奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>ナツさん、キタアジト
モブたち「さすがネットつよつよ勢。」「呆れつつも対処してる光景が目に浮かぶような。」「俺はSNSだのネットは見る専でいいです。ネットコワイ。」「ネットなら顔見えないからって遠慮なくグイグイ来たり攻め気できたりするやついるからな。それを怖いと思うか楽しむつもりで行くかによって左右される感もある。」
外導「基本的にネットから直接命を取ってくるってことはあんましないと思うんで、怖いって感覚がよく分からないっすけどねー。」
>銀河さん、アルタイル支部
IX『……』
両方の攻撃を捌かれても、IXは反応せず行動を起こす。今のも通用せず、そもそも派手に魔法を使ったせいで魔力の残りも、同じことをあと1回できるか程度。つまるところは、次がIXにとっての最後のチャンスとなったわけで。
IXは上空に手を掲げると、銀河さんの頭上20mにかまいたちを圧縮されて作られた1本風の槍が現れる。大きさは……直径5m。いかにも大量の魔力を込め、質量を増させたそれは、つまるところ圧殺狙いだろう。手を振り下ろすと、風の槍が銀河さんへ向けて落下………それと同時に、IXがアクションを起こす。
風のブーストによってジグザグな軌道で接近し、真横から急接近。隣接する前からナイフを前方に突き出し…そのナイフの刃だけが弾丸のように飛び出す。バリスティックナイフ……内部にバネと、事前にしかけた風の魔力を加算した遠距離不意打ちにも使えるナイフだ。
眼前へナイフの刃を飛ばしながら……IXはブーツの靴底を向けた蹴りを繰り出す。靴底からも刃がとび出ている。しかも、てらてらと何か濡れている刃……毒か何かを仕込んでいるのだろう。
巨大な風の槍、バリスティックナイフ、毒仕込み刃。今のIXが取れる最大限にできる殺しの手。自ら風の槍の直下となる場所へ突っ込んでいることや、蹴りの突貫具合といい…退く余力すら残してないのだろう。
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