…例えば『指揮棒』など…)
『……これ、降ってみて~?』
(バッグから吹奏楽の人から預かった指揮棒を取り出して)
>幻くん
(幻の話を聞き、みんなシーーンとしていたが…)
「……スゲェ…マジでスゲェじゃん!それなら駅伝走れる!」
(松葉杖の男性が興奮ぎみに)
「素晴らしい!これで演奏会に間に合うかもしれない…いや間に合う!」
(メガネの車椅子の青年が笑顔になり)
「もう全国諦めるしかないと思ったけど……いける!これなら!」
「嗚呼!絶対全国いける!」
(同じチームなのかハイタッチする骨折男子ともう一人の松葉杖の男子)
「元気やなぁ~」
(飽きれ気味に四人を見ているが、笑顔の日向)
「先生からメガロマニアについては聞いています。そのお願い…ぜひお受けしたい!」
「日向っちもあり得ない能力持ってるし、全然怖くないね!」
「むしろこっちがお願いしたいくらいだぜ!」
「大人がこんなお願いすんのもなんだけどよ……頼む!助けてくれ!」
『やっぱりね。という訳だから…お願いします。幻ちゃん』
(それぞれが納得し、幻の血を接種するのを受け入れることになり、改めて頭を下げる)
>天都 上矢
「椿原 帝だ。やめろ、通報しようとするな。こっちは暇で仕方なくこんな格好をしてるんだからな……」
(「なんて奴だ。」これが椿原の最初の感想であった。懇切丁寧(椿原にとっては)に握手を求めてやったのに、相手の反応と来たら冷や汗をかきながら名前を問いかけ、電話アプリを開こうとしてるではないか、あらかた通報でもしようとしているのだろう。それが分かれば、自己紹介と自分がこんな格好をしている理由を話す。しかし相手の瞳には多少の恐怖と何か…『引いている』と表記すればいい物が見えたためイラつき、正直邪魔なフリル付きヘッドドレスをアニメさながらのモーションでスッ…っとはらえば、格下の相手を睨むが如く『文句でもあるのか?』と問いかけて)
>412
「…話を乗ってやる。ただ1つ条件がある。」
(話を聴けば聴く程興味が湧いて出ており身体中の冷気が雪へと変わり地面に触れればパキパキとみるみる氷となっていき口元は大きく歪み笑顔となりフードを取れば子供が泣いてしまうほど妖笑をしていて)
>422
「……はぁ…クエスト完了。」
(身体中の冷気を出し切り溜息をつきながらも携帯を取り出しクエスト完了の知らせを出している途中にビルに氷柱が刺さったためビルは分裂するように割れるが上からビルが崩れ落ちていき)
(/素敵な設定に誘われ…。よろしかったらお仲間に加えてください。)
「あークソ。ニコチン切れてきたな…。」
「そのスポンジみたいな脳味噌ごと、この世から“キリ取って“あげる」
[名前]山折 晴(やまおり はる)
[性別]女性
[年齢]21歳
[職業]遠距離瞬間移動サービス『Cab』
[容姿]
身長約160cm。華奢な体躯ではあるが、女性らしいラインは浮き出ている。黒髪ボブで金のインナーカラー。アクセサリ好きで耳に4つ、舌にも1つピアス。黒を基調とした服装が多い。
イメージ画像参照 Picrew 単色ちゃん
https://picrew.me/share?cd=CZI5qyO4Z6
[性格]
皮肉屋の毒舌家。今時の大学生風で愛嬌のある見た目とは相反して、男勝りで口が悪い。空気は読まない質であるため、初対面では面食らう人が殆どだろう。その実、心を許した相手にはとことん尽くすタイプであり、自己犠牲も厭わない。
[異能力]『キリトリ線』
指定した二つの空間を切り取って、交換する能力。能力を発動する際には予兆として、指定した空間に半透明の青い破線が浮かび上がる。その青い破線上を、同じく半透明の青いハサミが走り始め、それが指定した空間をなぞり終えてようやく発動する。そのため、動いているものを能力の対象とすることは困難を極める。単純な遠距離瞬間移動として使うことが多い。また、“二つの空間を切り取る“という点を利用して、空間ごと物体を問答無用で切り裂くこともできる。
能力の代償として、使用頻度に応じて身体機能や認知機能の低下が生じる。
用法容量を守れば時間経過で回復するが、一度上限を超えると不可逆の障害を背負うことになる。(現状では左手の麻痺と両目の視野欠損。そして、軽度の記憶障害。)代償は能力を発動する空間の規模、発動までの時間に比例して加速度的に増大する。特に後者の影響は絶大。
[キャラ概要]
メガロマニア利用者向けに遠距離瞬間移動サービスを提供し、主にその収入で生計を立てている。サービス利用者からは『アッシーちゃん』と影で呼ばれているが、本人を前にその名を呼んだ者は例外なく海外の砂漠のど真ん中に転送されているとか。クエストに関してはやや消極的であり、乗り気なメガロマニ利用者をクエスト発生先に送り込んで自分はさっさと退散することが殆ど。本人曰く、能力の容量や使い勝手の都合上、クエストよりも“タクシー”という立場の方が省エネ、コスパがいいとか。
元々は普通の大学生であったが、「メガロマニア」の利用者になった直後に中退。当時は積極的にクエストをこなしていたが、とある一件で能力の代償を背負って以来、一線を退き今に至る。
運動能力は人並み以下。チップを利用して手に入れた護身用の銃器も扱いこそ覚えたものの、左手の麻痺や視野欠損もあり、腕前はご察しの通り。
ヘビースモーカーであり、昨今の禁煙ブームにはかなりご立腹の様子。
>456
え?まさか…、普通に通っただけじゃないですかね…。えっと次は、指揮棒ですね。わかりました、振ってみます。(さっき通った車が能力によるものではないかと言われ、偶然ではないかと疑い、首を傾げている。自分はもう半分諦めているようなものだが、目の前の篭矢はそうではない、親切に色々試そうと提案してきてくれている。それによって本当はさっきみたいな小さなものだけではないのではないかと信じたいという願望が芽生えてきた。それに、親切を蔑ろにはできないだろうと思った。気を持ち直して、しっかりとした姿勢と面持ちで指揮棒を受け取る。)
(さっきの車みたいに後ろに出てきてくれればいいかな…)(そう思いながら、振る。するとどうだろう。今度は後ろで40kmくらいの速度で乗用車が通過した。篭矢の仮説は見事当たった。)
(/ちなみに能力を最高まで引き出せるのは誘導棒です。本物の誘導棒(50cm以上)>40~49cm>おもちゃの誘導棒>その他となります。ざっくり説明すると、「車を誘導する」という用途に近ければ近くなっていくほど、能力性能は上がっていきます。)
>篭矢さん、日向さん、四人組さん
「!…っ、はい!任せてください!」
(受け入れてくれた。気味悪がらずに、断らずに……提案を受け入れてくれた。幻はその事に驚き、喜んだ。過去に、好意で他人を癒やそうとしたことがあった。しかし、その時には……「正気の沙汰じゃない」と、そう非難されたことがある。だから……怖さはあった。メガロマニア以前に……拒まれるんじゃないかと。
幻が血入りのイチゴ味の薬を作ったのは、直接血を流すよりは、誤魔化せるこっちの方がいいと学んだからだ。……4人に対しても、それを実行してもよかったが……篭矢さんからの話でもあるから、誠実でありたいと思い、今回はしなかった。)
「えっと……注射がダメな場合は、こういう薬があるんですけど……これは、イチゴを潰してジュースにした物に、血を混ぜたものです。どちらを選んでも効き目は変わりません。…ですので、お好きな方を選んでください。」
(と、幻は4人それぞれの要望どおりの選択を聞き、それを実行することにした。実際その四人の怪我の様子なら……日向さんもそうだったが、薬に数的混ぜた血でもすぐに完治できる。
幻が提示した薬か、幻の血を体内に取り込めば……たとえ足の機能がなくなっていても、四肢が欠損していたとしても……苦痛も跡も、瞬く間に治るだろう。)
>一之瀬 翔
……はぁ……はぁ……。あれも……何かの……クエスト……?
(急いで離れたため息を切らしながら振り返ると、本当にビルが崩壊している様子を見て、あの人も能力者であるのだなと確信してしまう。ここ最近メガロマニア利用者に次々遭っていて、やはりいつか襲われるのではと不安がこみ上げると)
中(新キャラ追加希望です!確認よろしくお願いいたします。)
「…...何か用?忙しいんだけど。」
「ここであったことは忘れて。じゃないと消えてもらうことになる。」
[名前]三日月 紅桃(みかづき くるみ)
[性別]女性
[年齢]15歳
[職業]学生・殺し屋
[容姿]黒髪のロングヘアに緑色の瞳で、中性的な整った顔立ちをしている。肌の色は普通よりすこし白めで、体型は細く、女性らしい凹凸は少ない。服装は赤いブラウスに黒のベストとショートパンツで、髪は低い位置で一つに結んでいる。また、戦闘時は黒い狐の面をかぶっている。学校の制服を着ているときは、髪をおろしている。制服を着ている時以外は男だと間違われる。普段は見えないが、背中に黒い蝶の刺青がある。
イメージ画像 https://picrew.me/share?cd=kTf6LtHS6H
https://picrew.me/share?cd=dYI7QaLine
[性格]
無口で表情の変化が乏しく、何を考えているかわからない。感情が無いわけではなく、どう表現すればいいかわからないだけ。独自の世界観を持っていて、自分の感覚を他人と共有することは難しいと感じている。基本他人には興味ないが、実は小さい子が大好き。
[異能力]『黒陰』
陰の中を自在に移動することができる。また、相手に幻覚を見せることもできる。幻覚によって、自分の姿を本体がいる場所と別の場所に映し出すこともできる。匂いや気配も消すことができるため、相手に幻覚を見破る特殊な能力や鋭い直感などが無い限り見破ることはできないが、広範囲の攻撃などには対応できない。また、能力を使い過ぎると過呼吸になる。
[キャラ概要]
Psych(プシュケ)というメガロマニア利用者である復讐屋グループのメンバー。一般人もメガロマニア利用者も依頼することができる。両親は幼い頃に殺されて、今は一人暮らしをしながら、学校に行っている。基本短剣と格闘技で戦っているが、刀や銃器全般は扱うことができる。普段は放課後に簡単そうなクエストを少しずつこなしていて、わざわざ人を襲いに行ったりはしない。(ただし襲われたり、襲われている人がいたりしたら戦うことはある。)学生の姿はあまり知られていないが、狐の面をかぶった姿は「黒狐」として広く名が知れ渡っている。
>452
( 長々と探りを入れて話す天都に対し、悲倉は充血した目を彼に向け続けるだけだった。名前を聞かれても、目的を聞かれても、天都の求める言葉は、悲倉の口からは何も出てこない。それどころか、 ようやくを口を開いたと思えば )
「 …お前がいつも協力している病院に運ばれた負傷者たちは、どうして生きていられたと思う?それは、僕が殺さないでおいてやったからだよ。医学生のお前は、患者どもを大切そうにしていたからな。ほんの気づかいというやつだ 」
( と、何の意味もない話を語りながら、悲倉はパーカーの懐から、拳銃をゆっくりと取り出し、その銃口を天都に向ける。狙いは肋骨部分だ )
「 安心しろ。お前が死んだ後、患者どもは全員ゾンビにして永遠に生かしてやるからなぁ。いや、実際には死んでいるか。まぁどっちでもいい 」
( 引き金を引いた )
>454
「 抵抗すんじゃねェ、オマエと殺りたくなってくるだろうがッ!! 」
( 堺の虫の脚を見るや否や、今一度拳を握りしめると丸太の如き腕を振り上げ肉体をややひねった形で構えを取る。腕がバットで、迫り来る百足脚は野球ボールに例えられる様相だ。
そしてその野球ボール、百足脚の双方が眼前にまで接近した時、片足に全体重を乗せると同時、力の全てを拳に預け、肉厚な百足脚の二つに向けて、全身から捻出した力の権化であるパンチを打ち放った。
ーーそれは堺の髪をなびかせ、アパート全体を軽く揺らすほどの威力を発揮した。
が、百足脚の一つは千切れ、向こうの悪食が気絶しているリビングの床に肉片となっている一方、もう一つの百足脚は、その外骨格で餓狼の拳を受け止めていた。そこにはヒビが入っている )
「 スゲェな、オマエ。俺も全力を出さねェとやばいかもしれないぜェ 」
>all
ここならよく見れるや・・・姉さんも一緒に見にればよかったのになぁ
(アパートの窓からふと夜空を見れば今日は曇りもなく大きな満月だったのでもっと景色が良い場所で見ようと世良もと誘ってみたものの「眠たいから、わたしは別にいいわ」と断られたので仕方がなく近場の展望台に行き、月を眺めていて)
>all
(/ 複雑になってきたので、ここで私の把握している時系列をはっておきます。参考になればと思います。
時系列のわからないものや不確定のものは取り除いてあります。誤認識の可能性も十分あるので、その際は指摘の方お願いします。↓に因果関係性はなく、あくまで時間関係を示しています。&は並行して起きたことを示しています。
京谷さんvs宝条さん
&
黒条姉さんと一之瀬さんと堺さんのほのぼの
&
堺さんと天都さんの邂逅
↓
爆破事件
↓
病院組(話し合い中)
天都さん、夢野さん、夜明ヶ原さん、大阪さんなど
(メガロマニア利用者の関係構築の加速化)
↓一日後
黒条妹さんと篭矢さん、幻くんの邂逅
病院組に合流
↓数日後
公園で堺さんが襲ってきた悪食を撃退
(ここで堺さんと篭矢さん、悪食の存在を悲倉が知る)
↓数週間後
喫茶店calmeで、夜明ヶ原さんと悲倉が決裂
※その喫茶店は夜明ヶ原さんが営んでいる。
(一方で悪食は堺さんをストーカー)
&
別の場所では、佐藤さんがメガロマニアを発見
↓数時間後
ストーカーをしていた悪食が堺さんを襲う。
悪食と堺さんをさらいに悲倉と餓狼が襲撃←今ココです
これはあくまで一部分の時系列であり全てではないです。
間違いがあれば指摘修正お願いします。 )
>餓狼
……っ……!……もう……いや……バケモノ……でいいから……ほっといでください!!ちがづかないで!!
(建物揺らすほどのパンチを何故、この虫の脚はたった2本で止めれられるのか自分でも分かっていないまま、パンチと虫の脚の衝突からしばらく沈黙が流れた後、自分はしくしくと泣き始める。その後精神崩壊したのか急激に叫び出す。胴体から隙間なく虫の脚が20本、30本、40本と生えはじめ、全ての脚の鋭い爪は相手に狙いを定め)
>主様に質問
(/背後です。能力が提出PFから強くなることはありですか?インフレ、弱点がなくなる、とかは勿論控えるべきだとして)
>468
( 静まる空間の中、堺が泣き始めると、百足脚の外骨格に当てがっていた拳を下ろし、彼女に近づこうとする。餓狼の拳からは血が垂れている )
「 さてと、オマエたち二人は来てもらうからな 」
( しかし、突如として堺は喚き、そして叫んだ。それも悲鳴ではなく、まるで雄叫びを上げるようなそんな威嚇に近い叫びが空間内の粒子を震わせ、部屋内はおろかアパート外にまで響き渡ると、突如、数えきれないほどに、それこそ等比数列的に増え続ける百足の脚脚が、そしてそこに付随する鋭い爪という爪が、餓狼めがけて迫り来る )
「 面倒なやろうだぜ 」
( まるで、津波に飲み込まれていく気分だった。しかし、餓狼は口角を釣り上げ、全身を力ませると、上半身のジャージが弾けた。そうして、余裕のない距離にまで迫り来る百足脚を前にして )
「 握力700 」
( 風船のように膨らむ拳 )
「 パンチ力最大 」
( 大胸筋、腹筋、広背筋等、グンッとその面積が拡大し 」
「 破壊力増強 」
( 前腕から肩にかけての筋肉のパーツ一つ一つが最大限に大きくなりそこに血管が走る。同時に、身体のあちこちから破裂した水道管のように、血液がシャワーのように飛び散る。しかし、餓狼は口角を釣り上げたまま )
「 頼むから死ぬなよ? 」
( と言い残し、百足の脚が作る全方位からの波にあっけなく飲まれた。しかし、再び訪れる沈黙はそう長くは続かなかった )
「 うおおおぉぉ…ッ 」
( 脚という脚が束となって作る一つの大きな百足の塊が、文字通り、一瞬にして凹み、植物の茎のような断面図を見せた。虫脚の肉片は風圧と一緒に部屋内に飛び散り、そして例の凹んだところに姿をあらわにした餓狼は、全身血まみれになりつつも、パンチを打ち込んだ姿勢を保っている。
時間差と共に再来するパンチの衝撃波は先ほどのものとは比べたものにならないほどの威力ーー廊下壁面には長い長いヒビが入り込み、家具を押し倒し、リビングの壁の悪食はその振動で落っこちる。建物全体は地震でも起こったかのように揺れ動く。アパート住民たちは怯えていた )
「 …はぁ、…はぁ…これは、ヤバイぜ… 」
( 餓狼の肉体は深く抉られた傷と血にまみれ、がっしりした脚が一瞬よろめいた )
「 嬢ちゃん、まだやるかァ? 」
( 頭から流血する餓狼は、ギザギザの歯を見せて笑った。
他方で、堺美波の身体にはかすり傷一つも入っていない。強いて言うなら、風圧で髪型をボサボサにしただけだった。
この不条理を前にして、餓狼の内心にはわずかな怯えが生じていた。だからこそ、それを紛らわせるように笑ったのだった )
>佐藤くん
『やっぱりねぇ~。君の能力は走っている車を出す……いや通らせる能力だね多分。しかも棒によってスピードが変わる……コワーーー』
(通っていく車を見れば満足げに笑いながら、飴をくわえなおして相手を見る。下手したら自分の能力より恐ろしい物かも知れない。この子がもし反狂乱になって棒を振り回せば………まぁ、大惨事であろう)
『車に関係する棒を降るとどうなるんだろうねぇ~?となれば有名所は【誘導棒】…こういう時のメガロマニアか』
(するとスマホを出してメガロマニアのアプリを起動する。ネット注文のように【誘導棒】をチップで購入し、しばらくするとドローンが棒状の包みを持ってきて)
>幻くん
「フム、薬があるならそちらを頂こう。流石に子供から血液を取るのは痛々しい…」
「俺も上と同じ意見で~す」
(メガネの男性と松葉杖の男性は、薬を選ぶ)
「いや、松川(松葉杖の男性)は単純に注射嫌いなだけじゃね?オレは注射でいいよ」
「俺も注射は平気だしな、大丈夫だぜ!」
(骨折二人組は注射を選び)
>悲倉鈍間 >餓狼 >悪喰 >堺美波
>天都上矢
「…何の音だ?全く、ここら辺はいい散歩コースなのに……いっそ土地全て買い取るか」
(いつもと同じく暇潰しにアパートの近くを散歩していれば、アパートからよれる様な轟音が響きわたる。流石に椿原もゆったりとしていた足をアパートの方へ向けながら、自分の静かな散歩をぶち壊された気分になり、とんでもない台詞を口から漏らすが、椿原がやろうと思えばできてしまうのも事実である。そんな呑気(?)な台詞を述べながらアパートの方へ足を運んで言って)
>470
確かに今通りましたね…。そうか、なるほど…。もしかしたら俺、とんでもない能力持ってるかもしれません。色々提案してくれてありがとうございます、してくれなかったら俺今頃落ち込みっぱなしで気がつきませんでした。(分かった途端とても嬉しそうにしながら、ワクワクしている。これが分かったのは篭矢のおかげだ。そう思った佐藤は、しっかりとお礼を伝える。)
どうなるんでしょう?篭矢さんの言う通り車に関係するものですし…、何かありそうですよね。(一度ついた期待が、加速していく。)
…?
あ、なんか来ましたね。どうしたんでしょうそのドローン…(頭に疑問符を浮かべながら、ぼっーと篭矢の行動を見ているとしばらくして何か持ってドローンが飛んできたのを見て、また疑問符を浮かべる。)
>篭矢さん、日向さん、四人組さん
「わかりました。では、順番に治していきますね。」
(と言い、最初にメガネの男性と松葉杖の男性に薬をわたし、飲むところまで見届けてから、次に注射器で自分の血液を取り、残りの二人にゆっくりと痛くないように注射器を差し、血を注入しようとし。……それが終わると、幻は怪我が治ったかどうかを確認するように見守る。
4人が幻の血を取り込めば、彼らの怪我は瞬く間に痛みもその跡もなくなり、瞬時に快復するだろう。)
>病院組ALL
メガロマニアの使い手達を呼び寄せること……だけが目的だったなら、本当にビルを爆破する必要性は無かったわ。
(ヒリつく背中に眉を顰め乍ら、それを誤魔化す様に缶コーヒーの苦みを流し込む)
寧ろ「それ」のせいで「話し合いなんてしてたまるか」という気持ちになった、そんなことにすら頭が回らない人達なら、誰にも見られず知られずにあんなに大それた仕掛けは出来ない。
だから彼らの計画には、そもそも始めから「大勢の人の命を危険に晒すこと」が大きな目的として含まれていたんだと思う。
きっと私達を呼び寄せることは「副目的」に過ぎなかったのではないかしら。
そう、例えば――。
(回転する思考回路が、数瞬の沈黙を生み出した。
長くコーヒーの香りを吐き出しながら、再びゆっくりと口を開く)
自分達の存在を知らしめること、一般の人達に対しても、私達に対しても。
そしてあわよくば、あの一件でシンパシーか何かでも感じて「自分たちの側についてくれそうな異能力者」を選定する。
>453
お……ぬおっ!
(するり、鎖の拘束が突如として緩む……いや、「分解」された。
反撃の拳と空気の弾丸は、赤斗が顎を僅かに引いて肩を上げる防御姿勢を取った事でクリーンヒットはしなかったものの、「ゴキン」という骨が外れる様な鈍い音と共に赤斗を大きく仰け反らせ後退させることには成功した)
あ~~~肩ァ外れた!そうだ、これだ、これだよこれだ!!ハハッハハハハ!!
いってぇな!!最ッッッ高にいてぇ!!やりゃあ出来ンじゃねぇか最初から頼むぜぇ!!
(鈍い音は、肩関節が外れる音だ。
右腕は肩部から力なく垂れ下がっており、覆っていた黒い鎖は左腕へと再集合する。
形成される、漆黒の巨腕)
さぁて、治療代稼ぐかぁ。
お前のチップ根こそぎ貰えば丁度か?ハッハハハ!!
(次の瞬間、路地の壁面すら砕き抉りながら、彼女の身長の半分程もある巨腕が世良へ向けて放たれた。
殴り飛ばす――いや、最早これは「圧し潰す」ものだ。
その時、路地の遥か向こうから、パトカーのサイレンが鳴り響いた様な気がした。
ここに来た当初に世良が気絶させ、赤斗と共に端へ運んだ男の姿が、「いつの間にか消えている」)
>堺、餓狼達ALL
(本当に、ただの偶然だった。
住宅街にはあまりにも不釣り合いな鮮やかな着物姿の少女が一人、何やら布に包まれた長物を抱えて歩いている。
肌は日に焼けたのではなく地で褐色なのが分かる、日本人離れした容姿)
……あ。
(エステラ・アリーシアがその場を通りかかったのは、それは本当に、ただの偶然だった。
学生寮へと帰る途中、迷子になっていた子供を見つけてこの住宅街まで送り届けた、それだけ。
その視線が、激しい物音が響くあるアパートへと吸い寄せられる)
ヤ……ッバい!
(言うが早いか一気に走り出す。
階段を一足飛びに駆け上がり、長物の布を剥がした)
チェェエストオオオオオオ!!!
(事が起こっている部屋へ滑り込む様に突入し、手にした日本刀――を、模った模造刀を振りかぶる。
瞬間、視界に飛び込んで来たのは、バイト先でよく見る姿)
堺先輩!?と……何あのデカい人!というか人なのあれ!?
>459
背後;確認しました、問題ありません。
少し気怠い雰囲気の女性ですね、能力も役職も、とても面白いキャラクターだと感じました。
この設定ならば既存のキャラクターさん達と既知設定(最初からお互いを知っている設定)を繋いでみるのも楽しそうかもしれませんね、これはと思うキャラクターさんを見つけたら提案してみるのも良いかもしれません。
よろしくお願いします。
>463
背後;確認しました、問題ありません。
闇の世界で生きる少女、その年齢でどうしてその様な稼業に手を出してしまったのか等、とても気になるキャラクターですね。
>468
背後;勿論可能です、強化後の能力詳細も後程記載をお願いします。
>473
ッチ・・・そうかい、喜んでくれて何よりよ
(顎に命中しなかったのには悔しげに舌打ちしたがだいたいの人間は肩が外れたら泣き叫ぶものなのに相手の異様な喜びように「本当にバトルジャンキーだなぁ」と呆れては)
やっばっ・・・
(巨大な拳が押し潰そうと迫ってくれば分解すればいいがそれだと触れた瞬間に骨折しそうだと考えれば、当たる瞬間に身体を霧状態に分散させて消えたように見せれば)
倒すまでと言ったけどここまでね・・・
(パトカーのサイレンが近くにな鳴っているのと奥に移動させた男がいないことに気づけば、消えた姿のまま逃げようとして)
>桃華さん(背後さん)
(/もしよろしければ新キャラさんと(幻で)絡みにいってもいいでしょうか?応じてくれる場合は、そちらの希望する内容に合わせます!新キャラさんではなく、桃華さんでも大丈夫です!
設定をみていて、多分両者とも幻にとっては話しやすい相手なのかな?と思ったので、このような提案を持ちかけてみました!)
>餓狼 >椿原 >エステラ・アリーシア
………………。
(相手は血まみれよろけているのに、自分に傷はほとんどついていないのに、先程の衝撃波で意識が飛び、頭を垂らす。衝撃波に耐えられなかった虫の脚はボロボロと落ち、それと同時に自分の本体も倒れこもうとするが、まだ生き残っている脚4本が自分の体を支えるように地に着く。しかし本人の意識がないと虫の脚も長くは保たないのか、虫の脚はガクガク震え、狙いが定まらなくなっている。絶対に美波を守ると意思があるのか、能力がフルに発動。残り控えている40本がそれこそ虫の息で不気味な軋み音を立ててゆっくり生えてくると)
>悲倉 鈍間 >堺 美波 >470椿原 帝 >エステラ・アリーシア
へぇ、そいつは……お優しいことで。
(何一つとして、相手は天都の質問の内容には答えない。だが、次に拳銃を取り出した瞬間、天都は内心ほくそ笑んでいた)
で、負け惜しみと共に肋骨に一発ぶち込んで意趣返しってわけだ。
(そして向けられた場所から相手の狙いを知り、引き金にかけられた鈍間の指が動いた瞬間、布団に埋もれていた右手を出して、手の中に納まっていた懐中時計のスイッチを押し込む―――すると、ほぼ同時に発射された弾丸は天都へ向かう途中で光の粒子となり、懐中時計の中に吸い込まれていった。それを確認すると、天都は体のバネを利用して飛ぶように立ち上がる)
さて、僕が優先すべきはぜーんぜん君じゃない。君は眼中にない。というわけで僕なりのやり方で誰かの部屋にあがったでかい方の人を止めさせてもらう。
(さりげなくというかド直球で挑発しながら、わざとらしく懐中時計を鈍間に向けながらスイッチを押して取り出したのは何の変哲もないメガホンだ。そして今さっき声をかけられた椿原の方に向き、苦笑いしながら)
あ、君。悪いけど、もー少しだけうるさくさせてもらうが勘弁してくれよ?
(なんて茶目っ気を出しながら言ってから、少し息を吸い―――)
『時間減衰能力者打ち取ったりィィィ―――ッ!さぁ、デカブツ!次は君の番だ!ビビってなければかかってこいィィ―――ッ!!』
(声帯の全力とメガホンの機能を合わせて轟音を全力で近隣にぶちまけた。何の障害も無ければ、確実に堺の部屋にもこの声は届いただろう)
>病院all
あのビルの方は彼が独断でぶっこんだようにも見えたけど、まぁ、それもそうか……シンパシー、ふむ。
(一つ考えこむように頷くと、スマホを取り出して、件の動画サイトを開き、動画を探し始める)
あった。この動画のいいねに突っ込んだ人を狙っていた……か。あるだろうね……
(その数は二桁どまりではあるが、それでも動画内容からしてみれば天都個人の感覚としては信じられない程に集まっていると言えるだろう)
>456椿原 帝
暇つぶしぃ……?着るだけが趣味なら自分の部屋でやった方がいいと思うよ……?否定はしないけど、この社会には公序良俗っていう概念があってね?
(天都とて女装が趣味の人に出会ったことがないわけじゃない。いるにはいるが、普通は内緒にするものだ。ここまで堂々と人前に出てくる人が存在したのか、と。半ば絶滅危惧種を見るような眼に変わりつつ、公序良俗について語りだしていた)
>幻くん
「「「「…………」」」」
『どう?四人とも~?』
「えっ、どないしたん?大丈夫?」
(黙っている四人組を見て、問いかける篭矢。普段は耳が痛くなるくらい騒いでいるバスケの男子二人組が静かなのに心配し)
「いっ…痛くねぇぇぇぇ!!」
(プルプル震えてから、いきなり叫ぶ松葉杖の男性)
「…動く…ボクの腕が…足が…動く…素晴らしいぃ!!」
(興奮ぎみに車椅子から立ち上がるメガネ男子)
「なんだこれ!?マジかよ!?なんかいつもより元気に感じる!」
「そ・れ・な!マジスゲェ!」
(調子に乗って子供の様にジャンプや腕をブンブン振り回す骨折したバスケの二人組)
「心配して損したわ……よかったなぁ、ホンマに…」
(なにげに一番心配していた日向がすんごいホッ…としたような笑顔を見せて、)
「先生!ありがとう!」
「ああっ…!!先生!」
「□〒〃♀★◇!!」
「あざぁぁッス!」
『どわぁ~~。お礼なら、幻くんにしてね』
(涙目になりながら同時に抱き付いてくる四人組に呻き声を上げつつも、幻の方をみて『自分は何もしてないよ』と付けたし)
>佐藤くん
「どういたしましてぇ。多分さっき買った誘導棒を届けにきたドローンだよぉ。メガロマニアの買い物はどっから届けられるのか気になってあのドローンを付けたけど、普通のドローン運送会社についちゃって結局分からずじまいだよぉ…ちゃぁんと光るね」
(ニコニコしながらも相手にお返しの言葉を言えば、先程来たドローンの説明をしつつ包装紙を剥がしてけば確かに赤く光る誘導棒を持ちながら)
『よし、じゃあ。これを降ってみてぇ』
(ここまで来れば篭矢も気になってしまっているのか相手へ向ける視線は少々子供じみたものになりつつ)
>天都上矢 >悲倉鈍間
「一体どうなって…まて、なんだそのメガホ…ン!!??」
(なぜか布団まみれの庭に、明らかに仲良く無さそうな二人組を見てどういう状況なのか聞こうとすれば、相手が取り出したのはメガホン。嫌な予感混じりに問いかけようとすればいきなりの耳をつんざく大音量に顔をしかめつつ、唸るような声で)
「やっぱり、なんてやつだ…!」
(ふと、椿原の近くに季節外れの桔梗の花が大量に咲き)
>主様
【/あの、よろしければでいいのですが、エステラさんと椿原くんを同じ学校で面識あり(とはいってもお互い遠目で見て名前を知っている程度)という関係と言うのにしたいのですが、よろしいでしょうか?もちろんダメでしたら無視でかまいません】
>天都 上矢
「そんなの知るか、ボクはボクの好きにやる。他人に何か言われる筋合いはないし付き合う気もない。あと、誤解している様だが、ボクに女装趣味はないからな?。で、どうするんだ?握手、しないのか?」
(相手の語る公序良俗をちゃんと聞けば、真っ向から自分の考えを述べる。椿原はそんなものに従うつもりは微塵もないし、どうやら相手は自分のこの格好を『趣味』と見ているらしいので撤回をするが、この格好では説得力の欠片も存在しないだろう。そして話は最初に戻り、静かに問いかければ)
>篭矢さん、日向さん、四人組さん
「……」
(幻は、喜んでいた。自分の力が改めて人の役に立っていることを……目の前で、治した人たちが喜んでいる姿を。幻にとっては、両親から遺された遺言……「人類に貢献する」が、幻にとっての全てである。だから幻は人を救おうとする。しかし……その異常さから他人に忌避される。幻の心は、子供のまま……だから、忌避されれば傷つく。だが、今回はそうはならなかった。)
「……ありがとう、ございます…。」
(自然と、その言葉が幻から漏れた。それは本心からの言葉で…今の光景が、幻にとっての救いだった。「よかった、僕は間違ったことをしていないんだ……人が、喜んでくれた」と。だから……自然と目から大粒の涙がこぼれ、そんな言葉を呟くのも……彼の境遇からすれば、仕方のないことだろう。治す側が、逆に感謝の言葉を言うのは、何も知らない人から見れば異常ではあるが。)
>478
なるほどダメでしたか…。こんな犯罪性の高い大掛かりなことやるだけあって、しっかりしてますね運営は…。(追跡したと聞いて何かわかったのではないかと期待したが、ダメだったと言われ少しがっかりする。)
本物の誘導棒をこんな近くでみるのは初めてですね…。えっ、という買ってくれたんですか?ありがとうございます色々と…、必ず何かの形で返します。わかりました、振ってみます(誘導棒の光をまじまじと見つめながら受け取る。この棒のことは、子供の時に『ライトセーバー』と呼んでいて印象に残っていたので、見てすぐにわかった。買ってくれたことがわかると、初対面なのにわざわざお金を出してこれを用意してくれて、なんと親切なんだろう、お願いを聞くとか、必ず何かで返そう。と思いながら、丁寧にお礼をした。)
よし…。スゥ~…、行きますね。(道路の方を向き、胸を張って深呼吸しながらそれっぽく前に構える。気合十分。今なら彼の期待に確実に答えられるような気がした。だか、ここは公道、そして出すのは車。一歩間違えばとんでもない事故になりかねないから張り切りすぎてはいけない。そう考えた佐藤は、さっきと同じくらいの速度をイメージして、誘導棒を振った。するとイメージした通りの速度で車が現れ、動き始めた。車の中はもぬけの殻で、誰も、何も乗っていない。それは篭矢にとってすごく恐ろしく感じるものかもしれない。)
>462
「条件としては基本自由でやらせてもらう。命令だけは聞く。」
(すぅっと息を吸い力を手に入れたいが自分的には頼まれるものをだけを受け他はどうでもいいと思っていることを相手に伝えようとし「それとひとつ俺の異能力で力はつくのか?」と疑問に思ったことを言い)
>477
( 天都がメガホンを用いて作り出す轟音に悲倉の目が不快そうに細まる。耳がつまる耳閉感。その鋭い音は脳を揺らすような嫌な感覚に襲われる。
しかし一方で、天都の位置からちょうど斜め後ろの向こうには、手押し車に頼るヨボヨボの老婆、おそらく難聴であろう人物が道端を歩いていた。ちなみにその手押し車には傘が設置されている )
「 お前なりのやり方じゃあ、僕たちを止めることはできないさ 」
( 老婆へ銃を向け、引き金を連続して引いた。いくつもの弾丸が、老婆よりほんのわずか手前で、空中に浮かぶようにして停止。否、限りなく停止に近い限界にまで減速させた。
一つの弾は、老婆の額直前、残りは首から腹部にかけての手間でまばらに点在。それはどれも老婆が、あと一歩か二歩踏み出すとちょうど直撃するであろう至近距離に位置している。残念なことに、そのヨボヨボの優しそうな老婆は何も気づいていない様子だ )
>473
>476
( どうやら堺美波は、意識を失っているらしい。先ほどの尋常じゃない暴れ具合から言って、相当な精神的なダメージに起因しているだろう。しかし、不思議なことに、彼女の身体は、残りの機能する虫の脚に支えられ、無数の(実際には40本ほどだが)例の脚がゆっくりと、再び生えてつつあった )
「 まだやるかァ 」
( 意識を喪失した堺美波のもとに近づいていく。餓狼の全身の筋肉は悲鳴を上げていた。特に、さっきパンチを打ち込んだ方の腕は使える状態にない。その肉体でたどり着いた地点、餓狼の足元に現在進行形で生え続けている無数の虫の脚に視線を落とし)
「 オマエたちはオモテ側の世界にいるべきじゃないぜ 」
( 使える方の腕を天井付近にまで持ち上げ、指の一つ一つを折り曲げ拳を握る。血まみれの全身から熱気を放つ餓狼は、再び身体をひねり、構え出す。狙いは、床の無数の百足脚。筋骨をゴリゴリとならし筋肉の一つ一つが少しずつ膨張。その様を、室内に入ってきた、赤髪褐色肌の日本人ならざる顔立ちの少女が目撃したのだろう )
「 終わらせてやるッ…! 」
( 餓狼はその少女など認知すらしていない。餓狼が見るはただ一点。
そして、ちょうど真下の無数の対象に向けて半身を曲げて拳を、つまりは今一度の力の捻出物を思いっきりにぶつける。重々しい隕石が地表に衝突し、円状の衝撃波を引き起こすかの如く、おびただしい肉片として無数の百足脚を周辺に散らし続けた。拳をドリルか何かのように扱う餓狼。まだまだ力を弱めない。今や、餓狼は白目で気絶しそうになりながらも、ぐちゃぐちゃになった肉片の山に向けてさらなる力を注ぐ )
「 潰れろォ…ッッ! 」
( 瞬間、外の天都の拡散器での声を打ち消すほどの凄まじい振動音と共に廊下床のヒビの隙間が徐々に広くなったと思えば、バキバキと瓦礫状になって、餓狼、堺、悪食、そして例の少女を含め真下(下階の部屋のリビング)へと、落下。瓦礫煙が天井まで勢いよく生じる。
すぐに瓦礫を払って立ち上がった餓狼は、呼吸が荒い。しかし、仕事を遂行しようと、煙で視界不良の中、両腕のない悪食を見つける。そして、堺を探す )
>481
『 構わない。私の命令に従うのであれば、他の活動内容に関しては自由を保障しよう。
私が考えるに、君の異能力を含めどんな異能力にも成長の見込みは平等に与えられている。もちろん各能力ごとに成長性の高低に差はあるがね 』
>幻くん
「幻くん、本当にありがとu((えっ!?」
「!?」
「アワワワ……!!」
「いや!お礼はこっちが言いたいんだけど…」
(いきなり大粒の涙を流した相手に四人組は訳がわからないといった様子に慌てて、日向もびっくりしていて)
「えっちょ、どないしたんねん!?」
『アララ~、四人に変わって言わせてもらうよぉ。本当に、ありがとうね。幻ちゃん』
(ポケットからハンカチを出せば、渡すように差し出し、優しい笑顔で、しかし本当に感謝の心を持っているのか、篭矢のしゃべり方の特徴であるちょっと伸ばすしゃべり方をしないできっちりとお礼を述べて)
>佐藤くん
『ホント、相手は一体何者なんだろうねぇ?』
(先程飛んでいったドローンの方を見ながら呟く様に言えば、相手の誘導棒を降る瞬間を見ようと振り向き)
『っ……!分かってても…やっぱり怖いね~。でも、』
(現れた車の中には誰も居ない、しかし車は動いていた。そんなあり得ない光景に少し恐怖を覚えつつ佐藤の後ろに下がって袖をつかめば苦笑いで感想を述べて)
>悲倉鈍間
「嗚呼、思い出した。この前の爆破事件の犯人か」
(相手の、悲倉鈍間の声に何処か聞き覚えがあると思ったら爆破事件の犯人ではないか。あの爆破事件ではウチ(椿原家)が運営していた会社に甚大なダメージを及ぼした事件の犯人…いわば害獣のネズミに近い者が目の前にいる。時期当主である自分が捕まえたいが向こうにいるお婆さんが人質に取られていた。『さてどうするか?』と小さく呟き)
>悲倉 鈍間 >堺 美波 >椿原 帝 >エステラ・アリーシア
……ちぇっ、中で何が起こっているのやら。どうも想像以上にヤバい目的で来てそうだが。
(挑発すればでかい方が出てくるかと思ったが、同時に鳴り響いた振動音にかき消されたようで、思わず舌打ちするが、弾丸が発射された方を見ては、軽く嘆息して、スマホをちょっと操作したかと思うと、迷わず電話のコールボタンを押す―――)
「あれま?」
(すると、唐突に老婆が止まり、ポケットからバイブレーション機能で震えるスマホを取り出した。当然難聴の彼女に電話が使えるわけもないが、かかってきた人物の名前を見て、首をかしげる老婆は、振り返って手を振っていた天都と眼が合うと驚いた後に晴れやかな笑顔を天都に向ける)
「あら、天都ちゃん。どうしたの?」
(ただ単純に知り合いと偶然遭って嬉しいという風の老婆に、天都は手話で"ちょっと立て込んでいるから、向こうから帰って欲しい"と伝える。老婆は訝しそうにしていたが、天都が頼み込むように両手を合わせると、"何か知らないけど、天都ちゃんが言うなら。気を付けてね"と踵を返して来た道をすぐ戻って、別の道へと向かって行くだろう。それを見て、おどけたような仕草をしながら鈍間の方に振り返り)
うん。病院に通ってらっしゃった中野さんだ。難聴もそうだが、足腰が弱くなってしまっていてね。病院では、僕がサポートすることも多かったよ。……うん、君が見逃してくれた病院の患者さんだ、いやぁ、良かった良かった。あれ、君が見逃したのは、あの時の負傷者だけだったっけ……まぁいいや。
(そのまま満面の笑みで鈍間と相対するが、"まぁいいや"と言った瞬間に、眼が鋭く細められ、威圧的な雰囲気へど移行する)
さて、じゃあ僕なりのやりかた、プランBだ。
(そして、スイッチを押せば、出てくるのは1m以上の長さの高枝切りばさみだ。その柄をまるで木刀でも握るみたいに持ち)
君を喚き散らさせれば、お仲間も流石に聞こえるだろう。あ、君に信頼がないってんならしょうがないが?
(ハサミを引きずるようにしているが、どことなく慣れているような雰囲気がある。もしかしたらいつもはこれを使っているのかもしれない―――そんなバカげたことを思わせる程の自然な動きだった)
君も今の見たろ?ここは隠れていた方がいい。何かするのには限度ってもんがあるんだ。
(暗に自分が守れるか分からないと言いながら、椿原の方を見る。彼がメガロマニア所持者であろうが、そうでなかろうが、天都の意思は同じだった)
>椿原 帝(黒ゴス)
女装趣味もないのに往来を出歩くまでするとは……何、強いられてるの?
(女装する目的も握手を求める理由も理解できず、困惑していたが、ここは早く離れてもらうためにも、と内心で腹をくくり)
しょうがない。握手したら離れてくれるというなら、やってあげようじゃないか。
(と、渋々右手を差し出すだろう)
>篭矢さん、日向さん、四人組さん
「……あ、ごめんなさい!何て言いますか……こう、感謝されるのに、慣れてなくて……その、嬉しかったです。忌避されないで……素直に喜んでくれたことが。だから……救われた気分、なんでしょうかね。」
(そんなことを、どこか晴れたような笑顔で涙をぬぐいながら語る幻。実際に、幻のなかの心は晴れた。……「晴れてしまった」、または「自信がついてしまった」とも…言い換えられるが。
幻は四人の方へ向き直る。)
「えっと、皆さんにもやりたいこととか、夢があるんですよね?その……僕はまだ赤の他人かもしれませんが……応援してます!皆さんのやりたいことを、これから成し遂げたいことを、影ながら。」
(そんな祝福の言葉を送り、篭矢さんへ向き直る。スマホからメールアプリを開き、そのアドレスを見せる。)
「僕の方こそ……色々な忠告とか、ありがとうございます。その……これ、僕のメールアドレスです。何か僕に用事があったりしたら、利用してください。僕からも篭矢さんを頼りにするときが来るかもしれませんけど…それでもいいなら、お願いします。」
(と、幻は篭矢さんがメールアドレスを受け取ってくれるなら、素直に渡すつもりだ。他にもこの場所にいる日向さんや、四人組の人たちも……ほしいと言えば、明かすつもりでもある。)
「……えっと、僕はそろそろ家に帰ります。その……暗くなると、メガロマニアの方でも、『危ないクエスト』とか増えやすくなるので……。」
(このタイミングでメアドを渡そうとしたのは、そういう理由もある。)
>485
「 お前は、そういう表情もするんだな 」
( 悲倉は、こちらを睨みつけるような目つきをした天都よりも、ずっと後ろに視線をやった。悲倉が捉えていたのは、踵を返し、元の道を辿っていく老婆が、天都が促した別の道へと向けて角を曲がりかけた瞬間である。その時、先ほどの位置に止まっていた弾丸が、悲倉の小さく呟いた「 解除 」の一言である程度の速度を取り戻すと、それらは老婆の足腰を撃ち抜いた。老婆が水たまりにパシャリと倒れこむと、そこに滲み込むようにして彼女の血が広がる。ただ、元々老婆の額を狙っていた弾丸は軌道から外れ、当たらなかったようだ。)
「 外したか 」
( 目線を天都に戻す )
「 それで、そんな物騒なもん、しまえよ。僕だって痛いのは嫌いだ 」
>悲倉 鈍間 >椿原 帝
(後ろで誰かが倒れ込む音が雨の中でも聞こえてくる。迂回させたが、完全に射線から外れることはできなかった―――分かっていたことだった。だが他の方法も思いつかなかった。天都の能力は超人的な何かを自発的にするような能力じゃない。中に入っている物も一般人である天都が手に入れられるものばかりだ。防ぐ方法がないわけでもない。だがそれはあの距離では中野さんをも巻き込むものばかりだった。最低でも被害を被るのは避けられなかった―――)
君、病院に連絡を。そして中野さんをそのまま安全なところまで。
(振り返らずとも椿原にそう言う。その時にはもう完全に目は据わっていた)
…………ふぅ。
(限りなく最悪の気分だ―――そう思うと彼は自然と息を吐き、そして無言のままスイッチを押した。そのカチッという音も雨音に消される中、静かに鈍間の右肩へと飛び出したのは、さっき自分に打ち込まれた弾丸だった)
>484
そりゃ車がひとりでに動いてたら怖いですよね、俺もちょっと怖いです。でもよかった、これが分かって。ありがとうございます。(また自分にしがみついてきた篭矢の方を向きながら、軽く笑ってそう言う。)
えっと…これは篭矢さんが買ったものなので、お返しします。貸してくれてありがとうございました。そうだ、何かお礼をさせてください。出来ることならなんでもいいので(一旦離れて正面に立ってから誘導棒を両手で持ち、真っ直ぐに差し出し、またお礼を伝える。そしてここまでしてくれたから何かお返しがしたいとさっきからずっと思っていた佐藤は続けてそう伝える。)
>天都 上矢 >餓狼 >エステラ・アリーシア
…………。
(足場を崩され、虫の脚は咄嗟に美波本体に巻き付くようにバリアになって体全体を覆うと、下の階に落ちた後もしばらく美波本体を保護する。タイムリミットが来たか寿命を迎えた虫のように脚達はカサカサとうごめきながら、1本また1本と美波の胴体へと戻っていくが、まだ美波本体の意識は戻っておらず)
>488
( 天都の何をしたかも分からないわずかな動作を捉えた時には、血飛沫が飛んでいた )
「 痛ってぇ」
( 火傷のような痛みが広がる右肩に手をあてがい、悲倉は何かをつまむような動作をする。そこそこ厚いパーカーを突き破り、さらに皮膚に入り込み、肉の筋が絡みついたそれを強引に摘まみ取った )
「 やっぱりか。減速させていなかったら、完全に致命的だったな。お前の異能力は意外と応用が効きそうだ 」
( それは最初に天都に撃ち放った弾丸だった )
「 だけどお前のやり方ではやっぱり無理だ。僕たちを止めることができない 」
( 弾丸を捨て去り、天都との一定距離を保ち、隙を見せないように歩いた。そしてたどり着いた先には、豪邸がある。敷地内を守る大きな壁に扉。その扉は顔認証で開かれる仕組みらしい。その扉に手を置き )
「 僕はこの扉を破壊し、そしてこの豪邸に住む一家を殺すことができる。一方でお前はどうだ。殺すことができないんじゃないか?それは異能的な問題で言ってるんじゃなくて、自分の精神的な問題だ。いや、もっと別の言い方で言ってもいいかもしれない。僕は、周囲の人間を巻き込み、意図的に殺しながらお前と殺り合うこともできるってことだ。そこで疑問なんだが、お前にはそれを許容することができるか?」
>490
「 手間をかけやがって 」
( 傷一つない堺を見つけると、彼女を肩に担ぎ上げ、そして両腕のない悪食をもう片方の肩に乗せる。この場から立ち去ろうと、瓦礫まみれのリビングから廊下へと向かおうとする )
>天都 上矢 >悲倉 鈍間
「わかった。……病院まで遠すぎるな」
(相手に忠告に近い台詞と指示を投げ掛けられればコクリと正直に頷き、近くにある丁度よく積まれた布団の上に見物人が如く座る。雨で濡れてはいるが地面よりは幾分かマシである。スマホをいじり始め、電話をかけた)
「もしもし、ボクだ。ネズミを見付けた」
『本当ですか!?そこを早くお逃げになさってください!直に確保にあたりま』
「よせ、相手はメガロマニア使用者…しかも戦闘向き能力だろう。無駄死にはさせないしさせる気もない。」
(かけた相手は驚いたようだが、急いで向かうといいかけたときに椿原が遮り。)
「あれを持ってこい。座標はスマホの位置で間違っていない。あと、お婆さんが一人負傷している、すぐに車と医者を用意しろ」
『かしこまりました。……どうかご無事で坊っちゃん!』
(電話を切ると、ものの数分で車が到着。中にいた、いかにもという黒服達はお婆さんを優しく車に乗せる。すると、一人が銀色のアタッシュケースのような物を持ち椿原の所に来て)
『帝様。どうぞ』
「ありがとう。では佐伯、お婆さんを任せたぞ?」
『かしこまりました。』
(一礼すれば帰っていき)
>幻くん
「ありがとよ!」
「全国優勝の旗、絶対見せてやるよ!」
(幻の言葉を聞いたバスケ二人組はニカッと笑いながら)
「ありがとう、幻くん。これは最高の演奏会にしないといけないようだ」
(メガネの青年はメガネをクイッと整えて決意を新たにし)
「駅伝完走…いや、一番最初にゴールしてやる!」
(ガッツポーズをしながら)
(祝福の言葉を受けた四人はそれぞれの決意や思いを新たにし自分の大会に望むだろう)
『うん、暗くなると危ないからね。おれはなにもしてないよぉ?あと、また頼むことがあったらよろしくねぇ』
(フフフと笑いながらゆっくりと近づいて飴をくわえ直せば頭を撫で、メールアドレスを認証する。すると後ろに居た日向が「メルアド?」と呟いて此方に)
「やったらオレももらってええ?お礼にいろんなモンご馳走したるし」
(笑顔でそうのべれば自分のスマホを取り出して)
>佐藤くん
「ん?いいよぉ、その誘導棒はあげる。おれは使わないしね」
(相手から離れつつ、首を横にフリフリすればニコニコ笑いつつ、理由を述べてから『使う理由のある君の元の方が誘導棒君も嬉しいだろうしねぇ?』と付け加えて)
『お礼?ン~、君のメールアドレスを見せて?また会うだろうしねぇ』
(こちらもスマホを取り出せば)
>悲倉 鈍間 >椿原 帝
(相手の能力は接触型。しかし、無難に距離をとる相手を見て、彼は積極的に人を巻き込む態勢に入っているのだと分かる―――それが分かると、少しだけ椿原の方に向き、駆け付けた黒服たちが中野さんを運び込むところだった)
……ありがとう
(雨音に交じり消えゆくほどの小さな声でそう呟くと、今度は鈍間に向かって一歩―――間合いを詰める)
前提が違うな、それは。
(暗に自分と戦えば大勢の人が巻き込まれると言われるが、既に関係のないことだ。もう引き下がるつもりなど毛頭ない。この後にどんな凄惨なことが起こったとしても。そしてそこまで戻れなくさせたのは、鈍間自身だ)
その扉をどうぶっ壊すか知らないが……兵器を使うにしても、能力を使うにしても、だ。
(天都は二つの段ボール―――組み立てられる前で天都の身体よりも大きい段ボールを前方に二枚重ねた状態で出現させた。奇妙なのは、その段ボールは雨が濡らすよりも前に何かびしょ濡れになっていたことだ)
兵器を取り出す時間―――能力を使ってぶち破ってそして解除する時間―――その前に君を挟み込んで音を上げさせてやる。僕の攻撃を容易に捌けなければ、巻き込むなんて夢の話だろう!
(一切躊躇の無い動作で、段ボールを前方に介したまま、全力でのタックルを敢行する。そして、段ボールによって、見えない裏で時計から取り出したのは既に火のついたライターだった。静かにライターを構えながら圧殺せんばかりに段ボールが鈍間へと突っ込んでいく)
>494
え、くれるんですか?ありがとうございます、そうですね、大事に使わせていただきます。ありがとうございます。(もう驚きっぱなしだし、感謝しっぱなしである。誘導棒は戻し、左手に持ち替えって、逆手に持つ。)
メアドだけでいいんですか?わかりました、どうぞ。俺もまた会いたいですし(相手からのお願いに『本当にそれだけでいいのだろうか…』ときょとんとしながら、スマホを取り出し、メアドも見せる)
>篭矢さん、日向さん
「はい、わかりました。では、こちらをどうぞ。」
(と、日向さんにもメールアドレスを教える。交換し終わると、リュックの中身も確認して、忘れ物がないかをしっかりとみてから背負い。)
「では、僕は帰りますね。皆さんもお元気で。」
(と、自分の家に帰るためにその場を去ろうとし)
>474
状態変化……自分自身にも適用出来んのか、良い能力だな。
しかしあンの野郎、警察呼びやがったな?いつの間にかいなくなってやがる。
(丁度戦いが熱気を帯びて来たタイミング、といったところでサイレンに邪魔をされ、苛立ちを露わに足元の小石を踏み砕いた。
しかし警察を敵に回せば、何よりも自分の自由が奪われてしまう。
それは何よりも避けなければいけない事態だった)
しゃーねぇ、この続きはまた次だ。
鍛えとけよぉ黒条世良、ハッハハハ!
(巨腕は解体され、負傷した右腕を庇う様に絡みつく)
>堺、餓狼達ALL
(廊下へと踏み出す餓狼の目の前に、着物姿の少女が一人。
落下により舞い上がった埃で各所が薄汚れてしまってはいるものの、それでもその場には不釣り合いな程に鮮やかで)
堺先輩を離せこのデカブツめ、ボクを無視しようなんて良い度胸じゃないか!
(正眼に模造刀。
多少武器を見る目があれば、一目で作り物と分かるそれを構えて仁王立つ)
ボク自身の正義に従い、ここから先へは行かせない!さぁかかって来い!!
(取るに足らない、蛮勇を振りかざすただの一般人、その太い腕で一度撫でれば容易く折れる細い枝。
餓狼からすれば「そう見える」かもしれない)
>病院組ALL
この事件だけで全て推測するのは難しいわね、不明点も、矛盾点も、考えだしたらキリが無い。
分かる事は一つだけ、彼らが決して逃がしてはいけない危険なテロリストだということ。
……そう考えると改めて、私の失策が悔やまれるわ。
(せめてもう少し上手く、油断せず、鈍間だけでも拘束することが出来ていたならば、得られる情報も多かったかもしれない。
溜息をコーヒーで押し流し、肩を竦めた)
>478
背後;既知設定は歓迎いたします、ではその様な形で、既にお互いのことは知っているという設定にしましょう。
>餓狼 >エステラ・アリーシア
………ぅ……。……エス……テラ………さん?
(活発な聞き覚えのある声に反応するようにわずかに意識を取り戻す自分。なぜ彼女がここにいるのか、自分が今どんな状態なのか、考えれないほど意識と視界がぐるぐるとぼやけているが)
>495
「 お前の行動は自暴自棄なギャンブルと一緒だ。だが結局、お前が行動すれば人が死ぬ 」
( 扉に手を当てがったまま )
「 それは積極的にせよ消極的にせよ、お前が人を殺したんだ。最初から分かっていたことなのだから 」
( 段ボールのようなものが出現するも、何ら姿勢を改めることなく )
「 お前は、僕の異能を知らなすぎる 」
( 黒マスクの内から血液がポタポタと溢れ出す。そして、眼球はいつも以上に充血した目だった。
天都がこちらへと力強いタックルをしてきた。瞬間、扉からは手が離されるも、一方で彼の手の甲を悪あがきのように掴み、力の加えられた方へ一緒になって互いの身体が傾倒していく。そして、次には突っ込んでくる段ボールの圧殺が待ち構えている )
「 仲良くしようぜ 」
( 悲倉の目の粘膜から血がこぼれ、一本の筋を描いた )
>498
「 随分と日本語が上手いじゃねえか。なるほど、この嬢ちゃんとも知り合いとはな。それで助けにきたってわけだ 」
( 眼前の外人らしき少女は、百均にでも売っていそうな軽そうな刀を構え、今時の流行りなのか着物を着ている )
「 だがなァ、勇敢とただのバカを履き違えるんじゃねえぞ 」
( ゾンビである悪食の方は乱暴に下ろし、堺の方はやや煩雑ながらも脚からゆっくりと瓦礫の上に置いた。そして、オオカミのような餓狼の目線を赤髪の少女にやった )
「 それが、今日のお前さんの教訓になるだろう 」
( 時間の都合上、この無能力者の少女を一発で再起不能にするつもりだ。無駄なエネルギー消費を避け、殺すつもりはないが、片腕を粉砕させてもらう )
「 行くぞォ 」
( 軽く握り拳を作る。そして、静寂の中で、それは突然始まる。餓狼が力強い一歩を踏み出すと同時、岩石の如き拳が風を切り裂く勢いで、斜め下、彼女の刀を持つ腕へと向かう )
>堺、餓狼達
(見上げる程の相手を前に、両手で握りしめた模造刀は恐ろしい程頼りなく思えた。
首筋を伝う汗は熱気から来るものでは無いだろう、しかしそれでも両足は確りと踏みしめる。
この巨体相手に「受け」等考えてはいけない、集中し見極めるのは、相手の攻撃の「起り」のみ)
ふー……!
(静かに長く息を吐いた。
巨人が拳を作る、小さく振りかぶり、踏み込む為の足が微かに浮く。
――今、と、考えるより早く身体は動いた)
やあぁぁあああああああーーーーーーーッッッッ!!!!
(全霊を籠めた気合い、体を沈めて前方へ突進する。
沈めた刹那跳ねた髪の先を巨人の拳は掠め、深紅の毛髪を数本宙に舞い散らせた。
背後で響く着弾の轟音等気にも留めない、機動力が全て、一瞬の攻防が全て、一度でも捉まれば「終わる」イメージは脳裏に鮮明に浮かんでいる)
(「出力」は、身体を動かし続けられる限界値!狙いは比較的筋肉の薄い関節部!)あああああああッッッ!!!!
(模造刀は模造刀だ、金属製とはいえ半ば木刀に近い軽量で、切れ味等は当然皆無。
だが、エステラがそれを握りしめた途端、刃の軌道上に青白い電流を散らす立派な武器へと変貌を遂げる。
軽く触れるだけで常人ならば気が遠くなる出力、それを、巨人の膝へと駆け抜け様に思い切り打ち付けた)
>500、>all
こ、ここまで逃げればアイツも警察も来ないだろうさ・・・
(途中まで消えたまま逃げたが能力の効果が切れて元の姿に戻れば夜と言うこともあり誰もいない道でグッタリと壁に寄り掛かって)
やっぱり、動きすぎたかなぁ・・・うぐっ、ウゲェェ
(酔ってたうえに2回も喧嘩で動きすぎたせいか吐き気が催して、吐かないように口を押さえたが数秒経って我慢しきれず道端で吐いてしまって)
>483
「わかった。入ろう。」
(決心したのか力強く言い、電話越しで助かるような子供が泣いてしまうほどニヤリとしつつ要件を伝えられ答えて疲れたのかふぅと深呼吸をし「用があるなら電話で」とブツリと電話を切り)
>堺
「…そんなに急いでどうしたんだ。」
(ビルを破壊し終えた後に先程別れたはずの彼女が息切れしながら疲れているところを見かけ恐る恐る話しかけるがフードを被ったままの表情を隠し)
>餓狼 >エステラ・アリーシア
……エステラ……さんに……手を……出さないで……。
(意識がふらつくなか、明らかに餓狼とエステラ・アリーシアが戦っている所は何とか視界に捉え、力を振り絞り餓狼目掛けて虫の脚を2本伸ばすと)
>一之瀬 翔
……え……?被害がでるから……と聞いたので……。
(相手の質問に困った反応をして、自分から見たらビルが倒壊するから急いで逃げたとしか言いようがなく、後に「能力者……だったんですね……」と不安そうな顔を見せると)
(/すいません!事件翌日の病院の、夜のRPを書いておきます!)
(設備の整えられた、タワーマンションの上層階の一室。そこは幻の住まいで、両親が特殊実験都市で活動するほどの実績をもつ研究者であるからこそ住める場所だ。といっても、有名な研究者というよりは有望な研究者の一角なので、一般的には研究者に詳しくない限りはピンと来ないだろう。
部屋の内装は、洒落ているというよりは機能性重視で、薬品用の小さな保管庫なども完備されている。
時刻は夜。人々もまばらに眠りにつく位の時間帯で、幻もサメの抱き枕にしがみつきながら、眠っていた。……が、途端に幻の様子が、どこか苦しそうな呻き声をもらし始め……)
「いっ、ぅ……が……ぁあ………っ!?」
(青ざめた顔で飛び起き、パジャマ越しに胸元を手で押さえ、荒く早い呼吸を繰り返す。そして程なくして、頭が痛むのか苦痛に歪む表情になり、両手で頭を掴み、痛みをこらえる。目からは涙がぽろぽろと溢れ……そんな苦しい状態が、数分続く。)
「あぐ……っ!?……はっ…!…………はぁ……はぁ…」
(治まったのか、ベッドからゆっくり離れ、洗面所へよろよろとした足取りで向かう。鏡で顔色を確認する。……真っ青で、涙で顔が赤く腫れた、酷い様子。視線を鏡から外して、水を流してコップに注ぎ、ゆっくりと水を飲む。)
「……だい、じょうぶ………今回は、軽いから……」
(そんな言葉を呟き、水を止めて、また寝室へ向かい、ベッドに倒れるように横になり、サメの抱き枕を抱き寄せる。
……これは、幻の能力のデメリット。自分か他人を、その血の力で癒せば……癒した怪我・病気の重さ・人数に応じて…悪夢を見たり幻覚作用を食らう羽目になる。それが起きるのは、決まって寝ている時。だから幻は、眠るときは二度眠る。二度目がちゃんとした睡眠で……一度目が、デメリットを消化するため。
悪夢も、幻覚作用も、どれも酷いものだ。火炙り、磔、絞殺……痛覚的にも、視覚的にも、精神的にも。とにかく、あらゆる方面で苦しめにかかるデメリットを、幻はずっと受け、その恐怖は体に刷り込まれている。その度に、幻は能力を使うことに恐れを抱き始める。……が、今回の場合は、その恐れより上回るものがあった。)
「…………ふ………ふふ……」
(真っ暗な室内で、スマホの光だけが灯る。幻は……スマホを見ていた。スマホにある……篭矢さんと、日向さんの連絡先を。日向さんを、あの四人を治したことを……感謝されたことを、大事そうに思い出している。)
「……お父さん、お母さん。僕、言いつけを守るからね。人の役に立つために、生きるから……見守っててね。あはは、ははははは………」
(部屋のなかで一人、虚空を見て笑う幻。死者が残した言葉にすがり、まるで恐怖を喜びで無理矢理上塗りしようとしているその姿は……まごうことなく、「狂っていた」。
……その日を境に、幻はさらに積極的に動くようになるだろう。)
>悲倉 鈍間 >椿原 帝
(段ボールを盾にするような形のタックルが当たる直前、天都は更にマフラーの中から、服の襟の裏を通して、左腕に垂らすような形で細長い何かを仕込んでいた。相手の言葉も、右から左へと流れていく程の集中力が、今天都には宿っていた)
距離を取らない―――引きずり込んでくる、か―――
(そして、タックルがヒットしようという瞬間、盾にしていた段ボールの影から鈍間の手が伸び、左手の甲を掴まれ、偶然左手に持っていたライターが手からこぼれおち、段ボールへとライターの火が迫っていく。そして勢いのままに引っ張り込まれ、段ボールよりも前方に引きずり出された―――その時だ)
……僕を引きずり込んだのはお前だ。
(やはり鈍間の言葉には反応せず、そう念押しするように言葉を発した。それが起こったのは次の瞬間。段ボールがいきなり火の手を上げた―――時計にしまうよりも前にアルコール消毒液を染み込ませておいた段ボールにライターの火が引火したのだった。肌を焼く熱気を帯びた火炎の壁が倒れ行く二人に迫ってくる形になる。しかし、天都にとってこれは注意を引く囮だった。自分の身体が重力に従って地面に落ち行く最中、燃えた段ボールにこする形でスイッチを入れた懐中時計から鈍間の身体に向かって注射筒のような物が飛んでいく―――それは主に動物捕獲用に使われる麻酔銃の弾頭だった。そして掴まれた左手を思いっきり、今度はこっちが引き寄せるように水の膜が張るアスファルトの地面に振り下ろす―――左腕から垂れていたのは銅線だった。先が切られており、絶縁体に包まれているはずの銅線部分が剥き出しになっており、マフラーの中の小型のポータブルバッテリーに繋がっている。それを水浸しの地面に躊躇なく接触させようとしていた―――相手がわざわざ自分の手を掴み、しかも右肩はある程度負傷している―――自分の身体さえも囮にして相手の両手の自由を奪ってから放った殺人道具三連のコンボが自分含めた二人に襲い掛かってくる。例え、自分に減速がかかり、予想以上の衝撃が襲ってくるとしても―――)
>病院all
まぁ。
(再び自責の念に駆られる窓子を見て、あの時の鈍間を思い出しながら、一旦区切ってから自分の考えを喋り出す)
弾丸も彼には有効打にはなっていなかったからね。どんな攻撃も彼が反応できる限りは相手や武器の時間を遅くしたり、自分の身体の一部の時間を遅くすることで対処できるんだろう。油断とかをしていなかったとしても、もう少し彼に攻撃を加えられただけで逃げられてはいただろうと思うよ。
(彼に致命傷を与えるなら不意をつくか、それこそ物量差で圧殺するか―――そんなところだろうと思いつつ)
それか彼が時間を遅くしてはいけない身体内部に何か攻撃するかかなぁ。
(血管。重要臓器。身体内部なら、彼も遅くは出来ないだろう。時間のラグにより逐一エネルギーが生じるとしたら、血管を遅くしたら解除後に一気に血が流れた時に逆流などのリスクがあるし、重要臓器は言わずもがな、だ。とにかく油断云々を問うなら、相手の能力をどう攻略するか考えてからだ、と)
>all
「んー……」
(その日の幻は、朝方にチップで購入した情報をもとに……町の裏路地辺りを一人で歩いていた。その情報が、「トラブル等で怪我が発生しそうな場所の情報」という、変わった情報だった。用途が用途なだけに、要求されるチップも少なく……人助けをしたい幻にとっては、正に喉から手が出るほど欲しいものだったので、購入した。その結果が、都市のあちこちにある……裏路地の写真だった。
そのなかでも、家から近い場所を今は点々と歩いていた。)
「……なんか、あまり人を見かけない…?」
(そう本人は言うが……常識的に考えれば、むしろその辺りを歩いていて誰にも出くわさないのは…運がいい方だ。なぜなら……基本的に人の目が行き届かないところは、物騒なことが多いから。)
「んー……誰にも会わなかったら、どうしよう……?……病院とか、人の多いところにいってみようかな……?」
(幻はそんなことも知らず、不用心に一人で歩いていた。)
(/RPの文を貼っておきます!様子を見て絡みがなさそうなら、場所を病院か都市の何処かに変えます!)
>天都 上矢
「……よし、クエストクリア。もう少しかかると思ったんだがな。」
(相手の差し出された手に「やっとか」などと思いながら握手をすれば、スマホの通知が鳴り【クエスト成功!!】という文字に目を細めて相手を見返せば、「ありがとう」と一言。しかしいつもと違っていたのが「表情筋生きてんの?」と何度も聞かれた顔を少しだけほころばせている。すると公園の近くにある池に先程まで蕾すらつけていなかった白い睡蓮の花が静かに咲いており)
>幻ちゃん
『うん。じゃあねぇ~』
「きいつけてなぁ~」
「バイバーイ!!」
「またいつか、会おう」
「またね!」
「ありがとうなぁ~~!!」
(それぞれが幻に手を降りながら、その姿を見ていて)
「よっしゃあ!早速練習試合だせぇ!」
「もちろん!日向!いくぞ!」
「なんでやねん。勝手に決めんなや、負けたら濃いめのカルピス奢りな」
「「負けるわけないだろ?」」
「wwwwww」
(バスケしたくて仕方ないのか、子供のように動く彼らの頼みに「自分も怪我人やったんやけど」などと思うが、ちゃっかりカルピスをかけて試合をうけて、真顔でハモっている二人に吹き出しつつ近くの公園に歩み出して)
「病院に退院届け出さないと行けませんね」
「だなぁ。でも…ちょっとばかし病院の周り走ろうかな」
(こちらも動かしたくてウズウズしているのか、すでにその場足踏みをしていて、その様子を見ながら篭矢は嬉しそうに笑顔をほころばせている。しかし今日の夜、彼らは悪夢によって夜中に起こされる自分達の恩人に気付かず)
>佐藤くん
『ありがとうぅ。さてさて、もうすぐ講話の時間かぁ…』
(メールアドレスを登録すればニコニコ笑いながらお礼をのべて、自分のスマホの時間を見ればもうすぐ大学に戻らないといけない時間に気付き、相手を見れば)
『じゃ、センセーお仕事あるからもう帰らなきゃ。大学について行きたいなら来てもいいけど~…どうする?』
>天都 上矢 >悲倉 鈍間
「…なんて奴だ。」
(少し離れた位置にて静かに二人の攻防を見れば、自分の体をも犠牲にしていると言っても過言ではないそんな攻撃を見て目を細め今日何度も言った台詞を呟くように言えば、アタッシュケースを開けた。中には組み立て式のライフルと銃、そして警察官が使うような黒く細い警棒やナイフ等の武器が入っている。銃と警棒を取り出して。)
「人がいることも考えろ」
(地面に手を当てれば、色とりどりなの花を地面へとクッション代わりに周り一面に咲かせて、銃を構える。銃に込められた弾丸はもちろん実弾。少し重い銃の照準をポータブルバッテリーに合わせれば安全装置を外し、上手く調節された引き金を引こうとして)
>510
こちらこそありがとうございます。これからよろしくお願いします。(お礼を返して、スマホをしまう。能力の詳細な情報については、あとで見ておこうと思った。)
いえいえ、これ以上邪魔しちゃ悪いと思うので、やめておきます。今日は色々本当にありがとうございました。がんばって下さい。(さすがに仕事についていくことまでするのはアウトだろう、そう思った佐藤は提案を断ることにして、代わりにお礼を言うのと、励ますことにした。それと同時に、片隅で考え事をしていた。なにも手がかりがない所から、どうやってメガロマニアの運営を追跡するかとか、そのあとどうするかとか、チップを稼ぐなど。一番最初に思いついたのは、他のメガロマニア利用者に接触することだった。チップ稼ぎは、ゴミ拾いとか、何かの手伝いなどの働きで法に触れないものを選んで、地道に稼いでいくことにした。)
>502
( 拳が空振った。急いでパンチを放った腕を引き戻そうとするも、時すでに遅し )
「 オマエッ 」
( 眩い光に息を飲んだその時、成す術なく相手の攻撃の瞬間を、光り輝く刃が膝を捉えるその光景を、ただただ歯を食いしばって見ることしかできなかった。その瞬間、初めてこの女の異能力に理解が及ぶ。それは電気だ )
「 ぐぉぉぉおおおおおッ…!!! 」
( 死ぬほど痛くて熱くて苦しい。膝を中心に餓狼の全身に稲妻が走り回る。全身の筋肉を構成する幾万幾億もの細胞の一つ一つが振動し、炸裂しているような、そんなおぞましい激痛感覚に、叫びを上げざるをえない )
「 …あぐがっ、ごッ… 」
( エステラが股下を駆け抜け終えるとついにあの激痛から解放される。
がしかし、すでに餓狼は白目を向き、上半身の表面からはシュゥゥと煙が上がり、若干の稲妻が残っている。
人間の肉体の大部分は電気を通す物質で構成されている。一箇所に大きな電流が流れれば当然、肉体の至る所にまでそれが伝播する。
それは餓狼でも例外ではない。いくら筋肉を強化しようとも、内部からくるものであれば大きな意味をなさない。
そうして餓狼は膝をついたーーそのはずだった )
「 ゴロズ 」
( 白目を向きながらも、言語機能が正常でないながらも、再び立ち上がる餓狼。そして、エステラの方へと向き返す。
餓狼の全身の分厚い筋肉のおかげで、脳への電気伝播量は分散。その結果、脳へのショックが軽減し、僅かな意識が残ったのだ。
機動力、スピード共に餓狼を大きく上回るであろう目先の少女に対し、ならば、と自分の半身ほどの瓦礫を二つ掴み持ち上げる。次にエステラが動いた瞬間、これらを投擲するつもりなのは誰もが見て取れるだろう )
>508
「 自分を囮にした…だと、減速開始…ッ! 」
( 天都自身を減速させた頃には遅かった。
ーー正直なところ、天都の手を掴み、こちらへと引きずり込んだその時点で、彼の猛攻に僅かな隙が生まれると思っていた。しかし、悲倉のその考えは甘すぎた。
天都は自分の身を囮にして、容赦のない殺人装置を完成させた。冷静さや手際の良さ、手元にある材料を最大限に活かした資源からの発想、その集大成によって支えられた殺人装置は、黒マスク下の悲倉の口元を歪ませた。
まさに今現在、炎の壁さながらの段ボールが倒れかかる。真横からは得体の知れない注射筒がちょうど悲倉の眼球の僅か手前にまで迫った。並んで、二人が浸かる雨水に導線の先端がゆっくりと接触しかけるその時だった )
「 解除 」
( 瞬間、ズドンッ、と地面に大きな亀裂が入る。水飛沫が飛ぶ。
そして、減速状態にある天都を地面に取り残し、悲倉の身体がへの字に曲がるほどの凄まじい勢いで跳ねる。その過程では、火炎の段ボールを突き破った。
そして悲倉の背中、肩甲骨より下のあたりは、パーカーシャツ共にずたずたに破れ(細切れの黒い布となって)、そこから防弾チョッキのような見た目をした金属質の装備が露呈。しかもその装備の背面は、複数のナイフ、黒く肉厚な装甲部分がまばらに突出する形で飛び出でいる。そのため、装備の背面は凹凸状となっている。
ーーこれら突出した装甲部分やナイフは全て強力なバネによって飛び出す設計である。
仕組みとしては、飛び出す部分をバネと共に最大限に押し込み、極限にまで速力を奪うことで、防弾チョッキのような平面状態を保つことができる。そしてバネは、解除によって、元々の弾性力にさらなる力を加えた状態で、その威力を発揮する。夜明ヶ原に押さえつけられたことから、その反省を生かして考案された試作品である。もっとも、実際に使う場面は、他者に押さえつけられた時であるが。
結果、装甲部分が突出部として飛び出た瞬間、地面との強い衝撃で、悲倉の身体は背から見えないビームでも出でいるかのような姿勢で、宙へと飛び跳ねたのだった。
そうしてようやく跳躍力を失った悲倉の体が地へと落下すると、転がるようにして地に倒れ込む。その衝撃で破損した部品は周辺に散らばった。
一方で天都は、雨水が水飛沫となったこと、火炎の壁がズタズタになったことで、無傷だった。
しかし、天都には既に減速効果が発動され、指をわずかに動かすほんの少しの動きすら何十分もかかるだろう )
>504
( 数日後、先日と同じように一之瀬翔のスマホに差出人不明のメールが届く。
差出人: 不明
宛先: [email protected]
椿原帝の動きの封じ込め
( それは命令だった。そして以下、椿原帝の写真と位置情報が記載されてある。>510 )
>509
お腹が空いた・・・いったん家に帰らないと・・・
(急いで帰るために近道にと幻のいる路地裏を通っているがお腹に手を添えて息が荒く壁に手をつけてはいかにも苦しそうな表情で歩いては)
あっ、ぐうぅ・・・あの貰った薬持ってくればよかった・・・
(限界がきたみたいでもう動けないとへたりと座っては何かに後悔したように呟いていて)
>霧さん
>514
「……?あれ、あそこに人が…」
(と、遠目に路地裏でへたりとその場に座り込んでいる人影を発見して、駆け寄ろうとし)
「あっ……この前のお姉さん。あの、大丈夫ですか?なにかあったんですか?」
(と、知っている人だったこともあり駆け足で傍まで来て、容態を見るために霧さんの姿勢を楽にさせようとし)
>堺、餓狼達ALL
(相手の膝を打ち、駆け抜けて、左足を軸にブレーキをかけ反転する。
手応えは確かにあった、しかしなおも巨人はその膝を屈していない)
まだ動けるのか、見た目通りタフだな流石に……!
(電流の余波、左腕に微かに走る痺れに歯噛みしつつ、しかし未だ得物を握ることにも動くことにも支障はない。
相手はどうやら投擲攻撃をする腹積もり、ならば静止してわざわざ的を作ってやる方が愚策だろうと、今度は、自分から先に動く)
せぇいやぁああああああああッッッッ!!!
(気合い一声、右前方へ踏み込み。
その動きに呼応するかのように投擲された瓦礫を次は左前方へと踏み込んで躱す、二発目の瓦礫はその際に踏み込んだ左足をバネの様に縮め、反動を活用して右前方へ跳躍し避ける。
ジグザグに攪乱、先程の様な直線機動では無い故に餓狼の元へ到達するにはいくらか時間がかかる)
堺先輩!動けるなら、出来るだけ逃げてください!!
>病院組ALL
とにかくまずは情報ね、大切なのは。
私も仕事がてら色々人の話を聞くことはあるから、出来る限り情報は集めるわ……集まるかどうかは別として、ね。
(缶コーヒーの残りを一気に飲み干す。
喫茶「calme」の常連客の中には、少なからずメガロマニアの利用者も含まれている。
そういった人々に少しでも話が聞ければ一番良いだろう)
天都先生も情報収集頼めるかしら……お仕事は忙しいでしょうけど。
>天都、鈍間背後さん
背後;横入り失礼します、お二人のロールにややですが「相手の逃げ道を塞ごう、相手に勝とう」という気持ちが感じられるような気がしました。
戦闘ロールは「予めある程度の結果を決めてある」等の一部の例外を除き、極力「相手の逃げ道をちゃんと用意しておくこと、お互いに見せ場を作りつつ引き分けること」を意識して頂ければ幸いです。
後出しロールや隙の無いロールは物語の演出として見るならば盛り上がりますし私も好きなのですが、何よりもロールする相手に楽しんでいただけるような気遣いを忘れない様にお願いします。
>516
引き分けを実現するため後付けに対して後付けせざるをえないです。ただし、そこにはご指摘の通り、相手の気持ちへの配慮がありませんでした。反省し、今後は善処いたします。
>天都さんの背後さん
配慮にかけた行動をしてしまい、本当に申し訳ないです。
もし背後さんが、予定調和な結果が嫌いでなければ、これだけはやめてほしいことなど、予め決めておきませんか?
ロルは学校が終わったら返します
>餓狼 >エステラ・アリーシア
……ごめん……なさい……。だれか……助けを……警察……
(エステラの指示を聞いて瓦礫で不安定な場所を何とか立ち上がり、その場から逃げようとする。まだ端末は動いており、警察、消防、そういえばメガロマニアを知っているあの医者からも連絡先をもらったと手当たり次第に助けを求めがら、自宅だったアパートから離れようとし)
>堺さん、エステラさん、餓狼さん
(/戦闘の様子を見てたのですが、もしよければ建物の住人の救助兼、エステラさんと堺さんを逃がすための手伝い(チップ購入のスモークグレネードとかを投げ込む、とか。)をしてもいいでしょうか?戦闘結果で望まれているのが、逃げるではなく捕まることを望んでたり、そもそも不要であれば控えますが……
中の人的には、幻は何処かで事件に関わっていきたいと思っているので、異存がなければ突っ込みたいと思っています。)
>516
( 一つの瓦礫がエステラへと向かった次に、すかさず二つ目の岩石の如き瓦礫を振り投げる。あの少女がこれらを避ける瞬間、ここにわずかな隙間が生まれるはすだ。
そうとなれば、巨大な身体でスタートダッシュを決め込み、重々しい足でドスドスと巨人の突っ走りを見せた。向かう先は、隕石のように二つ目の瓦礫が床に激突しつつある地点。煙が勢いよく舞い上がる )
「 ヂガラ比べと行こうガァァァッ…!!!」
( 二つ目の瓦礫を回避しかけるエステラを見逃さない。
ーーあとほんの少しの距離。
片脚を地面にめり込ませ、疲弊した巨体に追い打ちをかける。膝裏から血が大量噴出する。
しかし、自分が捻出できる最大限のスピードで、そして、エステラの足が地面に着地するより前に、彼女の身体をこの肉厚な両腕で(ガバッと両腕を広げ)、受け止め、閉じ込め、どれほどの電流が流れようとも、圧殺してみせる…!!
これは賭博である。エステラを腕に閉じ込められるであろうという賭け。エステラの放つ電流よりも自らの怪力の方が上であろうという賭け。そして、生き残れるであろうという賭け。この懐かしい感じに餓狼は自然と、ギザギザの歯を覗かせた )
>519
( / 私は構いません。ただその場合には、ロルに余裕がなくなり、不自然なドッペルを避けたいので、黄泉(>392)を投入させていただきます )
>515
ガアァ!!ングッ・・駄目・・・幻くんを・・傷つけたくない
(このまま自分は餓死してしまうのだろうかと諦めかけた時に誰かが自分の傍にきたと分かると思わず血を吸おうと首筋に噛み付こうしたがその人物が道端で出会った少年だと気付くと咄嗟に噛み付かないように口を押さえては幻から離れるように後退りしようとして)
>堺、餓狼達ALL
力比べなんて……したくないから動き回ってるんだよ!!
(踏み込みの瞬間を狙われた、正面からぶつかりでもしたら筋量でも体格でも劣る自分はあっさりと踏み潰されるか握りつぶされるかだろう。
鍛えているとはいえそれは「一般人以上アスリート未満」程度、眼の前の男は明らかにそんなレベルでは無い。
道端で踏み潰された小枝の様に「圧し折れた」自分の姿がイメージされ、背筋に鳥肌が走った)
くッ……!
(右足が地面に着いた瞬間、咄嗟に爪先で接地面を蹴り、跳躍し回避を試みる。
回避出来ればそれが一番――しかし、浅い踏み込みでは高く跳ぶには不十分。
餓狼の腕が、中途半端に跳ねたその左足を確りと握り捕えていた)
……こン、のぉッッ!!
(掴まれただけ、ただ掴まれただけだ、それでも骨が軋む様な感覚がその男の恐ろしさを物語っていた。
故に――まともに力を加えられる前に「発動」する)
死んでも知らないからなぁ!!
(出力は先程と同等、いや、それよりも少しだけ強い電流を自分の身体全体に纏わせた。
そしてそのまま、「餓狼の首へと抱き着こうとする」)
>519
背後;はい、大丈夫ですよ、助かります。
>霧さん
「……」
(霧さんの様子を見た幻は、以前のことを思い出す。メガロマニア利用者だと打ち明けても冷静だったこと。日差しを避けるような格好と行動。血をみたときの自制らしき反応。……やはり、霧さんは普通の人とは違う。もしかしたら……)
「血を、求めてるんですか?あぁ、驚かないでくださいね。お姉さんの様子とかをみてて、血を意識してるとき、強張ってたので……なにかを自制してる、っていうのはわかってたんです。……僕の血が、欲しいんですか?」
(話しかけている声は優しく、ちっとも怯えも恐れも
、微塵もない様子。事実、幻は恐れていない。彼にとって霧さんは、自分を手助けしてくれて……優しくていい人だから。それだけの理由で、幻は素性も知らない、一度会っただけの女性を信頼している。そうなるのは……人としての多くを知らない、無垢な子供だからだろう。)
「大丈夫ですよ。僕は、ちょっとやそっとのことでは倒れません。……むしろ、お姉さんが苦しんでいる様子を、ただみているだけの方が辛いです。……だから、大丈夫です。僕の言葉を、受け入れてください…。」
(警戒心の欠片も見えない笑顔で、優しく諭すように、幻は吸血を容認する。)
>堺さん、エステラさん、餓狼さん
(幻がその異常に気付けたのは、何処かから避難するように逃げる数人の人、逃げてきた方向から聞こえた何かが崩落する音(餓狼さんが階下を隔てる床を壊した音)。そしてたまたまその近くでクエストをこなそうとしていたから、気付けた。)
「今の音は…何かの事件?」
(音の発生源へ向けて走る幻。が、運動神経がいいわけでもなく、現場に到着するのが遅れた。たどり着いたのは、位置的にはアパートの避難用の裏口……天都さん、椿原さん、悲倉さんが戦っている反対側なので、そちらは見えていないだろう。
衝撃で割れた窓から、室内での餓狼さんが暴れたことにより、煙状にホコリが舞っていた。一目見てわかる。異常が起きてる地点はそこだと。
念のために、薬の瓶を一本握り、腰に二本予備を差しておき……自衛・逃走用に買った、パーカー裏に仕込んだメガロマニア通販製の軽量型グレネード三種(フラグ・スモーク・フラッシュ)を確認。窓を乗りこえて、中の様子を見ると……)
「……!」
(見えたのは、今正にエステラさんを握りつぶそうとする餓狼さんと、餓狼さんにしがみつき、いかにも自決をしようとしているエステラさんが目に入り…)
「っ、間に合って…!」
(咄嗟に空いた左手をパーカーの裏に突っ込み、フラッシュグレネードを取り出し、すぐさま安全ピン代わりのスイッチを押し、餓狼さんめがけて投げる。
狙いは一時的な目の眩み・耳鳴りによる混乱と、行動の停止。エステラさんも巻き込むが…咄嗟に出来る行動が、これしかなかった。)
>516 誇大妄想狂様
ご指摘の通り、少し熱くなり、お相手様への配慮に欠けたロールをしてしまっていました。反省し、今後はそういったことのないように努力いたします。わざわざご指摘くださり、ありがとうございました。
>519 鈍間さんの背後様へ
こちらこそ、配慮の欠如したロール、後出しなどを多用してしまい、本当に申し訳ございません。
予定調和な終わり方には私も持っていきたいです。私としては、そのためのやめて欲しいこと、というよりは提案なのですが、鈍間さんの能力は直接発動されると、こっちとしてはほとんど能動的な行動が取れなくなります。するとほぼほぼ勝負が決まったような状態になり、そこから痛み分けのような形で引き分けに持っていくのがかなり難しくなります。結果として被弾自体を避けようとする、もしくは避けるのが困難な一撃で決めようとするようなロールになってしまいます。
背後様としては、その後に戦いを中断せざるを得なくなるような展開にする考えがあるのかもしれませんが、こちらとしてはそれは分からないので、戦闘中に別時間軸としてでもいいので、中断展開の兆候などがあると、被弾関係の調節がしやすいと思いました。それか普通に負傷するような武器を決めに持ってきてもらえれば(流石に序盤の拳銃は負傷するには早いと思って躱させてもらいましたが)ダメージの具合などから痛み分けの算段もつくと思います。もちろん、自キャラの行動が封じられても、警察のモブを出すとかこちらにも出来ることや、他の方のキャラに助けてもらうなどもありますので、あくまでも一つの展開の提案として受け取ってください。
というのが自分の意見ですが、背後様もこちらに何かやって欲しいこと、やめて欲しいことなどはありますでしょうか?
>病院組ALL
うーん。不意をつくだけなら、背後に瞬間移動してグサッとやっちゃえばいいけどぉ、相手の能力のことを考えるとなかなか難しそう...
(コーヒーを飲みながら、どうすればいいんだろう、と頭を悩ませて)
あっ、ももも情報収集お手伝いしますよぉ。連絡取れるかわからないけどぉ、すっごく頼りになる人がいるんですよぉ。
(窓子の言葉を聞いて、自分も手伝うことを伝える。とは言っても、その「頼りになる人」と連絡が取れなければ情報が得られるのは普段から桃華に絡んでくるメガロマニア利用者ぐらいしかいないのだが。)
ちなみにぃ、もしももう一度あの人に会うことがあったら、どうすればいいですかぁ?様子を見る?それとも殺っちゃう?
>明星 幻(背後様)
中(ありがとうございます!もちろん大歓迎です!紅桃で絡み文を出すので、是非そちらで絡んでいただければと思います。)
…ほんとに、ありがとうございました(とりあえずここで一旦篭矢とはお別れになるだろう。思い立った今日に、メガロマニアのことを知っている人と知り合えた上、協力してくれると言ってもらえたのは大きな第一歩と言える。しかしまだ人数的に厳しいし、このままでは自分も頑張ると言えど、それでも彼にかける負担が凄まじいことになる。それに情報も足りない。だから他のメガロマニア利用者に会う必要があるし、思いつく限りから情報を掴んでいく必要がある。また、万が一刺客が差し向けられた時には護身ができるようにならなければならない。今の佐藤に出来るのはせいぜい情けない悲鳴を上げ回れ右で走って逃げることが精一杯である。問題は大きい。彼に笑顔で受け答えしながら、そんなことを考えていた。)
(/ちなみに佐藤の能力は、厳しめな場所条件さえ合えば超絶有能な逃走手段になりえます。
条件は進行ルートに壁や建物などの障壁になるものがないこと、先に川があること(壁に突っ込むとぶつかって爆発するの)の2つです。別の例ですが、進行ルートの先に直線コースの長い高速道路があり、戦闘時間が早朝であれば道路が空いていることが多いので、逃走の成功確率はかなり上がるでしょう。)
>餓狼 >エステラ・アリーシア >明星 幻
>all
……はぁ…!はぁ…!たすけて……たすけて……!
「ん?まさか……大丈夫ですか!通報にあったアパートの被害者ですか?!」
(目的地はなくとにかくアパートから逃げようとしている。通報のお陰で自宅だった付近に警察・消防のサイレンが徐々に近づいてくるのが分かる。そして運よく駅前の交番に努めている一人の警官を見つけ必死に助けを求めると)
「……え……?!……う、うああああ!!」
………!?
(1発の発砲。逃げたはいいが逃走本能により虫の脚が現れている状態で警官に歩み寄ってしまった。先程の餓狼の衝撃波による失神とはまた違う、本当に意識がスローに消えていく感覚に陥ってしまいながら、倒れこんでしまい)
(/エステラさんが逃がしてくれたのと、天都さんと鈍間さんが戦闘中であるのとを合わせるために、こんな風にさせていただきました。続き新たに絡む方「堺美波拾って病院連れていった・ウチに匿った」感じから絡んでくださってOKです!)
>526
( / 丁寧にご説明していただきありがとうございます。
提案に乗らせていただきます。仰る通りで、鈍間の能力は相手の行動を確定ロル的に決定してしまうところがあります。加えて、その可能性がある時点で、優位に立ってしまいがちです。今更感なんですが、この時点でそもそも戦闘向きじゃないですよね。
ともかくこれについては、これから戦闘状況のなるべくの回避(もし、そうなったとしても警察が来るなどの中断展開の兆候で回避に持ち込む流れ)、身体が不安定であることを強調するなどをして積極的に優位性を削減していきます。
他には、戦闘の際、相手が利用できる事前の環境描写(長々しくなってしまうかもしれませんが)の設定や、また銃弾を使用する際には、回避or防御可能である、ということを描写を通じて強調していきます。
僕自身の趣向的な話になってしまうかもしれませんが、後付けの中でも、突拍子のない偶然性介入に関しては、キャラの異能だとかキャラの行動というよりも、ロル的な意味での強制感があるので、それさえ避けていただけたらと思います。死に直結する後付け、周囲環境の突拍子のない偶然性介入の後付け以外のものは、僕はそこまで気にしません。
今後はどうしましょうか。結局麻酔銃の弾頭が刺さり、麻酔の効果が効き始めたところで、警察介入。天都さんに攻撃する余裕もなく退散という形はどうでしょうか )
>幻さん
・・・本当に・・・良いの?
(驚かないでくれと言われても驚くもので大抵の予想は自分が血を欲している事が知れば気味悪がれるか血を吸われると恐れて逃げるものだ、だがこの子は怯えも恐れもせずに自らの血を与えようとしている、この状態でなければ色々と言いたいことがあるが今は直ぐにお腹を満たしたいのでもう一度訪ねるように言うが体は早く摂取したいのか無意識に吸いやすいように幻を抱き寄せようしてきて
>霧さん
「…心配しなくていいですよ。僕は逃げませんし、気味悪いなんて思いません。お姉さんが優しい人だって知っていますから……そう、信じていますから。だから…これは恩返しでもあるんですよ?僕に優しくしてくれたことへの。」
(そう言って、抱き寄せようとする霧さんの動きに合わせるように、みずから近づき、抱きつかれるように無抵抗になる。)
「苦しみを取るのは、僕にとっての喜びです。だから……いいんですよ?」
(と、優しげな声で囁く。)
>522
( エステラの脚を握りかける。すると途端に、腕から侵入した電流が体内で暴れ狂う。全身が勝手に震え、思考がかき乱される。電流は指に力を入れる単純な命令すら許さない。しかし、それでも掴んだ脚は離してはならない!)
「 ググガガァァアガァァァッッ!!! 」
( 全ての筋肉が焼かれているような激痛への対処法はただただ叫び続けることしかない。
稲妻は、瞬間的に皮膚を透過させる。その度に身体の中で暴虐の限りを尽くす異物に顰蹙を禁じざるをえない。体の自由など毛頭ない。それでも、この女の脚だけは絶対に離してはならない。
突如、視界が眩む(フラッシュグレネードの影響)も、それを例えるなら全身が燃やされている中で、そこに新たに、僅かな火炎を投下するようなもの。もはやそんなものは関係ないと顎から血が噴出するほどに食いしばる。
少しだ。ほんの少し力を加えるだけで、エステラの脚を粉砕できる…ッ
しかし、エステラが首へと移動した瞬間 )
「 ノォ%<?@??ガ>+ー…ッ!! 」
( 大電流が脳へと直行。視界がぐるぐると回り、一切の思考がプツリとそこで終わる。
結果として餓狼は、訳の分からない言葉を吐いた後に背面からズシリと倒れた。
手の指先はおろか、全身のどこを探しても力は入っていない。目の瞳に光はなく、呼吸すら行っていない。小稲妻が残る肉体は故障したオーブンのように煙を上げ、人間焼肉が完成している。
餓狼の命をかけた賭博は失敗した。エステラが勝利したのだ )
>530
( / 保護した人間が、悲倉側でウチ(イカレ教団)に匿ったというのはどうですか?堺さんはこの先、どのような展開をお望みでしょう )
>幻さん
あ、ああぁ・・・ごめんね・・・
(そのまま抱き寄せれば幻の首筋を自分の口許に寄せて噛み付こうとするが今まで血を得ていたのは姉からしか無かった為に一旦躊躇しては申し訳なさそうに謝ってからおもいっきり牙を突き立てて噛み付き血を吸おうとして)
>534
ああああああああーーーーーーーッッッ!!!
(それはさながら人間スタンガン、長い間触れ続けていれば命すら奪う電流が、意志を持ち相手の意識を刈り取るべく絡みつく。
僅かながら耐性を越えた電流が己の肌までも焼き焦がす様な感覚に襲われ始めた時、不意に視界に小さな円筒状の物体が映り込んだ)
(あれって確か……)わぁっ!!!
(その正体を痺れた脳内で探り当てる直前、弾けた閃光がエステラの視界を真白に染め上げた。
咄嗟に目を閉じ、爆音による耳鳴りを歯を食い縛って耐える、何が起こったのかを考えるより前に一刻も早くこの拘束から抜け出そうと、バタバタと足を藻掻かせて)
……あ、終わっ、た……?
(耳鳴りの向こうに微かに聞こえた地響きと、緩む拘束。
ゆっくりと目蓋を持ち上げれば……仰向けに倒れた餓狼の首に抱き着いた体勢だ。
――終わったのかと、大きく息を吐いた)
(……堺先輩はちゃんと逃げられたかな、明日の研修は……無理かな流石に……)うー、身体が重い、痺れる……。
(餓狼の身体から離れ、廊下の方へと這って進む、柵に両手をかけて立ち上がろうとして――しかし叶わず、ただ柵を掴んだまま倒れ込んでいる。
嗚呼しかし、今日もどうにか生き延びたのだ)
>堺さん、鈍間さんへ
背後;最終的には堺さんの判断にお任せする形にはなりますが、出来れば同じ職場(こちらはバイト先ですが)で働く仲として設定しましたので、一度も普通のロールをせずに闇墜ちされてしまうとちょっと複雑かなとは……。
無論、闇墜ち展開も「闇墜ちした先輩を追いかける」みたいな展開もとても素敵だと感じますので、その時はちゃんと気持ちは切り替えていこうと思います。
>霧さん
「んっ……」
(抱き寄せられ、血を吸われる。牙をたてられ、痛いのかもと思いきや……別に肉を千切られるわけでもないためか、そんなに痛くはなく、吸われているときは身体の力か抜けていくような、変わった感覚に陥った。不快と言うわけでもなく、幻はされるがままに無抵抗で居続けた。)
>エステラさん
(光と耳鳴りが収まった頃、エステラさんが餓狼さんから抜け出し這って進んだ後……ようやく幻も動き出す。)
「……えっと、多分危ない人だけど……一応……」
(と、餓狼さんに近づき、生きているかどうかを確認するためにそっと脈を図る。……どうにか生きているようで、今は気絶しているようだ。)
「…………」
(生きていることを確認すると……躊躇はしたものの、握っていた幻の血入りのイチゴ味の薬を……そっと餓狼さんのすぐ近くに、ひとつ置いておく。本来なら、彼は人を傷つける相手で、回復のためのものを置いておく必要はない。……が、幻にとっては「人の役に立つ」ことが全てなため……傷つける相手とわかっていても、なにもせずに放っておくのは、出来なかった。
薬をそっと置いた後、幻は這って出ていったエステラさんのもとへ駆けつける。)
「!いた…あの、お姉さん?大丈夫ですか?……その、これ飲めますか?回復薬なんですけど…。」
(と、駆け寄ってからエステラさんに負担がないように楽な体制に変えようとし、リュックからもう一本の瓶を取り出して、飲めるかどうかを確認する。無論、能力の使用でしびれた身体も、餓狼さんに与えられたダメージも、疲労感も……薬を飲むか、血を接種すれば回復するだろう。そして回復すれば……十全な状態で堺さんを追うことも可能だろう)
>539
>all
(/設定遠のくことしてしまったのは申し訳ありません……。もし鈍間さんが先に拾っても、日常パートでそこで話完結でもよろしかったドッペルでエステラ救助ルートで合わせてみます。後日本編(?)ということで闇落ちルートを開始するというのはどうでしょう?
とりあえず>530の続きは一番最初に拾った方に合わせます。)
>アパート現場
「 派手にやらかしたものです。建物には亀裂が入り、崩落箇所がいくつかありますね。警察が来る前に、さっさと転送してしまいましょう 」
( 割れたベランダ方面からある男が入ってくる。
骸骨の仮面を被り、分厚いロングコートを身につけた長身の男。フードも被っているため肌の見える箇所はない )
「 あなたが負けるとは、一体戦った相手はどのようなものだったのでしょう。その黒焦げた肌に雷に打たれたような痕、電流…ですかね。ん?(液体の入った小さな容器を拾い上げ)これは一体? 」
( 周囲の瓦礫の散らばり具合を見てもこの容器に傷一つ入っていないのは不自然だった。しかも餓狼のすぐそばに落ちていたというより、置かれていた感じだ。もし、落ちていたならば、餓狼が活動していた時の風圧で吹き飛ぶ可能性が高い。となると、やはり倒れてから意図的に置かれたものだと推量できる )
「 不可解極まりないですが、念のため持って帰るとしましょう。異能力によるものの可能性は排除しきれませんからね 」
( コート懐から、レジャーシートのようなものを餓狼の身体の上に被せた。そのシートには大きな六芒星が一つ描かれている )
「 転送お願いします( フード上から耳元を抑え、誰かに通信するように)」
( 淡い光と共に餓狼とレジャーシートが消える。そして、ゾンビ男を発見次第、同じようにして転送させた )
「 堺美波さんの方は、逃してしまったようですね。実に残念です 」
>佐藤くん
『そっか、気を付けてねぇ』
(ゆっくりと手を降り歩いていく。大学の講習には間に合いそうだ、と鼻唄混じりに道を歩く)
>アパート組ALL
「…上が静かになった…?」
(先程まで電気の通る音や瓦礫が散乱する音がしていた上が明らかに静かになっていた事に気付き、アパートの方を見る。警察や消防車のサイレンがなっているのが聞こえると少しだけ考えるように顎に手を当てて、銃を下ろす)
【/アパートにいる皆さん。よろしければなんですけど、椿原君のお金の力で警察や消防を退去させてもよろしいでしょうか?後処理は椿原家の使用人達がやりますので。ダメでしたら無視で構いません】
>椿原さんの背後さん
(/こちらからは了解です!むしろそちらの方面で助太刀できず申し訳ございません!椿原さんとも、機会があれば出会ってRPしたいと中の人も思っております!)
>堺さん、悲倉さん、エステラさんの背後さん
(/堺さんを誰が拾うかに関する自分の考えなのですが、自分は「エステラさんを回復させた後、入れ違いで避難していった、交番を探してたときのお姉さん(堺さんのこと)を追う」という形を取って、堺さんを救出しようかなーと思っています!(そうなった場合は、多分エステラさん主導でいくかな?)
で、保護する先なのですが……病院か、エステラさんの自宅か、幻の自宅のどれかを現状は考えているのですが、堺さんが狙われてた、といった旨をエステラさんから聞ければ、病院ではなく誰かの個人の家で守った方がいいと思えるので、個人的には意見が通る場合は、どちらかの自宅で保護、というのを推しておきます。)
…さて…(その場から離れた。まだやることはある。とりあえず次は…そうだ)
…そうだ、これなら色々ありそうだ…(メガロマニア利用者を探すことを考えていた時、情報を集める方法が思いついた。早速実行しようとスマホを開く。ちなみに利用しようと考えたのは、掲示板だ。見ようとしているのは学校が建てられたとか、嘘みたいなホラーの話とかの伝説が残され、その他にも様々なジャンルの情報が集まるものである。情報源としては信憑性が怪しいが、100%嘘というわけでもなく、、嘘みたいな本当の話が紛れ込んでいたりすることもある。メガロマニアのような特殊例では、それも鍵となり得る。そして母数も圧倒的に多い。完全に匿名でいいのでこちらから発言することも出来る。そこからなら、何かしら得ることが出来るかもしれない。都市伝説系を主軸として、過去ログを漁り始めた。)
…ん?(爆破事件についてのスレが目に止まった。本来なら都市伝説系には入ってこない部類のもののはずなのだが、何故かそこにある。不自然さを感じた佐藤は、そのスレの中身を見ることにした。中身は完全に冗談を言っているもの、まことしやかなことを発言する者、考察を始める者、陰謀論を唱え始める者、都市伝説(メガロマニア)と関連付けて発言する者、その他諸々と雑多だった。だが最終的に辿り着いていた結論は、『この事件は何かおかしい』というものだった。そして配信があったらしく、それをキャプチャしたmp4ファイルをアップしている者もいた。ここでずっと突っ立ってスマホを見ているのもアレなので、歩いてどこか座れるところでも目指しながら見始めた。)
>幻さん
ん、ぐぅ・・・
(いつも吸っている姉の血とは違い、甘くてフルーティーでとても美味しくてたまらないと脳内で吸血欲求が高まり、もっと血が欲しいとジュルジュルと獣が得物を貪るように血を啜っては、逃がさないように無意識に抱きしめている腕を強く締め付けようとして)
>霧さん
(血を吸われる虚脱感に、抗うこともなくされるがままの幻。そもそも、血を抜かれ過ぎれば貧血を起こし、最悪死にかねないのが人という生き物だが……幻の場合は呼吸さえしていれば血は増えるので、その心配はない。なので、今の状況に何ら恐れも危機も感じていない。
そして、霧さんが無意識的に逃がさないように強く締め付けるのを感じとり……幻は、「今の僕は、お姉さんに必要とされている」とより強く思い始め、心が満たされるような気持ちになっていた。
人に求められ、必要とされ、喜ばれること……それが幻という歪んだ少年の、満たされる条件。付け加えるなら、両親にさえ抱き締められたことのない幻は、初めての人の温もりに無意識的に喜んでいる。普通であれば捕食同然のこの状況を、容赦なく血を吸われ虚脱感を受け続けている、いかにも恐怖的な状況を……幻は、嬉しがっている。)
「大丈夫だよ、お姉さん。僕は何処にも逃げないし、いたくないからね?沢山吸って、満足するまでしてていいから……ね?」
(いっそ、人を依存させるような……人を欲に掻き立てかねないような。そんな甘く蠱惑的な言葉を、霧さんに囁く。相手が欲求によって自制が聞いていないと様子からわかっていても、幻は優しく宥めるかのように、その行為を肯定し、自らも霧さんから離れないようにと、両腕を霧さんの首の後ろに回して抱きついた。)
>544
了解です。自然な流れとしてはそうですね。
>エステラさんの背後さん
(/ エステラさんと同じ高校に通っている新キャラを投下したいです )
「 ………… 」
[名前]蠢木 怪次郎 (うごめき かいじろう )
[性別]男
[年齢]15
[職業]高校生(1年生)
[容姿]https://picrew.me/share?cd=cisRAR32YZ
身長は170。目つきが悪い。目立つ外見をしているが本人の意向ではない。
[性格]コミュ力皆無で人前に出ると銅像みたいに静止する。一度も話したことがないエステラ先輩の正義感に密かな憧れを抱いている。臆病。
[異能力]『バケモノ生成』
【グロロ】怪次郎が偶然作ってしまったバケモノ。黒くて丸い目玉の生き物。放っておくと増える。イタズラ好きで、人の身体をいじり、血管などを使って勝手にデコったりする。グロいからグロロ。
【キモモ】
怪次郎が寝ている間に作ってしまったバケモノで身体に寄生する目玉型。怪次郎の身体には10匹いる。たまに脳内に話しかけてくる。キモいからキモモ。
【カタマリ】
たくさんのグロロがくっついてできる謎のゼリーのような黒い物質。ほんの数分であれば硬質化させたり、気体化させることができる。光を受け付けないため、相手の視界を一時的に奪うこともできる。
※本人は、バケモノの作り方が分からないのと、凶悪なバケモノを生成してしまうことを恐れている。
[キャラ概要]
エステラ先輩と同じ高校に通っている。ド派手な見た目のせいで、校内では不良扱いされているが、本人は友達が欲しい。派手な見た目をなんとかしようとしても、結局グロロに戻されるため、諦めている。
親戚が六角教信者で困っている。
>実験現場
「 巳狂乱臨郷器阿嘉瑠照流…」
( お経のようなものを唱え続ける中年男性が、怯えながら、地面が血塗れの空間内を歩き回る。
男性の後ろからは、尋常じゃないうめき声が上がっている。それは獣のような人間のような、まるで見当がつかない異常な声。どこまでもまとわりついていくその声の正体を男は知っていた )
「 行業六角親戀…行業六角親戀…… 」
( ぎょうぎょうろっかくしんれん、その言葉は六角教団のお経にある。男はただひたすらにその言葉に縋り付いた。しかし、どれだけこの血塗れの床を歩こうとも、背後の死者はどこまでも付いてくる。この広い空間に出口などないのだから )
「 ヴ…ぁ…ヴヴヴ 」
「 …はぁはぁ… 行業ぅ…ろ…っかく 」
( 脚がもう動かない。壁面の高い位置にある肉厚なガラスの向こうには、多数の白衣を着た連中らがこちらを見ていた。男は涙を流し絶望して膝をついた。這い寄る死の影 )
「 息子に会い」
( 背からくる鈍痛。あまりの痛みに男は一瞬固まる )
「 やだぁ、やだやだやだやぁぁだぁぁあ!!!!あああああああっっ!! 」
( ぶちぶちと引きちぎられる感覚。後ろの死者の貪りの勢いのあまり、前のめりになるほどに押し倒され食われていく。
一方でガラス越しに観察していた研究員たちは )
「 これがゾンビの異能力…、開始から1時間が経過しました。被験者60名はゾンビ10体に食われ全員死亡。30分で蘇った者もいますが、おそらく一日ほどで残りの全員がゾンビ化すると思われます 」
「 …死屍山 甦生(ししやまこうせい)、SNS名は悪食。異能力はゾンビ。彼の歯が人間の皮膚に食い込むと、ゾンビ化の源である病原菌が注入される。そこで人間の細胞内に感染の病原体が暴露すると、その人間は感染し、ゾンビ化する。そしてゾンビ化した人間は、人間を貪り続ける殺戮装置へと成り果てるわけだ。殺戮装置は人間を喰らい殺し、その人間たちもまた死者として、平均して1日ほどで甦る。ここ一週間の実験結果で確定してきたことだ。だがまだまだ不明点がある。実用化には時間がかかりそうだ 」
「 はい、…ただこれ以上の被験者利用は避けた方が良いかもしれません。ここ一週間で600名以上を実験消費してしまっています 」
「 確かにそうだな。我々、研究班の資材のためにも六角教団にはさらに尽力してもらわなければな。
ところで、彼の様子はどうだ 」
「 …彼の脳神経細胞の活動は正常です。ただ、原因不明なことに手足の再生速度が上昇傾向にあります。自動的に手足を切断する装置にかけているので問題はありませんが、原因究明はした方が良いかと思われます 」
「 未知の領域だからな。課題は山積みだ。ーー例の液体のこともあるし 」
「 …ですね。私はどちらかというと、ゾンビよりもそっちの方がよっぽど恐ろしいです。データを見る限りですが、例のそれはどんな負傷も、それこそ病ですら治癒してしまうのかもしれません。サンプル量があまりにも少ないのが残念ですが、間違いなく異能だと考えていいでしょう。
ただ、私たちの役割としては、そうした異能を科学的に説明付けるということです。はっきりといってしまえば絶対に不可能ですよ。物理的な因果法則から逸脱した存在、亜原子粒子量を無視した存在、数理では処理不可能な存在、それがメガロマニアの異能力です。こんなもの、科学では到底解析できません 」
「 んなことはわかってんだよ。だが、それが俺たちの仕事なんだよ、分かるだろ?…リサーチャーに指示されたのだから。できなくてもやるしかない 」
>540
んあー……どちら様?
(静電気に近い電流が未だ身体のあちらこちらで弾けている。
柵に手をかけ突っ伏した体勢から、ころんと転がり仰向けに、背中を柵に預け寄り掛かった体勢へ移行)
ボクは大丈夫だよ、それよりもこの騒ぎで他に怪我人が出てないかの方が……あ、薬?
(首を傾げじっと幻の瞳を見つめる、ほんの少しの警戒心)
(……悪意は無さそうだなぁ……)あは、ありがとう、助かるよ。
(見立てが絶対であるという自信は無いが、少なくとも幻の様子からは悪意の様なものは感じられず。
故に善意は有難く、薬を受け取り喉へと流し込んだ。
如何にも薬じみた人工的なイチゴ風味とその奥にある微かな鉄の味――口の中でも切っていたのだろうかとぼんやり思う途中、ふと、身体が奇妙な程に軽くなる感覚がした)
……お、お?おぉ?
(薄れる痺れと疲労感に目を丸くして、両手を握りしめては開いてを繰り返す。
立ち上がって足踏み、そして、パッと笑顔を幻に向けて見せた)
凄い効き目だ!本当にありがとう、おかげで動けるよ!
君の名前は?ボクはエステラ・アリーシア、通りすがりの正義の味方さ!
(流れる様に自己紹介、唐突に名乗る「正義の味方」、動き回ったせいでやや乱れた着物姿に奇妙な言動をする奇妙なスペイン人少女の姿がそこにはある)
……ところでもしかして、この効き目が君の「力」かい?
(小さな声で、顔を幻に近付けながら。
それは、幻がもしかしたらメガロマニアを知る人間かもしれないという勘から来る質問だ。
飲んだ薬の効き目が「彼の異能力」であると考えれば、一番しっくり来る)
>543
背後;はい、今回の様な場合はその展開で大丈夫ですよ、正直騒ぎが大きくなりすぎで少し心配な面はありましたので助かります。
ただ、「どんな時でもお金と権力の力で大体解決出来る」みたいなことは避けておいた方が良いので、使い所だけお気を付けください。
>544 >548 >550
背後;その展開で問題無いかと思います。
エステラの自宅は学生寮ですので、どちらかと言えば幻さんのご自宅の方で保護していただいて、エステラがその場所を教えてもらって時々そちらを訪れるという形にした方が都合は良いと思いますね。
>548
背後;確認しました、問題ありません。
怪物達を連れた奇抜な男の子、とても魅力的だと感じます、バケモノ達は大勢の前では極力出さない方が良いですね。
蠢木さんに椿原さんにと、エステラ周囲もなんだか人が集まって来て楽しいです、よろしくお願いします。
…そうか、なるほど…。(ファイルをダウンロードしてキャプチャ動画を見ていく。確かにそれは、
ただの凄惨なテロというには、不自然で、メガロマニアの利用者が絡んでいるように見えた。しめた。この事件を追えば、他のメガロマニア利用者に会えるかもしれない。引き続き追おう。『よし』と呟いた)
(/さて、佐藤は現在メガロマニア以外とその他もろもろに探り入れようとしてるんですが、これは個人的にまずいから始末する!とかやめろー、それ以上言うなー!とか脅しかけて利用したい!とかシンプルにブッ飛ばしてぇ!という人は居ないでしょうか、居たら是非絡みませんか)
>エステラさん
「あ、えっと、エステラさんですね。僕は明星幻、好きなように呼んでください。」
(外国人、と話すのはなんだかんだで幻にとっては初めてで、日本人と違う肌色で着物を着ている様子は、端からみればなかなか変わったもので……幻の視線も、見慣れないものをみるような感じではあるが、幻に関しては「着物をみるのが初めて」なので、そう言う意味が強めの視線ではある。
そして、エステラさんの問いかけ……「そう言う力なのか?」という問いかけに、幻はあっさりと答える。)
「はい。僕の力はメガロマニアで与えられたもので……人を癒す力をもっています。その薬に、その効果が付与されていたので、エステラさんの傷や痺れを治せたと思います。……えっと、エステラさんも、多分メガロマニア利用者、ですよね?身体から静電気というか……放電現象が起きてるように見えてたので、そうなんじゃないかなーって。」
(と、そこまで話したところで、はっとした表情になり)
「!そうだ、あの、多分エステラさんが助けようとした人でしょうか?えっと、あの家にいた女性の…交番を探そうとしてくれたときに見かけたお姉さん(堺さんのこと)。あの人、慌てた様子で誰かに助けを求めに、あの場から避難してたのをみたんです。えっと……追いかけた方がいいですよね?一応、どの方面に逃げたかは覚えてますので。追いかけるなら先導します!」
(幻は、あのフラッシュグレネードを投げる手前で、入れ違い様に逃げていく堺さんを視界にとらえ、グレネードの効果が切れる迄は、フラッシュと爆音から逃れるために背を向けて耳を塞ぎ、ついでに堺さんが避難していった先を目で追っていた。
そしてまだ、堺さんとの距離はそこまではなれていないはず。堺さん側で銃を発砲した警官も、恐らくは異形の百足の足をみて、現場から逃げ他の警官に要請をしようとしている最中だろう。
よって、今からエステラさんが幻と一緒に追いかければ……銃に打たれ、気絶している堺さんを保護することは可能だろう。)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
>all
………あれ……?……ここは……?
(自宅を襲われた記憶はくっきりと残っているが、その後の記憶を思い出すのに時間がかかった。警察に誤認され撃たれたのだった。その後は意識は失っていた。なのでここはどこなのか、なぜここにいるのか、なぜ撃たれても無事だったのかまったくわかっておらずにいると)
(/エステラさんのOKも出たのでこちらで始めさせていただきます!)
>堺さん、エステラさんの背後さん
>551、>554に関する返答
(/了解です!では、RPの方針としましては保護した後に幻の家に匿い、身体の傷などは幻の血で癒し、エステラさんにも出入りが出来るように「エステラさんと堺さんの二人に、幻の家への出入りができるカードキーを渡す」という処理もしておきます!
そして時系列にもよりますが、幻としては幻自身に戦闘能力がないため、可能なら堺さんをいざというときに守るために、エステラさんにはなるべく時間があれば堺さんと一緒にいてくれるように頼むと思います!なので、堺さんが気絶してから、ここでは仮の仮定として「半日くらい」だと捉えて……堺さんが目覚めた際のRP時には、幻の家のなかにはエステラさんも滞在して待ってくれると助かります!)
>555追記
(/提案に関する話ですが、断ってくれても構いませんし、その場合はご要望があればそれに合わせます!重ね重ね、追記漏れ申し訳ございません!)
>主様
【/了解しました!お金の力を派手に使う際はこの様に聞きますので、よろしくお願いします】
>ALL
「クソッ、前の事件に続いてこれかよ」
(機嫌悪そうに新人の刑事の 田中徹(タナカ トオル) が呟く。今回の事件を加え前の爆破事件、警視庁は人手不足になりかけていた。新人の刑事達を地方から持ち出すほどに)
「はい………はい………おい、田中。引き上げるぞ」
(電話をしていたもう一人の刑事が長い沈黙のあと電話を切り、スッキリしないと言いたげな顔で田中に告げる)
「は?なにいってんスか。もしかしたらこの事件も例の事件と関係あるかも知れないんスよ?」
(これから鑑識さんや刑事の捜査という時にいきなりの「引き上げろ」に不満げな顔で文句に近い台詞を述べて)
「上からの指示だ………今回の事件(ヤマ)、マジで何か匂うな……」
「上?なんで上が…」
「いいからさっさと引き上げるぞ」
(刑事の二人…いやこの場にいたほとんどが歩き出し、警察本部や消防本部へスッキリしないまま戻った)
「よし、後始末は頼んだぞ。あのネズミやネズミの仲間に繋がる物を徹底的に探せ。害獣はさっさと駆除するに限る」
(電話を済ませれば、警察や消防が撤収していく、そういった機関の関係者に金と権力を行使しこの事件に関する捜査や撤去を打ち切らせたのだ。一体これにいくらつぎ込んだのかは…ご想像にお任せする)
『『『『『はい。』』』』』
(椿原の使用人達が一斉に動き出す。瓦礫の処理や犯人に繋がる証拠を探していく。)
「なんや騒がしいな……なんかあったんか?」
(近くの公園でまたバスケの試合をし、見事にボロ負けした日向は、フ●ンタと愛●スコールをコンビニで買ってここら辺を通れるが、やけに騒がしいアパートを見て気になり、足を運ぶ)
>幻さん
はぁ・・・あぁ・・・
(暫く血を啜れば空腹感と喉の乾きが癒されていき、心なしか苦しそうな表情が和らいでいき抱いている力も段々と緩くなっていって、口を首筋から離すが余程気に入ったのか2つの丸い噛み跡から流れ出てくる血を名残惜しそうにゆっくりと舐めようとして)
>霧さん
(霧さんが吸血行動をしていた間は、貪るように血を飲む霧さんを宥めるように、ぽん、ぽんと背中を優しく叩いて、霧さんが落ち着けるようにしていた幻。首筋から牙が離れ、噛まれた跡から出てくる血を舐める霧さんの様子を見て、ひとまずは落ち着いたっぽいことを悟る。)
「…大丈夫ですか、お姉さん?…落ち着きましたか?」
>導入
【【餓狼襲撃日より少し前】】
( 学校放課後、蠢木怪次郎はある建物の地下に着ていた。
エレベーターから降りると、すぐにお経に似た呪文を唱える不気味な人々の声が聞こえてくる。そこは、体育館ほどの広々とした空間で、人々が座禅を組みながら分厚い書物を手に持っている。宗教団体だ。
気味が悪い光景を前にしていると、白い着物を着た長身の男が近づいてくる )
「 どうされましたか。あなたもまた苦しみを? 」
「 いえ、俺は親戚を連れ帰りにきただけなんで」
( そう言って、足を踏み出すとその男が長い腕を伸ばして胸ぐらを軽く掴んできた )
「 行かせられませんよ。彼ら彼女らは苦しみに耐えあぐねて、最終的にこの救済地にたどり着いたのです。合理主義が未だに基礎となる現代において、我々人間は大いなる過ちを犯しているのです」
「 離してくださいよ 」
「 あなたもまた、現代の過ちそのものだ。人の心理を決して軽んじてはなりませんよ。心の苦しみは肉体の苦しみと同様に、免れる権利を持ちます。その権利を侵害しようなどとする行為は、六角教の教義理念上、到底看過できるものではありません 」
「 はぁ、…なら、キリスト教にでも改宗することを勧めてみますよ。別にこの宗教でなくても、心の痛みを癒すことはできると思うんで 」
( 男の腕を払って、足を進ませる )
「 …少年、あなたは何も理解していないようだ (男は手を伸ばし始め)、あなたの悲劇とはどんなものか、ぜひとも熟知の機会を与えて差し上げましょう。」
( 後ろから何かがくると振り向いた瞬間、男の掌が額に触れる。とてつもない身の危険を感じ、怖気が体中に走った)
「 グロロ…っ 」
( 学生服の着色として隠れていた黒い生き物たちが、男の目の前に飛び込んでは風船のように破裂していく。その瞬間に、真っ暗闇の黒煙に包まれていく。その隙に、額の男の腕を払いのけ、走り出す )
「 キモモ、俺の親戚のばあちゃんとじいちゃんがどこにいるのか、案内を頼む 」
『 構わんがお前の目指す未来に結実するとは限らんぞ 』
「 良いから早くしろ 」
( 頭や腕などまばらに潜む目の生き物たちが、黒煙の中を案内し、お経のようなものを未だに唱え続けていた親戚二人の元にたどり着く )
「 じいちゃん、ばあちゃん、俺だ、怪次郎だ。この団体はおかしい。早く逃げよう 」
( 蠢木は、親戚の腕を掴んでは急ぐよう促す )
「 やめんか、怪次郎!ワシらは今が幸せなんじゃ。邪魔をするでない!(怪次郎の手を振り払う)」
「 そうよ、怪ちゃん。今は浄化の刻限と言ってね。涅槃への到達は… 」
「 何を言ってるんだ。
この教団は、自殺者、行方不明者が何人も出ている。危険なんだよ 」
「 怪次郎、お前はには分からん。さっさと帰れ 」
「 …………分からず屋のくそじじい 」
( 蠢木は、背を翻してその場から立ち去った。
こういう時、実はどうすれば良いのかを俺は知っている。
弱い者が強い者に立ち向かう際、それは予め予想される結果を受け入れるということを意味する。
だが、俺には出来ない。勇気がない。エステラ先輩は、もし自分よりも強力な相手と対峙した場合、どうするのだろうか )
…(あらかた見終わった。映像内では、事件現場の状況の他に、メガロマニア利用者らしい者が数人確認できた。一般人とは何か違う出で立ちと、オーラからそうだと直感できた。これでメガロマニア利用者に関する情報も、容姿であるが掴むことが出来た。本来の目的はメガロマニアに関係しそうな情報の収集だったのだが、思わぬ所で収穫があった。とりあえずその人たちと接触することに決めた。)
…そうだ(自分の能力を確認しようとしていたのを思い出した。早速メガロマニアを開いて、確認する。中身は…少し癖が強そうだが、上手く使えばかなり強そうなものだった。その内容だけ確認して、次の情報探しへ移る。といっても目立った事象は先程のものだけのようで、それ以外のものは確認できなかった。)
うーん…、これ以上はなさそうだな、他を当たるしかないか…。(スマホを閉じて、また歩き始める。一般的には都市伝説、数時間前まで一般人だった自分も、一般人でなくなるまでメガロマニアについては一切知らなかった。それだけあって、手がかりは極端に少ない。それに掲示板だけでは、情報源としてあまりにも弱すぎる。情報源と情報数をもう少し強固にするためにも、今はメガロマニア利用者探しをするしかない。掲示板と、SNSも範囲に入れて探すことにした。)
>さとーくん
「……なんや悪どいモン見とるなぁ~、見て楽しいんか?」
(バイトに行く為に歩いていた、普段であればスマホの動画など気にしないが、視界の端に写った血渋きに驚きながらもゆっくりと相手の後ろに近づいて動画を見る。やはりあの事件の動画だ、少し低めの声で怖い顔笑いながら相手に問いかけるが、約190cmの人間が後ろにいればびびっていまうかも知れない)
【/絡まさせて頂きます!】
>562
ヒッ(後ろから声をかけられたことに驚き、急いでスマホをしまいながら後ろを向く。だが手遅れである。目の前にいたのは自分と大きな身長差のある人間。さらに驚いて尻もちついてしまう。非常に情けない。)
なっ、何言ってるんですか俺は別に何も…。そうだ、ほら、その…あれだ!そう!ホラゲーの実況見てたんですよ、はは、ははは…(そうだ、今自分はとんでもないものを探ろうとしていて、本来は外でこんな動画を見るべきではなかったのだ。相手が一般人にしろ、刺客にしろ、ごまかさなくてはならない。前者なら巻き込まないために、後者ならなんとか逃げ切って生き延びるために。そして出たのがこの言葉である。そして自分がゲーム実況を見るのは嘘ではない。こんな状況で、我ながらいい言葉を思いついたと思った。しかし、あくまでよくできているのはそれのみである。こんな驚き方をしてしまえば、相手に何かやましいことをしていると取られても無理はないだろう。)
(/ありがとうございます!よろしくお願いします)
>幻さん
うん・・・助かったよ
(落ち着いたかどうか聞かれると頷き、素直に礼を言っては)
情けない所見せちゃったね・・・
(年上である自分がまだ幼い相手に介抱された事に不甲斐ない想いで目を伏せては呟くように言うともし無事に家に帰り姉から血を吸っても身内を殺していたかもしれないとふと考えてしまえば恐怖で強く握り拳作って)
>さとーくん
「フ~~~ン。なるほどぉ?仮面被っとる奴がひと殺して、さらにビルが爆発しおるゲームがあるんやなぁ~、ンなモンあるか**」
(尻餅を付く相手を見みて、言い訳を聞けば目を細めて眉毛を逆八の字にすれば、相手の目線にしゃがんで一人ツッコミをし、「あ、バイオハ●ードがあったなあ」と呟くが)
「まぁ、あんさんの動画ほっとんど最初から見とったんねん。言い訳せぇへんでさっさ口割れや」
(いつものお人好し爽やかスマイルだっだが、最後辺りは極道の様な台詞になってしまう。相手が逃げないようにと足を触ろうとして)
>565
いやっ、そ、その…ひっ…。そんな、最初から…?(後退りして逃げようとするが、足を掴まれる。だめだ、もうだめだ。正直に言わなくてはならない。これ以上のごまかしは不可能だ。食い下がったってもっと確実に詰められておしまいだろう。諦める他ない。汗ダラダラで相手を見据えながら、あわあわしていた口を止める)
…言う訳にはいきません。俺…今とあるものを追ってるんですよ、それにあなたを巻き込みたくない。だから…、だから見なかったことにしてくれませんか。お願いします(深呼吸して正直に言う前に、交渉に出てみる。一般人なら巻き込まないようにする、そう思っていたからである。そして雰囲気から刺客であることも予想して、誘導棒を握りしめる。正直、めちゃくちゃ怖い。足がガクガク震えているし、今更でも頑張ってなんとか振り払って逃げたい気分である。まあ、無駄だろうが…)
>553
やっぱり回復能力か、優しい力じゃないか!
いや本当にありがとう!
(底無しに明るい笑顔と共に、幻の手を取ろうとする。
それが叶うのならば、ぶんぶんと上下に激しく振りながらの握手を交わすことになる)
ボクは身体に稲妻を纏う、あ、今は能力を切っているから触っても大丈夫だよ。
……そうだ、堺先輩!
(慌てて柵に手をかけ、身を乗り出して周囲を見渡した、しかしそんなことでは見つからない。
冷や汗が頬を伝う、だが、続く幻の言葉に振り返って子供の様にパッと瞳を輝かせた)
本当かい!?それならお願いだ、案内して!
>554
背後;ひとまず堺さんを発見するところまでロールしてから、その続きとしてこちらに反応させていただきます、少々お待ちください。
>霧さん
「?…えっと、情けないことなんですか?必要なこと、だったんでしょう?仕方のないことなんでしょう?」
(と、問いかける。幻なりに励まそうとしているようだ。)
>エステラさん、堺さん
「おわっ!?おああああ……あ、やっぱり能力だったんですね、あのビリビリは。」
(と、ブンブンと握手で勢いよく振られては、能力の話で納得し。堺さんが逃げた先の話をすれば、エステラさんのほうも探すつもりなのを確認して、道案内を始める。そしてその道中で、気になっていたことを聞く。)
「えっと……エステラさんと、堺さん?は、なんであの場で男の人と戦ってたんですか?僕には、あの状況がよくわからなくて……」
(と、エステラさんに走りながらそんな質問をする。ここで幻が、「男の人が堺さんを何処かへ連れ去ろうとしていた」と知れば、保護先を病院ではなく、自分の家を提案するだろう。
そして、堺さんとの距離はそこまで離れておらず……堺さんが気絶している現場にたどり着くだろう。)
>568
(/了解です!お待ちしております!)
>all
……ふぁ……。あ……いけない……。
(菓子店の開店前、どうやら朝番の予定だった店員が体調を崩し休みとなったため、電話で叩き起こされて昼までの緊急出勤になった様子。眠たそうに店の外側の掃除していると)
(/日常パートおよびここでのやり取り完結限定でロル出しておきます!)
>さとーくん
「そっ、最初からや」
(ニコニコスマイルを浮かべながら、もしかしたらあの事件の犯人の仲間の可能性を視野に入れれつつ話を聞いていく)
「…追っとる?あんさんもあの事件の犯人追っとるんか?」
(相手の表情からしてウソはついていないように見える。あの事件から日向もそれなりには調べたが、これといった成果は出ていない。しかし、どうやら相手も爆発事件について調べているのではないかと推測し、問いかける。)
>571
…え?(ガクガク震えていた足がピタリと止まる。質問の仕方からして、何か知っているように見える。話してみることにした。口を開く。)
いや、まあその…、追っているのはそうなんですけど別に追って捕まえたいとかじゃなくて、あと本命は関係者を探す事なんですけど、何か知りませんか?(本命の更に本命はまだ隠す。ともかく、この人ならあの映像にいた人達のことを知っているかもしれない。そう期待した佐藤は、その人たちのことについて質問した。)
>569
堺先輩はボクのバイト先の先輩なんだ、気は少し弱いけど、凄く良い人なんだよ。
襲われていたから助けたいと思った、何故襲われていたのかは知らない……でも、多分訳アリだ。
……ボクがここを通りかかったのは偶然さ、暴れている物音が無かったら、気付けなかった。
(のんびり話している暇はないとばかりの早足で、視線を周囲に散らしながら幻より先行気味に歩く。
そうしてしばらく進んだ先で、ハッとした表情を浮かべ突然走り出した)
先輩!!
(見つけたのは、道端に倒れた美波の姿で。
慌てて首元に手を当てる――嗚呼、どうやら脈はある様だ、しかし流血が酷い)
どうしよう、病院……いや病院は駄目だ、何処かもっと安全なところに……。
>エステラさん、堺さん
「……なる、ほど。」
(と、なにか目的があって連れ去られそうになっている、ということだけを理解した幻は、走っている途中でそっと注射器を取り出しながら、先行ぎみに走るエステラさんの後ろで隠すように幻の血液を抜き取り、いざというときに注入できるようにする。
そして若干遅れてエステラさんに追い付き、流血の具合がひどい堺さんをみつけるとすぐさま駆け寄り、手首に注射器を刺して、中の血液を注入させながら)
「…提案なんですけど。僕の住まいは、高層マンションの上層部分で、立ち入りも警備も厳重な場所です。……そこでなら、匿えるかもしれません。エステラさん、堺さんを運べますか?処置は今、注射をしておいたのでこれで大丈夫です。それで、堺さんが目覚めるまで、できる限り堺さんを守ってくれると助かります。……お願いできますか?」
(と、堺さんの傷が幻の血で瞬く間に治る様を横目に、真剣な顔でそう語る幻。)
>堺さん、(恐らくいるかもしれない)エステラさん
>554の場面(誇大妄想狂さんも提案に同意してくださり、救出のRPも出したので、目覚めた後の堺さんと絡めるようにRPを張ります!)
(堺さんを幻の自室に運び、それからは起きた時の為の食事と、目が覚めるまで状態を見ることでどたばたとしていた。一応堺さんの体調は、血のお陰で大丈夫かもしれないが、念のためということもありちょくちょく見守っている。)
「……あ、目覚めたのですね、堺さん。…大丈夫、ですか?調子は、悪くありませんか?」
(と、扉を開けて部屋の中にいる堺さんが起きていることを視認し、声をかける。)
>さとーくん
「そうなんか………あんさんメガロマニアって知っとる?詳しく知らないんやったら関わらん方がええよ」
(どうやら目的は違うらしいが、事件の関係者…つまり自分のようなメガロマニアの異能力者を探しているらしく、自分の頭をボリボリかけば、少し考えて。相手はメガロマニアを知らない一般人かも知れない。もしそうであれば関われば命にすら関わる問題だ。お人好しな性格もあってか、相手に再度問いかけてから忠告し)
>576
知ってるも何も…俺もその中にいますよ。だからもう行くしかない。後には引けないんです。真ん中に行かなくてはならない。だから今こうしてます。(緊張して汗ダラダラのまま、真っ直ぐに見つめてそう答える。篭矢に最初に言われた忠告を思い出すと、そうなる。その中にいるとはつまり、メガロマニアの関係者ということである。情けない出で立ちからそうとも、メガロマニアとその関係者を追おうとしているとは思えないかもしれない。でも、本当にやろうとしている。)
メガロマニアを知ってるってことは…あなたも関係者ってことですね。俺…今言った通りそれを探してたんですよ、真ん中へ向かうために。
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……あの時の……。……あ……えと……ここは……どこ……!エ……エステラ……さんは!
(起きあがって最初に見た姿は、名前は存じ上げないが、『交番を探しに困っていた子供』で覚えていた。しかし、意識がはっきりしてきたのと共に、敵に捕まったのではないか、エステラさんは無事なのかと、起き上がってからもまたパニックを引き起こしそうに段々落ち着きをなくし)
(/ご親切な対応本当にありがとうございます!)
>堺さん、エステラさん
「はい、お久しぶりです。ここは、僕の家です。エステラさんと一緒に、お姉さんを……堺さんを、ここまで連れてきました。堺さんが、男の人に襲われた時に、僕はだいぶ後から駆けつけてきたんです。その時には、エステラさんが大男さん(餓狼さんのこと)と戦ってて、堺さんが誰かに助けを求めにいってた頃でした。」
(と、落ち着いた様子で順を追って説明する。なるべく落ち着けるように、はっきりとわかりやすい言葉・口調で。)
「エステラさんを助けた後、事情をある程度エステラさんからきいて、一緒に堺さんを助けて……ここまで運んできました。無事ですよ。エステラさんも、堺さんも。」
(と、ここでは敢えて「自分が治した」とは明言しなかった。混乱中のなかで、「メガロマニア利用者」だということを明かせば、余計に混乱してしまうんじゃないかと思い、話すにしてもちょっと落ち着いてから、ということにしようと幻は考えた。)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……はっ……確か……撃たれて……。……ごめんなさい……私の……せいで……。
(撃たれたことを思い出すが、被弾した所の傷は治っていることを確認する。傷の手当もされ、誘拐からも救われ、安全な場所への連れていってくれて、と迷惑しかかけていないと今度は自己嫌悪の表情に変わっていく。「戦える自分が一番お荷物になっている」と。ただ、もう一つモヤモヤしている部分もあった。エステラさんは能力者であったことをあの場で初めて知った。虫の脚を持つ自分をどう思うだろうと考えてしまい、またさらに表情暗くなり)
>堺さん、エステラさん
「……?怪我をしたのは、堺さんのせいではないと思いますよ?それは、相手が基本的な原因だと思います。」
(幻には、度が過ぎる謙虚というのをまだ理解できていない。だから、異常に弱気で引きぎみな堺さんの様子を見て、きょとんとした顔でそんなことを指摘する。そして、意図せずして幻は、これから堺さんの懸念のひとつを解消する言葉を口にする。)
「エステラさんだって、堺さんを助けようと必死でした。……エステラさん、大男さんと戦った後、ぼろぼろの状態で……這ってでも、堺さんを追おうとしてました。身体が痺れてたり、損傷してたりで、それどころじゃない状態のはずなのに。それって、エステラさんがそれだけ堺さんを大切に思ってる、ってことだと思うんですよ。正義感?が強いらしくて……本当に、正義のヒーロー、って感じの人でした。」
(と、エステラさんが必死に堺さんを助けようとしたことを話す幻。)
>幻さん
うん、必要なことよ・・・でも、お姉さん的にはカッコ悪い所を見せちゃったと思っただけ
(問いかけに頷いては自分を励まそうとしている幻に心配させないように微笑んでは頭を軽くポンポンと撫でようとして)
>霧さん
「…?そう、なんですか?えっと、気にはしなくていいですよ?とは言っておきますね。」
(と、それだけは伝えておき)
「お姉さん、やっぱりメガロマニア利用者……なのでしょうか?あの時も、僕が明かしたとき……落ち着いていたので。そうすると、ひょっとして肌を隠しているのは……異能力の、デメリットでしょうか?」
>all(背後様)
(/すいません!幻に関わる設定、もとい補助設定のようなものを書いたので、ここに掲載させてもらいます!一部長いので、一度にではなくもうひとつ分送ります!)
【明星博士、実験事故によって死亡…?】
天津平坂の研究員の一人に、「明星 現耶(あけぼし あらや)」という研究員がいる。天才と呼べるほどの才覚はあるが、性格的に難があることから、同じ研究員の間ではよく思われていない人物だ。世間的な知名度もそれほどなく、よほど業界の知識を身に付けている相手でもなければ、その名前にぱっと来ないだろう。
彼は独自の小さな研究拠点を構えており、そこで行われている研究は、現耶とその妻である「明星 真(あけぼし まこと)」にしか知られておらず、研究内容は周囲に秘匿されていた。
一月前、明星夫妻の拠点にて実験中に「事故」が発生し、研究に携わった明星夫妻が亡くなった。それ以外の詳しい情報は、上層部が隠匿しているのか不明瞭なままで、研究者の間でも「触れてはいけない話題」、または忘れ去られたものとなっている。
>all(背後様)
(>584の続きです!)
【幻創計画】
現耶が研究していた内容に名付けられた一連の計画概要の名称。内容は、「人類が過酷な環境、想定外の異常事態を乗り越えられるための進化を遂げるための研究」とされている。当初の計画名称は「人類進化計画」ではあったが、研究方針の変更から途中で計画の名称も変わった。
具体的には、到底人間が生きてはいけないような環境である「極寒地帯」や「火山地帯」「水中」「宇宙空間」などで適応し、なおかつ外的からの脅威をものともしない存在に、人類を進化させる……といった感じであった。そのためには細胞の変質化等を試してみたところ……あまりにも現実的ではない予測結果が出たことから、当初は頓挫しかけてはいた。
が、目的を縮小させ、小さな目標を定めてそれを進めていった結果……人類すべて、とは言わないが「ごく特定の人間に、他の生物の特性を付与させることは可能」という技術を生み出し、計画は進み始めた。
しかし、内容が「人体実験」を含め、道徳的に法に抵触している内容な為…公にすることはできず秘匿せざるを得なかった。被験者となる人間も、吟味した上で選んだ中で、数十人に一人といった割合でしか成功せず、研究事態も順調に進んでいるわけではなかった。
そんな研究の中で、現耶は「人類が過酷な環境に生きる上で必要なもの」を考え……その結果、「生命活動の停止に抗える力」を実現するという結論に至った。自らの研究も、とても寿命のなかで達成しきれないと悟ったが為の選択でもあった。
現耶と真は研鑽と失敗を重ね……その果てに、とある特色を持つ被験者を生み出すことに成功した。
「炎に焼かれず、燃焼効果のある血液をもつ男」と、「水中で呼吸ができ、下半身が魚の尾ひれのようなもので構成された、高度な再生能力をもつ人魚のような女」を。
両者とも言語能力もなく、知性も人間より少し劣る程で、限られた環境でしか互いに生きられないことから、不完全ではあった。が、それは確かに人類に適応できるなら「進化した人類」を作り出せるものだった。
人類を進化に導くのは、現実や真実という人間的に捉えられるものではなく……幻想という、絵空事で捉えようのない不確かなものだと。故に、【幻創計画】と。
それを実現させるために、現耶と真は他の被験者を探し、折を見てその血を流し込み、遺伝させようとした。
……しかし、それが果たされる前に両者は、上層部の陰謀で…研究事故とは名のばかりの「処分」を下され、その生命を終わらせられた。
研究内容は、当初は「後の発展のための材料として確保」されるはずだったが……いざ回収しようと試みれば、すでに研究データも、あらゆる記録が破棄・焼却され……修復も不可能なほどに抹消されていた。それを何者が実行したのかは不明だが……研究所内部にいたはずの、「二人の被験者」が何かしらの理由で勝手に動き、データと彼女らの命と共に、すべてを道連れにして忽然と消えたため……不可能となった。
いずれにせよ、世間には真実を明かさず、明星夫妻は研究事故でなくなった、という筋書きで通し、研究者やマスコミにも「触れれば抹消する」という意向を示し……この計画は忘れ去られることとなった。
【明星 幻について】
「明星 幻」という少年は、現実では「明星夫妻の子供」だということは、公表されていない。明星夫妻を処理した上層部でさえも、幻のことは知らない。
病院にも出生記録はなく、明星夫妻は幻を生む際に自宅に看護婦を一人呼び出し、幻を取り上げさせた後に事実を隠匿させるために、看護婦を「被験者」にすることで隠した。その看護婦は、「人魚の見た目の被験者」として使用されていた。
幻は環境を制限することで、限られた知識・感情だけをみにつけ、その上で「幻創計画」で生み出した被験者の血と細胞を組み込み、「進化した人間の最初のモデル」として運用するつもりだったとされる。
遺言も「血と細胞を取り込ませた」前提でのもので、それすら上層部の陰謀で幻に施せず、明星夫妻の思惑は外れるはずだったが……何の因果か、メガロマニアがインストールされ、あまつされそれで手にいれた力が、「伝承の人魚のような力」に酷似していることから…奇しくも、幻は明星夫妻の思惑通りに動いてしまっている。
>all(背後様)
>584 >585 に関する中の人からの補足
(/こんな感じで幻のバックストーリー、もとい伏線のような設定を用意しました。誇大妄想狂さんから見て、「これは駄目だろう」等のご指摘がありましたら、修正・あるいはこれそのものを撤回しますので、そう言ったご指摘がありましたら、お手数ですが教えてくださるとありがたいです!
もし許可されたのでしたら、今後皆様が幻と関わる上での参考にしてくださると、楽なのかな?と中の人は思ったりします。
【明星博士、実験事故によって死亡…?】はメガロマニア利用者でなくとも知ることのできる情報で、その他の【幻創計画】と【明星 幻について】はメガロマニアのチップでの購入で、それなりに高い値段で買うことのできる情報だという認識で考えてくださると幸いです!
中の人からも補足をしますと、「被験者の二人」は死亡、もとい消滅しました、とだけ言っておきます。他に質問、提案等がございましたら聞きます!
以上、幻の中の人からの蛇足でした!)
>幻さん
私ね・・・君と同じでメガロマニアの利用者なんだ。能力はだいたい分かると思うけど物語とかに出てくる「吸血鬼」そのものよ
(前に交番まで案内しときに自分の服装を気になっていた様子や先程の吸血行為で吸血鬼もしくは異能力者だとバレたと思っては正体を明かしてきて)
>霧さん
「………?きゅー……けつ、き??きゅうけ、つき……んん??あの……メガロマニアの利用者、なのは納得しました。けど…その……きゅうけつき、って???」
(「物語??……んん??」と、本当に何のことかわからない様子の幻。……常識に疎く、生物には詳しい。が、詳しい生物の範疇はあくまで「実在する生き物」なだけで……「吸血鬼」とか、「UMA」とか、「妖精」とかを……幻は知らないのである。かろうじて、「人魚」だけは調べて知ったくらいで……それ以外の架空の生き物は、知らないのだ。)
(/ 悲倉を登場させる機会はまだまだ先になると思うので、私もここで悲倉のバックグラウンドを書き綴りたいと思います。用語的に覚える要素は一切ないです )
>悲愴劇
( 超科学に支えられた都市部の著しい発達具合に全く反して、関西地方には、ある有名な最貧困地区があった。
その地区では、地方行政が腐敗し、人々の生活を支配するのは、チンピラやらヤクザやらの違法な連合団体だった。そんな地区で生まれた子供は、生きるために、盗みもするし暴力も振るう。自ずと闇に染まっていく。
これは、そんな環境の中で、あるイカれた家族に生まれ堕ちたイカれた子供のつまらない悲劇である。
ーー鈍間、のろまと名付けられた赤ん坊は、薬中の男女の間に、末子として生まれた。名の由来は、乳を吸うのがあまりにも遅かったからである。だから、愛情を込めて名前を付けたというよりは、鈍間だと母親が罵倒するうちに定着していった便宜上の名前である。
母親は鈍間を嫌っていた。なぜなら、男子だったからだ。
女の子であるならば、長女・次女と同様に、売春させれば金になると信じていた。だが違った。
そこで鬼畜な母親は、鈍間が6歳になった頃から髪を伸ばさせ女装させ、姉たちと同じように売春行為を強要。一方で父親は彼らが稼いだ金を使い、母と子どもたちに暴力を振るい続ける。鈍間は父親を憎んだ。
幼き鈍間は、母や姉たちを救おうとその小さな頭で考え続けた。売春相手の人々に助けを求めてみたり、姉たちと逃げ出し、警察署へと逃げ込んだこともあった。しかし結局のところ、誰も助けてくれなかった。父親に殴られ頭蓋にヒビが入るほどにボコボコにされた雨の日、鈍間は道端で倒れていたが、誰もが見て見ぬ振りをする。そんな現実に、鈍間は、「人間は利己でしか動かない」と幼いながらにして学習した。
鈍間には趣味があった。ゲロまみれのゴミ捨て場で、本を漁ることである。そしてある日、美術史に関する図鑑を見つけ、残酷な描写の絵をみて、人の殺し方を学ぶ。
10歳の時である。美術史の図鑑に影響を受けた鈍間は、ついに父親が寝ている間、父の腹部に電気ドリルを差し込み、スイッチを入れ殺害。鈍間は「 人を殺せば問題は解決する 」と理解。自分は母と姉たちを救ったヒーローだと確信する。
その事実を母に伝えた。母親は、泣いてどなった。「 お金はどうするの 」とか「 生活は?」とか「 クスリが手に入らないじゃない 」と罵倒。
しかし、鈍間は嬉しかった。母親はようやく自分と向き合ってくれているのだと温かい気持ちが芽生える。そのうちに母親に何かを言われる度に笑みを浮かべるようになる。精神疾患をわずらい、鈍間を嫌悪する母親は、息子の首を毎日絞めた。鈍間の首から頬にかけての血管の浮かび具合が日に日に増していく。しかし、首を絞められているその瞬間だけが、自分を直接見てくれていると喜びを覚えた。しかし、母親は薬物で死亡。加えて姉たちは出ていった。
鈍間は孤独に悲しんだ。
鈍間が11歳の時、政権交代と共に地方改革が進められた。結果、貧困地区を支配する暴力団体は一掃。制度はクリーン化され、その地区の人々の保護が徹底された。そのうちの1人である鈍間は、新しく設置された孤児院に入れられた。たくさんの孤児たちがいたが、鈍間は馴染めない。頬の血管を気持ち悪がられたからだ。
しかし孤児院に通う、ある優しい精神科医は鈍間に手を差し伸べる。その精神科医は、子供たちの間からは、特に男子たちからは、リサーチャーと呼ばれる男だった )
>574
分かった、君のところに運ぼう。
(一も二も無く即答する)
君は少なくとも「悪い人」では無いからね、半分くらいはボクの勘だけど。
取り合えず、今一番安全なのはそこだと思う。
運ぶよ、それなりに力には自信があるんだ。
(美波を背負い、幻には道案内を求めた)
>堺さん、幻さん
幻くーん、買い物ってこれで良かったのかなぁ。
(入口でオートロックが解除される音がして、すぐに聞き覚えのある声が響いた。
美波達がいる部屋の扉が開いて、やって来るのは重そうなレジ袋を片手に提げた着物姿のスペイン人少女)
とりあえず必要そうなもの適当に買って来たけど、いらない物があったらボクがもら――。
(その視線は美波に吸い寄せられる、ぽかんと口を開けて、ゆっくりと膝をついた)
起きてるぅぅぅ、良かったぁぁぁああ……!!
(心底ほっとした様子で、べったりと床に突っ伏す)
>エステラさん、堺さん
「あ、お疲れさまです、エステラさん。はい、それぐらい買い込んでもらえたら、しばらくは困らないでしょう。ああ、堺さんも目覚めましたので、ごゆっくりお話をしてていいですよ?僕は、ちょっとご飯の支度をすませてきます。」
(と、二人がおちついて話せるように、買い物袋を受け取りその場を離れようとし)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……そう……ね。エステラさんとは……仕事で数回会っただけなのに……大切にされるようなこと……してないのに……。
(『すごく純粋だな…眩しいぐらい…』と思いながら明星 幻さんの話を聞いている。この子も襲われる可能性だってあった。後にその子からエステラさんの話を聞くとますます『純粋でいい人達だな…』と思い始めていると)
エステラさん……。本当……ごめんなさい……迷惑かけてしまって……。……無茶……しないで……逃げても良かったんです……。
(エステラさんの様子を見て、明星 幻さんの話も信用していく。話に聞いていたかなりの傷が無いのは一瞬疑問に思ったが、いつものように『自分のせいで』とまじえながら、相手の元に近づくと)
>幻さん
あ、あれ?えーっと・・・吸血鬼っていうのはね、闇夜に紛れて人間を襲っては血を啜る不死のモンスターで太陽と銀製品とニンニクが駄目って奴なんだけど・・・どうかな?
(てっきりアニメやゲームで知っていると思っていたので全く知らない様子に戸惑っては分かりやすいように説明して)
>霧さん
「……なるほど。なんとなく、人魚みたいな空想上の生物みたいなもの、だと認識しました。僕の知る範囲で、吸血鬼という生物は……現実で心当たりはないので。すみません、僕は伝承とか、ゲームとかアニメを全く知らなくて……現実的な、実在する生き物なら知っているんですけどね。……なるほど、わかりました。」
(と、無知故か、そもそも吸血鬼の実態を知ったとしても対して考えてないからか、怖れる様子もない。)
「お姉さんの能力は、察するにその吸血鬼と体質が酷似するもの、だと予想します。僕の場合は、人魚の性質に酷似した血……そんな感じなので、なんとなく霧さんの能力の感じは、想像できます。……血を吸う必要があるのは、多分吸血鬼という能力のデメリットなんですね。でしたら、なおさらお気になさらず。能力のデメリットというものは、対処しようのない、仕方のないことですので。」
>591 >592
そういうの駄目ですよ、先輩。
(突っ伏した体勢から上半身を起こし、少しだけムッとした表情を美波へ向けた)
謝ってほしくて助けた訳じゃない、ボクが助けたいと思ったから助けたんです。
「迷惑だった」なんて一言も言ってないじゃないですか、自分を卑下し過ぎないで下さい、助けたボクの判断が間違ってたみたいな言い方しないでくださいよ。
どうせなら、謝罪よりお礼の方が先に出てほしかったなぁ。
(まるで不機嫌な子供の様に唇を尖らせて、美波の己を卑下する様な物言いに不満を口にする。
しかしすぐさま、その口元は笑顔へと戻った)
本当に無事で良かった、まだ仕事のことも全部は教わってないから。
回復したらちゃんと復帰しないと駄目ですよ?
>エステラさん、堺さん
「……失礼しますね。ご飯……もとい、軽食をもってきました。お粥と…あと、一応デザートとしてヨーグルトを作ってきました。ヨーグルトは、苺のソースか、桃のソースを自作していますので、好きなほうをどうぞ。」
(と、二人が話している途中で、軽食を二つ運んでくる。幻は、物覚えと要領自体はとてもよく、料理も自作するようになってからは、お店を出せるレベルでの出来映えにすることができるようになっていた。もっとも、比較対照もそれを評価する人もいないため、埋没しているのが現状だが。
ともかく、食べれば美味しいことには間違いない料理であることに変わりはない。食欲がないとき用のために、あえて量は少なめにしている。軽食のチョイスも、なるべく堺さんが食べやすいようにという意図で選ばれているものばかりだ。)
「食べれそうになかったら、それはそれで大丈夫ですから。えっと……なにか飲み物とか、要ります?」
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……う……ごめんなさ……じゃなくて……。……ありがとうございます……助けがなかったら……殺されてたか……誘拐されて……ました……。
(相手の優しい言葉を聞いて、染みついている暗い顔は戻っていないが、本当に死から救われたことに安堵して深くお礼をエステラさんに伝えると)
え……そんな……食事まで……お気遣いなく……。
(人気店の軽食セットでも出てきたかのような綺麗な食事にも、眩しく感じ、明星 幻さんについつい遠慮してしまうと)
>幻さん
そうよね・・・仕方がないものだものね。でも、せめて血以外の食べ物を美味しく食べることが出来れば良かったのだけど・・
(自分の能力を諭されれば自嘲気味に笑っては)
まぁ、それでも他の架空の生物の性質をもった人に会えたから良いのかな?
>エステラさん、堺さん
「お気遣い、というよりは……こうやって家に誰かを招いたことがなかったので、なにかやってあげたくなっちゃって……ご飯とか作りたくなったんですよ。だから、これは僕のわがままみたいなものなので、お気にせずどうぞ。」
>霧さん
「んー……普通の食べ物を美味しく食べれない…ですか。それは確かに、嫌なデメリットですね…。」
(と、深刻そうにとらえる。)
「そうですか?それなら、よかったです。多分他にもいるのかな……どうなんだろう?僕にはよくわからないけど…。」
>597 >599
なんて言ったって、ボクは正義の味方ですから!
(自信に溢れた笑顔と共に、どんと己の胸を叩いてみせる)
あ、そういえば先輩、先輩も「メガロマニア」知ってたんですね。
驚きました、あの身体から出てたヤツ、あれが能力でしょ?
ちなみにこちらの幻君もメガロマニア使いだから、心配しなくて良いですよ!
(妙に自慢げに腰に手を当てながら、好奇心に瞳を煌めかせた)
>幻さん
私も分かんないや。けど、きっと他にもいるはずよ、なんせ人魚と吸血鬼がいるからね
(イタズラっぽく笑っては自分と幻を交互に指で示し)
さて、そろそろ・・・ここから出ましょうか?路地裏だといつ厄介な奴に教われるか分からないからね
(と言っては立ち上がろうとして)
>堺さん、エステラさん
(メガロマニアの話で、堺さんの能力に関しては見てすらいないので、「??」と不思議そうな、気になっていそうな顔をしていた。)
「はい、実は僕もメガロマニア利用者で、堺さんやエステラさんの怪我を治したのは、僕の異能力なんです。えっと、簡単に言えば……病気とか怪我とかを、瞬く間に治す力ですね。」
(と、自分の能力をざっくりと説明する。無論、余計な心配はかけないように……デメリットには触れずに。)
>霧さん
「はい、そうですね。…ここに寄ったのは、ここなら怪我をしてる人とかいるんじゃないかなー?って、立ち寄ってきたんですけど……そもそもここにくるまで霧さん以外、誰にも会わなかったので、ここから出ましょうか。僕はこのまま、病院へ向かってみます。」
>幻さん
病院に?あまり人前で使わないようにね、幻くんの能力は悪い人に狙われやすいから・・・って前にも言ったかな?
(そのまま病院に行くと聞いては心配そうにしては前にも同じ事言った様なと少し首を傾げ)
まぁ、それはそれとして・・・もし、良かったら連絡先交換しない?
>霧さん
「はい、以前にも同じことを言われました。なので、留意はしてます。そうですね、連絡先を交換しましょうか。血が必要になったときとかに、連絡してもらえれば行けたら行きますので。」
(と、スマホを取り出して連絡先を交換しようとする。)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……2人とも……能力を……。すごい……ですね……そんなに誇れて……。私のは……まともに言うこと聞いてくれないし……いつ出てくるかも……わからない……。能力というより……呪いです……。
(やはり、ここ数日かなりの頻度で能力者に遭っている。しかも、いよいよ近しい人と言えるエステラさんまで。ただエステラさんや明星さんに比べて、「能力」と自信を持って言えるほどコントロール出来ていない。これではバケモノと同じだと言わんばかりに相手に話すと)
>幻さん
うん、飲みたくなったら連絡するね。幻くんの血は私の姉さんよりも美味しいから有り難いよ
(自分もスマホを取り出して、連絡先を交換し)
それじゃあ、また会いましょう
(軽く手を振ってから路地から去ろうとして)
>堺さん、エステラさん
(人の心に比較的疎い幻だが……堺さんの様子を見て、どこか似たような感じになる。能力を「呪い」ととらえるその言い方をされたとき……思い浮かんだのは。両親のあとを追うために自殺しようとして……能力がインストールされ、それが果たせなかったときのことを。)
「……あの、堺さん。僕の能力も……誇れるもの、とは思っていません。その……僕が能力を得たときは…………とっても悲しいときだったんです。大好きだった人とお別れをすることになって、その人についていきたかったのに……能力が発現して、それが叶わなくなった。それどころか……もう二度とこの先も、追うことはできなくなったかもしれないんです。……当時は、泣き晴らしました。「どうしてこんなことになったんだろう」って、能力を、事実を恨んで……空虚な気持ちになりました。」
(自殺をしようとした、死別した両親の後を追おうとした。そう直接的には言わず、あえてぼかす。ただ、勘がよければ「後を追う、追えなくなった」が「命を断つこと」と結びつけられるかもしれないし、それすら理解できたなら……「幻は実質不死に近い」ということも、解るかもしれない。)
「……人助けは、大好きだった人が残した、僕への頼みだったんです。僕は……それにすがるように、人助けをすることを決心しました。……誰かを助けて、感謝されている間は……満たされたような、そんな気持ちになれるんです。その時が僕にとって……痛みも、苦しみも、空虚な気持ちも埋めてくれる瞬間なんです。……それだけのために、僕は能力を駆使してます。…………それだけ、なんですよ。」
>霧さん
「はい、また会いましょう。」
(と別れを告げ、病院へ向かう。)
>(主に)病院組の方々
(病院にたどり着き、どうやって事件関係者の人たちを探すかどうかを考えた結果……知り合いが日向さんと篭矢さんと、霧さんぐらいなので、人づては宛にならないと諦めようとして……あることを思い付く。)
「あの、すみません……」
(と、幻はカウンターの看護師さんに声をかけ、とある内容の話をする。すると幻は保護され……院内に放送が流れる。)
『病院にお越しのお客様に、ご連絡です。大阪日向さんのお見舞いにお越しになられた方のお子様が、保護者ならびに同行されていたお客様とはぐれた、『明星幻』くんを、迷子センターにてお預かりしております。心当たりのあるお方は、至急迷子センターまでお越しくださいませ。繰り返します……』
(幻が取った手は……日向さんが入院患者だったことを逆手に利用した方法だった。もしかしたら、日向さんか篭矢さんの知人は、メガロマニアを知っているか、利用者そのものである可能性が高いと考え、このような手を取った。
しかも、これは事情を知るものなら耳を疑う内容で……何せ、この時点で日向さんは『退院している』。それに関してはお見舞いにくるか、退院している日向さんと会えば解ることだ。聞いた人が親切な人で、『日向さんは退院しているよ』等を話すために赴けば、次の行動……「メガロマニアを知っているか」どうかを聞くことで、利用者か事件を見た人と接触できる。これが、幻の考えた作戦だった。
……しかし、この放送の時に、たまたま院内にいなければ接触はできないだろう…。そういう点では、外れた場合は仕方ないと、幻は諦めるつもりでもある。)
>all
さ~て、次はどこの店に行こうかなぁ~・・・あの店は高そうだし、そっちのも満員状態だね~
(夜の歓楽街の中でも居酒屋が多い所で最初の一軒目から出てくれば、どの店に行こうかと各店をぶつぶつと喋りながら品定めしつつ練り歩くが端からみれば何やら様子がおかしい人に見える位で)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
…………。……ごめんなさい……嫌なこと……言って……しまって……。あの……ありがとうございます……その能力……私に使ってくれて……
(境遇が違い過ぎる。のこのこ能力を引きずって生きている自分とは天と地の差だと感じてしまう。相手の話を聞くと拳銃による重症を治してくれたことに素直に感謝し)
>黒条 世良
……あれ……。(前に公園に遭った人……)
(職場の人達での飲み会に着いていく自分、ぎこちなく人を見回していると、見覚えのある人を見つけ)
>堺さん、エステラさん
「……大丈夫ですよ。今となっては、そんなに嫌な記憶ではないので……それに、人を助けられることを喜んでいるのは、事実ですので。…とりあえず、食べれそうなら食べることをおすすめしておきます。身体の傷を治せても、飢えは満たせないので。」
>611 >613
……うん。
(暫く腕を組んで黙り込んでいたエステラは、ふと、部屋の端にあったティッシュ箱からペーパーを1枚抜き取る。
二人に見せる様にひらひらと、直後、ペーパーに向かって「やや強力な電撃」を纏わせた)
ぅあっつ!!あつ!あちちっ!!
(電熱により発火するそれを、火が床に落ちない内に急いで息を吹きかけて消す。
残ったのは、やや焦げ煙をあげるペーパー)
あっちー!ほらね、ボクの能力も凄く危ないです!悪用しようと思えばいくらでも出来ちゃう。
でもボクは「悪用しない」と心に決めてます、使う時も細心の注意をはらって使う、最悪なことにならない様に。
だから……「危ない力」だとか「凄い力」だとか、「呪い」とか、そういう境目って多分殆ど意味が無い。
拳銃とかナイフとかも、危ない凶器ですけど、使い方次第で人の身を守る物や生活に欠かせない物にもなる。
(燃え残りが無いかをしっかりと確認し、ゴミ箱へそれを投げ捨てた)
だから結局、全部貴女自身の気持ち次第なんだ、先輩!幻君も勿論ね!
「呪い」だって沈み込むより、それをどうすれば良い方向に使えるかを考えた方が、よっぽど気持ちは明るくなりますよ!
>エステラさん、堺さん
(幻は、エステラさんの話に耳を傾け、言葉を反芻する。「力に境目はない」、「結局は、本人の気持ち次第」。……その言葉を、忘れないように心のなかで唱える。)
「……えっと、ありがとうございます、エステラさん。その……うまく言い表せませんけど……ちょっと、もやもやが晴れた気がします。……ありがとうございます。」
(幻は、まだ多くを知らない。人と接し、学んでいくことで、いろんなことを知り、いろんなことを覚える。この出会いも、この出来事も……その一つであり、エステラさんの真摯な言葉は、幻の心に留まった。)
>堺さん
あの店は・・・お?あの時の姉さんじゃないの~、お友達と飲み会かい?
(そのまま店を見ていたら前に公園で会った女性が友達と一緒に飲みに来ているのか、誰かと一緒になって歩いてるのを見掛けると声をかけようとして)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……ありがとう……ございます……2人とも……。ちょっとずつ……頑張ってみます……。
(2人は能力を持った時の心構えが出来てる。もしかしたら能力を授かった人は誰しも通らなきゃいけないのだろうか。そうしばらく考えて、何とか「役立つかは難しいが、悪用は絶対にさせない。そこまで操れるようになろう」と小さく決心すると)
……あの……重ね重ね……すみません……。お食事も……大変ありがたいのですが……。先日の……襲撃で……家が無くなってしまって……
(話変わり、襲撃で家を崩壊されており、なんなら外で倒れた所を救助されたために、貴重品もすべて瓦礫に埋まっており、無一文と恐る恐る打ち明けると)
>黒条 世良
はい……。先日はご迷惑を……おかけしました……。
(声を掛けられた方向に振り向けば、すぐにぺこりと先日の騒ぎのことを謝ると)
>エステラさん、堺さん
「えっと……エステラさんからも、誰かに狙われていることは聞きました。……ですので、暫くはこの家に滞在してみるのはどうでしょうか?ここならセキュリティ的にはいいはずですし……どうでしょうか?」
>堺さん
謝らなくていいよぉ~、私が仕出かしちゃった事だしね
(にこやかかな笑みで手をヒラヒラと振っては全く気にしてない様子で)
そう言えば、前に会ったときに名前聞いてなかったよね?私は黒条世良よ、あなたは?
(軽く自己紹介すれば、相手の名を聞こうとして)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
……いいん……ですか?……すみません……お願いします……。お手伝いも……しますので……。
(エステラさんも事情は分かってくれるだろうと、恥も承知で頼み込むが、頭を下げた後、部屋の様子に違和感を感じる。こんな良い部屋に明星さん一人で住んでいるのだろうか?ご両親は?と少々余計なことを心の中で感じていると)
>黒条 世良
堺 美波と……申します……。この辺……よく来られるんですか?
(そういえばお酒好きだったなということ思い出し、相手は好きそうだなと考えて上記の質問をしてみると、その時顔を良く見てあることも加えて思い出す。この人には以前遭ったが、この顔に似てる人を見たような気がすると)
>堺さん
ええ、ここにはよく来ているわよぉ~。ん~?何か私の顔に何かついてる?
(質問に対して頷いてはそう答えると何やら相手から自分の顔をジーっと見ているような気がしては首を傾げて聞いてきては)
>堺さん、エステラさん
「どうぞおきにせず。この家も、独りで住むには広すぎるくらいなので……遠慮なく利用してください。」
(と、暗に「両親はいない」といったニュアンスの言葉を言ってしまうが、本人はそのことには気づかず。)
>620 >622
ボクが暮らしてる学生寮は、流石に二人以上で寝泊まりするとなると狭いし……。
ここに泊まるならボクも安心して任せて眠れる!
(狭い上に、最低限の物はあれど特別強固なセキュリティがある訳でも無い学生寮よりは、こちらの方が安全だ。
安心したと笑顔で伝え、そして今度は部屋へと視線を向ける)
うーん、うんうん……。
(――これは「詮索していいこと」なのだろうか、とぼんやり思いながら、ぼかして幻に聞く)
そういえばだけどさ幻君、一応は赤の他人と一緒に暮らすことになりそうだけど、そういうことって伝えておかなくても良いのかな。
ほらえーっと……保護者さんとかに?
(詮索されたくないのであれば、誤魔化せばそれで良い、何も悪い事情が無いのであれば素直に伝えてくれるだろう。
誤魔化された時、それ以上を詮索するつもりは無かった)
>黒条 世良
あ……いえ……すみません……。似てる人を……見かけまして……。
「美波さーん、大丈夫?あれ、お知り合い?」
あ……!え……えっと……はい……。えっと……黒条さんです……。
(あまり面識もないのに、姉妹いる?親戚いる?と聞く訳にもいかず、そうこうしているうちに先に進んで同僚たちから拾われて、陽気にも同僚は黒条 世良にも声を掛けると)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
(緊急事態だし……明星さんしっかりしてて……ついお願いしちゃったけど……そうだよね……)
(エステラさんが切り出したため、こちらは黙って明星さんの反応を伺おうとする。というかここに小さな男の子の二人きりで過ごすのかと、まったく経験のないことに独りで汗かき焦っていると)
>堺さん、エステラさん
(本来なら、もっとうまく誤魔化せる言い方があるはずなのだが……親のことを指摘され、かつ嘘が下手な幻は…)
「……えっと……。……お父さんとお母さんは、遠くて、お話もできない場所にいます。……いつ会えるかは、わかりません。なので……家の管理は、実質僕に任されているんです。」
(……と、察せられやすい言い方をしてしまった。)
>堺さん
へぇ~似ている人がいたんだねぇ、会ってみたいもんだなぁ・・・あ、どうもどうも~この子の友達でーす
(その似ている人が自分の妹だと知らずにどんな人だろうと想像しては堺の同僚の方に声を掛けられれば陽気にそう答えて)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
あの……私にも……できることあったら……言ってください。偉そうに……居候するのも……申し訳ないので……
(結構な訳アリであることは何となく伝わり、顔は自信なさそうだが、この子のお役に立つか、支えになれるように決心し、しばらくの共同生活よろしくお願いしますと伝えて)
>黒条 世良
「え!何か雰囲気というか、意外な組み合わせ!よかったらご一緒にいかがですか?私今日幹事なんで、自由にどうぞ!」
え……え……あ……よした……ほうが……
(思いの他ぐいぐい来る同僚を、止めれるはずもないような気弱な声で、相手の予定あるかも知れないのによしなよ、と止めようとすると)
>625 >627
ん、うんうん、そうなんだ。
(それで察せない程鈍くはない。
そして、恐らく彼がそれを誤魔化そうとしていることも分かった。
故に納得したように頷いて、それ以上は詮索しない――少なくとも、今はしない)
ボクも定期的に来ますからね、先輩、お仕事はしないと駄目ですよ、ボクが守りますから安心して!
学校に行ってる日はちょっと難しいかもですけど……それ以外の日は出来るだけ!
>all
( 六角教団。SNSで目立った動きを見せる団体。最近では、その投稿の数々に若者が魅せられていた。人を浮かせる動画、チンピラを嬲り半殺しにする動画、指名手配犯をイケニエと称して拷問する動画など、神秘的なものから、法の届かない社会的正義なものまで、現代社会の心理が求めるものを六角教団は提供していた。また、デザインや黒と白を基調とした模様、コントラストなど現代の人々にとっての需要に応える形で造られたもので、旧来の宗教観は払拭された感じだ。多くの人々は気づいていないだろうが、六角教団とは、人々を魅力し取り込もうとしている危険団体だ。
そのことにクラスの連中も気づいていない。教室の向こうにいる男子は、SNSで話題となっている動画をタップし、再生していた。その動画は蠢木自身も見た。白い着物を着た長身の男が壇上に上がり、そこで演説をする動画だ。その男の後ろには若い信者たちが並んでいる。それも戦略だろう)
《 皆様方、我々の信仰は、ニヒルの超克にこそあるのです。人の信仰が、世界は無意味であるとするニヒルに取り込まれてしまった時に、我々は破滅へと帰結するのです。つまりは、道徳を喪失し、倫理を捨て去り、思考を止め、理性なき者として、人間をやめる。結果として言えば、現代の法や社会通念をも破る存在へ成り果ててしまう。我々はそれを危惧しているのですよ。この国の多くの人間は、人の心などどうでもよいと軽んじている。とにかく働け、少子化ゆえに子供を作れ、家族を営め、税を払え、辛ければ方法を変えろ。このやり方では、人の心はニヒルへと向かってしまう。人生は無価値で、無意味で、全く意義のないものであると多くの人々は絶望してしまう。
しかしそうではない!、と我々は声を大にして言いたい。人生には意味がある。そして、あなたにも価値がある。それは侵しがたい自明の真理です。そこで、その真理を守るためにも、序、本、忠、論、尊、終、この六つのすばらしい理念を守り、そこに基づいて我々は社会改造……いや、そんな甘いものではだめだな…。解体だ。社会の解体。私はそれを目指したいと思う 》
「 なんか怖くねー? 」
「 言ってることそんな間違ってるか?神とかいないっぽいし 」
「 それよりお姉さんかわいくね 」
( 何も分かっていない奴らめ。
スマホ画面に浮かぶ購入の表示をタップ。
これで、全メガロマニアユーザーへのメッセージが送信された。そこには、六角教団の動画やSNSを添付してある。 )
「 これで潰しあってくれると助かるんだけどな」
>629
ピコン…
(相手を話をしていた時、唐突にメールが来たと知らせに、スマホが震えた。…なんだろう)
…すいません、友達から連絡かもしれないのでちょっと確認します…。えっと…(そう言って一旦スマホを取り出し、中身を確認する。)
六角教団…?(訝しげな顔をする。学校でもよく話題にあげられているし、ネタとして話が出ることもあって、一部ではカルト的人気を博していた。そして佐藤自身もその動画を見せられたことがある故、存在と活動を知っていた。佐藤自身は活動自体にどこか狂気じみたものと違和感を感じていて、でもその正体は分からなかったし、無知なのもあって教団の言っていることは正しいのではないかと思いそうになっている。しかし完全に信じきっていないのは、それに似ているような話を歴史の授業で習ったことがあるからだ。今よりずっと昔、六角教団のようにすごく人気を博していて、教祖が選挙放送やアニメになって出ることがあったくらいのカルト宗教があって、修行で空中浮遊…?とかなんとかをやっていたらしい。何かあったのか後に地下鉄で事件を起こし、教祖は死刑執行がされた…らしい。…ともかく、その教団とどこか共通点を感じていて、完全には信じきっていなかった。)
>蠢木さん、佐藤さん
>629
(その日は、いつも通りに町を1人で歩き、何か自分にできることはないかを探していた頃だった。スマホでやっと慣れ始めてきたマップを駆使しながら移動していたとき……メガロマニアでの通知が入り、移動をやめて、通知の内容を見た。)
「……『六角教団』?……?」
(基本的に世情に疎いこともあり、六角教団の存在を知ったのは始めてだった。そもそもが、宗教すら理解していないため……内容を調べた後の幻にとっては、おかしなことをしてる人たち、という認識にしかならなかった。)
「……よく、わからない。なんでこの人たちは、こんなことをやっているんだろう…?……でも、一部の動画に写ってる光景……もしかしたら……」
(幻は、一部の動画に見られた「不可思議な現象」を見て……メガロマニアとなにか関係があるんじゃないか、と考えていた。)
「……確かめにいこう。えっと……地図は…あ、意外と近い……」
(幻は、六角教団の拠点、もとい活動場所を検索して、マップに出してみると……案外自分の今いる位置に近いことがわかり……歩みをその場所へ向けて、進めてしまった。
幻はまだ……警戒が足りていない。いってしまえば、ここ最近のいろんな人との出会いで……心構え向きになりすぎて、警戒心が薄れている。……普通なら、危険だと考えて近づくべきではない場所かもしれないのに……)
>エステラさん、堺さん
「えっと、あまり気負わなくていいんですけど……まぁ、手伝ってもらえたら嬉しいですし……そうですね、軽い内容とかは、手伝ってもらうかも…?しばらくの間、よろしくお願いしますね?エステラさんも、できれば堺さんに会いに来てくれると、助かります。泊まりたいときは、遠慮なく泊まっていいですし……ほら、僕だと人を守るのには、ちっとも役に立てないから……あはは。」
…(どうやら目的はその教団を潰すことらしい。メガロマニアでは初めて見る物騒な内容に、「ヒエッ…」と声を上げる。普通ならスルー案件だし、そうじゃなくても明らかに戦闘が必至なので行きたくない。警察に入り込んでもらえばいい話だ。でもわざわざメガロマニアに送られてきたのだ、きっとこれには何か意味があるはず…。迷いが生じる。多分これを調べた先に今目指している真ん中がある。でも怖いから行きたくない。突如として非日常とセットで能力を手に入れたとはいえ、それ以外は自分ははっきり言ってしがない一般人であるためだ。戦闘技術はないし、突っ込んでいくだけの度胸も持ち合わせてはいない。でも真ん中には行きたい。どうしたものか…)
>all
( ある建物の地下、それもパーティができるほどの大きな空間に、たくさんの人が集まっていた。その大半が若者である。
演壇上に、白い着物姿で長身の、SNSやメディアでも散々見受けられた男性ーー黄泉善次と名乗るその男ーーが立った。会場はまたたくまに沈黙に包まれる。
そして、その男は、わずかに笑んだ )
「 皆さん、そんなに緊張しなくとも大丈夫ですよ。これはある種の意思疎通です。私とあなた方一人一人との間に行われる、ちょっとした対話のようなものです。
ここに集まる皆さんはとても若々しく見えますね。見たところ、中学生や、小学生の方もおられるようです。君は何年生かな??(学生服を着た男子に声をかけ)
なるほど、3年生か。とすると受験期だね。受験期は死に物狂いで勉強に励むと良い。勉強は、大人になって必要ないとよく言われるけれど、それは間違いだ。勉強とは、実用性ではなく、本来、精神に働きかけるものだからね。
さてと、脱線してしまいましたね。とにもかくにも、私としては、とても嬉しい限りです。我々、六角教は年齢や人種、性別や信条を問わず、受け入れますからね 」
( それから長々しい黄泉による、若者を交えた語りが始まる。その内容は、人間はどうだとか、社会はこうあるべきだとか、正義とは何かとか、巧みな対応力で若者を魅了してみせた。そんなこんなで、話は終盤に近づき )
「 さて、社会の有り様を知っていただいたところで、問題を皆さんに切り替えます。
私は、皆さんがここに集まった本当の目的を知っています。それは端的に言って生活支援でしょう。
SNS等で見聞した方が多いと思いますが、我々六角教は、【序道を歩みだした25歳以下の者に対しては月10万を支援する】と確約しているからです。序道とは何か、それは結論的に言えば、自分の悲劇に向き合い続けることです」
( 黄泉がガスマスクをつけ始める。
突如、プシューと何かが噴出する音が鳴ると講演参加者たちがバタバタとイスから床へと倒れ始める )
「 大丈夫ですよ。肉体には何ら危害を加えるつもりはありませんから。目覚めた時にあなた方は、悲劇的な序道を歩むでしょう 」
( そして最後の参加者、1人がバタリと倒れる。
ーー【会場内にいる者たち全員】を睡眠ガスで眠らせた。
その間に、黄泉は、信者の助力を得ながら一人一人の額に手を触れて、トラウマを見せた )
「 一時間です。一時間で戻ってこれなければ、その者はおそらく、瘋癲者になるでしょう」
( 黄泉の異能力は、一つとしてトラウマを見せることである。つまり、その人にとっての最悪の記憶や悪夢を見せることである。その効果は、人によっては脳死に至らしめるほどのもので、そして、大体の者が恐怖して帰ってくる場合が多く、その恐怖のあまり、精神が狂う者さえいる )
…(収まりかけていた汗がまたダラダラと流れ始める。怖い、でも行かなければいけない気がする。真ん中を目指すための手がかりが、その先には確実にある。メガロマニアからこの情報が来たことがそれを何よりも裏付けている。そして届けられたニュアンスは『潰せ』である。よっぽどの事がない限り、こんな書き方をされることはなかなかない。)
…行くしかないのかな…(小声で呟く。このメールは自分だけにしか送られていないなんてありえないし、だからこれを追えば、他のメガロマニア利用者に会えそうな気がするからだ。今必要なのは情報パイプだ。追っているものがとんでもないのもあって、危険を冒してでも絶対に入手しなければならない。わかっている、わかっているんだそんなことは。でも…怖い。とても怖い。)
>黄泉さんの中の人
(/すいません、RPの演出を見ていたのですが……正直、中の人的にはその「ガスで眠らされて、トラウマを見せられている」場に入っている体で、トラウマと対面したいのですが……「会場で事が運ばれる前に、ギリギリなかにいれてもらえて、巻き込まれることができた」という風にこちらでちょっとだけ過去の時系列としてRPで処理して、巻き込まれにいってもいいでしょうか?
もしそうされたら困る、迷惑などの意図がありましたら引き下がりますので。)
>636
(/大丈夫ですよ。このキャラの場合は受動確定ロルが可能なので、描写の枠組みを超えず、辻褄が合っているのであれば基本自由です )
>(多分)黄泉さん
(教団の場所を調べ、マップに記された場所へたどり着いた幻は、どういう理由をのべて中にはいるべきかを悩んで、入り口前でうろちょろしていると……信者か、信徒か、それらしき人に話しかけられた。「君も、これから始まる序道を受けるのか?」と言った内容で、幻がどう返答するかで困っていると、恐らく相手は「緊張している」と勘違いしたのか、幻の手を引いて中へ案内し……気がつけば、黄泉さんが語りを始める直前辺りで、会場に紛れ込むことができた。
そして……巧みな話術を持つ黄泉さんの話を聞いていても、いまいちピンと来ない程度の反応ですませられているのは……まだ幻がいろんな事に疎く、それでいて子供の感性を持っているからなのか。話を呆然と聞き、気づけば幻は眠っていた。
ガスによる睡眠は、幻の血の効果は働かない。血が働きかけるのは、物理的な怪我・病気・精神的な致命傷・覚醒状態(意識がある状態の事)で不自由になる異常……それには効果が及ぶが、人間的にも必要とされる「睡眠」に関しては、幻の能力は働かない。
そして……程なくして、幻も眠りにつき、トラウマを悪夢として見る。)
「……ここは…」
(幻にとってのトラウマ……それはすなわち、両親に関することに他ならない。故に、夢の中の幻の前には、死んだはずの両親がいて……幻に、心ないこと場を投げ掛ける。)
「期待外れだ。お前には失望した。」「あなたはまるで不完全ね。他の人間の方が役に立つわ……」
「…っ……。ぅ……ぐずっ…………。」
(幻は、その言葉を投げ掛けられ、泣くしかなかった。幻にとっての大切なものは、両親だけだ。幻にとってはそれだけが全てで……逆に、それしかない環境で、いきるしかなかった。故に最愛の人にその言葉をいわれれば、泣くのも必然だろう。
そして、それだけではなく……他の人のこえもきこえる。今まで助けた人、少しだけ話をした人……そして、篭矢さん、日向さん、霧さん、エステラさん、堺さん……様々な人が、幻に心ない言葉をいい続ける。それは、愛に欠けた子供には酷なことだろう。知る人全てに否定され、愛されることも慈しみさえ向けられないのは……酷く、酷な話だろう。
膝から力が抜け、涙は止まらず……ただ、泣きじゃくる。失意と侮蔑しかない不協和音に囲まれ、幻の心は………………それでも、挫けなかった。)
「……僕が……僕が、ちゃんと役に立たなきゃ……お父さんと、お母さんからの言葉……守らなきゃ。守れば……いいんだよね?……求めてることは、それだもんね?」
(再三言うが、幻の大切なものは両親しかなく……ならば、そのつぎに大事なものと言えば、「両親の遺言」しかない。)
「ごめんなさいね、皆さん?僕はまだ、皆さんの期待には添えないかもしれないけど……必ず、役に立って見せますから……それが、僕のやるべきこと、ですから……」
(悪夢が、晴れていく。もとより悪夢で、トラウマで……幻の心は、折れたとしても死に至らしめることはないだろう。血が、異能が、それを許さない。そして……歪んだ心に、歪みを与えようとしても……全うには、働かない。故に……時間にして、15分経過。)
「……あれ?…………僕、寝ていたんだ……。……じゃあ、夢だったんだね…………。……悪夢ってことは……誰か、助けられたのかな?……えへへ…よかった……」
(多くの人が眠るその場所で、眠った原因は自分だと思い込み、既に起きた人も悪夢を見て顔色が悪いなか……その少年だけは、小さな声で、嬉しそうに……歪に、笑っていた。)
>堺さん
え、いいの!?もちろん、参加するよぉ~。大丈夫よ堺ちゃん、私は予定は無いもんだからさぁ~
(幹事の同僚の誘いに飲んべえの自分が断ることなく完全に乗り気で即答で言えば、自分の事を配慮して止めようとしている堺に問題ないと言う風にヘラヘラしてそう言おうとして)
>629
なにこれ?・・・六角教団?っは、そんなん酒のつまみにもなんねェよ
(アパートの部屋でテレビ見ながらゆっくりと飲んでいれば携帯の着信音がなり、スマホをみると六角教団の関連の動画やSNSをざっと見れば、不機嫌そうに鼻で笑ってはスマホをベットに放り込んでは)
昔の私ならすぐに入会しようとしたのかねぇ・・・
(と引き続きテレビを見始めるがふと憂いた顔になり呟いて)
もう、こんなに飲んで・・・どうしたの、姉さん?珍しく悲しそうな顔をしてさ
(丁度飲み干した缶を片付け終わった霧がそう話しかけると)
いや、なんでもないわ・・・気にするほどでもないわよ
(顔をテレビに向けたまま問題ないと手をヒラヒラさせてそう言おうとして)
(/すみません、遅い方かもしれませんが宜しくお願いします)
>明星 幻 >エステラ・アリーシア
ありがとう……明星さん。とりあえず……エステラさん……私のことはもう大丈夫。本当に……ありがとう……。襲われたことは自分から職場に伝えとく……怖いけど……。今度職場寄って……事情話して……それ以降から……復帰できるようにする……。
(もし明星さんに何かあったら私も動かなきゃいけないと弱くも決心する。明星さんのお陰で傷はほとんど癒えたので、荷物もお金も家もない、エステラさんがいるにしてもメガロマニア絡みで襲われたこともあまり話したくない状況で億劫になりながらも、なんとか頑張ってみると伝えると)
(/私は場面変えても好きなところで打ち切ってもOKです!)
>黒条世良
え……えぇ……。よく……誘えるね……。
「職場繋がり以外の美波のお友達と関われるなんて滅多に無いし!ほら、OKって言ってくれてるじゃん!」
(コミュ障の自分には考えられない流れに困惑し、さらっと同僚から人との関わりが少ないことを暴露されているが、黒条さんと同僚が良いならいっか……と受け入れ、予約されていた店に入ると)
>629 >635
……迷惑メールかな……。
(端末を触っていたところ、メガロマニアの通知が目に入るが、身に覚えもなく、添付された内容も若干恐怖を感じるものがあり、無視しようとすると)
(/まとめてですが、返事させていただきます、スルーしても結構です!)
>632 >643
勿論!ボクは弱っている人を見捨てない!何しろ正義の味方だからね!!
(そして再び、腰に手を当てて仁王立ち。
過剰な程に思える自信を臆面もなく、極めて明るく口に出した)
それじゃあ、今日のところは一端帰りますね先輩、寮長に言わずに随分空けちゃったから事情を説明してこないと……!
(学生寮暮らしの辛い所だとほんの少しぼやきつつ、二人に手を振って)
>堺さん、幻さん
背後;この辺りで切る形で良いでしょうか。
>634
背後;大丈夫ですよ、PFの提示をお願いします。
…どうしよう(相手の目の前で頭を抱え始める。警戒すべきものはそれ以外にもある。それは『自分が犯罪者になる可能性』である。危険を冒す以上、自己防衛は必須になる。しかし、自己防衛といえどそれは暴力、立派な犯罪なことには変わりない。ましてや自分の能力を駆使するなら、過剰防衛は免れないだろう。危険を冒すということはそういうことである。…何も見なかったことにするのも手だ。しかしこれをスルーすれば、次にいつチャンスが現れてくれるかわからない。どうすればいい、どうすれば…)
>堺さん
あら、そうなの?なら尚更行かなきゃねぇ~・・・この間も飲み損ねたしね・・
(友達が少ないと知ると前に一緒に飲めなかった分、親睦を深めようと思えば自分も後に続いて幹事が予約した店に入っていっては)
>644
(/面白い展開まことにありがとうございました!)
>647
お……お願いします……。(あの缶チューハイもそうだし……1杯だけで酔うなんて言いづらい……かと言って私飲めます……なんて言うのも怖い……。)
「最初飲み物頼んで、あとは時間まで食べ飲み放題だから自由に頼んじゃってくださーい」
烏龍茶で……。あの公園で別れた後……大丈夫だったんですか……?
(席について自由に飲み会が始まれば、先日の公園の出来事について、あの後無事に帰れたのか聞くと)
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