誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>498
「 随分と日本語が上手いじゃねえか。なるほど、この嬢ちゃんとも知り合いとはな。それで助けにきたってわけだ 」
( 眼前の外人らしき少女は、百均にでも売っていそうな軽そうな刀を構え、今時の流行りなのか着物を着ている )
「 だがなァ、勇敢とただのバカを履き違えるんじゃねえぞ 」
( ゾンビである悪食の方は乱暴に下ろし、堺の方はやや煩雑ながらも脚からゆっくりと瓦礫の上に置いた。そして、オオカミのような餓狼の目線を赤髪の少女にやった )
「 それが、今日のお前さんの教訓になるだろう 」
( 時間の都合上、この無能力者の少女を一発で再起不能にするつもりだ。無駄なエネルギー消費を避け、殺すつもりはないが、片腕を粉砕させてもらう )
「 行くぞォ 」
( 軽く握り拳を作る。そして、静寂の中で、それは突然始まる。餓狼が力強い一歩を踏み出すと同時、岩石の如き拳が風を切り裂く勢いで、斜め下、彼女の刀を持つ腕へと向かう )
>堺、餓狼達
(見上げる程の相手を前に、両手で握りしめた模造刀は恐ろしい程頼りなく思えた。
首筋を伝う汗は熱気から来るものでは無いだろう、しかしそれでも両足は確りと踏みしめる。
この巨体相手に「受け」等考えてはいけない、集中し見極めるのは、相手の攻撃の「起り」のみ)
ふー……!
(静かに長く息を吐いた。
巨人が拳を作る、小さく振りかぶり、踏み込む為の足が微かに浮く。
――今、と、考えるより早く身体は動いた)
やあぁぁあああああああーーーーーーーッッッッ!!!!
(全霊を籠めた気合い、体を沈めて前方へ突進する。
沈めた刹那跳ねた髪の先を巨人の拳は掠め、深紅の毛髪を数本宙に舞い散らせた。
背後で響く着弾の轟音等気にも留めない、機動力が全て、一瞬の攻防が全て、一度でも捉まれば「終わる」イメージは脳裏に鮮明に浮かんでいる)
(「出力」は、身体を動かし続けられる限界値!狙いは比較的筋肉の薄い関節部!)あああああああッッッ!!!!
(模造刀は模造刀だ、金属製とはいえ半ば木刀に近い軽量で、切れ味等は当然皆無。
だが、エステラがそれを握りしめた途端、刃の軌道上に青白い電流を散らす立派な武器へと変貌を遂げる。
軽く触れるだけで常人ならば気が遠くなる出力、それを、巨人の膝へと駆け抜け様に思い切り打ち付けた)
>500、>all
こ、ここまで逃げればアイツも警察も来ないだろうさ・・・
(途中まで消えたまま逃げたが能力の効果が切れて元の姿に戻れば夜と言うこともあり誰もいない道でグッタリと壁に寄り掛かって)
やっぱり、動きすぎたかなぁ・・・うぐっ、ウゲェェ
(酔ってたうえに2回も喧嘩で動きすぎたせいか吐き気が催して、吐かないように口を押さえたが数秒経って我慢しきれず道端で吐いてしまって)
>483
「わかった。入ろう。」
(決心したのか力強く言い、電話越しで助かるような子供が泣いてしまうほどニヤリとしつつ要件を伝えられ答えて疲れたのかふぅと深呼吸をし「用があるなら電話で」とブツリと電話を切り)
>堺
「…そんなに急いでどうしたんだ。」
(ビルを破壊し終えた後に先程別れたはずの彼女が息切れしながら疲れているところを見かけ恐る恐る話しかけるがフードを被ったままの表情を隠し)
>餓狼 >エステラ・アリーシア
……エステラ……さんに……手を……出さないで……。
(意識がふらつくなか、明らかに餓狼とエステラ・アリーシアが戦っている所は何とか視界に捉え、力を振り絞り餓狼目掛けて虫の脚を2本伸ばすと)
>一之瀬 翔
……え……?被害がでるから……と聞いたので……。
(相手の質問に困った反応をして、自分から見たらビルが倒壊するから急いで逃げたとしか言いようがなく、後に「能力者……だったんですね……」と不安そうな顔を見せると)
(/すいません!事件翌日の病院の、夜のRPを書いておきます!)
(設備の整えられた、タワーマンションの上層階の一室。そこは幻の住まいで、両親が特殊実験都市で活動するほどの実績をもつ研究者であるからこそ住める場所だ。といっても、有名な研究者というよりは有望な研究者の一角なので、一般的には研究者に詳しくない限りはピンと来ないだろう。
部屋の内装は、洒落ているというよりは機能性重視で、薬品用の小さな保管庫なども完備されている。
時刻は夜。人々もまばらに眠りにつく位の時間帯で、幻もサメの抱き枕にしがみつきながら、眠っていた。……が、途端に幻の様子が、どこか苦しそうな呻き声をもらし始め……)
「いっ、ぅ……が……ぁあ………っ!?」
(青ざめた顔で飛び起き、パジャマ越しに胸元を手で押さえ、荒く早い呼吸を繰り返す。そして程なくして、頭が痛むのか苦痛に歪む表情になり、両手で頭を掴み、痛みをこらえる。目からは涙がぽろぽろと溢れ……そんな苦しい状態が、数分続く。)
「あぐ……っ!?……はっ…!…………はぁ……はぁ…」
(治まったのか、ベッドからゆっくり離れ、洗面所へよろよろとした足取りで向かう。鏡で顔色を確認する。……真っ青で、涙で顔が赤く腫れた、酷い様子。視線を鏡から外して、水を流してコップに注ぎ、ゆっくりと水を飲む。)
「……だい、じょうぶ………今回は、軽いから……」
(そんな言葉を呟き、水を止めて、また寝室へ向かい、ベッドに倒れるように横になり、サメの抱き枕を抱き寄せる。
……これは、幻の能力のデメリット。自分か他人を、その血の力で癒せば……癒した怪我・病気の重さ・人数に応じて…悪夢を見たり幻覚作用を食らう羽目になる。それが起きるのは、決まって寝ている時。だから幻は、眠るときは二度眠る。二度目がちゃんとした睡眠で……一度目が、デメリットを消化するため。
悪夢も、幻覚作用も、どれも酷いものだ。火炙り、磔、絞殺……痛覚的にも、視覚的にも、精神的にも。とにかく、あらゆる方面で苦しめにかかるデメリットを、幻はずっと受け、その恐怖は体に刷り込まれている。その度に、幻は能力を使うことに恐れを抱き始める。……が、今回の場合は、その恐れより上回るものがあった。)
「…………ふ………ふふ……」
(真っ暗な室内で、スマホの光だけが灯る。幻は……スマホを見ていた。スマホにある……篭矢さんと、日向さんの連絡先を。日向さんを、あの四人を治したことを……感謝されたことを、大事そうに思い出している。)
「……お父さん、お母さん。僕、言いつけを守るからね。人の役に立つために、生きるから……見守っててね。あはは、ははははは………」
(部屋のなかで一人、虚空を見て笑う幻。死者が残した言葉にすがり、まるで恐怖を喜びで無理矢理上塗りしようとしているその姿は……まごうことなく、「狂っていた」。
……その日を境に、幻はさらに積極的に動くようになるだろう。)
>悲倉 鈍間 >椿原 帝
(段ボールを盾にするような形のタックルが当たる直前、天都は更にマフラーの中から、服の襟の裏を通して、左腕に垂らすような形で細長い何かを仕込んでいた。相手の言葉も、右から左へと流れていく程の集中力が、今天都には宿っていた)
距離を取らない―――引きずり込んでくる、か―――
(そして、タックルがヒットしようという瞬間、盾にしていた段ボールの影から鈍間の手が伸び、左手の甲を掴まれ、偶然左手に持っていたライターが手からこぼれおち、段ボールへとライターの火が迫っていく。そして勢いのままに引っ張り込まれ、段ボールよりも前方に引きずり出された―――その時だ)
……僕を引きずり込んだのはお前だ。
(やはり鈍間の言葉には反応せず、そう念押しするように言葉を発した。それが起こったのは次の瞬間。段ボールがいきなり火の手を上げた―――時計にしまうよりも前にアルコール消毒液を染み込ませておいた段ボールにライターの火が引火したのだった。肌を焼く熱気を帯びた火炎の壁が倒れ行く二人に迫ってくる形になる。しかし、天都にとってこれは注意を引く囮だった。自分の身体が重力に従って地面に落ち行く最中、燃えた段ボールにこする形でスイッチを入れた懐中時計から鈍間の身体に向かって注射筒のような物が飛んでいく―――それは主に動物捕獲用に使われる麻酔銃の弾頭だった。そして掴まれた左手を思いっきり、今度はこっちが引き寄せるように水の膜が張るアスファルトの地面に振り下ろす―――左腕から垂れていたのは銅線だった。先が切られており、絶縁体に包まれているはずの銅線部分が剥き出しになっており、マフラーの中の小型のポータブルバッテリーに繋がっている。それを水浸しの地面に躊躇なく接触させようとしていた―――相手がわざわざ自分の手を掴み、しかも右肩はある程度負傷している―――自分の身体さえも囮にして相手の両手の自由を奪ってから放った殺人道具三連のコンボが自分含めた二人に襲い掛かってくる。例え、自分に減速がかかり、予想以上の衝撃が襲ってくるとしても―――)
>病院all
まぁ。
(再び自責の念に駆られる窓子を見て、あの時の鈍間を思い出しながら、一旦区切ってから自分の考えを喋り出す)
弾丸も彼には有効打にはなっていなかったからね。どんな攻撃も彼が反応できる限りは相手や武器の時間を遅くしたり、自分の身体の一部の時間を遅くすることで対処できるんだろう。油断とかをしていなかったとしても、もう少し彼に攻撃を加えられただけで逃げられてはいただろうと思うよ。
(彼に致命傷を与えるなら不意をつくか、それこそ物量差で圧殺するか―――そんなところだろうと思いつつ)
それか彼が時間を遅くしてはいけない身体内部に何か攻撃するかかなぁ。
(血管。重要臓器。身体内部なら、彼も遅くは出来ないだろう。時間のラグにより逐一エネルギーが生じるとしたら、血管を遅くしたら解除後に一気に血が流れた時に逆流などのリスクがあるし、重要臓器は言わずもがな、だ。とにかく油断云々を問うなら、相手の能力をどう攻略するか考えてからだ、と)
>all
「んー……」
(その日の幻は、朝方にチップで購入した情報をもとに……町の裏路地辺りを一人で歩いていた。その情報が、「トラブル等で怪我が発生しそうな場所の情報」という、変わった情報だった。用途が用途なだけに、要求されるチップも少なく……人助けをしたい幻にとっては、正に喉から手が出るほど欲しいものだったので、購入した。その結果が、都市のあちこちにある……裏路地の写真だった。
そのなかでも、家から近い場所を今は点々と歩いていた。)
「……なんか、あまり人を見かけない…?」
(そう本人は言うが……常識的に考えれば、むしろその辺りを歩いていて誰にも出くわさないのは…運がいい方だ。なぜなら……基本的に人の目が行き届かないところは、物騒なことが多いから。)
「んー……誰にも会わなかったら、どうしよう……?……病院とか、人の多いところにいってみようかな……?」
(幻はそんなことも知らず、不用心に一人で歩いていた。)
(/RPの文を貼っておきます!様子を見て絡みがなさそうなら、場所を病院か都市の何処かに変えます!)
>天都 上矢
「……よし、クエストクリア。もう少しかかると思ったんだがな。」
(相手の差し出された手に「やっとか」などと思いながら握手をすれば、スマホの通知が鳴り【クエスト成功!!】という文字に目を細めて相手を見返せば、「ありがとう」と一言。しかしいつもと違っていたのが「表情筋生きてんの?」と何度も聞かれた顔を少しだけほころばせている。すると公園の近くにある池に先程まで蕾すらつけていなかった白い睡蓮の花が静かに咲いており)
>幻ちゃん
『うん。じゃあねぇ~』
「きいつけてなぁ~」
「バイバーイ!!」
「またいつか、会おう」
「またね!」
「ありがとうなぁ~~!!」
(それぞれが幻に手を降りながら、その姿を見ていて)
「よっしゃあ!早速練習試合だせぇ!」
「もちろん!日向!いくぞ!」
「なんでやねん。勝手に決めんなや、負けたら濃いめのカルピス奢りな」
「「負けるわけないだろ?」」
「wwwwww」
(バスケしたくて仕方ないのか、子供のように動く彼らの頼みに「自分も怪我人やったんやけど」などと思うが、ちゃっかりカルピスをかけて試合をうけて、真顔でハモっている二人に吹き出しつつ近くの公園に歩み出して)
「病院に退院届け出さないと行けませんね」
「だなぁ。でも…ちょっとばかし病院の周り走ろうかな」
(こちらも動かしたくてウズウズしているのか、すでにその場足踏みをしていて、その様子を見ながら篭矢は嬉しそうに笑顔をほころばせている。しかし今日の夜、彼らは悪夢によって夜中に起こされる自分達の恩人に気付かず)
>佐藤くん
『ありがとうぅ。さてさて、もうすぐ講話の時間かぁ…』
(メールアドレスを登録すればニコニコ笑いながらお礼をのべて、自分のスマホの時間を見ればもうすぐ大学に戻らないといけない時間に気付き、相手を見れば)
『じゃ、センセーお仕事あるからもう帰らなきゃ。大学について行きたいなら来てもいいけど~…どうする?』
>天都 上矢 >悲倉 鈍間
「…なんて奴だ。」
(少し離れた位置にて静かに二人の攻防を見れば、自分の体をも犠牲にしていると言っても過言ではないそんな攻撃を見て目を細め今日何度も言った台詞を呟くように言えば、アタッシュケースを開けた。中には組み立て式のライフルと銃、そして警察官が使うような黒く細い警棒やナイフ等の武器が入っている。銃と警棒を取り出して。)
「人がいることも考えろ」
(地面に手を当てれば、色とりどりなの花を地面へとクッション代わりに周り一面に咲かせて、銃を構える。銃に込められた弾丸はもちろん実弾。少し重い銃の照準をポータブルバッテリーに合わせれば安全装置を外し、上手く調節された引き金を引こうとして)
>510
こちらこそありがとうございます。これからよろしくお願いします。(お礼を返して、スマホをしまう。能力の詳細な情報については、あとで見ておこうと思った。)
いえいえ、これ以上邪魔しちゃ悪いと思うので、やめておきます。今日は色々本当にありがとうございました。がんばって下さい。(さすがに仕事についていくことまでするのはアウトだろう、そう思った佐藤は提案を断ることにして、代わりにお礼を言うのと、励ますことにした。それと同時に、片隅で考え事をしていた。なにも手がかりがない所から、どうやってメガロマニアの運営を追跡するかとか、そのあとどうするかとか、チップを稼ぐなど。一番最初に思いついたのは、他のメガロマニア利用者に接触することだった。チップ稼ぎは、ゴミ拾いとか、何かの手伝いなどの働きで法に触れないものを選んで、地道に稼いでいくことにした。)
>502
( 拳が空振った。急いでパンチを放った腕を引き戻そうとするも、時すでに遅し )
「 オマエッ 」
( 眩い光に息を飲んだその時、成す術なく相手の攻撃の瞬間を、光り輝く刃が膝を捉えるその光景を、ただただ歯を食いしばって見ることしかできなかった。その瞬間、初めてこの女の異能力に理解が及ぶ。それは電気だ )
「 ぐぉぉぉおおおおおッ…!!! 」
( 死ぬほど痛くて熱くて苦しい。膝を中心に餓狼の全身に稲妻が走り回る。全身の筋肉を構成する幾万幾億もの細胞の一つ一つが振動し、炸裂しているような、そんなおぞましい激痛感覚に、叫びを上げざるをえない )
「 …あぐがっ、ごッ… 」
( エステラが股下を駆け抜け終えるとついにあの激痛から解放される。
がしかし、すでに餓狼は白目を向き、上半身の表面からはシュゥゥと煙が上がり、若干の稲妻が残っている。
人間の肉体の大部分は電気を通す物質で構成されている。一箇所に大きな電流が流れれば当然、肉体の至る所にまでそれが伝播する。
それは餓狼でも例外ではない。いくら筋肉を強化しようとも、内部からくるものであれば大きな意味をなさない。
そうして餓狼は膝をついたーーそのはずだった )
「 ゴロズ 」
( 白目を向きながらも、言語機能が正常でないながらも、再び立ち上がる餓狼。そして、エステラの方へと向き返す。
餓狼の全身の分厚い筋肉のおかげで、脳への電気伝播量は分散。その結果、脳へのショックが軽減し、僅かな意識が残ったのだ。
機動力、スピード共に餓狼を大きく上回るであろう目先の少女に対し、ならば、と自分の半身ほどの瓦礫を二つ掴み持ち上げる。次にエステラが動いた瞬間、これらを投擲するつもりなのは誰もが見て取れるだろう )
>508
「 自分を囮にした…だと、減速開始…ッ! 」
( 天都自身を減速させた頃には遅かった。
ーー正直なところ、天都の手を掴み、こちらへと引きずり込んだその時点で、彼の猛攻に僅かな隙が生まれると思っていた。しかし、悲倉のその考えは甘すぎた。
天都は自分の身を囮にして、容赦のない殺人装置を完成させた。冷静さや手際の良さ、手元にある材料を最大限に活かした資源からの発想、その集大成によって支えられた殺人装置は、黒マスク下の悲倉の口元を歪ませた。
まさに今現在、炎の壁さながらの段ボールが倒れかかる。真横からは得体の知れない注射筒がちょうど悲倉の眼球の僅か手前にまで迫った。並んで、二人が浸かる雨水に導線の先端がゆっくりと接触しかけるその時だった )
「 解除 」
( 瞬間、ズドンッ、と地面に大きな亀裂が入る。水飛沫が飛ぶ。
そして、減速状態にある天都を地面に取り残し、悲倉の身体がへの字に曲がるほどの凄まじい勢いで跳ねる。その過程では、火炎の段ボールを突き破った。
そして悲倉の背中、肩甲骨より下のあたりは、パーカーシャツ共にずたずたに破れ(細切れの黒い布となって)、そこから防弾チョッキのような見た目をした金属質の装備が露呈。しかもその装備の背面は、複数のナイフ、黒く肉厚な装甲部分がまばらに突出する形で飛び出でいる。そのため、装備の背面は凹凸状となっている。
ーーこれら突出した装甲部分やナイフは全て強力なバネによって飛び出す設計である。
仕組みとしては、飛び出す部分をバネと共に最大限に押し込み、極限にまで速力を奪うことで、防弾チョッキのような平面状態を保つことができる。そしてバネは、解除によって、元々の弾性力にさらなる力を加えた状態で、その威力を発揮する。夜明ヶ原に押さえつけられたことから、その反省を生かして考案された試作品である。もっとも、実際に使う場面は、他者に押さえつけられた時であるが。
結果、装甲部分が突出部として飛び出た瞬間、地面との強い衝撃で、悲倉の身体は背から見えないビームでも出でいるかのような姿勢で、宙へと飛び跳ねたのだった。
そうしてようやく跳躍力を失った悲倉の体が地へと落下すると、転がるようにして地に倒れ込む。その衝撃で破損した部品は周辺に散らばった。
一方で天都は、雨水が水飛沫となったこと、火炎の壁がズタズタになったことで、無傷だった。
しかし、天都には既に減速効果が発動され、指をわずかに動かすほんの少しの動きすら何十分もかかるだろう )
>504
( 数日後、先日と同じように一之瀬翔のスマホに差出人不明のメールが届く。
差出人: 不明
宛先: [email protected]
椿原帝の動きの封じ込め
( それは命令だった。そして以下、椿原帝の写真と位置情報が記載されてある。>510 )
>509
お腹が空いた・・・いったん家に帰らないと・・・
(急いで帰るために近道にと幻のいる路地裏を通っているがお腹に手を添えて息が荒く壁に手をつけてはいかにも苦しそうな表情で歩いては)
あっ、ぐうぅ・・・あの貰った薬持ってくればよかった・・・
(限界がきたみたいでもう動けないとへたりと座っては何かに後悔したように呟いていて)
>霧さん
>514
「……?あれ、あそこに人が…」
(と、遠目に路地裏でへたりとその場に座り込んでいる人影を発見して、駆け寄ろうとし)
「あっ……この前のお姉さん。あの、大丈夫ですか?なにかあったんですか?」
(と、知っている人だったこともあり駆け足で傍まで来て、容態を見るために霧さんの姿勢を楽にさせようとし)
>堺、餓狼達ALL
(相手の膝を打ち、駆け抜けて、左足を軸にブレーキをかけ反転する。
手応えは確かにあった、しかしなおも巨人はその膝を屈していない)
まだ動けるのか、見た目通りタフだな流石に……!
(電流の余波、左腕に微かに走る痺れに歯噛みしつつ、しかし未だ得物を握ることにも動くことにも支障はない。
相手はどうやら投擲攻撃をする腹積もり、ならば静止してわざわざ的を作ってやる方が愚策だろうと、今度は、自分から先に動く)
せぇいやぁああああああああッッッッ!!!
(気合い一声、右前方へ踏み込み。
その動きに呼応するかのように投擲された瓦礫を次は左前方へと踏み込んで躱す、二発目の瓦礫はその際に踏み込んだ左足をバネの様に縮め、反動を活用して右前方へ跳躍し避ける。
ジグザグに攪乱、先程の様な直線機動では無い故に餓狼の元へ到達するにはいくらか時間がかかる)
堺先輩!動けるなら、出来るだけ逃げてください!!
>病院組ALL
とにかくまずは情報ね、大切なのは。
私も仕事がてら色々人の話を聞くことはあるから、出来る限り情報は集めるわ……集まるかどうかは別として、ね。
(缶コーヒーの残りを一気に飲み干す。
喫茶「calme」の常連客の中には、少なからずメガロマニアの利用者も含まれている。
そういった人々に少しでも話が聞ければ一番良いだろう)
天都先生も情報収集頼めるかしら……お仕事は忙しいでしょうけど。
>天都、鈍間背後さん
背後;横入り失礼します、お二人のロールにややですが「相手の逃げ道を塞ごう、相手に勝とう」という気持ちが感じられるような気がしました。
戦闘ロールは「予めある程度の結果を決めてある」等の一部の例外を除き、極力「相手の逃げ道をちゃんと用意しておくこと、お互いに見せ場を作りつつ引き分けること」を意識して頂ければ幸いです。
後出しロールや隙の無いロールは物語の演出として見るならば盛り上がりますし私も好きなのですが、何よりもロールする相手に楽しんでいただけるような気遣いを忘れない様にお願いします。
>516
引き分けを実現するため後付けに対して後付けせざるをえないです。ただし、そこにはご指摘の通り、相手の気持ちへの配慮がありませんでした。反省し、今後は善処いたします。
>天都さんの背後さん
配慮にかけた行動をしてしまい、本当に申し訳ないです。
もし背後さんが、予定調和な結果が嫌いでなければ、これだけはやめてほしいことなど、予め決めておきませんか?
ロルは学校が終わったら返します
>餓狼 >エステラ・アリーシア
……ごめん……なさい……。だれか……助けを……警察……
(エステラの指示を聞いて瓦礫で不安定な場所を何とか立ち上がり、その場から逃げようとする。まだ端末は動いており、警察、消防、そういえばメガロマニアを知っているあの医者からも連絡先をもらったと手当たり次第に助けを求めがら、自宅だったアパートから離れようとし)
>堺さん、エステラさん、餓狼さん
(/戦闘の様子を見てたのですが、もしよければ建物の住人の救助兼、エステラさんと堺さんを逃がすための手伝い(チップ購入のスモークグレネードとかを投げ込む、とか。)をしてもいいでしょうか?戦闘結果で望まれているのが、逃げるではなく捕まることを望んでたり、そもそも不要であれば控えますが……
中の人的には、幻は何処かで事件に関わっていきたいと思っているので、異存がなければ突っ込みたいと思っています。)
>516
( 一つの瓦礫がエステラへと向かった次に、すかさず二つ目の岩石の如き瓦礫を振り投げる。あの少女がこれらを避ける瞬間、ここにわずかな隙間が生まれるはすだ。
そうとなれば、巨大な身体でスタートダッシュを決め込み、重々しい足でドスドスと巨人の突っ走りを見せた。向かう先は、隕石のように二つ目の瓦礫が床に激突しつつある地点。煙が勢いよく舞い上がる )
「 ヂガラ比べと行こうガァァァッ…!!!」
( 二つ目の瓦礫を回避しかけるエステラを見逃さない。
ーーあとほんの少しの距離。
片脚を地面にめり込ませ、疲弊した巨体に追い打ちをかける。膝裏から血が大量噴出する。
しかし、自分が捻出できる最大限のスピードで、そして、エステラの足が地面に着地するより前に、彼女の身体をこの肉厚な両腕で(ガバッと両腕を広げ)、受け止め、閉じ込め、どれほどの電流が流れようとも、圧殺してみせる…!!
これは賭博である。エステラを腕に閉じ込められるであろうという賭け。エステラの放つ電流よりも自らの怪力の方が上であろうという賭け。そして、生き残れるであろうという賭け。この懐かしい感じに餓狼は自然と、ギザギザの歯を覗かせた )
>519
( / 私は構いません。ただその場合には、ロルに余裕がなくなり、不自然なドッペルを避けたいので、黄泉(>392)を投入させていただきます )
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