奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>禁忌さん
【羅刹童子】
「そうだ、その湧き上がるものこそが妖の料理の目的さ。
生きる事は食べること、そして強くなることも食べることに繋がるんだ。
倒した相手を敬意を払うと同時にその力を取り込む……それが妖の料理ってもんってことよ、まぁ命の取り合い抜きに美味いもんを食える人間界の料理も人気な訳はそこにあるのさ。」
わかってれて何よりだというふうに笑いかけると妖料理の根本を話し出す。
消えた霊力を補充する…新たな霊力を得る、命を繋ぐ事とは相手を喰らうこととなる…其れを敬意をはらいながら食すという事なのだと説明した。
そんな羅刹童子を横目に知佳はいつの間にか禁忌さんが作った料理を平らげていた。
【如月 知佳】
「うんまぁいなぁ…ええなぁええなぁ…
酒んサカナにピッタリやしぽんぽんにも優しいィ…ほんで持って食べやすぅなぁ…ふふふ♪
さぁすが「ウチ」の禁忌はんやでぇ…好きやがらなぁ…
それに…妖んもんも口に合うよォで安心したわァ……」
空になった器をまとめながら禁忌さんにそう微笑みかけながら言葉をかける知佳。
どうやら酔いながらも綺麗に食べ干したようで口元を拭きながらぽやぽやとしていたのだ、そして先程の会話も聞いていたようで嬉しそうに言った。
>もふさん
つ、つんつん…?でれでれ…?………私ってそんな感じ……だったの?
(わけが分からないと言った様子で聞いているが、思い当たる節が無いわけでもないためかなり恥ずかしそうな表情を見せる。が、自身がつんつんだった頃も好きだったと言ったことに驚いたようで、少し不安な様子を浮かべつつも「本当なのか」と尋ね)
ねぇ、さっき…つんつ……じゃなくて、もふに冷たかった頃の私も好きだって言った…の?…あの時私は嫌われてもおかしくないくらい、酷いことを言ってしまったのに…
>禁忌さん 羅刹さん 如月さん
すると、店の扉が開かれそこから可愛らしい鬼のような少女が恐る恐る店内を覗く。
【鬼哭 閻摩】
「......ごっ..ごめんなさい...余、寝坊しました....。」
彼女は羅刹に向かってそう言って中に入って頭を下げる。
>知佳さん、童子さん、閻摩さん
『そうなのか。……興味深いな。』
店主の説明を食い入るように聞いていた禁忌だが、相変わらずぽやぽやとしていた知佳を見て思わず苦笑する。
幸せそうなのはいい事だがここまで酔っているところを見ると少し心配だ。
ササッと空いたグラスに氷を入れたお冷を知佳の前に差し出すと優しく語り掛けた。
『大丈夫か知佳?ホラ、お冷だ。少し酔いを覚ますと良い。飲めるか?』
零さない様に注意を促すがきっと意味は薄いだろう。
そう思える程に今の知佳はどう見ても酔っているのだから。
と、そんな時店の扉が開かれ、可愛らしい鬼のような少女が恐る恐る店内を覗いていた。
店主に寝坊と報告する、という事はこの娘が店主の言っていた看板娘なのだろうか。
『はじめまして。もしかして君がこの店で働いている看板娘なのか?……おっと、自己紹介が遅れて済まない。我は禁忌。この妖ノ宮で厨房のアルバイトをさせてもらうことになった者だ。宜しく頼む。少女。君の名前は?』
店内を覗いていた少女の前まで歩み寄った禁忌は気さくに少女の目の前に手を差し出しながら自己紹介を始めた。
>禁忌さん 鬼哭さん
【如月 知佳】
「そんくらい飲めっでぇー、禁忌はんは心配性やなぁ……ん…くはァ…冷たいねぇ」
【羅刹童子】
「ハハハっ!ラブラブだねぇ…ってオオ!
鬼哭!よく眠れたか?なぁにそんなビクビクすんなって、寝坊のひとつ誰だってするってもんよ!アンタはまだ童なんだから寝るときゃ寝ればいい。
其れに今はそんなに忙しい時間じゃねぇから別におこったりしねぇさ。
鬼哭、こいつァ禁忌。新しいアンタと一緒に働くことになった奴でなんと知佳の番になった奴なんだぜ?
主に飯作りを担当することになるから仲良くしろよな。
ほら、鬼哭も挨拶ぐらいしときな。」
相も変わらずのイチャイチャ具合に羅刹童子は豪快に笑う。
すると珍しく遅刻してきた鬼哭さんが入口から入ってきた為身体を起こすと声を掛けた。
その人物は今や妖ノ宮で看板娘となった鬼哭さんだった…羅刹童子は全く怒っていないようで笑顔のまま話し出す。
簡単に禁忌さんの事を説明すると鬼哭さんも自己紹介をするように促した。
>禁忌さん 如月さん 羅刹さん
【鬼哭 閻摩】
「はっはい!ありがとうございます...よろしくお願いします!禁忌さん!すごい名前ですね!...しかも、普通とは違う気配...あっ!余は、鬼哭閻摩です!鬼...というより夜叉っていう種族なんです!」
羅刹さんに気さくに気にしてない旨を伝えられると明るい笑顔を浮かべ、一緒に働く人が増えたことに対しては凄く嬉しそうにはしゃぎながら禁忌さんに抱いた疑問を話しつつ、たどたどしい敬語とその拙くも丁寧な態度に似合わない一人称で、自己紹介する。
>知佳さん、童子さん、閻摩さん
『閻摩。……とても良い名前だな。』
凄く嬉しそうにはしゃぎながら自己紹介する閻摩を見て感想をありのままに述べるが、その内心では彼女の別の部分に禁忌の意識は向いていた。
(『夜叉……とはな。……しかし……。』)
閻摩から本当に微かだが感じられる膨大かつ圧倒的な力。
よく聞き覚えのある一人称。
気になる特徴が黄泉を思い出させる目の前の少女に禁忌は無意識に興味の視線を向けていた。
『閻摩。そういう君も見た目とは裏腹に相当な潜在能力を持っているみたいだな。』
偶然出会い、同じ店で偶然働く夜叉という存在。
だが偶然も2度続けばそれは偶然とは言い難い。
ましてや3度続こうものならそれはもはや必然だ。
禁忌は閻摩を観察する様に見ていたが、確信を持っているかの様な自信満々の笑みを浮かべながら閻摩に問い掛ける。
>禁忌さん 鬼哭さん
【羅刹童子】
「え"……………鬼哭って夜叉だったのか…?
…てっきり普通の鬼の童だと思ってたんだが…」
二人の会話を聞いていた羅刹童子が素っ頓狂な声を上げた。
どうやら店の都合上種族問わずの方針だった為鬼哭さんの種族を知らなかったらしい、と言うよりも普通の鬼の子だと思っていたのだ。
禁忌さんと同じようにどこか既視感を覚えると少しばかり苦い顔をした。
【如月 知佳】
「……………………………………」
そんな羅刹童子を置いといて知佳は興味津々の視線を向けて微笑む禁忌さんの身体に後ろから尻尾を巻き付けてペイペイとする…そして肩に顎を乗せた、どこか不満そうに……所謂嫉妬である。
さすがに嫉妬すぎるのもどうかと思うが相手が妖でかつ何かを秘めているような存在のため盗られるのでは?
と無意識に思ってしまっているのだ。
>禁忌さん 羅刹さん 如月さん
【鬼哭 閻摩】
「...うーん、余も?とある人?から聞いた話なのでなんとも...しかも余は夜叉っていう種族が何なのかよくわからないんです。」
苦笑いをしつつ、近畿さんや羅刹さんの質問に答える彼女、その後ろで如月さんが無意識に嫉妬した態度を取ったため、勘の悪い彼女は少し考えて何かに気付いたのか少し禁忌さんから一歩下がって離れる。
(/このとある人物っていうのが最近追加しましたゴー・シダルタです。彼も常連なので登場させていいでしょうか?ダメでしたらいいのですが....)
>知佳さん、童子さん、閻摩さん
『おっとっ!どうした知佳いきなr――。』
身体に不意に巻き付く知佳の尻尾。
そして肩にいきなり知佳の顎が乗っかり、バランスを崩しかけるが踏み止まり体勢を立て直した。
そしていきなり擦り寄ってきた知佳に何事か、と顔だけ知佳の方へと向ければ知佳の不満そうな顔が必然と目に入る。
禁忌はどこか天然なところはあるが決して馬鹿では無い。
直ぐに禁忌は知佳が嫉妬しているのだと理解するとそれだけ自分を想ってくれている事に嬉しさを感じ片手で知佳の頭を優しく撫で始めたのだ。
『フフフッ、もしかして嫉妬してくれているのか?大丈夫だよ知佳。知佳以外に靡くつもりは元から無い。それに私が愛を注ぐのは知佳と決めているんだ。そうやって私を心配してくれる知佳も好きだが、何があっても我との関係は変わらないと信じてくれるカッコいい知佳が見てみたいな。守ってくれるのだろう。知佳?』
知佳を試す様に不敵な笑みを浮かべながら問い掛ける禁忌。
確かに心配してくれているというだけで嬉しい事は嬉しい。
だが、本当に禁忌が臨む関係は何があっても揺らぐことの無い絶対的な信頼関係である。
今はまだ難しいのかも知れないが、いつか知佳とはそんな関係になれたらどれほど良いか。
そんな事を思いながら嫉妬する知佳を宥めていた。
『とある人?それは閻摩の家族なのか?』
知佳を宥めつつも閻摩が口にしたとある人の事が気になった禁忌は更に深く内容を掘り下げていた。
その話を閻摩にしたという存在はきっと夜叉という種族、そして閻摩の祖先の根幹に深く関わる存在でかつ力の位も圧倒的に高いに違いないと禁忌は考えていたからである。
>禁忌さん 鬼哭さん
【如月 知佳】
「……………………………コクリ」
むすーとしていた知佳だが禁忌さんの言葉に無言で頷くと尻尾を解いた。
愛しているからこそ執着する、恋心があるからこそ嫉妬する…そのため過剰に反応しやすくなってしまう。
禁忌さんが浮気なぞしないだろうとは心でわかっていても勝手に体が反応してしまうのだ…だが信じて待つことも大事だろう……だから知佳は尻尾を解き信じて大人しくしていることにした。
【羅刹童子】
「………俺が知ってる夜叉ってんのは古い神さんだ、とある神様に使える鬼の神──なんだがなぁ……
とてもじゃないが夜叉って言われてもそうそう信じる事は出来ねぇなぁ…こんな可愛い顔した鬼哭がねぇ…
鬼哭が嘘をついてるってわけじゃねぇんだが…ねぇんだがなぁ……」
禁忌さんの疑問に横から口出しをした。
苦い顔のまま夜叉について知っていることを話しだす、羅刹童子の考えている夜叉とは違うかもしれないが可能性があるだけでも考えものなのだ…羅刹童子にとっては。
>もちもち殿
私も全然構いませんよ!
>羅刹さん 禁忌さん 如月さん
【鬼哭 閻摩】
「あぅ...そんなに深刻なことなんですか...?」
二人の反応を見て少し不安そうな顔をしていると、いつの間にやら鬼哭の空いていたはずの後ろの席から声が掛かる。
【ゴー・シダルダ】
「...おいおい、エマちゃん...俺は多分って言ったんだよ?あんまり真剣に話すことは無いって。」
その席に座った少し柄は悪い物のフレンドリーな話し方と何処か優し気な長身の男は、鬼哭に対して立ち上がってエマと呼びつつ、頭にポンッと手を置いて優しく撫でる。まるで子供に対して、不安を解す様に。
>禁忌さん 鬼哭さん シダルダさん
【羅刹童子】
「おおゴルダ!アンタも来たんだな、こんな珍しい時間帯に来るとは思わなかったぞ?
……って鬼哭はスマン!不安な思いをさせたかったんじゃねぇんだ…。
ゴルダの言う通り別にアンタが気に病むことじゃねぇ、夜叉っつっても1人だけだって決まった訳じゃねぇしな!」
いつの間にか店内にいたシダルダさんに羅刹童子はシダルダさんの「いつもの」を持っていく。
ちなみに羅刹童子の言う「ゴルダ」とはシダルダさんの呼び名である。
そしてカウンターに戻ってきた羅刹童子は両手を合わせて鬼哭さんに謝罪した、シダルダさんの言う通り夜叉だと決まった訳でもないし羅刹童子の知っている夜叉では無いかもしれない。
だから謝罪をしたのだ。
>アリスタさん
紅音「……!?あ、あぁ、俺の言う女神って言うのはあくまで例えだ。俺から見れば女性は皆、女神だ。…コホン、では再度頼もうか、アリスタ、ご飯をご一緒にどうかな?」
紅音は両頬をぷにっとされたことと「家族が増える」という単語にびっくりしたのか焦って挙動不審に近い口調になりながらも「女神」というのは例えだと言うことを伝えると、コホンと一旦区切りをつけてキザな口調で再度ご飯に誘う。
ガルフ「…で、誘いがOKなら、どこに行くつもりだ?」
紅音「どこって、ラクーダブックだ。ここから近いのもあるがマスターならアリスタの好むものを作ってくれるさ。」
紅音が誘いの言葉を言った後、ガルフが紅音に小声でどこへ行くのか問いかけると紅音は「ラクーダブック」という店名をあげそこへ行くと小声で答える。
>月宮さん
もふ「めへ?あー、星奈ちゃんはあの頃のつんつん星奈ちゃんを、冷たいって思うかもしれないけどー……人ってさー、あんまし他人を信用出来ない時とか、あーなっちゃうのも仕方ないと思うんだよねー。それにねー、星奈ちゃんが思ってるほど、あの時のつんつん星奈ちゃんって厳しくなかったよー?だって、星奈ちゃんの根本的な優しさ……具体的にはー、なんだかんだ言いながら見守ってたり話に付き合ったりするところとか。そこがいい子だったからー、あんまりきつくは無かったんだよー。星奈ちゃん、案外もふと会う前にも、何人かと話をしたりしたんじゃない?」
と、もふはなんでもなさそうに語る。
>邪聖さん
シド「んっと、次はな……結構歩いた先にある、えーと……これなんて読むんだ?……あぁ、ウナギか。うな重とかひつまぶし?ってのが美味い店があってな、そこへ向かおうとは思ってるんだが……ちょっと腹好かせる意味合いも兼ねて歩き回るか?一応ここ観光地らしいし。」
と、シドは目と鼻の先に見えている建物群を見ている。というのも、この辺りは昔の建物が保管されたまま残っている街並みなので…外国の観光客からは人気の観光スポットでもある。ちょうど散歩という意味なら、近くに綺麗な和風庭園があり、そこを歩くのも悪くは無い。
>知佳さん、童子さん、閻摩さん、シダルダさん
鬼哭の空いていたはずの後ろの席から掛かった声。
そこに居たのはガタイの良い自分と同じ翡翠色の髪をした長身の男性。
閻摩と随分親しげにしている事と現れたタイミングを鑑みれば彼も閻摩と同じ鬼である事は容易に想像がついた。
『はじめまして。ゴルダ……で良いのか?我は禁忌。この妖ノ宮でアルバイト兼リピーターになる予定の者としてこれから度々顔を合わせるかも知れないな。宜しく頼むよ。』
初対面のシダルダに軽く自己紹介を交わす禁忌はシダルダが自分や知佳と同じ翡翠色の髪をしている事に妙な親近感からか、少し穏やかな表情で彼の髪を見ていたが閻摩の不安そうな顔を気にしたのか、笑顔を浮かべて閻摩に話しかける。
『いや、深刻な事と言うわけではないんだ。もし閻摩がそうなら私の身近に夜叉を知っている神が居るから話が合うかも……と思っただけだ。』
閻摩の不安を取り払う様に優しく話す禁忌。
その神とは禁忌の事を知っている知佳は誰の事か気付いたかも知れない。
そう、間違いなく黄泉の事を言っているのだと。
>禁忌さん 童子さん 如月さん
【ゴー・シダルダ】
「おう、店長!いやまぁたまにはこういう時間に来るのも面白いかなと思ってね...よろしくね、禁忌くん、千佳ちゃん、オレの名前はゴー・シダルダっつーんでよろしくね。あと....俺は鬼じゃなくて人間だから。」
優しげな笑みを浮かべながら閻摩の頭を実の兄のように、撫でつつ禁忌さんにあいさつしつつ、普段から名前を聞いていたものの何気に合ったことのなかった千佳さんに対しても気さくに挨拶する。
そして、禁忌さんの考えていることを見透かすような返答をしれっと言っていて。
【鬼哭 閻摩】
「シダルダさんッ...!もっ...もうシダルダさんが変なこと言うから、余ちょっと不安になっちゃ多んだから...。でもよかったです、余そんなにすごい?って感じでもないので、気のせいですよね!」
シダルダの突然の登場にびっくりしつつ頭を撫でられることにはさほど嫌な感じはして無いようで、安心した様子で話す。
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