奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>了さん
「………子供の成長は早ぃんやなァ…ウチは過保護過ぎたんかなァ…」
月さんの背中を見送ったあとにそう呟いた。
その声は寂しそうでもあった、これまで過保護と言われるほど月さんに気を回していたがもうそんな歳でも精神でもないのかもしれない。
「……………考えても仕方あらへんなぁ、了はん…今日は飲むで?タコ焼きさんを肴に飲みまくるでー。」
しばらく唸っていたがすっぱりと考えを切って了さんに向き直る。
先程よりもカートに入っている酒の量が倍になっており了さんに拒否権はないようだ。
>龍さん、繭さん
維吹「俺も賛成です、そうですね…俺は音ゲー系が好きなんですけど…繭さんはどんな系統が好きなんですか?」
(維吹は少し安心した様子でそう答える)
>真田 雪菜ちゃん
だから、僕は最悪の事態は雪菜ちゃんを庇いきれないから、気を引き締めてよね。
3人いれば…大人数来ても何とかなるかな。
>琴音ちゃん、玲音ちゃん
虎「あの…お兄ちゃん…龍は今何処にいますか?」
清吾「知らない。」
虎「え…家族なのに…?」
清吾「法律上では家族では無い。」
虎「………、じゃ、じゃあ…お兄ちゃんが出て行った理由は…?」
清吾「犯罪行為を行ったからだ。」
虎「………」(ただ呆然として)
>外導サマ、もふ、モブズ
捕まえたァ!!
あとはもふだけ!!
(外導を捕まえたことで
あとはもふだけになってもふを探し始める)
>村田さん 龍さん
繭「音ゲー…そうですね、あまりゲームやらないのでどういうのがあるのか分からないので…とりあえずその音ゲー?というのをやりましょうか!」
(今まで誰かと遊びに行くということはしなかったのでとてもワクワクしながら)
>斑鳩刹那さん
『刹那と一緒なら負ける気がしない。』
確かにボーナスステージのボスは当たり判定も小さく手強い。
だがシンクロショットを的確に当てる事が出来さえすれば対処が満更不可能という訳でも無いというのがユーリの感じている印象だ。
ボスの残り体力もあと少しになってきた。
と、そこでユーリはふと思い出す。
このゲームセンターでいつからか恒例というか暗黙の了解となってしまった一つの出来事。
それはユーリが前にこのゲームセンターでこのガンシューティングゲームをプレイした時に遡る。
その時のユーリは1人で二人プレイ、つまり2丁拳銃スタイルでプレイしていた。
その光景を偶然目にした常連のゲーマーは最初ユーリの事を興味深く見ていたものの、その目には何処か上から見下す様なモノがあった。
きっとそのゲーマーは2丁拳銃スタイルを見てただのカッコつけの初心者か何かだと思ったのだろう。
無理もない。
古参の上級者でも命中率を重視し銃を構える際には両手でしっかりと保持するのがセオリー。
ましてやスコアを少しでも伸ばしたいとおもうのであれば尚更だ。
だが………気付いた時には目の前の圧倒的な光景にそのゲーマーは既に言葉を失い釘付けとなっていたのだ。
寸分違わぬ照準に必要最低限のショット。
一つ一つの動作が洗練されており、ただ上手いだけでなくそのプレイには人を惹き付ける何かがあったのだから。
そしてプレイが終わるとそのゲーマーは見た事を知り合いのゲーマー連中に触れ回ったのだ。
それからこのゲームセンターにはある噂が流れ始める事になる。
曰く、この店に週休6日のデビル○ンター現れる、とか。
曰く、リ○ル.テンペストがゾンビハンターを始めた、とか。
そしてユーリの事がその辺りのゲーマーの間で一気に広まると、ユーリのプレイのラストにある事が行われる様になったのだ。
それは………ボスにトドメを刺す際に観客がプレイ中のユーリに一斉にある掛け声を発する。
それに対しユーリはある台詞を返す、という如何にもオタクが喜びそうなやり取りである。
最初は周りに流されるがままにやっていた。
だがユーリも元々そういうオタク行為が嫌いな訳では無く、寧ろそちら側の住民だ。
戸惑いさえ抜けてしまえばどちらかと言えばノリノリで演じてしまう節さえある。
『刹那。トリガーから指を離して。』
ボスの体力が残りあと僅かのところでユーリは刹那に指示を飛ばす。
同時にユーリも射撃を中断する事でシンクロショットが不成立となりボスの体力の減りが停止する。
(『久しぶりにやってやろうじゃないか。』)
そう心に決めるユーリは素早く刹那に一言呟く。
『刹那。今からちょっとした余興が始まるから付き合って欲しい。周囲の観客から掛け声が掛かる。そうしたら私が貴女の手から手を離して貴女の銃を構える手と重なり合う様に私が銃を構えて決め台詞を言う。それを合図にシンクロショットをして欲しい。』
それは刹那からしてみれば意味不明なお願いかも知れない。
だがこのゲームセンターに通うゲーマーにとってもユーリにとってもどうやら重要な事らしい。
それだけ伝えるとユーリは周囲の観客に向かい高らかに声を挙げた。
『今回だけお前達に付き合ってやる。』
「「「「決め台詞を覚えてるか?」」」」
最早ラストでのお決まりのやり取り
そこで大勢の観客からの完全にハモる掛け声がこの場を支配する。
その掛け声がキッカケとなる。
刹那の右側で銃を構えていたユーリは刹那の背中を基点として刹那と背中を合わせる様に体を時計回りに一回転させ刹那の左側へと素早く移動すると同時に刹那の手に添えていた自分の手を離す。
そして回転が終え身体が画面と正対すると共に刹那の構える手と重なり合う様に自らの右手を伸ばし銃口をボスの弱点へと突き付けた。
そして
フィナーレを飾る決め台詞と共に
『JACKPOT!』
とどめのシンクロショットが放たれた。
>虎さん
琴音「なっ……」
(開いた口が塞がらなかった、兄の居場所が分からないこともだがその探していた兄が犯罪行為をしたということに驚いた琴音は声を出してしまう。玲音は"犯罪"という言葉を聞き、強ばった表情を見せる)
>ユーリさん
二人の攻撃が止むことで、ボスは再び動き始める。そしてその攻撃が二人に襲い掛かろうとした丁度その時、とどめのシンクロショットは放たれた。
グアアアアアア、という呻き声を上げボスは倒れていく。しかしその声も、いやその後のクリア後映像の音声も二人の耳には入らないだろう。
『おい見たか?あの二人、ボーナスステージをクリアしちまった!しかも隠し難易度で!』
『店員さん、早く二人に景品渡してやれ!』
がやがやがやがやと騒がしい観客たちの歓喜や驚愕の声は、一体の筐体が鳴らす音を掻き消すには充分だった。店員すらも二人のプレイングにすっかり見とれていたのか、観客の一人に声を掛けられてはっと我に返る。そのままクリア景品を持ってこようとするが、観客が人垣となっており持ってくるのには時間が掛かるだろう。
「やっぱりユーリには敵わないな………………って何でもない!楽しかったね」
観客は思い思いの感想を述べ、店員はバックヤードに向かおうと足を動かす。半ば二人の世界となった筐体の前で、刹那はぽつりと呟いた。
いくらゲームが苦手でも、自分の得意分野である銃なら格好いい所を見せられるのではないか。ゲームをする前、微かにそんなことを考えていたのである。戦闘も他のことも、何やら何までユーリに勝てない。微かに寂しげな笑みを浮かべたが、それはすぐに掻き消して「楽しかった」と明るく口にした。
>晶さん、シャロンさん
紅音「ふっ、レディの悩みを聞くのは容易い事だ。これでリーダーの悩み事も解決だ。」
仁「そ、そうなのか…?私にはよく理解できなかった…まぁ解決したなら別に構わないが。」
紅音は2人の礼にふっと笑って悩み事を聞くのは容易い事だとキザな口調で言い、仁の悩み事も解決したとスッキリしたような言い方で言う。
その横で先程の話がいまいち理解できてなさそうな仁が素直によく理解できなかったと言うが解決したなら別に構わないと気持ちを切り替えるような口調で言う。
>晶さん
舞華「まぁそうなるナ!今はスピカってところに所属していたが、学園時代は仁達と隊を組んで魔機っていうモンスターみたいなのを狩ってたゾ!仁は後輩でナ!隊を組めって言ったのは私なんだゾー!」
晶さんの関係者かという質問に素直にそうなると応えると、今所属している組織の名前を言ってから、昔仁達の隊にいた事を話す。
そして誇らしく仁が自分の後輩であること、そして自分が仁に隊を組めと言ったことを話す。
>真空家
晶「……ありがとう紅音、いえ紅音『さん』」
シャロン「ふふっ、恋する者を見るのは古今東西楽しいものだな……。さあさあ君たち、敵をちゃっちゃと倒す!そして恋を叶える!頑張るぞ!」
照れた表情で微笑んだ晶は、紅音さんへの評価がかなり上がっているのだろう。先ほどより敬意を持った呼び方で紅音さんを呼ぶと、シャロンは晶の手を掴む。えいえいおー、と言うようにその手を挙げると、皆に向かって声を張り上げた。
シャロン「特に斎藤晶!君は少なからず、計画側に狙われる!理由は二つ!
一つは、『私を脅したのが君ということになっているから』!研一の姪であり私の祖母だから、目を付けられるのは容易に考えられる!
二つ目、これは簡単だ!『斎藤晶が弱いから』!他の人とは違い戦闘訓練を積んでいない君は、狙うのが容易だ!君を襲って人質にするなど、計画側の奴らがいかにも考えられそうだ!」
皆に向かって話した後、シャロンは晶に向かってビシリと指をさして告げる。晶はそれを聞くと、何やら考えているように黙っていた。
>楓元舞華さん
晶「そうだったの!?ああいう隊とか魔機討伐とか、すっごく格好よくて憧れてたの!……ねえ、学生時代の仁さんって、どんな人だったの?…………えっとその……彼女さんとかいなかったのかしら」
舞華さんの正体を聞くと、晶はぱっと舞華さんに近づく。その瞳は輝いていて、実の先輩や姉を見るようなものがあった。その後おずおずと声色を落とすと、学生時代の仁さんのことを尋ねる。しかしかなりしょうもないものであり、聞いた舞華さんや話の種になった仁さんに蹴られても文句は言えないだろう。
>15781 キタアジト・外導さん
ナツ:
ネットは直接手を下す手段じゃないからね~。あくまでも間接的、だけど、個人情報と住所を特定されるってのは"いつでも何処からでもお前の事監視してるぞ"って事だからね。端的に言うなら、顔も知らない相手に首根っこを掴まれるって事だし、少し神経質な人からしてみれば心理的ストレスが尋常じゃないだろうね。いずれにしても、人を選ぶツールだよ、ネットって言うのは。
>アルタイル支部・Ⅸさん
銀河:
(三手による同時攻撃…!おまけに明らかな必殺の一撃と仕込み武器2本による後手潰しと来た!けど、ここまで至っておきながら"自分自身の後の事は考えてない"ような攻撃……正真正銘これが最後の攻撃って事かな。…とはいえ靴底のアレは…どう見たって毒だろう。"殺す"という一点においてはこの上なく念入りだ。とすると、私の取るべき手段は―――)
(毒に関しては、解毒手段が無いワケではない。しかし、出来る事ならその手段はあまり"地球上"では使いたくはない手だ。だが、風の槍、仕込みナイフ、毒込み暗器…いずれも一身に受けるのは得策ではない。シルバーレイクの移動魔法で回避……出来たとしても無傷ではいられないだろう。被害を避けられないのだとすれば、それは最低限のモノに留めておくべきだ。銀河は行動に出る。
風の槍―――こちらは魔法ではあるが、風を用いた質量による圧殺攻撃だ。魔法であるならば、左手のブラックホールで吸収・分解する事が出来る。槍の先端に向けて左手のブラックホールを翳し、風の槍を吸収して対処。
続けて真横から射出されたバリスティックナイフ―――風の槍とは異なりこちらの場合は完全な物理攻撃。であれば、機械剣を逆手に持ち替えて刀身の腹で防ぐ。……過去に剣術の達人から少しだけ叩き込まれた護身用の戦術をここで使うとは思ってもみなかったが。
最後は毒込み暗器。…左手は槍に、右手はナイフの対処に使った。冷静に考えて、四肢を使わない手段での魔法行使でしか防ぐ事は出来ないだろう。だから、銀河は敢えて"この魔法"を使った。)
銀河:
――――"黒山羊"!!
(決して地球上に呼び出してはいけない、"外なる神"の力の一端を行使する魔法。銀河の叫びと共に、銀河の背後から一回り大きいブラックホールが発生し、その奥から毒込み暗器を迎撃するための"黒い幹のような触手"が1本、Ⅸさんの蹴りへと襲い掛かる。
…必要最低限、地球上に呼び出しても問題が無い程度の微弱な力。だというのに、幹が伸びてきたブラックホールの奥には、"決して認識してはいけない何か"の存在が垣間見えていた。)
>アリスさん
外導「あ゛ーしくじったっすー!!!」
もふ「めへやっ、これはまずいやつだぁー、うおりゃあー」
外導が捕まったことを察知したもふは一か八かの行動。潜むつもりで端まで逃げていたのをやめて、檻へ一直線に向かう。様は捕まること覚悟で、ワンチャンモブと外導だけを解放するという算段だ。
>ナツさん、キタアジト
モブたち「なんかネットに関して深く考えた事ねーけど、こうやって聞くと怖いんだよなぁ。」「でもまぁ冷静に考えれば、うちだとネット関連で怖いのはやっぱナツさんじゃね?」「個人情報普通に把握されてそうだもんな、わかる。普通に安否確認的な意味での把握かもしれんけど。」「あ、ボスー、リッツ空箱になったんで取ってきてくれないっすか?」
外導「あー、いいっすよー。」
と、外導がちょっと離れた位置の戸棚に入っているリッツを取りに離席した。
>銀河さん、アルタイル支部
IX『………』
全て捌かれた。その事実への呆然……ではなく、IXはじっとブラックホールの先を見ていた。蹴りへの迎撃である触手の直撃を受け、体の感覚が無理な魔法の酷使によって麻痺していることから……そもそも損害があるのかもわからない。折れてるかもしれないし、足先がないのかもしれない。打ち付けられたのではなく触手に絡め取られてるかも、これから殺されるのかも、今のIXは考えてない。
ただ本能的に「殺す」ことだけを考えていたIXは………突然銀河さんの背後に現れた、「黒山羊」と呼ばれた触手が出てきたブラックホールの方へ視線を向けていた。IXの体は震えている。それは人間的な本能が、その「認識しては行けない何か」に畏れているからではあるのだが………IXの心は、その震えを「懐かしいもの」と思っていた。
IX『……かみ、さま………?』
そのつぶやきだけが、ぼそりと出てきた。
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