奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>大海原疾風さん
「確かに『全力を尽くせば』、この金額は持ち運べるわね。生憎私は体力や筋力には恵まれていないから」
札束を見せられた瞬間、晶はすっと目を細める。それと同時に、バチリと火花の迸る音が部屋に響き渡った。ボサボサとした髪は瞬時に後ろで纏められ、着ている服も白衣を基調とした服に変わる。赤と緑のグラデーションを流し込んだような瞳が疾風さんを再び捉えると、紡ぐ言葉は先ほどとは全く違い。それは先ほどの人格が「奴隷」ならば、今の人格は「女王」そのものだと思わせるほどだった。
「……なるほど。貴女は恐ろしく『理解して』いるのね。ええ、こちらこそよろしくね疾風さん」
大人しいもちうさを抱っこすると、撫でながら検分するような視線を向ける。晶は決して馬鹿ではない。元から持つ知能、さらには全てを見通す能力を合わせれば「天才」の域に入るだろう。だからこそ理解した。疾風さんの持つ頭脳が半ば人智を越したものであり、自分はその下位互換に過ぎないことを。伯父が道を踏み外したのは、このような天才を目の当たりにしたからか。口調こそ不遜だが、晶の言葉にこもる敬意は本物だった。
>三矢英司さん、シモンさん、巴さん
「あーなるほど、そういう、はい……まあ、人には色々事情がありますよね」
あはは、と何かを悟ったような笑顔を浮かべる。シモンさんが巴さんに惚れたというのは理解でき、それ以上は理解するのを拒んだという雰囲気である。実際、「シモンさんに被虐趣味があるのでは?」という疑問が脳裏をよぎりそうになっているのを抑えているのが現状だった。
>16951 >晶さん
「おぉ、君も魔力を使え、姿を変えられる……それなりに頭も回る人間のようだね。うん、宜しく宜しく。ふーむ、晶君、基Ms.Queenが全力を出して運ぶ事になるならもう少し減らせば良かったね。sorry.こんな仕事引き受ける人なんていないから嬉しくてね~。」
晶さんの敬意を理解した上で疾風は心から嬉しそうに話す。
「会話が苦手だったら帰ってもいいけれど、折角だからMs.Queenにもこの新しき生命体……「モチヌイ」に対して理想や見解、意見があれば聞きたいね。勿論要望も引き受けよう。いいねってボクが思えばまた報酬は払う。どうかな?」
ポテポテと歩きながら並ぶガラスケースに収まる沢山の「動物のモチヌイ」をコンコン、と叩いて首を傾げた。
>大海原疾風さん
「お褒めに預かり光栄ね。……札束の寮については大丈夫よ。むしろ有難いわ、いつかテストしようと思ってた『この子たち』の出番が出来たし」
白衣のポケットから取り出した試験管のコルク栓を開けると、中に入っていた玉虫色の粘り気のある液体がどさり、と床に落ちる。それはしばらくふるふると蠢いていたが、やがて液状の筋肉と形容できるようなものに形を変える。晶が札束を指さすと、液状の筋肉らしき謎の生物は札束を飲み込むように持ち上げると、のそのそと動き部屋の出入り口まで進んだ。恐らく疾風さんは、晶の使役した「それ」に何かの魂が使われていると理解できるだろう。生き物が自分の指示通りに動いたのを見ると、少し満足げな表情を浮かべ今度はもちぬいたちに視線を移す。
「そうね……この子たちは随分と大人しいわね。人懐っこいし、愛玩用として活用されるのが一般的ね。でも身体能力次第では、軍事用や雑務用にも活用できるかしら?使い魔として使役する術があったら、『こっち』の世界でも役に立ちそうね」
もちもちとした動物たちは、ペットとして売り出されればかなりの人気を誇るだろう。しかしこのフォルムで戦闘能力を要すれば、奇襲や索敵にも活路が見いだせる。知り合いに使い魔使いが多いこともあり、もちぬいたちを自分の使い魔に出来ないかと真剣に考えこんでいるようだった。
>メフィーさん
シモン「……ん、なんだろう。メフィー君にとてつもない勘違いをされたような気がするが……あ、もしかしてあれか!別に私はそう言った「特殊な嗜好」は持ち合わせてないぞ!……巴に惚れたのは、彼女が心から真っ直ぐな人だったからさ。」
と、若干照れたように語るシモン。
英司「……そういえば、子供の頃によく聞かせてくれたっけ。「母さんは不良の頃も今も変わらず、自分の心に忠実で真っ直ぐな人だった。その様がどうにも綺麗に見えて、容姿も相まって惚れたんだ」って…」
巴「真っ直ぐだなんて、とんでもないわよ。私は今も昔も、自分に正直なだけよ。苛立ちや憤りがあったから、非行に走った。それなりに楽しいと思ってたから、拒絶はしなかった。……この人と一緒なら人生退屈はしなさそうだと思ったから、その手を取った。ええ、それだけの話よ。」
と、穏やかに微笑む巴。
[東野グループの研究塔]
「開発部に研究室に研究室は忙しそうだな」と言いながら塔に入り「男性向け化粧品の開発を行っております、商品開発部は可愛い入れ物と安価な化粧品やスキンケアー商品を開発中です」と報告が来たので「頑張るように」と激励をして数ヵ月後に[東野グループの高級だった化粧品やスキンケアー商品がワンコインから使えるように]と大々的に取り上げられ始める
>シド様
...いえ、いませんし
作りたいとも思いません。
ご主人につくすうえでいりませんし
私に近づく人間はいません。
(死んだように冷たい白色の
肌にボロボロの服の少女に近づく
人間はなかなか居ないうえに
本人もその気がないため
ご主人以外に関わろうとしないようだ)
>もふさん
……冷まそうとするにしては、そのアイスの量はさすがに多い気がするけれど…?
(自分よりも恥ずかしがってそうなもふさんを見てからかいたくなったのか、少し意地悪そうにニヤッと口角を上げながらアイスの量について指摘して)
>三矢英司さん、シモンさん、巴さん
「……随分とお熱いですねー」
それだけの返事だったが、メフィーの頬は微かに赤かった。二人の惚気とも思える馴れ初めに当てられたのもあるが、自分と英司さんとの出会いも若干似てないか?と考えてしまったからである。というのも、巴さんはヤンキーでメフィーは悪魔。立場や正体こそ違えど、「悪事を働こうとしていた時に交際相手と出会った」点では共通しているからである。
>All
社長室のテレビをつけると「東野グループの化粧品や、化粧水などの基礎化粧品などを取り扱う新たな店舗をオープン、高級化粧品などしか取り扱っていなかったがこの店舗はワンコインから買えるように」とテレビ新聞等で取り上げられ、男性向けの商品や詰め替え用の化粧水の物や、ボトルのみの販売など様々なものが並べられていて「隣の建物には洋服屋でスーツなどの既製品のお店も併設されております」とテレビで店の中が映し出され「人が来なくても他で何とかなるかもしれないけど、ある程度は稼いでもらわなきゃな」と椅子から立ち背伸びをして、テレビを消してその店に向かう(広さは随時調整はします)
>16954 >晶さん
ぬめぬめと動き、札束を運ぶそれに疾風はくすくす笑う。
「また珍しいものが居たもんさね。Ms.Queen。ランランには見せないようにしてね~?
廃人になられても困るからさっ。まっ、僕なら「直せる」し、そうそう簡単に精神がやられるとは思わないケド。」
ご機嫌に言えば適当な椅子に登り背もたれに両腕を置いて晶さんの話に耳を貸す。一通り聞き終えれば「OK.」と話をもちかける。
「実にCOOLだ。流石目の付け所がいいね~。まぁ、1部はMs.spring Girlに売りつける予定なんだけどネッ!そーゆー意見が欲しかったんだよ~。ほら、僕天才だからさ?すーぐ思いつくしできるけどそれじゃぁこの組織は考える力、思考を無くす。ならどうするか?僕が質問して彼らにとっては自由な発想と意見を聞くのサ!
とまぁ在り来りな話はそこそこにどうだいMs.Queen?数匹程飼ってみないかい?動物種愛玩用1匹500万、動物種生物兵器1匹800万。そして人工的に人間の細胞、DNA、備えられた諸々と動物を掛け合わせたキメラ種1000万。嗚呼、人間だけで造ってもいいけど値段はそのDNAの質に応じてで。
面白くないかい?まだ君達凡人にとって未確認生物と呼ばれる存在が10億以上存在するこの星に新たに未確認生物が誕生するのさっ!そしてそれを今なら大特価で販売ってね?」
きぃきぃ背もたれを揺らして子供の姿をした天災は嗤う。首を傾げれば「如何かな?」と問いかけた。
>大海原疾風さん
「あら……結構可愛いのよこの子?上手く行けば護身用にもなるし、何よりアレルギー反応が出ないから」
とはいいつつ液状の生物に声を掛けると、若干しゅんとしたようだが命令は理解したのだろう。もし呉さんが入ってきても大丈夫なように、札束を持ったまま部屋の隅へと姿を隠した。「てけ?」と首(らしきもの)を傾げる生物に対し大丈夫という風に頷くと、晶は疾風さんの提案に答える。
「うーん、魅力的なのは確かね。飼うだけのお金もある。……でも、うちには育てるだけの施設はないわ。それに育て方が分からない以上、どれぐらい飼育費用が掛かるかは分からない。人手も足りないし。申し訳ないけど、お断りさせてもらうわ。
……ところで話は変わるけど、先に渡した『規約書』は確認してもらったかしら?」
先見の明がある経営者ならば、大特価でもちぬいたちを買うことが賢明だと判断するだろう。しかし晶は科学者であれど経営者ではない。金銭や人手の余裕がない以上、無責任に命を預かることはできなかった。自らの都合で生物の自由を奪うことは、自分の宿敵が行ったことだから。
苦々しい過去を思い出して息を付くと、『規約書』の話題を出す。依頼を受ける際呉さんに送ったそれには、クリスこと斎藤晶が依頼を受ける条件が事細かに記されていた。
そこに記されているのは、「クリスの身元を詮索しない」「依頼料は期日までに必ず振り込んでもらう」という基本的なものから、「自分はフリーとして活動する身であり、組織とはいえその行動を妨げることはしない」というものまであった。つまり、「晶が正義側の活動を手伝う、もしくは正義組織に入ったとして、依頼主である呉さんや疾風さんがそれに干渉することは許さない」ということを暗に示しているものだった。
>16962 >晶さん
「おや残念。」
へらへら笑いながら椅子から降りればペタペタと晶さんに近寄る。向き合うように立つその背丈の差は、晶さんが屈んでやっと目線が会うくらいだろう。
晶さんが規約書の話を提示すれば疾風は「勿論。」と答える。
「と、いうか僕も正義にちょこっと加担してたりするしね~。あれこれ言うつもりもないし、また君を利用させてもらうくらいだよ。安心したまえ、「クリス君」?」
にやっと笑えばスマホを取り出してスっと画面を見せる。そこには指定金額よりもやや多めに振り込んだ形跡が偽装もなく残されていた。
「てなわけで、またサンプル宜しく!勿論今度は一般人以外に魔力を持つ人間も欲しいなぁ。あ、Ms.Queenやしょgんんんっ、玉虫色の彼らでもいいよ!それから、研究所や研究自体に興味があるなら何時でもおいで。君が期待するくらい最高の場所だと宣言するよ。」
容赦なき依頼と好奇心を揺さぶる言葉を掛けて疾風は満足そうに白衣の下の手を振っていた。
>大海原疾風さん
「ええ。……世界の、いえ地球のもたらした最大の恩恵とも呼べる貴女と協力できることは、本当光栄に思うわ。依頼の件でも、研究の件でもまた来させてもらうわね」
スマホ画面に偽造がないことを確かめると、軽く微笑んでそう言い放つ。晶の言葉は決してお世辞ではなく、研究者界隈で言われていることをそのまま伝えただけだった。疾風さんの才能が自分の伯父を狂わせたかもしれないという事実は気にしない。結果こそが全ての世界だ、狂った末道を踏み外した伯父を憎む気持ちはあれど同情する気はさらさらなかった。
その後疾風さんの依頼を聞きしばし考えこんだが、しばらくして注射器と試験管を取り出す。一本を自分の腕に刺して血を採ると、それを試験管に入れ封をした。懐からもう一つ試験管を取り出すと、疾風さんの元に差し出す。
「流石に大規模のサンプルは時間が掛かるけど、私の血とあの子の遺伝子サンプルは渡しておくわね。……お代はいいわ。じゃあ、またご縁があることを祈ってるわ」
手をひらりと振ると、研究所の出口へと歩いていく。ちなみに晶の血液を解析すれば、違和感があることが分かるだろう。晶の遺伝子には一切魔力が存在しない、つまり彼女は外部から魔力を埋め込んでいる存在だった。
>16964 >晶さん
「おー、ありがと~。うんうん、まったね~。」
血液のサンプルを受け取ればヒラヒラと見送る。帰りは蘭花が途中迄送るだろう。
受け取った熱のある黒に見える液体を揺らせば疾風は笑う。
「Thank you Ms.Queen……。これで「外部からの魔力供給をする生物」が産まれるよ。ははっ。」
椅子に座って目を細めて笑っていた。
(〆)
>邪聖さん
シド「んー、そうかー…なんつーか、寂しいもんだな。でもま、気持ちもわかるっちゃわかるな。ただ、俺的にはやっぱ誰かと知り合いなり友達なりの関係になれた方が楽しいと思うし……それに、あのチビすけ、俺よりかはドラすけに興味ありげだったけどな。ま、仲良くなりたくないならそれでいいさ。俺の勘としては……仲良くなっても悪いことにはならんと思うぞ。勘だけどな。」
と、シドが話しているうちに……ケーキが入った箱を持ってきながら少女が現れた。
??「ん、まいど。…これ、ミルクレープ入ってる。ついでに張りきって、苺のショートケーキも入ってる…。」
シド「お、そうか。それはサンキューな。」
??「………」
無感情そうに見えるが、どことなく得意げ?な様子の少女。そんな少女はふと、じーっと邪聖さんをみる。敵対心とかではなく……好奇心というか、好意的というか………より具体的に言うと、「似た類の誰かと出会ってちょっと嬉しそうな様子」だ。
>メフィーさん
英司「…?メフィーさん、なんか……頬、赤くなってません?」
巴「あら?あらあらあら……何故かはしらないけど、照れちゃってるのかしら?そういえば、英司とはどんな馴れ初めだったのか、お母さん気になるわー。」
と、タイミングよくというか、巴さんがそんな質問をメフィーさんに投げかける。
>月宮さん
もふ「めっ、そ、そんなことないよこの程よい冷たさがっ?!?あ、あだだだだだだ…」
月宮さんにからかわれ、つい焦ってひとくちじゃ多すぎる量のアイスを口に放り込んだもふは、急激にアイス頭痛を起こしてしまい、頭を抱えてキーンとした痛みに耐える。
>三矢英司さん、シモンさん、巴さん
「え!?あ、赤く……?」
顔をさらに真っ赤にしながら、巴さんから投げられた質問を理解する。会心の一撃を喰らい顔を赤くしながら沈黙していたが、やがてぽつぽつと話し出した。
「……私と英司が出会ったのは海岸。ちょっと知ってる子がいて、その子が結構不味い状態だったからいつもみたいに『絶望与えてやれー!』って感じで行ったんだ。そしたら何でか英司がいて、全く関係がないはずなのにその子を助けようとしてたんだよね。………面白いからちょっと遊んでみたっていうのが最初の馴れ初めかな」
魔法や魔力については殆ど暈しているため、詳細はかなり分かりづらい。しかし、「メフィーが悪事を働いている所に英司さんが来て、メフィーは英司さんを気に入った」という大まかな事情、そして事情がどこかシモンさんと巴さんの馴れ初めに似ていることは口にしていた。第一部はこれで完結というように一旦息を付いたが、ここからが本番だという風に話し出す。
「絶望与えた子は結局助かって、英司とは一旦別れたよ。……次会ったのが、この街で起きた『天神団事件』かな。あの事件には思うとこがあって行ってみたら、ボロボロになってる英司を見つけたの。傷だらけの人間なのに悪魔の私を守ろうとして……そんな姿を見て、気づいたんだ。『私は人間全てが好きだけど、英司は特別なんだ』って」
世間では「過激派宗教組織によるテロ事件」と報道された天神団事件。その事件で英司さんと再会して自分の気持ちに気づいた、と話し終えた頃にはメフィーは真っ赤になっていた。
>ひかりちゃん、キャンディーちゃん、夏苗ちゃん
ナナ「最近お店繁盛してるじゃ無い!でもでもー、んー!やっぱりアレね!ピンクのシャンデリア!其れにー、ここにもお花飾ってー!んー!良くない!?ね!」
アルタイル「ここはナナさんのお店じゃ無いのですよ…」
ナナ「いいじゃん!ねー!スワちゃん!」
デネブ「まぁ、なかなかいいセンスじゃ無い?」
ナナ「あ!キャンディーちゃんは初めてだよね!スワちゃん!団員が増えたから、サポートに入っている子!」
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