奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>ジェスタ・フールさん
「あはは、そう来たか。…………んーじゃあ、こんなんでいいか?一応、アルタイルの一員の情報だ」
取引を持ち掛けられると、あちこち折れ曲がったメモ帳と塗装の禿げたボールペンを取り出す。インクが付くのを確認すると、すらすらと何かを書いて渡した。
そこにあったのは、確かにアルタイルの一員の情報。しかし実質は、「伏見雑貨店、秋の大セール開始」というタイトルに伏見雑貨店の住所、さらには一太のメールアドレスや電話番号だった。
しかし流石にそれはまずいと思ったのか、苦笑しながら口を開く。
「あーまあ、流石にこれは卑怯だと俺も思うよ。…………流石に他の奴らは教えられんが、俺のことならもう少し教えられるぜ。例えばこの剣の効果とか、この剣を手に入れたきっかけとか。……素っ頓狂すぎるきっかけだから、信じてくれるかは知らねえが」
>真空家の皆様
シャロン「いや……あはは……最高だよ最高!やったれやったれ男を見せろ!大丈夫、それは最高の対処法だから安心しろ!……………………いやー、これからの晶の表情が楽しみだな」
これは余談だが、シャロンが突っ込みに回ることは殆どない。今回も紅音さんの内容を理解しつつ、敢えて否定せず爆笑し始めた。ふざけているのではと思うような対処法を話す紅音さん、それを信じ込む仁さん、そして面白いから突っ込まないでおこうという態度で悪ノリするシャロンの三人衆は、ツッコミ役が哀れに思えてしまうレベルであった。
晶「紅音さーん、毛布持ってきたわ……………………」
そして哀れにも、ツッコミ役は来てしまった。毛布を持って地下に降りてきたタイミングはちょうど紅音さんの話し出したのと同時だったのだろう。氷魔法を使われたのではないかというほど硬直しているが、頬はリンゴのように真っ赤。毛布をその場に落として棒立ちしていたが、やがてシャロンと紅音さんに突撃するように駆け寄った。
晶「紅音さん何言ってるのよ!シャロンさんも悪ノリしない!…………も、もう!三人とも……その、えっと……愛の言葉?えっと…………」
そう言って二人に説教し始める晶だったが、彼女は仁さん「のみ」まともに直視していない。いや、直視することが出来ないのだろう。彼女の顔どころか耳や首元まで真っ赤にしている様子からは、紅音さんの「対処法」の効果がどのようなものかは明白だった。
>楓元舞華さん
「分かったわ。…………私も目的を叶えるため、貴女を倒させてもらうわ」
静かにそう言うと、持っていた杖を構えて錬成魔法を発動させる。バチバチと杖に火花が迸ると、それは一瞬にして細く長いアルミ製の糸となった。それは一気に舞華さんの方に向かい、腕や足を拘束しようとする。しかし錬成魔法を掛けている最中、どうしても気になるものがあった。
(……この太刀、本当に良く手入れされてる。デザインも素敵。作った人は、さぞかし腕のある方なのね)
舞華さんの持つ太刀と似たようなものを、晶は見たことがない。しかしオリジナリティあるデザインやそのメカメカしさには惹かれるものがあり、戦闘に集中するため意識して目を逸らすほどだった。
>真田雪菜さん
「…………本当よ。何なら私がここから出るまで、貴女が見張っててもいいわ」
重りを腕や足に付けたまま、だるそうな口調で返す。実際全身に付けられた重りのせいで、首を上げるのもままならない様子だった。
>遠藤香さん
『―――――ター。』
薔薇の蔦がユーリを拘束しようとした瞬間、ユーリは何か聞き慣れない言葉を僅かに呟く。
それは小さ過ぎてハッキリとは聞き取れない。
だがこのタイミングを考えればそれが何に起因しているかなど想像に容易い。
そんな間に薔薇の蔦がユーリの首に巻き付いていく。
『うっ!くっ……ああっ!』
苦しみながら苦悶の声をあげるユーリ。
巻き付いた蔦が徐々に締まっていく。
そんな巻き付いた蔦の葉が刃となったのか、締め上がるユーリの首筋から血が滲み出した。
おそらく締まる薔薇の蔦がユーリの首筋を切ったのだろう。
そして次の瞬間
香は突如謎の苦痛に襲われる事となる。
首元が閉まり息が吸えなくなる圧迫感。
そして首筋が切られる痛み。
そう、まるでユーリが受けたダメージをそのまま香も体験するかの様に。
原因など言うまでもない。
ユーリは拘束される瞬間とある魔法を唱えていた。
それは対象に自分自身が受けたダメージをそのまま対象にも与えるというダメージ共有の魔法であった。
果たして香はそこに気付く事が出来るかどうか。
>晶さん、シャロンさん
紅音「さぁ、リーダー!今こそ実践の時だ!俺の言った言葉を続けて言え!あぁ、君は美しい!」
仁「あぁ、君は美しい?」
紅音「君はまるで磨かれた宝石!私はその魅力に惚れてしまった!」
仁「君はまるで磨かれた宝石、私はその魅力に惚れてしまった?」
紅音の目は鋭く、晶さんが赤くなっているのを見ると今がその時に言うように仁に続けて言えと言ってから愛の言葉という名のかなり痛々しいポエムのようなものを言い始める。
そしてそれを仁が少し棒読みで、?が付くような口調で言う。
晶さんがこの場から逃げるか、それともやめてなりなんなり言わないとこの痛々しいポエムは終わらないだろう。
>晶さん
舞華「…余り見ない魔法だナ!でもやろうとしてることは分かるゾ…!じゃあちょっとした鬼ごっこをするカ!高速魔法…体!」
舞華は晶さんの錬成魔法余り見ない魔法だと言うが、やることは分かると自信のありそうな口調で言うと遊びに誘うような感覚で、ちょっとした鬼ごっこをするカと言って自身の体に高速魔法をかけて、拘束しようとするアルミ製の糸を翻弄するように避けながら攻撃のチャンスを伺う。
>伏見 一太さん
「カッカッカッ!いや…こりゃいい、こんな立派な「戦場」の情報を渡されたと来たら文句は言えねぇなぁ?
剣の話はまた別の機会にしよう、酒の肴とかにな。」
渡されたメモの内容に目を通すと笑いながら話す。
言い方を変えれば大セールは(主婦等の)戦場となるだろう、その戦場の情報を与えられたのならば文句は言えない…というのがジェスタの考えだ。
満足そうにメモをしまうと…
「さて、アンタから情報はしっかりと受け取った。今度はそっちが求める番だぜ?」
腰に手を当て笑顔のままそう一太さんに言う。
>真田雪菜さん
愛菜「………はいはいどーも。じゃあ、外出ていくわね」
重りを外されてふらふらと立ち上がると、体の動きを確かめるようにぐるぐると手足を動かす。いつもの動きを取り戻したと確認すると、敵意の無い様子でアジトの外へと歩いていく。
(/戦闘は一段落しましたが、他にやりたいこととかありますか?なければ、これか次のロル辺りで締めたいと思います)
>ユーリさん
香「ぐっ…………これは、何かの魔術?まさか…………」
思いのほかあっさりと攻撃が当たったことに拍子抜けした瞬間、自身も喉に違和感を覚える。その違和感はすぐに、締め付けられるような苦しさと切り裂かれるような痛みに変化した。何かの拷問魔法かとも考えたが、その前に目にしたのはユーリの様子。
まるで鏡合わせのように同じ苦しみを受けているのを見て何かを悟った瞬間、ユーリの魔法が消える。いや痛みに耐えられず、「魔法を止めざるを得なかった」という方が正しいか。意図せずダメージ共有の魔法を解除した香は、喉を抑えてゴホゴホと咳込んだ。
>真空邸・真空家の皆様
シャロン「や、やばいこれは凄い……これを昔の仲間たちの共通連絡網に送りたい………磨由もそうだが、倫仙や咲蔵がどんな顔をするか見ものすぎる…………」
もはや笑い転げんばかりの勢いだったが、辛うじて笑いに耐えてスマホを取り出す。そして「ポロン♪」という特徴的な起動音を立て、あろうことか今の惨状を動画撮影し始めた。さらにはその動画をシャロンの昔の仲間、つまりは仁さんたちとゆかりのある人に送りたいという始末だった。
一方の晶はその状態の中赤面しながら固まっていたが、二人が言葉を紡いだのをきっかけに正気を取り戻したのだろう。仁さんの胸元を掴み、軽くぶんぶんと振りながら叫んだ。
晶「仁さん正気に戻って!…………いやその私は嫌じゃないけど!むしろ嬉しいけど!…………でもそのそれ、意味理解して言ってる?ちゃんと自分の言葉の意味理解して言って!」
痛々しいポエムを唱えるのは個人の自由だが、本心に反した言葉を言うのは良くない。途中で告白じみたことを言っていることに自覚もせず、顔どころか手まで真っ赤にしながら仁さんを止めていた。
>アルタイル支部・舞華さん
魔法を使われた瞬間、舞華さんが消えて見えた。いや、動きが速すぎて見えなかったのだろう。飛ばしたワイヤーは全て狙いを外し、くたりと地面に落ちた。散らばっていたワイヤーを手元に戻し、再び杖の形にしてから呟く。
晶「……………『明晰者』」
呟いた刹那、晶の瞳の赤に緑の靄が掛かる。星界魔力を使った「明晰者」には、対象者の観察力を極限まで高める効果があった。相手の急所や内部を見ることは勿論、応用すれば動体視力の向上効果もある。
その状態で舞華さんの動きを捉え、今度は一本のワイヤーを舞華さんの方に飛ばした。
しかし「明晰者」にも弱点はある。能力使用中、晶の視覚以外の情報が完全に消えるのだった。実際あちこちで戦いの音があるのにも関わらず、晶はそれが聞こえていないようだった。
>ジェスタ・フールさん
「うーん、じゃあそうだな。じゃあ、今度は戦いとか物騒なこと抜きで……いや、立場とか抜きで仲良くしてほしい。これが俺の求めるものかな。
……………実は、少し考えてたんだ。あんたと俺が別の世界で出会ってたら、仲良くなれてたんじゃないかって。……でも、この世界だからって仲良くしちゃいけない理由なんて、多分ねえだろ?」
ジェスタさんの言葉に対し、笑顔で返す一太。一瞬だけ遠くを見るような目をしてから、再び口を開いた。
確かにジェスタさんと自分は敵同士、仲良くなるのは危険かもしれない。しかしジェスタさんの言動に明確な悪意は見受けられず、悪側にいるのも理由があるのではないか。そんなことを考え、友好の意を込めてすっと右手を差し出した。
それに悪側はともかく、ドンパチするばかりが正義ではないだろう……そんな理屈をつけ、
>邪聖さん、ホクシチアジト
千咲「………。えっと………うん………
あの………それから………その………置いていきそうになってごめんなさい………」
邪聖さんの言葉にそう言うと、自分のしたことに関して謝る。さっきは嬉しさのあまり1人でホクシチへ走っていったから、『調子に乗るな』と思われたと思っていた。
だから千咲は、それに関して落ち込みながら反省していた。そして、今度は置いていかないように近くを歩いてホクシチアジトへ向かった。
そしてホクシチアジトのドアの前へ着いた。
千咲「ソラちゃん………いるかな………」
そして、自分の知るボスの名前を呟きながら恐る恐るドアをノックした。
>遠藤香さん
ユーリの魔法により案の上同じ苦痛を味わった香。
喉を抑えて咳き込む彼女とは裏腹に身構えていたユーリは香の拘束魔法が解除されると咳き込む彼女に接近し喉を抑える彼女の両手首を掴み魔法により切られた彼女の首筋を曝させる。
そして次の瞬間、ユーリは彼女の血に引き寄せられるが如く血が流れ出す彼女首筋に噛み付いたのだ。
『足止めと言いながらも……ハァハァ……いきなり急所を……的確に狙ってくるとはね……。……その冷徹さは嫌いじゃないよ。なら今度は……私の番だね。』
多少息を荒らげながらユーリはまるで喉の乾きに対する潤いを求める様に香の首筋に流れる血を吸っていく。
尤もユーリの場合、首筋から彼女の魔力を吸い取る事が最大の目的なのだが。
時折流れる血に舌を滑らせる仕草は血を求める吸血鬼に見えなくもない。
>千咲
あやまられることをされたおぼえは
わたしにないのですが、どうされたのです?
(頭に疑問符を三個浮かべて首を傾げながら
後ろに着いていく)
>アリスさん
外導「お、んじゃあドーナッツいただくっすかね。ほいでは1つ…………ん、美味しいっすね。あ、そういえばうちに使われてないアレがあったんすよね。ちょっと待つっすよー。」
外導は同じ部屋にある棚?から何かを漁り…これこれ、と呟きながら台所へ向かった。手に持っていたのは、なんか層というべきかタワーと言うべきか、そこそこ大きめの装置だ。それを持って台所で洗い……ついでに冷蔵庫からチョコを大量に取りだして、お湯も沸かし始めた。
>ナツさん、キタアジト
外導「こうやって見るとなっちゃんが雛鳥っぽく見えるんすよね。ほい、リッツっすよー。」
モブたち「絵になる可愛さがあるよな。」「でもこの人、ドキッとすることはあるけど…」「悪戯好きの悪友って感じがするんだよなー。」「それわかるわ。」
各々がお菓子を食べてだらっとしながら、ナツさんに関する思っていることを話す面々。
>アルタイル支部
悪側から「敵の戦闘能力を測れ」という指令が下され、外導の勧めもあって現地へ赴いたIXは、空に漂いつつ様子見をしていた。早い話が、IXは自分が戦う相手がいるかどうかを見ているようだ。
(/一応先んじてIXのRPは打ちます。なにも起こらなければIXは何もせず撤収、という形にします。)
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