奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>禁忌さん
「…………貴女の危惧していることは何となく分かったわ。でも、そういった感覚は今共有してないから安心して。…………それより感じない?冷気というか……『殺気』を」
香が禁忌の言葉を聞いたとき、覚えたのは彼女の言っていた感覚ではない。いや、覚えた感覚を打ち消すほどの強い恐怖……言うなれば冷気にも似た殺気だった。そして禁忌も、同じような感覚を肌で感じるだろう。それは理屈というより、女の嫉妬がもたらすものだった。
『吸血で感覚共有、ね』
『貴方は不可抗力でそれをやったとしても、私から見たらそれは浮気と同じよ。……「唯一愛した人」って、あれは口から出まかせだったの?』
『二度とその魔法を使わないで。……そうでなければ』
淡々と響く、冷たく鋭い声。香が感じた殺気の正体であるそれを、ユーリは耳元で聞いているだろう。その声の持ち主はユーリの良く知る人物だが、纏う雰囲気はいつもと全く違う。彼女は持っていたナイフをユーリの首筋に当てると、一際鋭さを帯びた口調で呟いた。
『一生貴方を外に出さない』
その時ユーリが声の正体を見れば、彼女の眼のふちに光るものがあることに気づくだろう。冷気すら感じさせる殺意を纏った彼女――――斑鳩刹那は、確かに泣いていた。
>ひかりちゃん
じゃあ…この中にもう…!?
……行こう。ひかりちゃん。守らないと。
(見習いだから、はっきり言って戦力にはそうならない。それでも、「助けたい」「守りたい」のだ。その為にここまで来たのだ。)
>未唯ちゃん
ありがとう、大河さん。
って、言っても、私と大河さんだけじゃ真っ向勝負なんて無理なのはわかりきったこと。
私、そもそも魔法使えないし、正義でも悪でもないから。
だから…真っ向勝負はしないで仕掛けるの。
(そう、暴露した。そう、彼女は正義、悪、どちらにも属さない…「一般人」なのだ。普通なら、こんな事知らず表の世界でのんびり暮らしている筈の人間が…何故このような事に首を突っ込んできているのか…)
>維吹くん
あ………そうだな。もしかして、知り合いか?
(そう言って、知らないような素振りを見せた。いや、知っているが、何も知らない葵がいる手前、そして、ゲームセンターだ。他の客もいる。その中で暴れたりとか、トラブルは避けたい。警察のお世話になるのは御免だ。其れに、繭ちゃん自身も避けたい事だろう。悪も正義も表に公言は避けて争いをしているからだ。)
>真田 雪菜ちゃん
デネブ「あ、来たよ!」
アルタイル「…!あれは…雪菜さん!雪菜さん!大丈夫ですか!?あぁ…無事で良かったです…」
>アルタイルさん、デネブさん
…この方の怪我、見てあげて下さいませんか……
(自分も結構な怪我をしているが、まず先に魔法戦士を見てほしいと述べ((
>遠藤香さん、斑鳩刹那さん
(『ようやく……か。』)
香の言う殺気を感じ取った禁忌の表情。
それはどこからどう見ても恐怖に怯える顔でもましてや身構える鬼気迫る顔でも無かった。
そこにあったのは瞼を閉じたままの不敵な笑み。
斑鳩刹那の登場を待ち望んでいたかの様な笑顔だった。
『確かに。だが何も問題は無い。予定通りだ。』
そう強く言い放つ禁忌はこれから正念場を迎えるであろうユーリに対して心からのエールを送るのだった。
(『あとは汝次第だ。ユーリ。』)
同じアルタイル内部
黒のローブにて禁忌とは離れた小さな一室のベッド。
ユーリはそこで今回の香との事について盛大な溜め息を着いていた。
(『………絶対に怒ってるよね。』)
感覚がリンクしている故の不可抗力。
とはいえ、ユーリも今回の1件がどれ程いけない事かなど理解している。
何故あの負の遺産を今まで放置していたのだろうか。
誰もが疑問に思うだろう。
禁忌に頼めば能力により掛けられた魔法の一つなどいつでも無力化出来るというのに。
(『刹那とそういう事がしたかった……………なんて口が裂けても言えないな。』)
そう考えながら瞼を閉じながら苦笑するユーリ。
>15691
その時突如首筋当たる冷たい感覚。
それがナイフだと認識するのは一瞬だった。
妙に耳に残る刹那の声。
その声色から目を開けなくても刹那が泣いている事が理解出来る。
そしてユーリは静かに、そしてゆっくりと瞼を開き首筋にナイフを当てる刹那に目を向けた。
『あの魔法は精神リンクによる強制。先程の1件が不可抗力と貴女が認識している以上私が臨んで使用した訳では無い、と貴女は認識していなければ矛盾が生じる。そして一つ目の疑問に対する私の答えは『出任せではない。』……っと言っても騒動直後の私がそう豪語しても説得力が皆無なのも事実。だけど先程の答えに偽りは無い……とだけ言っておく。最後にラストの発言に一言…………『貴女がそれを望むなら私はそれでも構わない。』』
刹那の嫉妬による殺気をまるで意に介していないユーリ。
その様子は最凶の禁忌が誕生した当初のAIを彷彿とさせるものがあった。
(一応ユーリに関してはローブにて退避しているのでアルタイル内部の別室にて刹那とやりとりしているという流れにしますのでお願いします。禁忌と香につきましてはユーリと禁忌の魔法を通しての思念通信で刹那の声を認識している、という設定にしますので併せて認識お願いします。)
そんなことはないわよ。
私は、ただの子供。
...誰か来たわね。
(外導の言葉を否定して自分は子供だと言う
そしてコンコンという音がする)
>禁忌さん、ユーリさん
香「予定通り、ね……。だったらもう帰ってくれないかしら。敵のアジトで痴話喧嘩するって、中々の神経よ」
禁忌の言葉に、苦笑しながら伝える香。先ほどの刹那の殺気は、死を覚悟させるようなものだった。その原因が敵同士だからならまだ理解できるが、恋人の浮気を疑ったからというのはあまりにも理不尽。女の嫉妬は恐ろしい、と手をひらひらさせて禁忌に帰るよう促した。
刹那「……………帰るよ」
ユーリの言葉に対し、刹那が漏らした言葉はそれだけだった。しかしその少なさこそ、どれだけ彼女が傷付いたかを何よりも雄弁に伝えている。もうこんなところにはいたくない、そんな思いでユーリの手を握る。ユーリの言葉は耳に届いており頷きながら話を聞いていたものの、刹那の口からはぐずぐずと嗚咽する声が漏れていた。それらは全て、「別の子の所に行かないで」「別れたくない」という未練がましいものなのが分かるだろう。
(/場所の件は了解しました。あと、性的な内容のロルはセイチャットの規約違反となるため、そこはご了承ください……)
>遠藤香さん、斑鳩刹那さん
『『心得た。』』
示し合わせた訳では無い。
だが不思議と禁忌とユーリの言葉が違う場所にも関わらずハモる。
禁忌はローブに身を包むと一瞬で香の元から去り、ユーリは刹那に手を引かれるまま抵抗らしきモノは一切見せなかった。
『刹那。』
が、手を引かれた状態で刹那の背中から一言だけ声を掛ける。
今回どう見ても悪いのは全面的に自分。
ならば今の刹那に言わなければならない言葉はたった一つだった。
『………本当にごめんなさい。』
そう呟くユーリの表情は申し訳無さが体現した様に辛そうな顔をしていた。
(ご忠告痛み入ります。すみませんでした。)
>村田さん 龍さん
繭「あっ!もしかして村田…さん?こんにちは」
(ゲームセンターの中をウロウロしていると、村田さん、龍さん、葵さんを見つけ挨拶をする)
繭「貴方もお久しぶりですね」
(繭は龍さんを見るとニコッと微笑んでゆっくりと手を振る)
>禁忌さん、ユーリさん
「約束、良かったら守ってねー!」
香はもういない禁忌とユーリに向かって叫ぶと、支部の奥へと走っていく。他の支援や負傷した正義側の救護へと向かう予定であった。
「………久しぶりにデートして。場所は、ユーリの好きな所でいいから」
支部から外に出ながら、ぽつりと呟く刹那。泣きはらした目はまだ赤いが、頬や耳、首元も同じくらい赤く染まっている。デートしてくれたら許すと言わんばかりの口ぶりは、駄々をこねる子供のようにも見えた。
>天音さん
未唯「真っ向勝負じゃねえのか…まぁしょうがねえよな。」
真っ向勝負からの戦闘ではないと知ると見るからのテンションが下がるが、天音さんの言ったことに疑問を感じる。
未唯「正義でも悪でもないって…お前はどうして戦ってるんだ?」
>神威さん 雪音さん
華「これからどうしようかしら…って言ってもそろそろ家に帰らないと!ということで、ちょっと家に帰るわ。」
ホクシチアジトを出てから今後の行動を考えようとするも、日が落ちてきて夕方になっていることに気付く。暗くならない内に家に帰らないと家族が心配するだろうと思って、神威さんたいに手を降りながら家への帰路につく。
>華さん、雪音
神威「おう、またなー」
と言い軽く手を振る
神威「さて、まだこの世界の通貨持ってないんだよな…」
と呟きながら今夜の寝床をどうするか考える
>龍さん、繭さん
維吹「あっ、お久しぶりです...龍さんとも知り合いなんですか?」
(維吹は緊張しつつ繭さんに質問する)
>斑鳩刹那さん
『了解した。エスコートは任せて。』
そう言うとユーリは戦闘服の黒のローブを解除する。
するとユーリの服は先程のローブと同じ黒のゴスロリ服に変わり、それを確認したユーリは後頭部に大きめの黒のリボンを自ら器用に結ぶ。
私服にチェンジしたユーリは刹那に繋がれた手を改めて恋人繋ぎに握り直すと刹那を先導し始めた。
向かう先は商店街のゲームセンター。
実はユーリは中々のゲーマーなのである。
此処のゲームセンターには度々足を運んでおり、常連のゲーマーからは既に顔を覚えられている程だ。
『行こう刹那。』
デートをして欲しい、という刹那の希望。
色々まだ思う事はあるもののいつまでも落ち込んでいても何も始まらない。
そう考えたユーリはせめてこのデートが刹那にとって楽しいものとなる様に気持ちを切り替え笑顔で刹那を先導するのだった。
>15666 虎さん
玲音「では行きましょうか」
琴音「大丈夫、なんかあったら助けるから」
(そう言って立ち上がり)
>もふさん
……その言葉を…ずっと、ずっと…待っていました。…答えはもちろん"YES"。もふさんのそばにいること、隣で一緒に歩いていくこと………全部、約束します。……………最初は"大嫌い"と嘘を言って拒絶しようとしていたのに、今では信頼出来る存在になった。……いえ、それ以上に…貴方は私にとって………大好きで、大切な…存在、です。だから…傍に、居させてください。……わがままな、お願いかも…しれませんが……
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