奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>東野桜さん、斑鳩刹那さん、十夜さん
様子の可笑しさに気付いた上で敢えてスルーしてくれたであろう刹那に内心で感謝しながらユーリは刹那が指差す1つの屋台の先に視線を向けながらあまりポピュラーでは無いが意外にも人気が高いメニューに目が止まった。
『おー、『たません』だ。って………あちゃー、やっぱり………。』
が、その視線が屋台の店員に向くなりユーリの顔は徐々に苦笑へと変貌していった。
どうやらユーリは店員とは初対面ではないらしい。
しかもこの屋台の玉子せんべいは変わっており、メニューがシングル、ダブル、スペシャルと別れており、卵の熟し具合なども指定できる様だ。
更に味付けも醤油、塩、胡椒等多種多様となっており中々にカスタマイズ性の高い面白い品となっている。
シングルはトッピングが目玉焼き1つのみ。
ダブルは硬めの目玉焼きの上にレタスを挟んで更にもう一つ目玉焼きがのるというトッピング。
スペシャルは目玉焼きの間に厚切りのハムが挟んであるトッピングらしくかなりボリュー厶のあるモノとなっている様だ。
>東野桜さん、斑鳩刹那さん、十夜さん
どうやら店員は見た目中々に若い男女二人が営んでいる様で若い夫婦といったところだろうか。
混み合う店前で注文を受けてはせっせと調理してお客様に笑顔を振り撒く二人の店員をユーリはどこか懐かしむ様な目で見ていた。
>禁忌さん
「最凶の禁忌………抑止力…」
禁忌さんの話を聞きその言葉を繰り返すようにして呟いた。
抑止力…そのような存在を知佳は幾度か見てきた、悪が存在する以上それに対抗する存在が必要となる。
それはこちらでも妖の世界でも同じだった、自身を犠牲にしながらも悪と戦う存在…そしてその存在が以下にして重い役割なのかを。
人々の為に戦いながらも人々に恐れられる…矛盾したような存在が抑止力であると。
知佳は少しだけ悲しむ様な微笑みをしながら禁忌さんの顔を両手で挟むようにして触れる、そして口を開いた。
「禁忌はん、ウチは難しいことは分からへん。
せやけどな…禁忌はんは立派でええ人ってだけは分かる。
だって逃げ出しとらんやろ?その夢物語を叶えるという願いを求められとっても…
抑止力である事がアカン言う訳やないよ?せやけどウチは禁忌はんが抑止力っちゅう存在よりも「ヒーロー」に映っとるんよ。
重い使命を抱きながらも逃げ出さず…人の為に戦えて止めることが出来る…な?禁忌はんは恐れられる存在やなくてヒーローなんよ。
あんさんをよォ知らへん者らに「禁忌は恐ろしい」だのなんだの言う資格はありゃせん、それに禁忌はんを創った人の願いも不可能やなかったやろ?
禁忌はんはウチを止めた、あん時ウチがホントに殺してしもうたらルナが自分で事を乗り越える機会がなくなってしまう…禁忌はんが言うた『自分自身の手育み切磋琢磨する』…その機会を禁忌はんは作うたんや、創造主の願いを叶えれとるとウチは思うで。」
もし知佳があの時学校を襲撃し虐殺を実行していたら月さんが人として成長する機会が失われていたかもしれない…最悪の場合人として生きることさえ出来なくしてしまう可能性があった。
だがそれを禁忌さんは止めた、禁忌さんがその事をどう考えているかは知りえない事だが少なくとも桐恵さんの願いを叶えれていると知佳は思ったのだ。
それも忌み嫌われ恐れられる存在としてでは無く尊敬され慕われるヒーローとして。
>斑鳩さん ユーリさん 十夜さん
「いいお店、全種類5個ずつちょうだい」とお金を出してワクワクしながら待つ
>如月知佳さん
『それが例えどれ程の人間の命を奪ってきていても汝はそう思うか?』
知佳の言葉に思うところがあったのか。
少しだけ表情が真剣味を増し、まるで知佳を試すかの様に禁忌は質問を投げかけた。
『我は立派で無ければまして良い人でも無い。もうどれだけの魔に関わる者の命、魂を狩り尽くしたか分からない程だ。何千、何万、はたまたそれ以上か。そして極め付けの我の能力。知佳。汝も覚えている筈だ。『森羅万象を斬る能力』。これは本来この世に存在してはならない危険な力だ。だがその力の強大さに目が眩み力を欲する者はあとを絶たない。分不相応な力を持てばその先に待つ未来など破滅以外に有り得ないというのにだ。』
そう、禁忌は桐恵に創り出されてから今日に至るまでもう途方も無い程の人間の命を手にかけてしまっている。
魔を扱う者にとっては正に文字通り禁忌であり、死神の様な存在。
だがそれでも最凶の禁忌の計り知れない力を求めて禁忌に近付こうとする輩は減るどころか寧ろ増えていく始末。
無理も無い。禁忌が持つ『森羅万象を斬る能力』は使い方次第でこの世の天地すらも揺るがしかねない程の強大かつ危険な力なのだ。
その能力を悪用しようと考える者など溢れる程に出て来るだろう。
『人に限らず、この世に生を受けた者。創造されたモノには必ず死という終わりが存在する。だからなのだろう。命に限りが存在するからこそ人はその中でより輝こうと懸命になる。そんな儚くも眩しい在り方がある一方で他者を蔑み陥れ騙し合う、そんな醜く汚れた在り方も存在する。』
その声は知佳に対して話す様でありながらまるで自分自身に問い掛けている様にも見える。
そんな儚い自虐的な笑みを禁忌は浮かべていた。
『桐恵にはわかっていたのだろう。悪の本質に。存在そのものが善、又は悪など決して有り得ない。人が口にする本当の善悪とは…………生きとし生けるものの心の中に存在する事に。』
人の心、例えるならばそれはコインである。
ふとした事がキッカケでその心は善にも悪にも早変わりするという厄介極まりないモノ。
しかしそれは言い換えるなら…………。
『人はそう簡単に変われない。そう思う者もいるだろう。だがそれは違う。心の底から変わりたいと願う限り人は変われる。…………だから我は人間達にとっての反面教師になる事でそれを伝えたい。分不相応な力を持つ事に意味など無い事を。人は変われるという事をな。』
禁忌の語る存在する意味。
それはとても悲しく切ないモノだ。
悪に染まり切った者達に誰しも善の心を持つ事に気付かせる為に自らが巨悪となるというのだから。
人の振り見て我が振り直せ。
禁忌はそれを存在そのものをもって示そうとしている。
それは想像を絶する………孤高かつ苦難の道と知りながら。
>雪音さん 天音さん 瑠音さん 月さん 雪花さん
>翼さん 神威さん 知佳さん 了さん
凛夏「…え……えーっと…雪音ちゃん、見ーつけた…なんて…」
(木の陰から出たところ、そこから見える場所でじっとしている雪音さん。
ずっとそのままだとかわいそうだと思った凛夏は、悩んだ末に雪音さんの名前を呼んで見つけたことを知らせようとした)
>雪花さん ルサルカさん 碧莉さん 由美さん
>天音さん 桜さん
聖良「~っ!?な、なんですか!今までこんなお肉食べたことないですよ!」
(雪花さんが言ったことは何かの聞き間違いだろうと特に気にする様子もなく、焼かれた肉をタレにつけ口に運ぶ。
瞬間、声にならない声が漏れ、口が綻ぶ。口に入れた途端、溶けたと錯覚するような脂ののった肉。ほっぺが落ちるとはまさにこの事、贅沢を言うなら白飯が欲しいところだが…このままでも充分すぎるくらい美味しかった)
>禁忌さん
「思う!たとえ禁忌はんが何千…何万と人間を殺してようとウチは同じ答えを出すやろぅねぇ!。
力に寄ってきた人間を殺した…そげな事で己を悪だなんて言うんならあんさんはとんだ阿呆者や!
欲っちゅう物を持つ生きもんはええもんを求めたがる…そういうもんなんや、例え其れが不相応な願いやっても。
その過程で死のうと苦しもうと求めた奴の責任や、その責任は他ん者が背負うもんやない!
……阿呆者の禁忌はんに教えたる、命の眩しい在り方は醜く汚れた在り方があるからこそ存在するんや!…醜く汚れた在り方が無くなってしもうたら命の眩しい在り方も消え去るんや…永遠にな?
善は悪を成り立たせる…悪は善を成り立たせるん、その関係が消えてもうたら残るはもう人と言えん存在が残るんや。」
知佳は怒ったような表情になった…実際に怒っているのだ。
己の力を求める悪人を手に掛けた?何千何万人と魂を刈り取った?
それがなんだと声を荒らげた、過去の暴走していた時の怒りの声とは違った声だった。
頬に触れていた状態から首に両手を首に回したかと思うとそのまま引き寄せて自身のデコを禁忌さんのおでこにぶつけた、そしてそのまま言葉を続ける。
「確かにあんさんの言う通り人は変わる生きもんや、其れは正しいやろうね!。
せやけどな!だからってあんさんが反面教師になる必要なんてあらん!
そん阿呆な事続けるん言うならウチも同じことしたる、あんさんの行動で心痛める者がおるん分かるまでは全てを敵にしたる!」
そう声を荒げる知佳は泣いていた。
だっていくらなんでも酷いことだと思ったのだ、かようなことは1人が背負うものでは無いだろう。
もしそれを世界が禁忌さんに強要しているならば知佳も同じ事をするという、全てに牙を向き…妖からも人からも恨まれると言うのだ。
禁忌さんにわかって欲しいのだ、反面教師をするという行動で悲しみ悪に落ちる人も出るということを。
>ルサルカさん 雪花さん 碧莉さん 由美さん 天音さん 聖良さん
「それなら良かったです。どんどん焼きますから、沢山食べてください」と肉を焼きながら「そろそろかな」と言うと追加の肉を持ってきた店員がご飯を持ってきて「ご飯の方をお持ちしました」と大きめの米びつを置いてしゃもじを上に置いて「食べますか」とひとつ茶碗を持ちながら言う
>如月知佳さん
『………知佳は優しいな。』
思いの丈をぶつける様に声を荒げながら泣いている知佳を見て禁忌は静かにそう呟く。
誰かの為にそこまで親身になり感情を露わにしている知佳を見ているとそう思わずには居られなかったのだ。
そして自分自身が知佳を泣かせている事に申し訳無さを覚えた禁忌は知佳の涙に人差し指を当てると拭う様に指をなぞらせた。
『済まない。悲しませるつもりではなかった………。……だが。』
こんな重い話を振った事で知佳を悲しませてしまったという罪悪感もある。
だがなにより知佳に涙を流させているという事実が禁忌を追い詰めていた。
『………ありがとう。我の為にそこまで怒りを露わにしてくれた事………嬉しかった。』
それ故に禁忌は感謝の気持ちを伝えた。
心の片隅では禁忌も苦しみを溜め込んでいたのかも知れない。
……そして無意識に誰かに聞いてほしかったのかも知れない。
そんな自分自身でもわからない葛藤。
だが知佳に一通り話した事で少し心の中がスッキリしたような気がする。
禁忌は知佳に感謝の気持ちを伝えると共に振り袖のポケットからハンカチを取り出し知佳の涙を拭き取っていった。
>東野桜さん、ユーリさん
店主「はいよー、これだね。値段はえーっと……ん、ん??あー、6000円で」
桜さんの注文を受け、店主は品物を用意していく。しかし値段計算をした時、彼の表情が一瞬固まった。一品500円以下の品物が大半の屋台で、まさか計6000円の会計が出るとは。自分の屋台で起きたインフレ現象に、店主は顔を強張らせながら値段を口にした。
>ユーリさん 斑鳩さん 十夜さん
「かなり安いね」そう言って隣にいる黒服がお金を出して「あなた達持ちなさい」と受け取らせ「食べるの楽しみ」とひとつつまみながら嬉しそうに列から離れる
>もふさん(/上げます)
それなら、今度私が作って来てもいい?今日、またここに呼んでくれたお礼として…
(もふさんの発言に「それ、いい案かも」と何か閃いたような反応を浮かべると、お礼として自分が作ったプリンパフェを食べてもらうのはどうかと提案し)
>アルタイルさん、デネブさん(/上げます)
ボスのサポート……あっ、ココちゃんのことを話さなきゃ…ですね!
(特別監督員の役割を聞けば一瞬「私もデネブさんみたいに皆さんのサポートが出来たらなぁ…」と考えそうになるものの、ぶんぶんと頭を左右に振って思考を切りかえ、"ココちゃん"について説明し始め)
コホン、では…最初に名前から教えますね。ココちゃんの名前は「赤城心愛」。魔法少女としての名は…「ローズ」。
ココちゃんは2年前まで「ローズ」としてベガに所属し、活動していました。実力も当時の中では上の方で、私じゃ全然敵わないくらい強い方でした。
でもある日、ローズは一般の方を手にかけてしまったんです。魔力を上手くコントロール出来ずに、"魔法が暴走"してしまったから。
私は他の仲間達と共に暴走したローズを止めようと試みました。でも、全然敵わなくて…結果的に多くの人が亡くなりました。
それから、ローズが…ココちゃんが魔法少女をやめて、何も言わずに私達の前から姿を消してしまって……
>雪花さん、天音さん、ルサルカさん、聖良さん、由美さん、桜さん
!?……ゆー、ちゃん…今、なんて……
(雪花さんの言葉に驚いたのは天音さんだけでは無かった。碧莉はその言葉に一瞬ビクッとし、肉を口に運ぼうとする手を止める。そのまま雪花さんの方へ視線を向ければ恐る恐る確認するように尋ね)
>禁忌さん
「…1人で抱え込まんといて?
いくらあんさんが強ぉたって抱え込めるンは限りがあるんや……
…禁忌はんによぉてくる愚かモンならウチだって切れる…切ったれるさかい頼むから1人でやらんといてや……」
涙こそ禁忌さんに拭いてもらったおかげで止まりはしたがなおも赤い目で懇願するように言葉を続けていた、いくら禁忌さんが強い存在でも背負えるものは他の人と変わらないのだ。
1度深呼吸をし気持ちを落ち着かせる…自身の目元を拭いてくれた禁忌さんの手に触れながら見つめる。
「禁忌はん…ホンマに約束してな?絶対…1人ではアカンよ?
約束せぇへんなら離さんから…絶対一人でやらせん……1人にせぇへん…」
その手を握りしめながらまっすぐ言葉を言う。
普段の知佳ならば自身の言葉に赤くなるところだがそうはならなかった。
それほど本気で言っているのだ、純粋に好いているのもあり1人にしたらダメだという気持ちもあったのだ。
たとえその想いが禁忌さんに受け入れられなかったとしても。
>如月知佳さん
知佳の言葉も態度もその全てが本気だという事を証明している。
逆にこれ程の覚悟を口にされて何も思わない奴がいるのだろうか、と思う程に禁忌は知佳に心を揺らされていた。
『……ああ。約束する。必ず知佳を頼ると。』
何故彼女が相手だとここまで心を揺らされてしまうのか。
何故これ程に彼女の事を気にしてしまうのか。
ざわつく心の中。
………だが、これ以上なく答えは簡単だったのだ。
(『………そうか。我は………。』)
固まる決意。
その瞳には一切の迷いない清々しい程の虹色が映し出される。
そして禁忌は………静かに決意を口にする。
『知佳。覚えているか?我が叶えたい夢は2つある事を。汝に話した夢は一つ。そしてもう一つは……………『人以外の種族と人の共存』。』
その夢が何を指し示すのか。
如月知佳は恐らく直ぐに理解するだろう。
何しろそれは他ならない知佳が望んでいる未来なのだから。
『もう一つの知佳の問いに答えよう。好きな人が居るのか?という汝の問いに。『如月知佳』。…………それが我が心奪われた者の名前だ///』
本人を目の前にして敢えてこの言い回し。
それも禁忌らしいと言えばらしいだろう。
だが口にしている本人もかなり恥ずかしいのか、好きな人の名前を呼んだ辺りから自然と俯きかなり顔が赤く染まっていた。
だがその俯く顔は次第に正面にもどっていき……。
『知佳。汝を………愛している………///』
決定的な告白の言葉。
それは赤面しつつも真剣な表情で知佳の瞳を見ながら禁忌は堂々と口にした。
>主様 参加者の皆様
(なりきりの途中で失礼いたします。参加希望です、魔法戦士・少女側でキャラを作ろうかと思っています。参加許可が出ましたら複数作成する予定です!もしかしたら悪側にもう一人作るかもしれません....ご検討お願いします。 参加者の皆様も参加許可が出ましたらよろしくお願いします!)
>雪花さん ルサルカさん 碧莉さん 由美さん
>天音さん 桜さん
聖良「た、食べます!大盛りで!」
(焼かれる肉、追加された肉、そしてなにより待望のご飯が来たことでとても嬉しそうに目を輝かせながら、もう焼肉以外のものは目に入っていない、とでも言うように桜さんに食い気味に返事をする。)
>禁忌さん
「……心奪われた…存在?如月知佳って…
そ…それって…ううウチの名前…
そ…そそれに…あ……愛してるって…てて…」
途中までは真剣そのもののような表情で静かに言葉を聞いていたが話を聞いていくと段々とその表情が崩れていった。
最終的に禁忌さんが真っ赤な表情ながも真剣に言葉を言い終えた途端火が出るかのように今度は知佳が真っ赤になった、震える声で禁忌さんの言葉を復唱する…
その言葉は知佳が望みながらも半ば諦めかけて言葉だった、動物の唸り声のように「う"ー……」と声を漏らしていたが直ぐに真っ直ぐ見つめ返した。
表情は恥ずかしさ7割、喜び3割と言った表情だが口を開く。
「……ウチ…諦めかけとったんやで?…「あぁ…こん人とは番なれへんのやなぁ…」って…他に想い人がおるんやって思うて……悲しくなってもうた…
せやけど…今は嬉しい……ウチを止めとくれたあん時から…好いてたんやで?………ウチも好き…あんさんが好きや。」
先刻とは違う、喜びの涙を流しながらも告白の言葉を返した。
叶えれるとは思わなかった願い、「人以外の種族と人共存」……その願い文字通り架け橋となるであろう異種族との番…その夢が叶ったのだ…。
言葉を言い終えると今度はおでこではなく禁忌さんの胸に頭を当てて擦り始める、喉を鳴らすような声を漏らしながら…。
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