誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>ALL
へェ、斬鉄「ナイフ」か?
(バキン、バキンと断続する金属音は、鎖の鎧を撫でたナイフがそれを数本斬り千切った音。
正直、ナイフ――それも、撫でる程度の一撃で「血の鎖」が斬られるとは想定していなかった赤斗の口角は、再び大きく吊り上がる。
脳がその仕組みを探る)
良いじゃねぇか!想像より良いぜアルタイル!
(爛々と輝く赤色、両の瞳を見開いた。
千切れた鎖がそのまま蛇のようにうねり乍ら伸びて、淑子の腕に絡みつこうとする。
同時に仕掛けるのは右足での蹴り、相手の左足の向こう脛を叩く狙いだ)
>33
(夏の熱気から逃れて冷気を堪能する為か、それとも単純に評判が良い店だからか、それなりに客足は多い様だ)
隣、ごめんなさい。
(続いて店内に入って来たのは、涼やかな白いノースリーブシャツ姿の女性。
これ見よがしに酒を呷る冴木の隣に腰をかけると、額に滲んだ汗をハンカチで拭き一息吐いてメニュー表に目を通し始める。
近くの喫茶店の主を務める彼女は、店を一度閉め、遅めの昼食を摂る為にここに来たのである)
ニンニク系……は、駄目ね流石に。
でもあっさりよりは濃い味の方が気分……。
(と、なると狙いは味噌系ラーメンだ、メニュー欄の味噌系コーナーを指差し確認、餃子もニンニク無しのものを選ぶべきだろう)
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