奏歌 翔音 2020-08-14 23:09:35 ID:5762b1903 |
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>ホテルの皆様 桜さんたち ???さん
【千秋暁廻】
「ハハハッ!!すげぇな!『投げて』来やがった!!こういう大物は俺の仕....っと、その必要はねぇみてぇだな。」
ホテルの壁やガラスを突き破り入ってきた巨大なミサイルを見て楽しそうに豪快な笑いを飛ばして、なぜか「投げてきた」と理解して飛ばし返そうと構えを取るが、何を見たのかその構えを解いて周りの男たちを次々に薙ぎ倒していき。
【千秋一慶】
「.....。」
『ミサイル』....人が作り出した大量破壊兵器の代表のような存在。その破壊力は誰でも容易に想像のつく大きさ、見た目
爆発すれば...この混沌とした戦場にさらなる混沌と被害をもたらすだろう物。
轟音が響き渡り全てを焼き尽くす炎と爆風が吹き荒れる.....と思った瞬間である
―――――『三刀流、辰巻【狂乱修羅】』―――――
――――― 刹那、ミサイルが炸裂したとほぼ同時、これからホテル全体を焼き尽くし吹き飛ばすような爆風と炎、そして瓦礫に破片を全て巻き込み纏まり、正に『天災の如き斬撃の竜巻』が巻き起こり天井を突き破り、天高く登り、淡く青い無限に続く天蓋の一端を焼き尽くし瓦礫を撒き散らす、だが不思議なことに撒き散らされた瓦礫は周囲の人々や物に被害は一切出さず収まっていく。
....恐らく遊園地から攻撃したであろう人物にも、ホテルの他の階にもいる人たちにも見て、聞こえるような大技を放った男、一慶は何事もなかったかのように三本の刀を収めこれからどうするかを考え始める。
「どうする....ここにこのまま留まってもいいが...場所的には遊園地か、アレを投げるたぁ中々歯応えがありそうだ。」
>ホテルにいる皆様
「外におもしれえやつがいるんだな」と結界を作った後、ホテル中にどす黒い魔力を爆発させる
>945 >黄泉さん
時間は短く、長い階段を黄泉さんは疾風を抱えて登っていく。外から見た景色と合わない様な、合うような。曖昧な階段を登り切れば、硝煙の香りと「戦争」、或いは「信念の研ぎ澄まし」。張り詰めた空気が石の支柱が生える部屋を満たす。
不器用な位に真っ直ぐ正面に立つ男は白い軍服に白い帽子を深く被り、64式を1本と腰に日本刀を刺して待機していた。
「すみません、幻殿。予定よりも早く来られました。指示された方は幻殿にお任せします。」
少し大人びた、青年と大人の間を渡る曖昧な男の声が静かに呟けば、チチっと黒い液体を零す小鳥が窓のない穴の空いた場所から飛び立つ。
ゆっくり面を上げた男の顔ははっきり見えないが、その強い意志を持った赤混じりの黒い瞳が2人を貫き、ぬるい風が長いマフラーをたなびかせる。
「____自分は人を抱えている人物を襲う事はしません。もし、特に意思のないのであればお引取りを。無闇な争いは好みませんゆえ。」
その発言に疾風が笑う。
「えぇ~?でもねぇ?ほら、ボクにとってというか組織にとって?君達メーワクなんだよねっ。あ、ボクは戦えないよ?非戦闘員ってやつダネ!戦えるのはこっち(黄泉さん)だけど、君、死んじゃうよ?」
その発言に迷いなく男は答える。
「戦場で死ぬのは軍人として出た者の末路ですから。抱えられているお嬢様は、階段より五歩下へ降りてください。避けられない戦いならば、この身をもって挑むまで。」
足を揃え、胸に銃を掲げた男は名乗る。
「※※※帝国陸軍所属、近衛田。____上層部の指示によりこれより先には進ませません。」
近衛の発言に、疾風は顔を珍しく顰める。
その筈だ。何せ※※※帝国と言えば既に滅んだ国。そして、近衛田という人間は____反逆罪として処刑された、※※※帝国軍の一般兵でありながら「不死の兵」等と付けられた、実力者なのだ。それが、何故、今。いるのか。
謎は深まるだろうか?疾風は分かっているのだろうか。どちらにせよ疾風は小さく「面倒だね。」と呟いた。
【護衛2回戦 行軍者VS黄泉さん(疾風) 接敵】
>944~950 >千秋さん御一行、桜さん御一行、ディーリスさん、ルミナスさん
【ホテル組 最下層(最上層) 】
【千秋さん御一行】
楽しそうに笑う暁廻さんに対し、冷静にかつ、威力としては最も最小限の被害で一慶さんの技は兵器の火力を火柱にあげる。天井に大きく穴が開けば、ホテルにいる全員に聞こえる程の、耳が破れそうなノイズの悲鳴が上がる。最小限とはいえ、もしかしたら脳に語り掛けた女の声の言う通り「この建築物」の悲鳴なのかもしれない。
その最中、ぐるりと外を飛んでいた鴉のような何かは遊園地へと1度飛び去り、消える。が、羽音が徐々に聞こえ始める。
音の方を見れば大量の黒く、成人女性の掌ほどの大きさの雀蜂の大軍が、黒い渦、或いは雲となって押し寄せてくるのが見えるだろう。
それは強い魔力を保持した、「ただの蜂」では無いことも。
【ホテル組 最下層付近(中層)】
【ディーリスさん、桜さん、ルミナスさん】
「おい、あんた顔にヒビが……。」
笑い、魔力をふんだんに使うルミナスさんの異常に気づき、止めようとする砂金は咄嗟にルミナスさんを抱え飛び避ける。丁度桜さんが闇を放ち、空間を染め上げルミナスさんと対立していく中たどり着いた中層部。ルミナスさんと砂金が居た場所には傷こそないがしなる鞭がパシンッと音を立てる。
「……【銀の弾丸(シルバーブレッド)】……!何故貴方の様な残忍な男が此処に居るのかしら。今すぐ呼吸を止めて立ち去りなさい。もうひとりが持つ天使を解放して。」
「断る。俺達はこいつを止めに来た。こいつも体を張ってる。引く訳には行かん。」
「殺人鬼の発言を許す私じゃないわよ。」
ルミナスさんをそっと下ろし砂金は拳銃をターナに構え、ターナは鞭をピンッと伸ばす。ふわり、と浮かぶルミナスさんの魔力がターナの周りを飛ぶが、桜さんの黒い魔力とルミナスさんの赤い魔力、そして抑圧の魔力がぐちゃぐちゃにされたこの空間では誰が誰の魔力かの判断がつかない状態でもある。
「……そこの貴方。話が通じるなら、その箱を此方に渡して頂戴。それは悪用される訳には行かないの。例えば……今力を求めてるこの魔力にもっ!!」
そういった途端ターナは跳躍し首のリボンを引き解けば瞬時に弓となり、糸をきしませて矢を登ってきた桜さんに放った。
砂金はターナを狙い打とうとしたが、桜さんを見る。
「中央の女……様子が変だな。」と口走れば撃つ前に先ず周りを見渡して、フロントにディーリスさんと隠れている「抑圧」を目視で探していた。
そして、乱戦になりつつあるホテルの中で、ディーリスさんに声をかけられた「抑圧」は嗚咽を零し、ディーリスさんの質問にゆっくり答える。
『いる、すぐそこに、おで、おで達が……。』
指さす先を覗けば砂金とルミナスさんが見えるだろう。感がよければ、ルミナスさんの方であるとも分かるかもしれない。
『嗚呼、欲の力、抑え込む。おで、閉じ込める。大狹が、くる。』
「抑圧」がそれを唱えた時、階段から「killkilukiru……」と音を鳴らして、ルミナスさんを追いかけた姿の見えぬ【大狹】が、この場にいる全員の魔力を断ち切らんと鋏を鳴らしていた。
誰がその天秤を手にするのか、今、賽は投げられる。
(ここからのRPはあまり過干渉しないようにします。果たしてだれが手にするのか。)
☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。
>951 砂金さん ターナさん ディーリスさん 桜さん 抑圧さん 大狹さん
「………否、貴女は信用なりませぬ…ワタクシは貴方を知らぬゆえ…
なればワタクシはこれを渡す訳には行きませぬ、コレを人間に渡す訳には行きませぬ!
結果なぞ知らぬ、ワタクシは揃えなければならないのです…それが今の役割でありますゆえ誰にも渡しませぬ。
さぁ、ひとつになるのでしょう?
出てきてくだされ…抑圧殿、箱は此処にありまする、大狹も来て下さりましたよ…」
ルミナスはターナさんの言葉に対しておもむろに己の身体に箱をねじ込んだ。
ミチミチと音を立てながらルミナスの胸の中に箱は消えた、つまり渡す気はサラサラないということだ。
確かにターナさんの言葉は正しい、しかし正義と悪の認識はあれど「どちらが信用出来、どちらが正しい」という認識はルミナスには無かったのだ。
よって悪用される訳には行かないという言葉を受け取ったルミナスはそのまま言葉を返したのだ。
まるで興味を持たぬように視線を外し部屋の真ん中まで浮遊したルミナスは両手を広げて抑圧さんへ声をかけた。
「今、貴方達が求めた瞬間でございまする。
建物は既に持ちませぬ、周りには邪魔者となり得るものが存在しております…箱はここにありまする、出て来てくだされ。」
>951 ホテルにいる皆様
「その箱が、私の求める力を得れるやつか」と狂気に支配された様子でじりじりと距離をつめて「さぁ、あの箱を奪い取れ」とどす黒い力に支配された配下たちを召喚して奪い取らせようと動かしているとみつるが飛び出し「ボス、正気にお戻りください、あれは破滅の代物です」としがみつき目を覚まさせようと問いかけ続け「それを早く封印などしてください、ボスは抑えておきますから」としっかりとつかみ「離せあれで願いが叶う」と暴れる桜を抑え込む
>951
>ホテルの皆さん(中層)
ディーリス:
…アレがキミの分かたれた半身…見たままの箱みたいだけど…少し状況が面倒な事になってきたな。
…けど、アレを保持してる連中…箱を持ってるヤツは分からないけど、もう片方の風貌は手配書で見た事がある。四月朔日 砂金…つまり彼らは悪側だ。ターナさん程でないにせよ、彼らと同じように僕も信用する事は出来ない。
あの箱を欲しがっている連中の方は分からないな……いずれにしても、信用に値できないのはこの場にいる全員、誰もがそうだろう。
(フロントの壁の陰に抑圧さんを隠しながら、フロント内で混み入り始めた現状を確認し始めるディーリス。庇護対象の望みを優先するのは、騎士として何より重要な事だ。しかし困った事に、抑圧さんが分かたれたという箱は悪側が保有しており、更にはその箱も不気味な魔力と共に人体へと取り込まれた。おまけに箱を執拗に求める人物まで現れ、ひとまず抑え込まれてはいるようだが……こうした不信極まりない状況下において、ディーリスはおいそれと抑圧さんを差し出す気にはなれなかった。
ふと、顎に手を当てて思案していると、鋏を鳴らす音が耳に入ってくる。)
ディーリス:
……大鋏まで来たか。ますます混沌と化してきたな。
>近衛田さん、大海原疾風さん
階段を登りきった先の部屋。
石の支柱が生える部屋を満たすのは硝煙の香りと「戦争」、信念の研ぎ澄まし、そんな類のシロモノである。
そんな異質とも言える部屋で黄泉と疾風を待ち構えていたのは白い軍服に白い帽子を深く被り、首に長いマフラーが特徴の64式を1本と腰に日本刀を刺して待機していた一人の男。
佇まい、その格好からひと目見ただけでも軍人とわかる雰囲気は独特であり、ある意味で魔法とは対極に位置するかも知れない。
「____自分は人を抱えている人物を襲う事はしません。もし、特に意思のないのであればお引取りを。無闇な争いは好みませんゆえ。」
「えぇ~?でもねぇ?ほら、ボクにとってというか組織にとって?君達メーワクなんだよねっ。あ、ボクは戦えないよ?非戦闘員ってやつダネ!戦えるのはこっち(黄泉さん)だけど、君、死んじゃうよ?」
「戦場で死ぬのは軍人として出た者の末路ですから。抱えられているお嬢様は、階段より五歩下へ降りてください。避けられない戦いならば、この身をもって挑むまで。※※※帝国陸軍所属、近衛田。____上層部の指示によりこれより先には進ませません。」
疾風と相手のやりとりの中、明かされる相手の名前。
近衛 田。
その名前を聞いた時、黄泉は以前聞いたことのある名前に思考の記憶を懸命に辿っていた。
そう、その名前は今回の騒動が話題となる直前に烏丸桐恵が研究所にて何やら調べていた際に机に並べられていた幾つかの人物のプロフィールに存在していたのだ。
自身が持つ異能の力を恐れられたが故に反逆者として銃殺されかける、という過去を持つ軍人。
異能故に周囲から恐れられた存在。
それは黄泉と図らずも似通ったモノがあり、そのプロフィールを見た瞬間から黄泉自身もどこかシンパシーを感じ取っていた。
だからこそ確信出来る。
目の前の男はベリアルという悪魔に唆され、利用されているだけに過ぎないという事に。
【少し下っていろ疾風。あれだけの覚悟を示した兵には敬意を持って当たらなければ無礼であろう?】
近衛の覚悟を感じた黄泉は抱えていた疾風を下ろし深呼吸をすると重心を落とし両膝を曲げ片膝は地につくほどに。
自身の顔を前方に位置する両の拳で挟み込む様に拳を構える。
上下の民族衣装がその構えを妙に映え有る姿にしており、その構えを取る黄泉の姿は彼をよく知る者であっても滅多に見ない程だ。
その構えの武術は現在のインドネシアにて1000年以上の歴史を持つ民族武術とも云われている。
当初は王家の秘伝として王族のみが学ぶ事を許されていたが時代の流れと共に民間にも次第に広く普及していく。
当時のヨーロッパの侵略に対抗する為にジャングルファイトとして発展していき、占領下では舞踏の中に巧妙に隠蔽されながら伝承された古い歴史を持つ武術である。
【近衛田よ。先に堂々と名を明かしたその気概に敬意を評し此方も名を明かすとしよう。余は黄泉。古より魔の覇権を牛耳った付喪神。余を知る古き知人には闘神と称されておるがな。近衛田よ。武を示す前に汝に問う。汝は何の為にその力を振るう?】
対峙している者からすればまるで異型の怪物に鋭い眼光で睨まれているかの様な圧倒的プレッシャーを放たれているかの如く威圧感。
それを醸しながらも黄泉はあくまで冷静に近衛に対して構えながら質問を投げ掛けた。
>ホテルにいる皆様
「元の目的を思い出したよ」とニコリとして「元は他の事興味なかったはずだった、近衛田って男を連れ帰る事だった」とホテル全体の館内放送盤を見て「我々では手が出せないってのが分かってる、だからこうする」と館内放送で「中央の東野だけど、近衛田って男を私のとこに連れてきてくれたら5億は出すは、もちろん必要経費全て出す、それ以上欲しければ彼を連れてきてくれるなら交渉に乗るは、彼は手強いはうちでは手が出なかったからね、どこかに雇われてるみたいだから戦うことになるだろうけど、連れてきて」と言う
>ホテル、遊園地にいる皆様
ホテルに流した事を遊園地にも流したあと、両方の放送を開き「言い忘れるとこだったけど前金として200億入のジュラルミンケースを遊園地とホテルそれぞれに10個ずつ隠してきたから、欲しい人は探してくれ」と通信と館内放送を切って1階に行く
>ホテルサイド
ルミナスさんの体に箱が入るのを見る砂金は、悪気はなかった。
「流石にそれは気持ち悪いな。」
そう言いつつも砂金は恐らく、この場の誰よりも早くターナが繰り出すしなる鞭を銃で逸らす。何故なら、ターナが鞭を使い、距離を保ちつつも襲うのは攻撃ではなく、「魔力を付属させた鞭」でルミナスさんから断罪の翼、その箱を回収しようとしていたからだ。
「あなたの言う事も分かるわ。お互い信頼はできないでしょうね?でも、あなたの隣にいる男は____残忍で、酷く、人の心もない殺人鬼よっ。殺す事に意味も考えない、そんな男.......っ!.......道具のようにしか動かない、その男の言葉は悪の組織の行動と同じ事よ。それを使って何かするかもしれないなら、止めるのは同然でしょう?」
ターナは年下のように可愛がっている親友の魘される姿を、泣く姿を、苦しむ姿を歯で噛み締め、ルミナスさんにあくまでも冷静に問いかける。
「私達も____争っている時間はないの。誰かの為に、街を守らなければならないのだから。」
そう言い軽いフットワークで壁を蹴り飛び上がればルミナスさんに鞭を放つ。それを防ごうとする砂金の間に、魔力が低いものには見えない____砂金は見えないが、ターナとルミナスの間に、【大狹】が割り込む。
「kill!keel!」
咄嗟に鞭を逸らすターナは天井の電灯に巻き付かせ、ルミナスさんと同じ視線を維持する。
「箱を、渡して頂戴。其れがどれほど恐ろしいものか、あなたは分かってないのでしょう?」
大狹はその間にも2人を斬ろうとするが、砂金は大狹を押さえつける。
「手応えがあった。」
つけた傷の後や風音から位置を判断したのだろう。大狹は抵抗して四肢を動かす。
「.......中央は辞退か。」
頓着する、空気の中、ディーリスさんの服の裾を大きな手がちいさく引く。【抑圧】だった。
「おで、止める。いぐ。おで、来て欲しい。」
床に赤い文字が書き上げられる。
「"We settled here. Let's return. To me. "(私達は今此処に揃いました。帰りましょう、私に。)」
その言葉を皮切りに大狹は音ともいえぬ何かを口にすれば、布のように砂金の拘束から抜け出してルミナスさんの体の中の、箱に素早く入り込む。
同時に、ルミナスさんの魔力をバラバラに分解しようとする【大狹】の力と、判断する為に停止、行動をする【天秤】の力が大きく渦巻いた。
>遊園地 第2の部屋
「人の為。そして私の為です。」
黄泉さんに対する近衛の言葉は短いものだった。
「世界は何時までも混乱し続けます。されど、それを止める為に、安息の日々を手に入れる為に私達は戦います。そして、私は何故今此処で、何故生きているのかは分かりません。ですが頼られるのであれば、私は守ります。
私は、記憶がなくとも、必要とされなくとも。私として、此処に立ち、この身が滅びるまで人々の為の刃を振るい、私を高める。それだけであります。」
終わらない戦争、人々の争い。多くを見てきたが故に、それがエゴだともわかっている。
それでも尚、前に進み、ただ只管に自分の信じる道を行く。
____ただ、もし、わずかでも己を思い出せるのであれば。まずは信じてみるのだと。
そんな近衛の目は強い意思と決意を持っていた。
その目を降ろされた疾風は階段五歩下で「うげぇ。」と嫌悪していた。
>砂金さん ターナさん ディーリスさん 断罪の翼(箱) 大狹 抑圧
「ッ……………………
………分からぬ…我には分からぬのだ…。
我は人の望みを叶えるために生まれた。
我は我を作り出した者の願いを叶える事を望まれた…我の1部となった存在は……
…汝ら正義を名乗る者達へ憎しみを浮かべていた……全員だ、全員汝らを憎んでいた!
なれど…なれど人々は正義を名乗る者達を賞賛していた……その感情に曇りなく…
今汝が残忍、酷く、心の無い殺人鬼と言った…
だが砂金殿は我を助けた……我を捨てず、裏切らず共にここまで助けてくれた…何が違う?
汝らは創造主の望みを叶えようとする我を悪と断じ殺めようとした…砂金は我が悪魔のような存在だと分かっても手を差し伸べてくれた……
何が違うというのだ…!!貴様らと…!砂金が…!
何が悪だ…何が悪い?……結局は一緒ではないか…!
もうなんだっていい…何が正しいかなんてどうでもいい…
この箱がどれほど危険なのかなぞ知らぬ、だが渡す訳には行かぬ。
我は揃える、我が揃える…ただそれだけだ…。
箱を揃え、この箱が望むままに行動する……それならば…それならばこの箱にとっては正しい事となろう…!
……邪魔は…させぬ!我は間違ってない…我は願いを叶える!」
箱がルミナスの体内へ入る…
そして大狹もその体内の箱の中へ入った。
途端にルミナスの魔力が不安定となり大狹の力の影響で全身に亀裂が走った。
浮遊していたルミナスの身体は糸が切れたように地面に落ち倒れ込む…そして身体を起こしたルミナスの表情は今まで見せた歪んだ表情ではなく何処か困惑したような子供を思わせる表情だった。
ターナさんの言う通り砂金さんは殺人を犯したのだろう、命令されるがままに非道な事もしたのだろう。
だがそれはルミナスも同じ事だった。
正義の連中に、そして世界に恨みを持つものが集い、そしてその者達を材料として作り出されたルミナスの思考は、その者達の思考を大きく引き継いでいたのだ。
殺しを悪と認識せず、非道な行いを残虐であると知らずに頭に響く声に従って殺しをしてきた。
ルミナスは純粋に創造主の願いを叶えていた…しかしそれは悪だと言われるものだと今、ハッキリとわかった。
しかし同時に疑問が浮かんだ…ターナさんは砂金さんを悪だと言った…そしてその砂金さんの行動は止めなければならないものだと…正義の存在は言った。
どちらが正しいのか、悪と呼ばれる存在は殺しをする存在だと…なれど正義も殺しをするでは無いか…何が違う?何故悪と呼ばれる存在は許されないのか?
悪と呼ばれる砂金さんは己を助けてくれた、それも何度も。
悪と対照的と言われる正義の存在は己を咎め殺そうとした、悪の存在の行動は止めなければならない、其れが皆のためだと…。
何も分からない…誰を信じればいいのか分からない…。
ルミナスは縋るように箱を揃えることに執着した、それを邪魔するものは排除する。
この箱がそう望むのならばそれが正しいことだと信じた。
まるで半狂乱状態のように…子供が泣き出す寸前のような怒りの表情を浮かべると不安定な魔力を操作し始める。
周囲にはられていた結界は大狹の影響によって甲高い音を響かせながらひび割れ始める。
周囲に漂っていた魔力は一気にルミナスへと戻る、そして首や手首に咲いていた真っ赤な花がその色濃さを増す。
するとその花から無数の真っ赤な蔓のようなものが出現しルミナスの胸部に巻き付く。
そして余った蔓が抑圧を探すようにして地面に着くや否や四方に伸び始めた。
>ホテルの皆さん
ディーリス:
分かった。キミが望むのであれば、僕はそれを助けよう。キミを護り通し、キミの望みを叶えるのが騎士としての、僕の務めだ。それで、具体的に何をすればいい?"アレ"を殴れと言われれば、僕はその通りにするが。
(抑圧さんに裾を引かれると、ディーリスはその黄金の双眸でまっすぐ抑圧さんを見据え、自分はあくまでも彼(?)を護る騎士であると示す。庇護対象である抑圧さんが望めば、それがどんな事でも叶えるべきだとも。…だが、状況はあまり芳しくはない。箱と大鋏を取り込んだルミナスさんから伸びてくる蔓の動きが目に入り、何か―――抑圧さんを探すような所作が見受けられる。抑圧さんに言われるよりも先に、ディーリスは"ガチャリ"と、左盾先端の砲口を蔓に向けながら、抑圧さんに尋ねていた。)
>ホテル箱組
「!」
「あなた、話しをっ!?これは、暴走.......!?やっぱり大きすぎる力だったんだわっ!」
ターナがルミナスの話をターナなりに話そうとした時から異変が起きる。すぐさま駆け寄ろうとするが砂金が銃を向け、牽制する。
「こいつに下手に近寄るな。.......抑圧を連れてくるんだ。」
「やはり、お前は変わらない.......っ!何も分からない男ね。あなたが助けたのも、気持ちじゃなくて命令の中だからでしょう?.......私は、全てを、あの子の全てを壊したあなたを止めてみせる.......。公正な場所で、裁きを受ける時なのよ。」
「悪いがあんたらに捕まるつもりもない。なんとでも言え。あんたが言うことは、俺に勝てればの話だ。」
そう言いながら砂金はルミナスさんに近寄ると自分が傷つくことも何も恐れず、ルミナスさんをお姫様抱っこで抱える。.......頭部を安定させる為の形がそうなっただけなのだが。
じゃらっ、と鎖を垂れさせて棺を背負う【抑圧】が少し動き、ディーリスさんに声をかける。
「【天秤】、【大狹】と力がうまく噛み合わない。あのままだど、おでもみんなも、全部【大狹】に斬られる。【天秤】、強いけど、おでと【大狹】に勝てない。おで、行く。でも動き遅い。間に合わない。だから、おでをあそこまで運んで欲しい。棺(これ)、壊したらダメだぁ。おで、大狹も抑えてる。でもおで動けない。運んでほしい。」
そう言うと、【抑圧】は鎖を伸ばす。蔦にわざと巻き付くと、【大狹】を【抑圧】して、ルミナスさんの負担を減らし、体内に入れたルミナスさんにはわかるが、【天秤】の審判も糾弾してとめる、止めてくれている。しかし2つ分の、古代魔道兵器を止めてきた、壊してきた力に押されつつあり、【抑圧】1人だけは、徐々に壊れつつある。
元々ひとつだったものを3つに分けられたせいで、審判を辿る力も、不安定だったのだ。
>近衛田さん、ホテル組の皆様
【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】
確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。
>956
>967
そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。
提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。
【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】
黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。
【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】
計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。
その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。
訂正します。
>近衛田さん、ホテル組の皆様
【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】
確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。
>ホテルにいる皆様
「元の目的を思い出したよ」とニコリとして「元は他の事興味なかったはずだった、近衛田って男を連れ帰る事だった」とホテル全体の館内放送盤を見て「我々では手が出せないってのが分かってる、だからこうする」と館内放送で「中央の東野だけど、近衛田って男を私のとこに連れてきてくれたら5億は出すは、もちろん必要経費全て出す、それ以上欲しければ彼を連れてきてくれるなら交渉に乗るは、彼は手強いはうちでは手が出なかったからね、どこかに雇われてるみたいだから戦うことになるだろうけど、連れてきて」と言う
No.956 東野 桜/西川 みつる [通報]
ID:0ee18fced 2022-04-18 13:47:07
>956
>957
そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。
提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。
【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】
黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。
【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】
計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。
その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。
再度訂正すみません。
近衛田さん、ホテル組の皆様
【見事な信念だ。………と、言いたいところだが。自分自身の致命的な間違いに気付いているか?近衛田よ。甘美な誘惑にて人々を狂わし混沌と絶望を齎そうとする存在の所業への肩入れ。これが人の為だと?フハハハハッ!随分と笑わせてくれるではないか。滑稽だとは思わんか?軍人として名を馳せた汝が守るべき民を脅かす事を人の為と吐き違え疑問も持たずに悪魔の所業に手を貸しているのだからな。あまつさえ『頼られるのであれば、私は守ります。』だと。何を勘違いしているのかは知らんが1つだけ言っておく。今の汝には何も守る事など出来はしない。願いを叶える等という悪魔の甘言に唆され言われるがままの悪魔の操り人形を演じている今の汝にはな。………問おう。汝の信念とは悪魔の所業に手を貸し人々を脅かす事に相違ないか?】
確固たる信念は確かに持ち合わせている。
……だが記憶を失っているのが原因か、はたまた悪魔との契約のリターンが余程甘美なものであったのか、その信念は間違った方向に軌道変更されようとしているのだ。
他ならない軍人である近衛田が最も忌み嫌うであろう人々を脅かす存在に自らがなるという最悪の未来に。
>956
>957
そんな時放送機器を通してこの場に居ない筈の東野桜の声が響き渡る。
提案された報酬内容には特に関心を示すことの無い黄泉だった。
だが自分のやろうとしている事を見透かされているかの様なタイミング
事情を知るが故にどこか発破を掛けられている様な信頼されている様な……そんなこそばゆい感覚にヤレヤレ、と内心呆れつつも苦笑する。
【近衛田よ。汝が国旗の日の丸に掲げた誓いと信念はそこまでに軽々しいものではなかろう?記憶を失っていてもその魂の在り方までは変わりはしない。必要とされるから守るのか?頼られるから動くのか?否。民を守りたいという確固たる信念から力を求めた。そうであろうが。ならば汝のすべき事は悪魔の操り人形になり果てる事では無いはずだ。………さて、お膳立てはこれぐらいで良かろう。近衛田よ。汝の信念、この闘神が見極めてやる。】
黄泉の全身から溢れ出る極黒魔。
ドス黒い筈なのにどこか神々しく光り輝くその黒は暗いはずなのにどこか美しい何かがあった。
【選ばれし宿命の落とし子――――今此処に力を示せっ!!】
計り知れない威圧感と共に台風の様に荒れ狂う極黒魔。
その中心にて構えたまま近衛田の動きを伺う黄泉。
その鋭い眼光と威圧感は異質極まりなく、戦場を掛けた兵であっても戦意喪失してもおかしくないほどだ。
>961 ホテルの皆様
「汝は何も分かってない!
我は……我は暴走なぞしていない!
我はただ願いを叶えていただけなのに…!
ワレは何も間違っテない…我は箱を揃える…何も間違ってナい…ないはずなノダ…」
まるで駄々をこねる子供のようにターナさんの言葉を否定する。
「自分は間違っていない」
そう言い続ける。
ルミナスから溢れ出た蔓に抑圧の鎖が巻き付くとそれに縋るようにしてルミナスの蔓も鎖に辿りながら巻き付き始めた。
魔力体の限界が近い…崩壊が始まる。
それでもルミナスは箱を留め続け抑圧へ向かって動き始める。
砂金さんに気遣うようにルミナスは滑るようにその腕から抜け出すと抑圧へ向けてゆっくりと浮遊する。
時折ガクンと地面に落ちかけるが身体は抑圧へ向けて進み続けた。
3つ揃えることが正しいことだと証明する為に。
>ホテルの皆さん
ディーリス:
つまり、あいつのところまで運べばいいんだな。了解した。
(言って、ディーリスは巨体である抑圧さんの背後に立ち、後ろからしがみつく。先ほど、廊下からフロントまで一気に運んだ方法は使えない。アレは背後へ回り込んだ際の余波を含めた出力で賄えた手段である。こちらへ気付いたのか、今にも膝から崩れ落ちそうなルミナスさんの姿が目に入る。それは駄々をこねる子供のようにも見え、明らかに正気ではない。
だが、それは何も問題にはならない。抑圧さんを運ぶにも、ディーリスにはそもそもとして無尽蔵の魔力がある。何が正しい、何が間違い、そんな事はディーリスに"関係ない"。)
ディーリス:
僕は騎士だ。救いを求めるモノには、誰であろうと手を差し伸べる。選り好みをする時もあるけれど、基本的に、それは"悪"であろうとも関係ない。……キミの言う"正しい事"と"間違っている事"に、ハッキリ言って興味がない。―――強いて言うなら、物事においてそもそも"正しい事"なんてありはしない。それを"正しい"と判断し、"間違っている"と断ずる事が出来るのは自分自身だけだ。なら僕は、自分が信じられる事を"正しい"事だと断じるだけだ。
(そこまで言い終えると、抑圧さんにしがみついたまま背部の鎧に備えられた2つの魔力噴射孔を4つに変形させる。変形した噴射孔のそれぞれから大出力の魔力を噴射させると、自身より何倍もの体躯を持つ抑圧さんの身体を浮かし、ルミナスさん目掛けて途轍もない速度で突撃するのだった。)
>ホテル組
「俺はどう言われようがいい。だがこいつは違う。こいつはあんたらの言う悪とは当てはまらんだろうな。」
砂金はルミナスさんがふらつきながら向かうのを止めず、ターナの牽制に専念し、後ろを守る。
「.......そうね。貴方は残忍だけれど、彼は、いえ、あの魔力は無垢.......だからこそ、貴方達の所に行ったこと、貴方達の肩を持つことが私は悔しいわ。魔力の彼を、使いたいだけ使って、混乱させてしまうのだから。」
「あんたの正義も大概だな。」
「貴方みたいな外道にだけは言われなくないわね?」
ターナも、ルミナスさんのその行動と発言を取ればまずは箱を完成させること.......元に戻す事が必然だと考え先程のように行動はしてないが、同時に砂金が居ることで警戒とすぐさま動ける牽制を掛けていた。正義と悪。深い溝が大きく見える世界だ。
____その中で、ディーリスさんが【抑圧】を抱えて激突するその音はさぞ大混乱を招いただろう。
「って、何してるのあなた!?!?」
「そっちが攻撃してきたか。」
「だからと言って手出しはさせないわよっ。」
2人がやり取りをしつつ同時にルミナスさん達に向かう。
そして、ルミナスさんの頬を包帯に巻かれた大きな手が、撫でる。それは、慈しみと苦労を労う、感謝の冷たさを持っていた。
「おで達のために、いっぱい傷つついた。みんな、ありがとう。ありがとう.......。」
そして【抑圧】が背中の棺を片腕でルミナスさんの目の前に立て、扉を開ける。途端、ルミナスさんの中で争い、蠢いていた2つの魔力はルミナスさんの体をすり抜けるように飛び出していく。
大狹の何かと、天秤を首にぶら下げる何かが「ありがとう。」と口を開くと、棺の中へ、そしてディーリスさんから降りた抑圧が「ありがとう。」と言えば自ら中に入り、棺が閉まる。
____強い光の後、ホテル内全員の首に天秤が下げられる。ユラユラ揺れるその上には周りには見えない、自分達だけに見える概念的な、しかし自分にはわかる【自分】と【罪】が揺れている。
カチン、と天秤は【自分】に傾けば、何事もなく光が収まる。煌びやかかつおどろおどろしいホテルは普通の、小綺麗なホテルに変わり、全員と置かれたトランクがフロントととなる入口に立っている。減った魔力も傷も無くなっている。
そして、ルミナスさんには掌程の白い棺が、ディーリスさんには同じサイズの黒い棺が握らされていた。
それはまるで、色が違うだけの翼の様に、包み込むような、そして軽いものだ。
その最中迫る黒い影、羽音がある。
____多くの大きな黒い蜂が全員に向かって飛んできており、1部はトランクを運ぼうと固まって空を目掛けていた。
>遊園地 第2の部屋
「?甘美な誘惑とは?少々お待ちを。.......確か、自分は、あの時に死んだはずでした。目が覚めた時、何も分からなかった自分に話しかけてきた御仁が居て、その方はこの国を収めていると話していました。そして、命を狙われているから護って欲しい。という話しで自分は聞いておりますが、何やら事情が違う様です。ですが、____見極められると言われるのであれば結構であります。その上で自分と話すのであれば戦場を用て。」
黄泉さんの発言に、少し考えていたが、現れた威圧感とその気迫にマフラーはたなびき近衛も2歩、さがれはそのままどこからとも無く、現代で言うショットガンを背中から孔雀の羽のように広げ向ける。そしてふたつの腕、指で巧みにかつ正確に早く、引き金を引いて捨てていく。飛び出す弾丸が黄泉さんに向かうが、普通ならば、問題は無いだろう。
「Ms.Yomi!左に避けろ!」
.......あの疾風が咄嗟に叫んだ言葉。それを信じるか信じないかは強さのみ。
>ホテルの皆様
「………結局…何も分からぬ……
箱は揃った…彼らはひとつとなった……之は汝らが望んだものだったのか…?我は汝らの願いを叶えられたのか…?
棺よ……我はもはや戻れぬ…頭に響くこの声も信じていいのか分からぬのだ…我はどうすれば良いのだ…?
砂金…ターナ……我は…我はどうすれば良いのだ?何を成せば我の存在理由を知れるのだ?
箱は揃った…我はもう用済みなのか…?」
光が収まり天秤が事を成す。
全てが収束した後、ルミナスは白い棺桶を両手で大事そうに持ちながら立ち尽くしていた。
箱は集結し、1つになった。
結果として残ったのは疑問と棺のみだった。
己が悪なのか正義なのかも、結局分からない。
これが正しい事だったのかも分からない。
泣きそうな表情で砂金さんとターナさんに問いかけた。
これから何をすれば良いのか……と。
>エースさん ホテルにいる皆様
「もう終わったか」と退屈そうに上がっていき「ここは取り壊しのようだ」とふと立ちつくしている人を見つけ「何やって」と見ただけで察したがどうしようか迷い「みつる、こいつ渡してこい、使うかはあいつらに任せるが」と言ってはこをひとつ出してみつるが「これうちのボスから渡すようにと預かってきました、魔力があれば使える結晶です」と片腕を出し「片方を持ってる人の魔力が吸われそれをもう片方に送るって物で、この腕もボスの魔力で動かせてますが、埋め込めば生き返りますが、魔力がかなりの量必要になります」と床に置きその場を去って行き「ひとつ貸しですから」と言って階段をおりていく
>近衛田さん、大海原疾風さん
【っ!?何を思いついたかは知らんが良かろうっ!】
背後から叫ばれた疾風の言葉に一瞬驚く黄泉。
だが無理もない。
本来疾風は飄々とした対応とその持ち前の叡智で他者を煙に巻く様な印象を持つ。
誰かの為に声を荒げる事など普段の疾風を知る者からすれば驚愕の一言に尽きる。
だが、黄泉は疾風の言葉を疑う事はしなかった。
その関係には得もしれない何かが確かに存在していたのだから。
疾風の方に振り返る事なく即座に左へ飛び退く黄泉。
(【さて、鬼が出るか蛇が出るか。】)
疾風の意図を知るべく跳躍した黄泉は疾風が何をするのか、と内心で期待しながら不敵な笑みを浮かべる。
尤もその不敵な笑みは疾風には見えていないだろうが……。
>ホテルの皆さん
ディーリス:
……?羽音……?
(フロント内での出来事が一段落し、いつの間にか握り締めていた黒い棺をしばらく見つめていたが、すぐにその関心はフロント内に響く異音へと変わる。蟲の群れが羽を羽ばたかせる音―――そちらの方へと振り向けば、黒い蜂の群れがこちらへとまっすぐ向かってくる。さらに、いつの間にかフロント内に置かれていたトランクを蜂は運び出そうとしている。棺を一旦鎧の内側に仕込むと、"ガチャリ"と両の腕鎧先端に備えられた砲口を蜂の群れに向けた。)
>ホテルにいる皆様
「このちっちゃいのは何なんだ」と次々とみつるの放つ銃弾に当たり落ちてくる蟲のようなものをつつく
>968 >969 >ルミナスさん他ホテル組
ルミナスの発言にターナは素早く、そんなことは無いと叫んだ。
「用済みなんて、そんな事ないわ。.......いい事?あなたは今悪の組織にいる。けれど、あなたの献身のおかげで、無事に箱は完成した。だからこそ、その箱(力)は、あなた達2人に身を委ねたのだと思うわ。何故なら、それは審判と裁きを下す箱。古代魔道兵器と呼ばれる大きな力を唯一選択できる存在だから。
.......あなたの隣の男がいる限り、私は敵として見なければならないわ。けれど、あなたは間違っていない。」
カツカツとヒールを鳴らして、ほんの少しルミナスさんに近づけばターナは手を伸ばした。
「あなたの悩みを私が今解決させることは出来ないけれど、あなたが悩むなら此方へいらっしゃい。私達(正義の組織)は、迷う人を見捨てない。」
そうよね、ディーリス?と妖艶に微笑む。
砂金はルミナスの斜め後ろで、武器を構えつつもターナの言葉を、ルミナスの言葉を聞く。
少し乾いた唇から言葉が出たのは、ターナが手を伸ばした後だった。
「俺はあんたを操作する権利もなければ、あんたがどんな境遇の存在かもしらん。だが、あの女の言う通りあんたもいなければ俺達は全員迷惑してただろうな。
選ぶのはあんただ。あんたがどう在りたいか。目的がないなら作ればいい。
.......ただ、組織は裏切りを許さない。俺は、今のあんたがどんな選択をしようが裏切ったとは思わん。ただ、周りに思われることだけは気をつけろ。
それと、____曖昧な気持ちで決めるな。あんたをしっかり保て。そのままそのままで決めれば、あんたはいずれ自分の過去に食い殺されるぞ。」
「この子にそんな事させないわ。殺人鬼は黙ってなさい?それともそんな事すら躾られてないのかしら?」
「生憎、あんたらみたいにいい子ちゃんの皮かぶるように指示されてないんでな。」
「.......殺人鬼。」
「偽善者。」
視角と視角が火花散る程殺気立つ中2人は素早く銃と鞭を放つ。それは対面し、相対する相手にでは無く、横から迫る「蟲」に。
「ディーリス!あなたはその箱を持って強い魔力反応のある、隣の遊園地へ向かいなさい!私は後から向かうわ!」
ディーリスさんが砲口を迫り、集まる虫に向ける中、ターナは鞭をしならせて活路を開く為の場所を瞬時に探していた。
砂金は既に攻撃を始めつつルミナスさんの前に立つ。
「あんたの迷いは分からんが、礼は言う。まず、ここ迄感謝する。あんたは頼りになった。.......俺は強制は出来ん。ここから先をどう行くかは、好きに決めろ。だが、放任はしない。」
虫を撃ち落としていく中、砂金にしてはハッキリとルミナスさんに声かける。
「あんたが用済みだなんて思った事は無い。」
パァンと弾ける中、桜さんからだという怪しげな物を、みつるさんが渡す。恐らくルミナスさんなのだろうが、受け取る気持ちが今はつかないだろうと、砂金は「後で渡す。」
そう答えて預かっておいた。
そして、さくらさん達やホテル組が殺す虫は撃たれたり、つつかれたり。なにか強い衝撃を受けるとパシャっと黒い液体が飛び散る。そこからは、魔力と水墨の香りが漂っていた。
尚も虫は多く、基本的に攻撃よりは、さくらさん達が置いたアタッシュケースと、砂金が預かった魔力の腕を狙っているようだった。
>970 >黄泉さん
左に飛び退いた黄泉さんが居た場所に大量の銃弾が、黄泉さんの足の健等動きの急所を的確に狙っていた。めり込む弾丸からは僅かに「白衣観音」.......つまりは黄泉さんのような付喪神等に対して強い効果を見せる、「神殺し」と言われる力が込められている。
そしてそれは魔力や魔法といった力ではなく、近衛、この男の意思。宇宙さえも不確定な人の強い感情が生み出す物だと。
____神殺しも恐れない。化け物だ。
「流石のキミもDangerousってわけだね。あー、ボクあーゆー奴は嫌いだよ、やっぱり。キモチワルイッ。」
腕をさすって嫌悪感を丸出しにする中、近衛はすかさず次の銃を放ち、銃を捨てていく。捨てた銃は、地面に当たるなり溶けるように消えていた。
よく見れば液体が染み込み移動するのも見えるかもしれない。
>ターナさん 砂金さん ホテルの方々
「………申し訳ございませぬ…………我は決める事が出来ない…
ターナさんが差し出してくれた手を払いたく無い…
砂金さんの優しさを払い捨てたく無い…
卑怯だと言ってくれても構わない……だけど我はこうする以外考えられないのだ…。
………「我/私」は貴殿らの考えを捨て去りたくない、「正義が差し伸べた手を/悪が拾ってくれて突き放さないでくれた事を」…どうしてそうしたのかを知りたい。
だから「我/私」は「ターナさん/砂金さん」について行きたい………初めての「我/私」という存在の願い…。」
ルミナスはしばらく固まっていた……
己の答えを出せず悩み続けていたのだ。
2人の提案が、対応がルミナスにとっては限りなく嬉しい事だった。
その為どちらかを裏切る選択をしたくなかったのだ…だからルミナスは3つ目の選択肢をとったのだ
──何方にもついて行く、何方の手も取る──
不安定な声とは違い、己の中で1つの答えを出したルミナスは震えながらもしっかりと言葉を発する。
不思議な事にルミナスの言葉は時折重なっていた、「我」と言っている青年の声、「私」と言っている少女の声…それぞれ高さの違う声が重なる度にルミナスの身体が紅い血に包まれる。
全身が液体に包まれると「どぷん」という音と共にその液体の塊が二つに分かれ、やがて人型となる。
そして液体が「ぱしゃり…」と地面に落ちるとそこに居たのは2人の若い容姿をした人物達だった。
片方はホテル内でルミナスの身体が不安定になった時に現れた中の一つ出会った少女の姿、そしてもうひとつは先程までのルミナスよりもかなり若くなったような容姿の少年だった。
【エス・マルム】
「我はマルムを名乗ろう…
我は砂金と共に往く、悪とは何かを知るために。」
【エス・バヌマ】
「私はバヌマを名乗りましょう…
私はターナさんについて行きます、正義とは何かを知り得る為に。」
【マルム・バヌマ】
「「何が正しいのかを知る為に、己の存在理由を証明する為に。
…こんな我々でも「貴殿は/貴方は」は受け入れて「くれるだろうか?/くれますか?」」」
それぞれ容姿も声も違う2人は同じようにそれぞれマルム(悪)とバヌマ(善)を名乗りターナさんと砂金さんに向き直ると口を開いた。
正直に言えばどちらかに着いて行くということは考えられなかった…と言うよりもしたくなかったのだ。
そのような思考があったルミナスは「大狭」によって何度も分裂しかけた思考を利用し「己」を2つに分けたのだ、これが最善の選択だと己で判断した結果であった…。
魔力体であるからこそ…善と悪を知り得ていないからこそふたつある道を何方も歩むことにしたのだ、例え2人から拒絶されようと反対されようと。
>近衛田さん、大海原疾風さん
疾風の助言に従った事でなんとか弾丸の直撃を回避する黄泉。
そして地面に着弾した弾を見て黄泉は表情を僅かに強張らせていた。
そう、その弾に付与されていた力に心当たりがあったからだ。
魔力ではなく神という存在の黄泉にとって天敵といっても過言ではない、所謂『神殺し』の力。
それが近衛田から放たれた弾には確かに宿っている。
そしてそんな中こちらに向けて銃を放ち続ける近衛田を見た瞬間黄泉が見せたのは……………とても悲痛な顔。
それは例えるなら何かにショックを受けている様な……そんな珍しい表情を黄泉は晒していた。
【近衛田よ。】
黄泉に迫る無数の神殺しの弾丸。
それらを前に黄泉は心に溜めた苦しみを吐き出すかの如く絞り出す様にポツリと一言呟き。
その瞬間
黄泉の身体が僅かにブレた。
少なくとも数多くの戦の経験のある近衛田にはそう認識出来ただろう。
だが脳がそれを認識した時には既に
黄泉の身体は其処には跡形も無く
【汝には失望した。】
近衛田の背後から耳元で呟かれたその声と共に彼の首を背後から掴み絞め技の要領でまるでそのまま握り潰す様な勢いで頸動脈を絞めている。
そう、黄泉は正に神速の如き速度で近衛田の背後を捕っていた。
何が起こったのか、その原因は極黒魔である。
近衛田の名前を呟いたあの瞬間、黄泉の極黒魔が瞬間的に黄泉の身体能力に爆発的なブーストを行っただけ。
だが極黒魔によるその身体能力の底上げは凄まじく、腕に覚えのある兵でも対峙していれば瞬間移動をしたと錯覚する程だった。
そんな中、黄泉はどこか悲しげな………そんな儚い悲痛の表情を浮かべ近衛田の頸動脈を背後から締め上げながら呟いた。
【軍人にとって銃とは戦場での己の相棒とも呼べる存在。それは軍人がその銃を初めて授与される際に心に刻み付けるべき戒めに他ならん。………それを汝は自らの意思で当然の様に使い捨てた。………もし、汝と運命を共にした銃に心が存在するのなら、さぞ泣いているであろうな。】
声こそ荒立てていない。
だが、其処には明確な怒りと悲しみの感情が存在している。
そう、黄泉は静かに、だが確実に……怒りを見せていた。
(訂正します)
>近衛田さん、大海原疾風さん
疾風の助言に従った事でなんとか弾丸の直撃を回避する黄泉。
そして地面に着弾した弾を見て黄泉は表情を僅かに強張らせていた。
そう、その弾に付与されていた力に心当たりがあったからだ。
魔力ではなく神という存在の黄泉にとって天敵といっても過言ではない、所謂『神殺し』の力。
それが近衛田から放たれた弾には確かに宿っている。
そしてそんな中こちらに向けて銃を放ち続ける近衛田を見た瞬間黄泉が見せたのは……………とても悲痛な顔。
それは例えるなら何かにショックを受けている様な……そんな珍しい表情を黄泉は晒していた。
【近衛田よ。】
黄泉に迫る無数の神殺しの弾丸。
それらを前に黄泉は心に溜めた苦しみを吐き出すかの如く絞り出す様にポツリと一言呟き。
その瞬間
黄泉の身体が僅かにブレた。
少なくとも数多くの戦の経験のある近衛田にはそう認識出来ただろう。
だが脳がそれを認識した時には既に
黄泉の身体は其処には跡形も無く
【汝には失望した。】
近衛田の背後から耳元で呟かれたその声と共に彼の首を片手で背後から掴み絞め技の要領でまるでそのまま握り潰す様な勢いで頸動脈を絞めている。
そう、黄泉は正に神速の如き速度で近衛田の背後を捕っていた。
何が起こったのか、その原因は極黒魔である。
近衛田の名前を呟いたあの瞬間、黄泉の極黒魔が瞬間的に黄泉の身体能力に爆発的なブーストを行っただけ。
だが極黒魔によるその身体能力の底上げは凄まじく、腕に覚えのある兵でも対峙していれば瞬間移動をしたと錯覚する程だった。
そんな中、黄泉はどこか悲しげな………そんな儚い悲痛の表情を浮かべ近衛田の頸動脈を背後から片手で締め上げながら呟いた。
【軍人にとって銃とは戦場での己の相棒とも呼べる存在。それは軍人がその銃を初めて授与される際に心に刻み付けるべき戒めに他ならん。………それを汝は自らの意思で当然の様に使い捨てた。………もし、汝と運命を共にした銃に心が存在するのなら、さぞ泣いているであろうな。】
声こそ荒立てていない。
だが、其処には明確な怒りと悲しみの感情が存在している。
そう、黄泉は静かに、だが確実に……怒りを見せていた。
>975 >ホテル組(マルム/バヌマさん)
「いつか、この世界の平和に理解して貰えると嬉しいわ。ありがとう、耳を傾けてくれて……。この境が、無くなるように、一緒にがんばりましょう?」
ターナはルミナスさん、いや、バヌマさんの手を取れば微笑む。
砂金は手を取ることは無かったが、マルムさんの方を一瞥して、墨で出来た虫への攻撃を続けていた。それはマルムさんの時間を守っていたことと余り変わりないだろう。
バレッタにマガジンを差し込む。しかしまだ迫る虫に舌打ちをする。
「キリがない。話が終わったならここから移動するぞ。」
腕に取り付けたワイヤーリールを遊園地より少しズレた方向に向ける。ターナはそれを見て待ちなさい!と1つ、声を荒らげた。
「……この子(マルヌさん、バヌマさん)に変な事をしないで頂戴。いつか、必ず、貴方は裁かれる。」
「死ぬ時はそうだろな。」
過去の確執が、少し和らぎつつもまだ終わらない。砂金は「相手をしてられん。先に行くぞ。」と言えば、1人先にワイヤーを速射、リールが巻いてそのまま勢いよくその場を離れた。
「……私達もこのまま虫を相手し続けていたら魔力が先に切れてしまうわね……。でも何故かしら。私達に攻撃は殆どない。狙うのは……あの女性が置いたアタッシュケース……?」
鞭で虫を薙ぎ払いつつも、ターナはふたりがどうしたいかを、見てみることにした。
>976 >黄泉さん
「Oh。」
階段から覗き込む疾風は笑みを浮かべていた。
「めーずらしく怒ってるぅ。ま、そんな事は分かってたけど??問題は、まだってことかな……。」
目を細めて射止める視線の先には、黄泉さんに喉を抑えられた近衛の姿。
やや浮いた状態となるだろう近衛は、ほぼ本能だろう。頸動脈は掴まれているが、右腕を差込み辛うじて話せる程度の呼吸を得ていた。
少し頭を動かし、黄泉さんに話しかける。
「な"にを……げんめつ、されたかは、わたしにははかりかね"っ、ます……!ですが……!!」
パァンと黄泉さんの片腹が弾け飛ぶのは、黄泉さんが怒り、近衛に接敵した為。
近衛の左腕には、投げ捨てようとも消えていた銃とは違う、軍人の銃が脇に挟まれ、硝煙を登らせる。
「わたしは、あなたのきたいにこたえるっことでもなく!わたしの、わたしがあゆんだしんねんで、すすんでいます!わたしをきずいたかこ、ほうほう、そのすべてあなたに"かちをきめられ、ひていされるぎりはこちらにもありません"っ!!!」
相棒は決して離さず。そのまま首が軋むのも構わず、鼻から血を垂らして体を勢いよく1度揺らし黄泉さんの胴体を蹴りつければ、地面を走るように足は上へ、そして右腕を捻らせ黄泉さんの手の肉を皮が僅かに裂けるくらい掴んで背負い投げの一撃を見せた。
その間に、黄泉さんに一撃を撃ち込んだ銃は近衛の体に血を零しながらめり込んでいく。しかしその血は、地面に落ちれば魚の如く泳ぎ近衛の方へと向かっていた。
>ターナさん ディーリスさん 砂金さん
【マルム】
「…では、我は彼と共に往く。棺はバヌマに持たせよう…汝はこれを求めていた、なれど彼はこれを求めなんだ。
ターナ殿、ディーリス殿…我らに選択の余地を与えてくれたこと、有難く思う……。
いつかこの恩は必ず返すと約束しよう、例え後々敵対するとしても……
─そして彼を裁くときには我も必ず共に願う─
……では。」
マルムはバヌマに純白の棺を手渡す。
この行動の意志をバヌマは理解しているためただそれを受け取り、握りしめて頷いただけであった。
しかしターナさんには説明がいるだろうと考えそちらへ向き直ると口を開く…
簡単に言えば砂金さんはルミナスから箱を取ろうとせず揃えることに協力していた、それに対してターナさんは如何なる理由があったとしても箱をルミナスらから受け取ろうとしていた事は事実である…
確かな理由がある訳でもなくただそれだけの理由だった。
バヌマに棺を渡したマルムは改めてターナさんとディーリスさんの2人に頭を下げると血の猛禽類のそれのような翼を背中から生やし(姿勢制御と速度を上げるため)、其れをはためかせながら高速で砂金さんの元へ飛翔していった。
速度的にさほど時間をかけずに追い付くであろう。
残ったマルムが今度は口を開く。
【マルム】
「………ターナさん、これからよろしくお願い致します…。
私は…人で言えばまだまだ幼子……至らぬ点がありますでしょうが私を見捨てなかった貴女のために頑張ろうと思います…。
……この話し方で大丈夫なのでしょうか…
「私」…「我」…「拙」…人には様々な一人称がある様です……ターナさんはどれが良いと思いますか?」
少し不安そうな顔になって入るものの真っ直ぐターナさんを見てから頭を下げて礼をする。
2人に分離したルミナスだがその知識量は公平ではない、砂金さんとの行動…そしてその人物を悪といったターナさんの言動で少しは悪に対しての理解を持っているバヌマに比べて「善」と呼ばれる行動の一切を知らないマルムはほぼ1からのスタートなのだ…
…知識も常識も志も……。
その為現状は自分の一人称にすら不安を覚えているようだ。
(因みに多キャラの龍さんが決めた一人称がマルムの一人称となります、お好きなものを言ってくださって大丈夫ですよ!)
それともう1つ現状黒い虫のようなものに対して警戒心が薄いのはその存在の優先度を少し理解したからであり、まだ話すだけならば問題ないだろうと判断した為である。
この会話が終了した後戦闘を始めるつもりでもある。
>ホテルにいる皆様
「戦いは終わったみたいだな」と壁際から出てきて「周りが元に戻ったみたいだけど、報道が集まり始めたな」と携帯を出して「どうにかしてこちら側から目を外せ」と指示を出したあと「中央としてはこの後面倒なことは任されるが、こちらとしては近衛田という者を貰いたい」と壁際から言う
>近衛田さん、大海原疾風さん
【近衛田。もういい加減にその痛ましい夢から覚めても良い頃合いではないのか?今の汝が語る信念とやらを貫くというのであれば…………汝はいずれ軍人として最低限の誇りさえも見失うであろう。】
近衛田の銃により片腹が弾け飛び、盛大に血が流れ出す。
にも関わらず黄泉は顔色一つ変えることなく胴体を蹴りつけられ、背負い投投げを受け宙で弧を描く最中も淡々とした口調で近衛田に語り掛けていた。
そして黄泉の身体が背負投げにより地面に叩きつけられる。
誰もがそう思った筈だ。
しかし、黄泉の身体が地面に叩きつけられる事は無かった。
いや、正確に言えば黄泉は常人では考えられないほどの体幹のバランスを駆使して足から綺麗に着地していたのだ。
そして足が地についたその瞬間、黄泉は皮を掴んでいた彼の握られた手に人差し指の先端を滑り込ませる。
すると、背負投げを仕掛けていた近衛田の全身がフワリと注を舞い、次の瞬間には人差し指一本で空中に持ち上げられまま空中で静止していた。
黄泉はことも無げに人差し指一本だけの力で近衛田を空中へと持ち上げている。
【価値を決められ否定される義理は無い………か。最早悪魔に唆され冷静な思考もままならんと見える。言葉をすり替え現実を直視する事すら出来ぬとはな。近衛田よ。汝を否定しているのは他の誰でも無い…………汝自身である事に気づかんか?軍人とは民や国を他国の侵略から守る為に存在する兵士。民や国を愛し、何があっても守り抜かなければならないという使命感を常に持ち国旗に誓うと共に戦場で血を流す。………だが、今の汝はどうだ?悪魔の操り人形となり民を守るどころか民の命を脅かし、滅ぼさんとするその所業は軍人としての姿はまるで逆ではないか。愛国心、愛護心が全く感じられないソレは軍人への冒涜、即ち汝の祖国への国旗への誓いすら自分自身で侮辱し否定したという事だ。】
容赦ない言葉の刃を近衛田に振り翳す黄泉。
『全魔完全支配能力の発動』
と、同時に今の今まで出現しては血に変換される一部始終に魔法の気配を感じ取っていた黄泉は自らの能力を発動させる。
すると今の今まで近衛田に向かっていたその血は黄泉へと集まっていき、足元まで辿り着いたその血は弾き飛ばされた黄泉の片腹を治癒し始めたのだ。
近衛田の力である『輸送軍艦武装解除』を完全にコントロールし、まるで自分の手足の一部のように自由自在に操るその光景は全魔完全支配能力の恐ろしさを物語っていた。
【答えよ。汝の歩んだ信念とは悪魔の所業を肯定し、民の命を脅かし滅ぼす事に相違ないか?】
空中に持ち上げた近衛田を見上げながら問う黄泉。
その眼差しは一切の虚偽は認めない、と言わんばかりの無言の圧力が確かに存在していた。
(/だいぶ前に言っていた乱入ロルここで入れます!多忙でしたので少し遅くなりました!)
>近衛田さん 大海原疾風さん
―――― 刹那、それは激化する戦場に降り注ぐ鬼神の如き威圧。――――
【千秋一慶】
「.....どいつが近衛田ってやつだ?」
奇怪、両手に刀、そして口にも刀。三刀流と言えるような格好で現れた一人の男。男は目の前の状況に少し困惑しつつも異常な気配と周りの全員に勝るとも劣らないような圧力を漂わせる。
その男は、手に持つ刀の切っ先を黄泉に向けると言葉を放つ。
「取り合えず.....お前から話でも聞くか。」
>ターナさん マルムさん
ディーリス:
隣の遊園地だな?合点。
(砂金さんの元へ飛び立ったバヌマさんの姿を目で追った後、箱を持って隣の遊園地へと向かえというターナさんの指示に了承の意だけを伝えると、活路が開くタイミングを見計らいながら、背鎧から魔力を断続的に噴射させ始める。その際、ターナさんの元へやってきたマルムさんに一瞥すると、再び蟲の群れの一点へと視線を戻しながら告げる。)
ディーリス:
その子はキミ(ターナさん)に懐いているようだね。なら僕から言う事は何もない。僕が今、最優先に行うべき事は事態の収拾だ。遊園地に事の元凶がいるのなら、そいつをどうにかする方が先決だろうから。
>ホテルから遊園地に向かわれてる方々
「ここは調べ尽くしたが、本丸ではなかったな」と外に出ると美香「ボス、遊園地に向かう人影が複数人」と影から出てきながら言ったので「出遅れたか、この虫を倒しながら外へ出て我々も向かうぞ」と外に出て「民間人は無力化だけしろ、他は構わん潰す手間が省ける」と遊園地の入口辺で派手に暴れ始める
>978 >982 >マルムさん、ディーリスさん
「ディーリス、茶化さないの。そうね、あなた達2人が断罪の翼を持っているから、私達が急がないと……。それからマルム、……そうね、私、一人称は私が1番使いやすいんじゃないかしら。私は従えることは好きだけど、強要は嫌いよ。
……そうね、今の私は女王。だから、困った時はディーリスや普段の私に聞いた方がいいかもしれないわね。今はこの騒動の解決に向かいましょう。
さ、2人とも手早く済ませるわよ。
アタッシュケースは……確かお金と言っていたわね。何故狙っているのかは分からないけど手掛かりのはずよ。念の為虫の動きを追いかけていきましょう。遊園地から来ているから、遊園地に帰るのでしょうけど、大事なものなら何か倉庫や、魔力源があるのかもしれないわ。」
手際良く、その場の把握をしながら向かう場所も意見を合わせていく。マルムさんにも話をする。
迫る虫の大群を道を開くくらいには鞭で薙ぎ払いつつヒールを鳴らして足を進める。
ふと、険しい顔で呟いた。
「……そういえばデネブはどこにいったの……?」
>980 >981 >黄泉さん、千秋さん
逆転と逆転を繰り返し、近衛の魔力、発動する魔法が黄泉さんに渡れば近衛の皮膚も血液となり、零れ、骨が露出する。目も穴あき、頭蓋骨が黄泉さんの方へ頭を向ける。
「質問ばかりで失礼ですが。あなたの言っていることの殆どを自分は理解出来ていません。そもそも、自分は洗脳教育は受けている為洗脳等はされてませんし、ただ軍人として恩を返してるだけなのです。
ですが。」
____近衛は、生前より、不死と言われた。何故か?魔法でも無い。意思だ。意思だけが、信念が蛆が湧く体も動かしたのだ。
死にゆくものに敬礼を、生きる未来へ幸福を。
浮かされた体を捻り、腰の刀を振りかぶる。
それは強い神殺しの意志を宿す美しき刀。極限まで薄い刃は横から触れるだけでヒビが入るほど脆いが、これが近衛の愛刀だった。最高の切断能力を持つその軍刀は黄泉さんの左肩側を的確に、スン、と静かに。切る感覚さえ与えずに落とす。
ボタッと肉が落ち血に帰り黄泉さんに向かうのも構わず。
「どの様な侮辱、何人たりとも許しません。」
その言葉の後に黄泉さんも予想外だったかもしれない。血で治るのだろう。それでも
動きの主導権を握られたままの男が黄泉さんの左肩から斜めに腕を切り落とした。
その時間は、大したことは無い。質問されて、3分位だろうか?その間に階段では事件が起きていたのだが。
「おっと、君は……恐らく千秋の名を持つのかな?って話をする前に黄泉の方に……。やれやれ。ボクそーゆーキャラじゃないんだけどぉ。」
千秋さんの出現に合わせて疾風が壁に手をつければメガホンを作り出す。スイッチをいれれば黄泉、千秋、近衛に聞こえるように音が響く。
「HeyYomi!君に客人だヨ!後……これはぁボクのぉ余談だけどぉ。洗脳魔法のあとも洗脳形跡も無いから多分素の、近衛田という存在だと思うようん。ボクの嫌いなタイプ。」
そういえばまた階段に隠れつつ様子を見た。
>983 >桜さん御一行
遊園地内は血のない皮だけの人だったもの、顔布で表情が見えないのが救いだろうが、それらが散らばり閑散としている。
よく見ればそれは人工的に作られた人のようなものだと分かるかもしれない。……つまり、信者に変えた一般人を使っていないことの証明だろう。
だとすれば、この街の信者、一般人の殆どはどこへ行ったのだろうか?
ただ遊園地にある奇妙な建築物から魔力。
黄泉さんの魔力や近衛の意思から生まれる神殺しの何か。千秋さんの闘争。あとほんの少しの疾風の魔力が溢れていた。
>ターナさん ディーリスさん
【バヌマ】
「あの…ターナさま、ターナさま…私はバヌマです。
…ンン…えっと…ターナさまは女王様なのですね……それにそうでないターナさまもいらっしゃると…
分かりました、もし何か聞きたい事がありましたらディーリスさんとターナさんに聞く事にします……。
それと…デネブさん…は…まだ私が「ルミナス」だった時にホテル内を走り回っていた様な気が致します。
…………恐らく迷子になられてしまったのでは…」
ターナさんの言葉により一人称は「私」で固定化されたようだ。
それはそれとしてその言葉に頷いた後にバヌマは少し何かを思い出すように目を瞑る…
建物内に魔力を充満させた時はまだ居場所を知る事が出来ていた。
そしてその最終探知地点はターナさん達がいたエリアでもなく、そしてルミナスと砂金さんがいた場所でも無い…
全く関係のなさそうな階層を走り回っていたのを思い出した。
その事を思い出したバヌマは少し苦笑いでもするかのような顔でその事をターナさんに伝える。
その様に話しながらもバヌマは血を一滴地面に垂らす、其れは次第に色を変えていき空を舞う虫と全く同じような見た目となりアタッシュケースを回収している虫たちと合流、行動を共にし始めた。
さしずめ小さなスパイと言った所だ。
(すいません!バヌマとマルムの名前の記入位置を間違えてしまいました!
本当に申し訳ございません、ターナさんとディーリスさんと共に行動しているのが「バヌマ」です!)
>984
「人では無くなってるが、魔力はあるからあれが使えるかやってみるか」と手を広げ「魔法展開」と言うと皆が屋根に飛び移り「生存者今の所確認できません」と言うと遊園地全体にどす黒い魔力が広がり「ЁЙЛЗЖФ」と魔法陣を展開していき桜の周りに人間だった物が集まりだし「我が配下として生まれ変われ」と全ての人だった物が消えかなりの数の人が跪いてる状態になって「中に」と門の中に作り出した全員を入れる
>近衛田さん、疾風さん、千秋さん
>981
突如現れた三刀流の男。
異状な気配と圧力を放ちながら剣先を向けるその姿に黄泉は威圧感を放ちながらも男の質問に静かに答える。
【近衛田は余が持ち上げているこの男だ。……それで、余に刃を向ける汝は………余の敵か?】
正に一触即発の雰囲気。
次の瞬間には本気の戦いが始まらんとするぐらいの圧力のぶつかり合いである。
>984
そんな時、近衛田からの言葉と共に黄泉の左肩は両断されていた。
あまりにも唐突な出来事に流石の黄泉も思考を一瞬停止させ、切り落とされた自身の片腕を見下ろしている。
【………………。】
信じられない、といった様な表情。
しかしそれは自らの片腕を切り落とされた事に対してではなかった。
「HeyYomi!君に客人だヨ!後……これはぁボクのぉ余談だけどぉ。洗脳魔法のあとも洗脳形跡も無いから多分素の、近衛田という存在だと思うようん。ボクの嫌いなタイプ。」
思考に被さる疾風の言葉。
それは近衛田の言葉の肯定を意味する。
事ここに至り、黄泉は自らの誤ちにようやく気が付いたのだ。
片腕が無くなり、圧倒的に不利になりながらも黄泉は近衛田を見据え話し始める。
【………非礼を詫びさせてもらおう。近衛田よ。全ては余の杞憂であった様だ。汝がベリアルに洗脳を受けていると推測し、汝の軍人としての本能を刺激させる為に挑発を兼ねた汝への叱咤であったが………どうやら不要であったらしい。】
自らの非を素直に認めた黄泉は先程発動させた全魔完全支配能力を解除する。
するとコントロールを奪われていた近衛田の血は本来の用途を取り戻し近衛田へと集まっていく。
【そして何よりだ。汝の意志が無事であった事。感謝する。】
が、その時黄泉の切り落とされた左肩から先の部分が光り輝き始める。
それは先程まで黄泉を包み込んでいた極黒魔とは全く別のモノだ。
極光魔
極黒魔と対を成し、魔の覇権争いに名を挙げた光の魔である。
邪悪な力を打ち払い、浄化、治癒の力に特化したその力はあらゆる傷を立ち所に癒やし、使い手に安らぎを齎したと云われている。
極光魔は切り落とされた黄泉の左肩から先を包み込むと、見る見るうちにその左腕を修復していく。
そしてあっという間に切り落とされた左腕は何事も無かったかの様にもとに戻っていた。
【汝との戦い。そのような不本意な形で決着ではあまりに惜しいのでな。】
一矢を報いられ、精神的ダメージは確かに存在していた。
だがそれよりも黄泉にとっては近衛田が洗脳されていない事への喜びが大きかったのだ。
それは黄泉が今も尚浮かべている………隠しきれない程の不敵な笑みを見れば誰の目にも明らかだった。
>バヌマさん ターナさん
ディーリス:
かなり衝動的にも動いていたみたいだし、気にしていても仕方がないように思えるけど。アレだけ騒がしく動いてるんだ。事態収拾に動いていればその内合流出来る、そういう風に考えておいた方が良いだろう。
……それにしても、虫って金品に目が行くような生き物だったか?遊園地から来ている、という事は、虫自体が魔法で作られたモノか?
>遊園地に向かわれてる皆様
「特に有力な情報はないな」と肌が露出している部分から禍々しい模様を紫に光ながら遊園地の奥に進む
>All
「そろそろ七夕か」と出された書類に目を通しながらつぶやき「まぁいつも通り七夕セールと短冊飾りをするかな」と言ってると美香が「あの、大食いイベントなんてどうでしょうか、セールだけではマンネリ化してきているのでなにか大々的にしたいのですが」と言ったので「まあ、人数次第で開催するかは決めると書いて募集だけする」と『七夕イベントとしてスイーツの大食い大会を開催、応募状況によっては予選を行うか中止とはなります』とのチラシと東野グループのネットに書き込み「応募用ホームとボックスは作ったけど、申し込みがあればいいのだけど」とぼやく
>桜ちゃん
雪音「リュナー!短冊にお願い事しよー!ほら、みんなもはやくー!」
ルナ「ま、待って…!」
天音「全く…騒がしいんだから…」
雪音「あれ?これって?ねぇねぇ!リュナ!これリュナが出てみなよ!優勝したら、何か景品とかあるかも!」
ルナ「大食い…?楽しそう!雪音ちゃんもみんなしよーよ!」
天音「私はやめておく…無理そうだし。」
雪花「ゆーちゃんもするですわー!」
>桜ちゃん
雪音「あ!受け付けしてるみたいだよ!行こー!」
月「うん!でも…どこに行けば…」
雪花「ゆーちゃんも分からないですわー!」
天音「やれやれ…地図見て行こ。A1…あ、ここね。今はここだから…あっちね。」
>雪音さん達
「こちらで受付を行っております」と係が案内を行って居ると黒塗りの車が3台入って来て「東野社長だ」と周りが騒ぎだし桜がSP達を連れて中に入ってくる
>桜ちゃん
雪音「誰?あれー?」
雪花「ゆーちゃんも知らないですわー。」
天音「偉い人でしょうね。社長…って聞こえたから。」
月「へー…凄い人もいるんだね…」
(ほへー、と上の空のような、こんな人もいるんだ。と思うようなぼんやりと見ていた。このメンバーで年上でも2人小学5年生、もう2人なんて小学1年生だ。あまりにも関わりが無さそうで、遠くの人に思えたのだ。)
天音「社長…?あ、ゆーちゃん、あの人!焼き肉屋さんに行った時の!」
雪花「あ!そうなのですわね!」
>雪音さん達
「ゆっくり、出来るといいけど」と歩いていると皆さんを見つけたので「あら、あの時の方ですよね」とニコリとして近寄っていく
>桜ちゃん
天音「こんにちは、あの時はありがとうございました。」
雪花「こんにちはですわー!しゃちょーさんも大会出場するのですかー?」
雪音「え!そうなの?楽しそう!」
月「それは…ちょっと強そう…?」
>天音さん達
「私は出ませんよ、主催者ですから」とにこりとした後「私の部下が出る予定ではありますが」と言う
>桜ちゃん
天音「……凄く食べそうなお兄さんが沢山来そうね」
雪花「ゆーちゃんも頑張るですー!」
月「私はお腹いっぱい食べたいな!」
雪音「私、可愛い食べ物がいいー!」
>天音さん達
「女性ですよ、結構食べるので」と言ってると「社長、お時間です」と美香がやって来て「メニューならそっちで発表しちゃって」と言うと「かしこまりました、そのように手配しておきます」そう言って去っていき、メニューが張り出され[特大うな丼、冷やし中華、特大パフェ、これを1時づつ行い間に5分休憩を設けます]と張り出された後【景品は東野グループ全店で使える商品券100万円分です】と大きな文字で書かれ店の掲示板などにも書き出される
>All
「そろそろあのイベント始まるか、まあ今回はこっち側にいくらか金を隠してあるし、あの島は他の金持ち達が買っている」そう言うと「いくつかの船が出航しました、しかし良かったのですかあんな事」と言いながらみつるが入ってくるので「なにゲーム自体は一切触れてない、ただ金を山のようにつぎ込んだだけだよ、景品用に」と言うが心配そうに見てくるので「構わないさ、こちらの代わりに出てるのは人形、見張り役のね」と言って立ち上がり「貧民街にばらまくようの金は準備したな、それとまあせいぜいあの紙でどれだけ釣れるかの話だけど」と[一攫千金目指しませんか]や[無人島で宝探しゲーム]という紙と、[貧民街で紙幣の入った宝箱で揉め事多発か]という記事があるのを見てニヤッとして
>All
修「お嬢様~お嬢様~どちらに」と探し回っていると空「兄さんどうしたんです」と寮の方から出てきて修が「お嬢様がいらっしゃらなくて」と言うと空「確かみつるさんと出かけて、そろそろ戻ってもらわないと行けない時間だね」と言ってると美香が飛んできて「お嬢様とみつるさんが、警備が目を離した隙に居なくなって、車に詰め込まれたんじゃないかって」といい修が「こ、これはまずい、とりあえず兵隊は集めておく」と騒ぎ出し、昼頃のテレビには[東野社長、忽然と姿を消す]とニュースなどに出始め、修が「とりあえず各組織、それと行きそうな場所虱潰しに当たるぞ」と台風の日の荒波のように荒れだし
その時
とある地下に続く道に桜たちを運ぶ人が居て
>東野さん
「……?」
(たまたま見かけた。学校帰り、遅くなったから早く帰らなければと急いでいたが、人を抱えて歩く人が…病人なのだろうか?眠っているようにも見えた)
「あの髪の制服のお姉さんって…」
(いつか見かけた。そう、校内見学で迷ってたら出会ったお姉さんにそっくりだった。眠っている顔は見えなかったが。)
「見間違い…?」
(はっきり言って、人違いって事はある。ただ、あのお姉さんなら、連れていた人に挨拶でもするべきだっただろうか。そう思いつつ、ただ見送るしか無かった。)
>All
修「一刻も早く社長を探し出せ、いいか必ず探し出せ」とそう言うと街に出ていく人達を送り出して松が「ここは任せる、社長は必ず連れ戻す、みつるさんも一緒に」と関連の会社や組織にあたるため、そして情報を掴むため「社長を見てないか」と聞き歩きに出て
>今瀧さん
覆面男「おい、早くしろ他に見られるとまずい」と桜を抱える覆面男に何か言って車に放り込むよう中に入れ、ポケットから何かが落ちたが「急げ」と車が慌てて発進して、車が去った後に「東野 桜」と裏に書かれた時計と学生証がその場に落ちていて
>松さん(/絡ませていただきます…!)
紫苑「本日はお疲れ様、紗奈が手伝ってくれて本当に助かったわ。貴方がいなかったら、今頃人手不足で仕事が回らないところだったでしょうね」
紗奈「お役に立てたようで何よりです、紫苑様。人手が足りないようでしたら、またお呼びください」
紫苑「えぇ、その時はお言葉に甘えさせてもらうわ」
(同時刻、北アジトの入口付近で話す2人の少女がいた。1人はメイド服を着た紫髪の少女、音瀬紫苑。もう1人は黒い巫女服を着た緑髪の少女、緑河紗奈。紫苑が人手不足で悩んでいたところ、偶然北に用事があった紗奈が通りがかり、彼女の仕事を手伝っていたようだ。先程その仕事も終わり、2人は入口付近で少し話してから別れようとしているようで)
>音瀬さん 緑河さん
「確かこの辺だと聞いていたが」と2人を見つけて「すまないが」と声をかけに行って
>空さん
紫苑「待って、向こうから誰か来ているわ。念の為警戒を……」
紗奈「…いえ、その必要はありません。あの方は敵ではありませんから」
(別れる直前、紫苑は向かいから誰かが1人やって来ることに気付き、念の為警戒態勢を取る。紗奈も紫苑の声掛けで後ろを振り向いた。そして向かいから来る彼が桜さんに仕える者だと確信すると、警戒する紫苑を収め「はい、いかがいたしましたか?」と空さんに向けて問いかけて)
>音瀬さん 緑河さん
「いきなり済まなかった」と近寄っていき「うちのボスこちらに来てはいないか、急にいなくなってしまって探して回ってるとこで」と聞いて
>空さん
紗奈「桜様のことですね。こちらではお見えになられませんでしたが……」
紫苑「あぁ、中央のところの方だったのね…これは失礼しました。私も同じく、姿を見ていません。少なくとも、この辺りにはいないはず……そうだわ。紗奈、南の方はどうかしら?」
紗奈「いえ、残念ながらその可能性は薄いかと。………ところで、先程『急にいなくなった』と仰っていましたが…一体何があったのですか?」
(桜さんの行方を聞かれるものの、心当たりの無い紗奈は首を横に振って姿を見ていないと述べる。紫苑も空さんが敵では無いことを認識したのか警戒を解き、初めに謝罪を述べて紗奈と同じく姿を見かけていないことを伝える。と、そこで紫苑は何かを思いついたのか「そうだわ」と声を上げ、南の方にいる可能性はないかと紗奈に尋ねた。しかし紗奈は可能性が薄いと否定し、ひとまずは空さんから事情を聞こうとして)
>音瀬さん 緑河さん
「うちの定例会が終わって、街を歩かれるって言うから警護をつけて見守っていたが見張りの交代時に雲隠れのように消えられた」と言って「いつも欠かさない定期連絡も来ないからどこかの組織に言ってるのかと思って探してる」と軽く殺気を出しながら言って
>空さん
紗奈「なるほど、一瞬目を離した隙に姿が消えてしまったと…」
紫苑「しかも、連絡もつかないとなれば………どこかの組織に出向いていると言うよりは、何か面倒事に巻き込まれている可能性が高いとみた方が良さそうです」
(空さんから事情を聞けば、2人とも彼から殺気が出ていることを特に気にとめず、紗奈は「なるほど」と相槌を打ちながら聞き、紫苑は顎に手を当てて何かを考え始め…空さんが話を終えた後、自分の推測を話しだした。彼の話を聞くに、桜さんが態々見張りを交代するタイミングを見計らって自ら姿を消すことは考えにくく、他の第三者が関わっている可能性が高いだろう……というのが、紫苑の考えだ。この時、実際に口に出してはいないが…桜さんが何者かに誘拐された可能性も視野に入れていた)
>音瀬さん 緑河さん
「他の組織に確認しようにも連絡手段はボスしか知らない」と言ったあと「ボスを連れ去ったものがいるなら全力で潰しに行くまで」と物騒な事をいい「他の組織に連絡は出来ますか」と聞いてみて
>空さん
紫苑「まぁ、仮にも一組織のトップを狙ったわけですから…遠慮の必要はないと思いますけどね。……ひとまずは情報を集めないと話になりませんね」
紗奈「連絡でしたらお任せ下さい。ですがその前に…桜様が直前までいた場所について、もう少し詳しくお教え願えないでしょうか?」
(紫苑は物騒な発言をする空さんに対して苦笑を浮かべつつも、彼に同感するような発言をして。『連絡は出来るか』という問いに対しては紗奈がすぐに伝達すると返事をし、伝達前に桜さんが直前までいた具体的な居場所を尋ねようとして)
>音瀬さん 緑河さん
「ボスが消えた場所はここだ」と時計型のデバイスを起動し街から少し離れた公園を出したあと「ボスのデバイスの通信が切れたのはこの辺り」とデバイスの地図を動かしそこを表示したあと「バレたかどうかは不明だが、連絡もできないし場所を調べることも出来ない」と怒りを顕にしながら言って
>空さん、(悪組織all)
紗奈「恐らく、桜様の通信機器の電源が切れている可能性が高いかと。……他の組織の皆様が桜様を攫う動機はないと思われますし、やはり第三者の仕業と見て間違いないでしょう」
紫苑「1つ聞きたいのですが……場所を調べられないということは、魔力の跡を辿ることも出来ない…ということですか?」
(桜さんが直前までいた場所を把握した後、紗奈は改めて第三者が関わっていることを確信した後、小型の通信機器を取り出して悪組織全体に以下の連絡を送る。一方で紫苑は連絡を紗奈に任せ、空さんに向けて個人的に気になったことを質問して)
『こちら南の隊員、緑河紗奈です。中央のボス、東野桜様が×××での目撃を最後に消息を絶った模様。なお、○○付近で通信が途切れています。何者かに誘拐された可能性が高いと思われます。目撃情報のある者は至急、情報の提供をお願い致します。また、捜索に協力出来る者は各自情報収集に務めてください。何か情報が掴めた際は私、緑河紗奈に連絡すること』
>音瀬さん 緑河さん
「通信機切られてるか」そう言ったあと「居場所を直ぐに調べられたら、部下たちに待てと言わずに場所さえ言えばす灰すら残さず抹消している」とイライラしながら言って
>空さん
紫苑「まぁ、そんなことだろうと思っていました。一応、こちらの方でも調べる所存ですが……どうしたものかしら」
紗奈「ひとまずは、桜様が消えた場所を中心に調べる他ないかと」
(僅かな希望を求めて質問したが、やはり魔力の跡を辿ることは難しいらしい。一応、先程紗奈が目撃情報のある者は連絡するようにと伝えてはいたが、正直情報が出る可能性は低いだろう。紫苑はどうしたものかと腕を組んで悩んでいると、紗奈から『桜さんが消えた場所を中心に調査する』こと提案をされる。紗奈はその後、空さんの方を向き「いかがでしょう?」と尋ねて)
>空さん
紗奈「まだ伝達を終えたばかりですから、情報が出ないのも当然と言えます。それに、今回は正直目撃情報も出るかどうか……」
紫苑「とにかく、驚いていたり怒りを顕にするいる暇があるなら…さっさと動くのが吉でしょう。捜索に時間がかかれば、最悪命を落とす可能性もあります」
>音瀬さん 緑河さん
「情報集めるか、まあ朝のニュースにはなるだろうけど」そう言ったあと落ち着くように努力して
>空さん
紫苑「えぇ、では早速……あ、そういえばまだお互い名前を明かしていませんでしたね。この先名前が分からないのも不便でしょうし、お互い自己紹介と行きませんか?」
紗奈「そうですね、私もまだ貴方様(空さん)の名前をお伺い出来ていませんから……」
(目的地が決まったため早速向かおうとする紫苑だが、ふとまだ自己紹介を済ませていないことに気付く。その後、この先名前を呼び合えないのも不便だと考え、紗奈と空さんに互いに自己紹介をすることを提案。紗奈はそれを承諾し、2人(紫苑と紗奈)は空さんの方を向いて自己紹介をして。ちなみに、紫苑と紗奈は空さんと出会う前から一緒におり、名前も共有済みだ)
紫苑「改めて、音瀬紫苑です。北の隊員を務めています、と言っても…個人的な事情で時々しか来れていませんが。とにかく、よろしくお願いしますね」
紗奈「私は緑河紗奈と申します。南の隊員を務めさせて頂いております。どうぞよろしくお願い致します」
>音瀬さん 緑河さん
「東野 空、中央の情報を集めるのがメインで戦闘はもっぱら兄達がやってるから裏方、幹部クラス」そう言ったあと「まだボスは生きてる、僕はボスの人形だから消える事になるから」と言って時計を触って
>空さん
紫苑「人形?……それって、種族な意味…ですよね?てっきり、ファンタジーの世界にしかいないと思っていましたが………」
紗奈「常識に囚われてはいけません、紫苑様。そもそもこの世界には魔法という非科学的なものが存在するのですから」
(空さんの種族が人形であることを知り、信じられないといった様子で動揺が隠せない紫苑。それも当然だろう、今まで彼女は人外をこの目で見たことがないのだから。対する紗奈はこちらも初めて聞いたことにも関わらず冷静に「常識に囚われてはいけない」と告げる。その後、目的地へ向かおうと2人に促し)
紗奈「空様、改めましてよろしくお願い致します。では、目的地へ向かうとしましょう」
>音瀬さん 緑河さん
「じゃあ行こうか」と時計のネジを触り「ゲート開いた、入って」と時計の光でできた魔法陣を指さしながら言って
>空さん
紫苑「………面白いものを持っていますね。まぁそれはともかく、行きましょうか」
紗奈「はい。紫苑様、空様」
(紫苑は空さんの持っている時計に興味を抱きながらも今は現場に向かうことが最優先だと考えるる。そして2人は互いに頷くと、空さんに指示された通り魔法陣の方へと向かって)
>空さん
紫苑「パッと見た感じ、あまり違和感は感じられないけど…」
紗奈「そうですね。しかも先程空様が仰られた通り、桜様の魔力を読み取ることが出来ないようです。何者かに消されたのでしょうか……」
(桜さんが姿を消した場所へ到着すると、紫苑は辺りを見渡してパッと見普通の町並みといった感じだと呟く。対する紗奈は、念の為桜さんの魔力を辿ろうとするが見つけられず、痕跡が消されている可能性があると伝えて)
>音瀬さん 緑河さん
空「何も感じられない」と辺りを探していると「みつるさん」とボロボロの執事服の男が物陰から出てきて
みつる「あ、相手は、か、かなりの、手練、ボス、連れてかれた」と駆け寄った空に抱えられ血まみれで、言葉につまりながら言って
>空さん
紫苑「空さん?待ってくだ……!?」
紗奈「……少しじっとしていてください。すぐに治療いたしますので…」
(2人は空さんの後を追いかけると、そこには血まみれのみつるさんの姿が。紫苑は驚いた表情で何があったのか聞こうとするが、紗奈に静止させる。その後、紗奈はみつるさんの元へ駆け寄ると傷を直すために治療魔法をかけようとして)
>音瀬さん 緑河さん
みつる「うぅっ」と痛みが走るのか声を出したあと「すみません空さん、そばにいながら」そう言って立ち上がり
空「相手は」と聞き
みつる「記録できてればいいのですけど」と壊れかけの懐中時計をいじり、覆面の武装した男達が桜をナンバーのない車に乗せて走り去るのが映し出されて
>空さん、みつるさん
紗奈「これは…間違いなく桜様ですね」
紫苑「ナンバープレートが見当たらない…外されてるのかしら」
(紗奈はみつるさんの治療を終えた後、彼の提示した映像に注目する。紫苑も彼らの近くまで歩き、同じ映像を見て。桜さんを運ぶ様子は見えたが、肝心のナンバーが見当たらない。それをおかしく感じた紫苑は映像を事細かにチェックするものの見つからず。犯人は徹底的に痕跡を残さないようにしているのかもしれない)
>東野さん
「あれ?あ!あの!…あー…行っちゃった…どうしよ…学生証と時計…どっちも大切なものだよね…学校…はもう門も閉まっちゃっているかな…明日学校に届けて…は遅い?凄く大切で探してたら…あ!そうだ!」
(車の人に落とし物しましたよ!と話しかけようとしたが、先に行ってしまい、ぽつんと一人、落とした学生手帳と腕時計を持って取り残されてしまった。うーん…と考えたが、思い出した。)
「良くないかもしれないけど…いいよね…?」
(学生手帳なら、最後のページか、カバーを外したら住所が書いてある筈。その住所に届けたら…と思い、学生手帳を開いた。)
「あった!えーっと…歩いて40分…うーん…大丈夫だよね。行ける!」
(家とは反対方向で遠く、ちょっと億劫にはなったが、大丈夫!といい聞かせて、スマホで調べた地図を頼りに歩き出した。時計と学生手帳を手で持って。)
>今瀧さん
地図でたどり着いた場所は高級住宅地の1番奥の巨大な門があるお屋敷で「じっとしてれない」と沢山の高級車が並ぶ門の横の駐車場をうろうろしていて
>空さん、みつるさん
紫苑「………みつるさん、と言いましたね。この映像に映っている車がどちらの方向に向かったのか分かりますか?」
(空さんにどうするかを聞かれ、紫苑はしばらく顎に手を当てて何かを考えていた様子だったが、考えがまとまるとみつるさんの方を向き、車両が走っていった方向を尋ね)
>音瀬さん 緑河さん
みつる「すみません、カメラ機能回したあと意識が飛んでいて」と謝って
空「そういえば、記録装置は無事ですか」と聞くと
みつる「忘れてた」と肩パットをガサガサやると「あった、壊れてないといいけど」とメモリーを出して「あの右に曲がって言ったようです、ただその先貧民街でそこのまとめ役とは今も揉めてまして」と渋い顔をして
>空さん、みつるさん
紫苑「感謝します。これで、次の行き場所は決まりましたね」
紗奈「…みつる様は如何されますか?桜様の行方を追うか、1度安静にするか………」
(紫苑はみつるさんの取り出したメモリーを元に、辺りを見渡してルートを確認する。一方で紗奈は、このまま自分達と共に桜さんの行方を追いかけるか、それとも拠点に戻り安静にするか。みつるさんの方を向いて彼の意向を聞こうとし)
>音瀬さん 緑河さん
「着いて行きます」とみつるは言うが「危ないですから家で待っててください」と空は止めた後手をかざして「彼にあの場所は行かせられないですから」と魔法で眠らせてからメンバーに送らせて「彼はボスの事ではキレやすいですから、意識飛ぶまで戦ってたなら」とブツブツ言ったあと、「この先です」と言ったあと「他の場所にいるかもしれませんが、行くしかないですね」とぞろぞろとやってきた人達に視線を向けて
>空さん、(みつるさん)
紗奈「……どうか安静になさって下さいね、みつる様」
(紗奈はみつるさんが他のメンバーに運ばれる際に本人には聞こえないであろうがそう声をかけた後、空さんを追いかける紫苑に続いて走り出す。しばらくして2人は空さんの元へと追いつくと、ぞろぞろと集まる人達を何事かと見て)
紫苑「何やら人が集まってきているようだけど…」
>音瀬さん 緑河さん
「来ましたか」と武装した集団が見えると「お前達、行け」と言うと後ろから沢山の人が走り出て、相手も走り出し戦闘が始まって
>空さん
紫苑「ちょっ…!……………ふぅ、危うく巻き添えを食らうところだったわ…」
(前後から走ってくる人達を見て巻き込まれると判断し、即座にその場から少し離れたところに移動して。出来るだけ目立たないように建物の裏に避難したため、やや気付かれにくいだろう。ちなみに、紗奈も同様の判断をしたようだ)
>音瀬さん 緑河さん
数時間バトルをやっていると「やっぱりか」と松がそうボヤきながらやってきて
>1043
>名無しさん
(/トピ主様ではありませんが一参加者ながら失礼いたします。
こちらの板は「新・戦闘恋愛なりちゃ(メイン)(https://www.saychat.jp/bbs/thread/663680/)のイベント板です。メイン板外で、大小問わず何かしらのイベントRPをしたい場合に用いられます。
参加希望を為される場合、キャラのPFをこちら「新・戦闘恋愛なりちゃ(PF置き場)(https://www.saychat.jp/bbs/thread/663678/)」にお書きください。
トピ主様は現在ご多忙で不在になる場合が多いですが、PF置き場に参加したいキャラのPFをお書きになればお目を通されると思いますので、その場合受理の方改めてお待ちいただければと思います。拙い文章で申し訳ございません。)
>空さん、松さん
紗奈「やっぱり?それはどういう……」
(しばらく建物の影で身を潜めていた2人だが、松さんがやって来る様子が見えると紗奈は首を傾げながら『やっぱり』の意味を尋ねて。紫苑は紗奈が尋ねる様子を見て敵ではないと判断したようで、質問を紗奈に任せ攻撃がこちらに飛び火しないよう戦闘の様子を監視しており)
>音瀬さん 緑河さん
松「お前ってやつは」と空の頭にグーパンをして
空「兄さん、どっかなくても」と涙目で頭を押えながら言うと
松「お前はいくら説教しても変わらないからだ」ともう数発殴り
空「そんなに殴んなくても、向こうから来たんだから」
松「やかましい、もう数発いるか」と空に行ったあと「お前たちは戻っていいぞ」と言って「ほらボス探すんだろ説教は後だ」
空「もう痛いの嫌だし、分かった」と涙目になりながら言って、周りをキョロキョロして
>空さん、松さん
紫苑「ま、まぁ……その辺にしておきましょう?えっと、空さんも一応…大丈夫ですか?」
(紫苑は松さんと空さんのやり取りを苦笑を浮かべながら遠目で見ていたが、段々と空さんが可哀想に見えてきたのか念の為彼らの元へ駆け寄り「大丈夫か」と確認を取って。一方の紗奈はというと、桜さんが運ばれたであろうと思われる方向を向きながら松さんに状況を説明し)
紗奈「桜様はこの先にいらっしゃる可能性があります。私達は現在行方を追っていたところですが……」
>音瀬さん 緑河さん
「ボスの行先は私も別働隊と探していましたが、どちらにいらっしゃるか分からなくて」そう言って時計を見て「そろそろニュースで社長が消えたことがニュースになり、周りも騒ぎ出すので出来ればそれまでに見つけたかったですけど、騒ぎが広がれば情報が得られやすいかなと」と悩みながら言って
>空さん、松さん
紫苑「確かに、それも一理ありますね。……でもまずは、この先を行ってみた方が良いかもしれません。情報も直ぐに出るわけではないでしょうから」
(確かに、噂が広まれば情報も集まりやすくなるだろう。だからといって、時間をかけていいわけではない。時間を要すれば要するほど、桜さんの身が危なくなる。故に紫苑は、現在最も桜さんが通った可能性の高いであろう貧民街の先を進みつつ、情報が出るのを待つことを提案して。その頃、紗奈は何か手がかりがないかと自分達が向かおうとしている先をじーっと見渡していていて)
>音瀬さん 緑河さん
松「先に進んだ方がやはりいいですよね」そう言って少し明るくなり始めた通りを先に進んで
>All
空達が貧民街を探し始めた頃
「東野社長が昨夜何者かに連れ去られる事件が発生しました」と報道各社が取り上げ、町中に話が広がる中に[東野社長に似た女性が乱暴されてる映像が裏サイトなどで出回っている]という噂がポツポツと出てき出して
>空さん、松さん
紫苑「えぇ、行きま………何してるの、紗奈」
紗奈「ここから何か見渡せないかと……」
紫苑「多分何も無いと思うわよ?ほら、早く行きましょ」
(紫苑も空さん達の後を追って進もうとした矢先、未だに辺りを見渡す紗奈が目に入り、「何も無い」とツッコミを入れつつ早く行こうと促して先に進んでいき。紗奈も紫苑の声掛けで3人の後を追うように同じく先へ進み)
>音瀬さん 緑河さん
「ん」ととある廃墟のそばまで来ると空が「これ、ボスの」とバッジを手に取ると「ここから連れ出されたみたい、車のタイヤの跡がある、ただそれだけしか分からない」と言って残念そうに言って
>空さん、松さん
紗奈「……でしたら、この廃墟に何か手がかりがあるか探ってみるのはいかがでしょう?」
紫苑「今のところはそうするしか手はないかしら…いかがです?おふたりとも」
(少し遅れて廃墟の元へと到着すると、紗奈は廃墟の方をじっと見て「中を探索するのはどうか」と残念そうな表情を浮かべる空さんに提案する。紫苑はタイヤの跡を辿って車が向かった方向を把握するものの、それ以上の情報は得られないことからひとまず手がかりを掴むために紗奈の提案に乗ることにし、空さんと松さんの意見を聞こうとして)
>音瀬さん 緑河さん
松「そうですね、中に入りましょうか」
空「…」
松「空、早く行くぞ」とそう言って、中に入ると
空「…ボスの匂い、こっちからする」といきなり走り出し
松「ボスの匂いって、今ここには…」そう言って追いかけとある部屋に行くと、目から完全に光が消えブツブツと「我らが偉大なるボス」と壊れたラジオのように繰り返し言い続ける男たちが無数にいて
松「こりゃ、ボスのクイーンマリオネットが効きすぎってぐらい効いてるな」と呟いて
>空さん、松さん
紫苑「うわぁ……ご愁傷様…」
紗奈「……ということは、桜様は攫われる直前…少なからず対抗されたのでしょうか?」
(空さんの後を追いかけると、そこには光の無い目でブツブツと同じ言葉を繰り返し言い続ける人達が。紫苑は思わず「うわぁ……」と声を漏らし少し引いた様子で男性達を見ており。一方で紗奈は松さんの呟きを耳にした後、男性達の方を見ながら考え事をしていて)
>音瀬さん 緑河さん
松「抵抗したと言うより力が暴走したと言った方が正しいかと」と薄暗い部屋の奥を時計のライトで照らすと、同じようにブツブツと言葉を言い続けているが、座り込み口からはヨダレをダラダラと垂らしながらブツブツ言い続ける人達を見ながら「どれだけここにいるのか」と服の襟首を持ちながら顔を近ずけていると
空「修兄さん呼んだ方がいい、かなり奥まで人居る」と襟首掴んで2人ほどズルズルと引きずりながら戻ってきて
松「そうか、しかし呼ぶにしてもこれだけの数になるとな」と物を投げるように放り投げて「そうでした、ほかのとこからの情報って来ましたか」と笑顔で聞いて
>空さん、松さん
紗奈「暴走…確か過去にありましたね。桜様の負の感情が暴走した事件が。私はその現場を実際に見たわけではありませんでしたが……」
(廃墟内にいる人達を連れ出しながら、紗奈は暴走と聞いて心当たりのある事件を思い出した様子で呟く。一方、紫苑は松さんの一言でインターネットで桜さんの情報を探し始める。しばらくして難しい顔をして考え込むが、空さん達に情報を得たことを報告して)
紫苑「………確証のある情報ではありませんが、ひとつだけ。ただし、あまり良いものではありませんよ」
>音瀬さん 緑河さん
松「酷ければ、出てくるかと思いますね、ボスの裏が」といって外に出ると
修「こりゃすごい数だな、空手伝え」と二人して人を詰め込み始め
松「その情報とはなんでしょうか」と尋ねて
>空さん、松さん、修さん
紗奈「こちらにもいらっしゃいました。ただ今そちらにお運びいたしますね」
(廃墟内を探索していた紗奈は奥の部屋の方に同じように目に光がない人達を見つけ、空さんと修さんに報告をして中にいる人たちを運び出して。紗奈達が運び出している間、紫苑は松さんに落ち着いて聞くよう忠告した後、自分が得た情報を映像も見せながら報告して。しかし、映像がやや荒いため映像内にいる女性が桜さんだと確信するのは難しいかもしれない)
紫苑「分かりました。改めて言っておきますが、これは確証のある情報ではありません。それと…できれば落ち着いて聞いてください。まぁ…先程空さんを落ち着かせた様子を見ていますから、その点に関してはあまり心配はしていませんが。
実は、先程裏の情報サイトで桜さんと似た女性が暴*を受けている映像を発見しました。ですが……顔まではよく見えないので、この方が桜さんだという確証はありません。それに、あちらに桜さんの力が暴走したことを示す証人も見つかりましたし…」
>音瀬さん 緑河さん
「彼らにその情報入れない方がいいですね」そういうと小声で「この暴*って情報だけでもここら一帯を消し飛ばす可能性しかないですから」とこちらに向かってくる二人を見て慌てて先に帰したあと「彼らはボスに傷1つ入るだけでも相当キレますから」と頭を抱えて「彼らには車に詰めた人間を基地で振り分けるのがあるから…ただまあ早く解決しないと」と言うとどこからかは分からないが巨大で禍々しい魔力の波動が伝わってきて
>All
町外れ、誘拐された桜が暴*を受け続けボロボロになって
桜「も、もう、や、やめ、て」と言って放り投げられた瞬間、空に巨大でどす黒い魔力の巨大な柱が上がっていき、周りの木々が一気に朽ち果てるが、桜を連れ去った男達は魔力が無く
「弱音吐いてるぜ、なあ、もっと遊ぼうぜ」と痛めつけるのを辞めずに、徐々に街中からでも見えるほどに巨大な魔力の柱が見えるようになり、街は「なんか薄気味悪い風が吹いてきてない」と騒ぎになりだして
>松さん、(空さん、修さん)
紫苑「……それほど主人を慕っている、ということでしょうね。分かりました、この情報は仕舞っておくとしましょうか」
(松さんからの話を聞いて彼らの忠誠心の高さに感心しつつ、空さんと修さんがこちらにやってくると咄嗟に端末を隠し、さらに松さんが彼らを帰したことでどうにかやり過ごす。紗奈もこの場を去る空さんと修さんを見送ったため、先程紫苑が松さんに提供した情報については何も知らない。
そうして廃墟内の探索と作業を終え、紫苑はこれからどうしたものかと考えていると……)
紗奈「皆様、あちらに巨大な柱のようなものが…!」
紫苑「柱?……って、大きすぎない?しかもこの魔力の感じ…嫌な予感がするんだけど………」
(と、紗奈が巨大な魔力の柱を指差して叫ぶ声が響いた。その声につられて柱の方を向き…同時に禍々しい魔力の波動を感じ取り、冷や汗を出しながら柱の方を見て)
>音瀬さん 緑河さん(その他の方
「あの感じはやばいです、ボスの完全な暴走状態の魔力です、すぐに場所を割り出さないと」と慌てていると、どす黒い魔力がさらに広がり、紫の光が見え始め一時すると光は収まるが、地面がガタガタと揺れ始め『巨大な城のような物が突然現れ望遠で幽霊船のような物が見える』と騒ぎが広がりだして
>松さん、(桜さん)
紗奈「1箇所だけ、魔力反応が異常な場所を検知しました。そちらに桜様がいらっしゃるのは確定で……」
(慌てた様子の松さんを横目に、紗奈は桜さんの居場所を特定しようと端末を取り出して調べ始める。しかし異常な魔力量のせいか探すまでもなく直ぐに居場所は分かり、桜さんの居場所を2人に伝えようとするが……)
紗奈「地震でしょうか…!?」
紫苑「間違いなく桜さんの暴走の影響ね…!これ、近付いても大丈夫なのかしら……」
(伝えようとする途中で地面が揺れ始めた。2人は少しバランスを崩したものの、転倒したりはせずに体制を立て直し、その場に踏みとどまって。しかし、最早異常とも呼べる魔力量と先程の地震から紫苑は安易に近付いて良いものなのかと危機感を抱いており)
>音瀬さん 緑河さん (All)
「ボスが大暴走してますね、早くお止めしないと」と言っているとさらに激しく揺れ始め「ぎゃー」などと一般人たちが騒ぎ始め建物がギシギシときしみながら揺れ始めて
>松さん、(桜さん)
紗奈「桜様がいらっしゃる場所へ案内します。皆様こちらへ…!」
紫苑「えぇ、だけど……何か桜さんの暴走を止める策はあるんですか?」
(桜さんの居場所を特定し終え、紗奈は紫苑と松さんに向かって自分についてくるよう呼びかける。紫苑は呼びかけに応じて足を踏み出そうとしながら、松さんに桜さんを止める術があるのかと尋ねて)
>音瀬さん 緑河さん
「「0.001%の確率にはなりますけど止められない訳では無いですね、結界貼った場所に繋ぐしか」と諦めモードで言いつつ「でもまあ何処にいるかは分からないですけど、とある方に頼めば100%落ち着きますが期待は出来ないですね」と呟いて
>松さん、(桜さん)
紫苑「とある方、というのが気になりますが……期待が出来ないなら今は置いておきましょう。それで、その成功確率がかなり低い方の策とは?」
(紫苑は紗奈の案内に従って桜さんのいる場所へと走りながら、松さんの方を向いて策の内容を聞いて。100%成功する策も気になるところではあったが、期待ができないと言うことなので詳しくは聞かないことにしたようだ)
>音瀬さん 緑河さん
「成功率低い方は、拘束した後に魔力遮断結界の中で魔力切れを待つのなんですけど、拘束するまでにかなり労力がかかるのと、ボスの魔力ほぼ無限に近いんでいつまでかかるか」と言ったあと「南所属のあの方と連絡でもつけば、ボスは秒で落ち着かれるのですが」とぼそっと言って
>All
「さあ、私の可愛い人形さん達、遊んできなさい」と魔物やらゾンビなどを作りまくり「ここは君たち優秀な子達に任せるは」と魔王に吸血鬼それとゴブリンキング、クイーンなどのダンジョンマスター達を作り出し「上には来させないで」と城の1番上に行き、ベットでくつろぎだして
島中には様々な魔物達が溢れて城の中にはダンジョンマスタークラスの魔物が溢れ、島の周りにはゾンビ兵士が様々な時代や国の戦艦などの船で艦隊を空には戦闘機などが多数巡回し、島に近づくのは難しいようになっているが魔力の柱からは出て来れなくなっている
>桜さん、ALL
オウカ「禍々しい雰囲気だね…」
仁「強い魔力があるとオーナーから連絡をもらって来てみれば…思ったよりことは面倒くさそうだな。」
強い魔力があるととある人物から連絡を貰い島に着いた仁とオウカは島に聳え立つ城や幽霊船を見て、オウカは不安そうに仁は面倒くさそうにしながら辺りを見ていた。
(/途中参加させてもらいます)
>仁さん オウカさん
魔物達が襲いかかりつつ城では次々と魔物が生み出され続け「ん~なんか騒がしくなってきたな」と巨大な城の1番上から見下ろして
>松さん、ALL
紫苑「あぁ、なるほど………下手したら結界を張る前に拘束が解かれる可能性もありますし、やめておいた方がいいですね。……あの、1つお尋ねしたいことがあります。以前にも桜さんは暴走を起こしたと聞きましたが、その際はどうやって暴走を止めたか分かりますか?」
(魔力切れを待つ策はリスキーであり、こちらが先に魔力切れになる可能性が高いと考え策を却下し、他の方法を考え始める。暫くしてふと、先程紗奈がほのめかしていた暴走事件のことを思い出すと、事件当時はどのように事を解決したのか尋ねてみて)
>桜さん、ALL
仁「さて…ここはこいつらにも手伝ってもらうか。…ボーンスケルダーGW!エンブ!」
ボーンスケルダーGW『戦闘モードへ移行』
襲いかかってくる魔物達を見て、厄介そうな表情を見せながらも内心はこの状況を楽しんでおり、こいつらに手伝ってもらおうと2つの名前を呼ぶ。するとその言葉に反応して、放置していたバイクはゴーレム型のロボへと変型し浮いていた赤いオーブは光りながら仁の右目に勢い吸い込まれるように入り、仁の右目は赤く光る。
仁「炎豪魔法…炎舞・撃進…!…さて、先陣を切って来るといい。」
屈強な骸骨武者「グオォォォォ…!!!!」
ボーンスケルダーGW『戦闘開始』
そして仁はそのままの勢いで魔法を唱えると地中から2m程の大きさの屈強な骸骨武者を召喚し、変型したボーンスケルダーGWと骸骨武者に先陣を切ってくるように命令すると、2体は勢い良く魔物達に向かって突撃していく。
骸骨武者は両手に装備した薙刀と大剣でまるで辺りの虫を払うように魔物達を一掃していき、ボーンスケルダーGWはゴーレムのような巨大な拳に備えられているガトリング砲を殴るようにゼロ距離で相手に放っていた。
>音瀬さん 緑河さん
「前回は、ボスの暴走の1部でしたから覚えては無いですが、様々な組織の方が居たようで」と残念そうな顔をして言って
>仁さん オウカさん(All)
「なんかどんどん騒がしくなっていく」と城が脈打つように揺れると巨大な魔物たちが雪崩のように出て、木々たちも姿を変え襲いかかり初めて
>松さん、桜さん、ALL
紫苑「その人達が桜さんの暴走を沈めた、と………誰でもいいから、せめてもう少し助っ人が欲しいところだけど…」
(過去の事件から何か解決方法のヒントを得られないかと期待していたが、松さんの話を聞いた後落胆したのか肩を落として。分かったことは様々な所属の魔法使い達が協力し合い桜さんを止めたことと、彼らが結構な実力者であることだけであり、あまり有力な情報とは言えないものだった)
紗奈「見えました、あちらの島です!」
紫苑「……下手に飛び出さないで!ひとまず身を隠すわよ!」
(紫苑と松さんがそのような会話をしていると、前方を走っていた紗奈が声を上げた。どうやら、島の付近へと到着したようだ。しかし、その直後に紫苑は島付近の水上に浮かぶ戦艦や上空を飛来する戦闘機などが巡回していたことに気付き、急いで物陰に隠れるよう促し)
>音瀬さん 緑河さん(All)
「これボスの能力でこの地に眠る亡霊達が現れてます」と言っていると島から「グルァ~」と魔獣が雄叫びをあげるような声が響いた後島の面積が広がり始め城の周りは山になり雲にも届きそうなほどの高さになり、戦艦や飛行機は数を数十倍に増やし魔物たちはさらに凶暴化と個体数を増やし、街の方はさらに騒ぎが大きくなりそれに合わせるかのように島は大きくなり魔物などは凶暴化や個体数を増やし続ける
>松さん、桜さん、(仁さん、オウカさん)、ALL
紗奈「個体数が多すぎます。迂闊に近付けば蜂の巣にされてしまいますね……」
紫苑「こんなところで時間を食うわけにも行きませんね。恐らく、桜さんはあの城にいるだろうし………って、あそこに誰かいませんか…?」
(幸い気付かれずに物陰に隠れられたものの、魔物達はさらに数を増やし、さらに近付きにくくなってしまった。魔物達の動向を見つつ何処から城へ侵入しようか考えていると、紫苑は遠くの方で魔物ではない誰かが島の方にいるのが見えた。それに気付いた紫苑は紗奈と松さんに人がいることを報告するが、何をしているかは見えない様子で)
>桜さん、ALL(紗奈さん、紫苑さん)
仁「氷鬼魔法、音撃・吹雪!…今だ、凍ってるうちに砕け!」
奥歌「うんっ!」
骸骨武者「グオオォ!!」
ボーンスケルダーGW『攻撃開始』
仁は倒せば倒すほど増えていく魔物達に対して、氷鬼魔法で生み出したギターをかき鳴らし冷気を発生させ相手を凍らせると、砕けと勢い良く指示をすると、1人と2体は凍った敵目掛けて、総攻撃をしかけ、跡形もなく砕いていく。
奥歌「…はぁ、こんなに倒してるのに数が減るどころか増えてる気がするよ…」
仁「ここまで長期戦になるとはな…この状況が続くなら奥の手を…ん?…誰かが近づいてきている?」
しかし戦況は劣勢のようで、敵を砕きながら奥歌が少々疲れを見せた表情で数が減るどころか増えていると言うと、仁は面倒くさそうな表情でここまで長期戦になるとは思わなかったと自分の判断に悔いを残しているような口調で言う。
そしてこの状況が続くなら奥の手を出そうと言いかけていると仁の耳元に黒色のオーブが近づいてきて、誰かが近づいてきていると報告をして仁はそれを聞き入れるように復唱し、敵か味方かと考えながら近づく敵を倒し続けていた。
>仁さん オウカさん音瀬さん 緑河さん
「これは、うちのボス大暴走されてますね」とパチンと指を鳴らして無数の黒い矢を大量の魔物達の頭上にふらせたあと瓶を出し蓋を開けて「さてこれで数分は魔物は来ないはずなので休憩できるかと」とそう言いながら蓋を閉めて、瓶の中のどす黒い塊を見ながら「早くお止めしないと、今はここが島なので街に被害はないですが、繋がってしまえばどうにも」と魔王城のようにも見える城から雄叫びが聞こえる度瓶の中の塊が瓶の中で激しく動き続けるのを見ながら言って
>松さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
紫苑「でしたら、今のうちに城の中へ入ってしまうのが良さそうですね。……あちらの方々も連れて」
紗奈「紫苑様、そんな簡単に信用して……」
(そう言って紫苑は仁さん達がいる方角を指差した後、声をかけようと一人物陰から出る。彼らにも桜さんの暴走を止めるために協力してもらおうと言うのだ。紗奈は仁さん達が万が一敵側であることも考え、少し慌てた様子で紫苑を止めようとしたが、既に仁さん達の元へ歩き出していた)
紫苑「すみません、少しよろしいでしょうか?」
(仁さんたちの元へやって来れば、何も構えずに無防備な状態で話しかけて。敵対する気がないという意志を示すためだ。もちろん、彼らとは初対面であり素性も知らないため、警戒されてもおかしくないが……)
>仁さん オウカさん 音瀬さん 緑河さん(All)
「ま、まずいです」と大量の魔物達が見えて叫んだ瞬間「うっ、ぼ、ボス、そんなつもり、では」と全身に激痛が走り地面に倒れ「お、お許しください、ボス、お許しください」とうずくまりながら言う松の首に赤の魔法陣が現れ、それが締まる度に苦しそうに「お許しください、ボス」と身体を痙攣したように震わせながら言って
>紫苑さん、紗奈さん、松さん(All)
仁「新手…では無さそうだな。君たちもこの島に広がっている魔力を調査…って訳でも無いか。」
話しかけてきた紫苑さんに対して、少し武器を構える素振りをしていたが相手が無防備であり全くと言っていいほど敵対心がなかったため、即座に警戒心を解き、相手が自分達と来た理由を同じではなさそうだと簡単に言って彼女の問いかけに応えようとしていた。
オウカ「そこのお兄さん、大丈夫ですか?…私がその赤い魔法陣、解けるか試してみます…!ほっ…!」
一方、オウカの方はボーンスケルダーGWと顎骨の鎧武者に戦闘を任せ、困っている人が居ないか見回していると松さんが苦しんでいるのが見えて、彼に近づいて大丈夫ですかと問いかける。そして赤い魔法陣が原因で苦しんでいることが分かると
解けるか試すと言って両手を前方に広げて「思力想像魔法」を使用する。使用している間は難しそうな表情を浮かべながら魔法陣を溶かしたり、何かで打ち消せれないかと試していた。
>オウカさん 仁さん 緑河さん 音瀬さん
「そ、それは」と触れられた瞬間からさらに激痛が走り出したあと島に漂う魔力が松の身体に吸い込まれ始め「うっ、ボス、か、身体が」と首の魔法陣の他に紫の魔法陣が手足に出ると
「ここに居たか松、ボスがお探しだ早くしろ」と島に漂う魔力と同じだがそれより禍々しい魔力をまとい「動けんのか、それはそうだろうな、ボスのご命令に背くからだ」と黒い茨の縄で縛り付け「このまま連れてってもいいが、どう致しますかボス」とどす黒い魔力を放ちながら玉座に座る桜の映像が出て「かしこまりましたボス、全ては貴方様の思うがままに」と映像に頭を下げると「腕の魔法陣が完成すればこちらの元にくる、それまでに止めるなり好きにしろとの事です、では」と腕の時計型魔法陣が動き出し、10秒置きに新たな魔法陣が現れ更にはダンジョンボス並の魔物達がぞろぞろ向かってきて
>オウカさん 仁さん 緑河さん 音瀬さん
「そ、それは」と触れられた瞬間からさらに激痛が走り出したあと島に漂う魔力が松の身体に吸い込まれ始め「うっ、ボス、か、身体が」と首の魔法陣の他に紫の魔法陣が手足に出ると
「ここに居たか松、ボスがお探しだ早くしろ」と島に漂う魔力と同じだがそれより禍々しい魔力をまとい「動けんのか、それはそうだろうな、ボスのご命令に背くからだ」と黒い茨の縄で縛り付け「このまま連れてってもいいが、どう致しますかボス」とどす黒い魔力を放ちながら玉座に座る桜の映像が出て「かしこまりましたボス、全ては貴方様の思うがままに」と映像に頭を下げると「腕の魔法陣が完成すればこちらの元にくる、それまでに止めるなり好きにしろとの事です、では」と腕の時計型魔法陣が動き出し、10秒置きに新たな魔法陣が現れ更にはダンジョンボス並の魔物達がぞろぞろ向かってきて
>松さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
紫苑「はい、あの城の主に用がありまして。ただ、ここまで面倒事になるとは流石に予想していませんでしたが」
(無防備とは万が一攻撃されても反応できるように準備はしていたが、その必要がないと分かれば仁さん達の話を聞く。そうして彼らの目的が分かったところで、こちらも島にやってきた経緯を話すとやれやれと頭を抱えて)
紗奈「………その言葉に、嘘偽りはないと断言出来ますか。修様」
(一方で、紗奈は仁さん達が敵ではないと判断すると松さんに掛けられた魔法陣の解除を一旦オウカさんに任せ、魔物の動きを伺いながら様子のおかしい修さんに対して弓を向けて警戒態勢を取って。紫苑も魔物が増えていく様子に気付いたのか魔物達の方を見て様子を伺いつつ「……どうしますか?主が自ら姿を見せてくれるそうですけど」と問いかけ)
>音瀬さん 緑河さん 仁さん オウカさん
「それはボスの気分次第、我々が彼を回収に来るだけかもしれない、全てはボスのご意向次第、我々はそれに口を出すことは出来ない」と淡々といい、まるで意思のない操り人形のように虚ろな目で見ながら話して
>紫苑さん、紗奈さん、松さん(All)
仁「それは無理もない。…私の方はあの城に用があってな。あれ程の魔物を生み出す力とあの城の動力を可能とするほどの魔力量…調査すれば何かに使えるはずだ。」
紫苑さんの頭を抱えた姿を見え、無理もないと同情するように言うと、城に用があると指を指しながら言って、あの城にある魔力について推測を踏まえて何処か面白そうに話していた。
オウカ「あっ、増えちゃった……で、でも魔法陣の構造は何となくわかったから…!えいっ!」
オウカは増えた魔法陣に戸惑いながらも、魔法陣の構造はわかったからと自信を奮い立たせ、えいっ!一声かける。すると松さんの体にある魔法陣に重なるようにオーロラのような色の魔法陣が生成され、その魔法陣は松さんの体についている魔法陣を魔力ごと吸収しようとしていた。
>仁さん オウカさん 音瀬さん 緑河さん
「では私はこれで」とお辞儀をする時に大量の魔物を生み出していき、松は「ガハ」と口から緑の液体を出したあと息苦しそうにして首の魔法陣は薄くなったものの、魔力同調が数秒だが起き心臓のあるべき場所に首と同じような魔力の塊があるのと、その魔力の塊以外に何も無い事が伝わり「あ、あまりそれに、触れないで、下さい」とゆっくりだがそう言って
>松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
紫苑「……でしたら、ここは手を組みませんか?戦力は大いに越したことはありませんし。私達はあの城の主を回収出来ればそれで構いませんから…」
(同情してくれる人がいることに内心嬉しく思いつつ、仁さんから城に用があることを聞いて紫苑はすぐさま『手を組まないか』と提案する。その直後、魔物がぞろぞろと増え始め警戒態勢を取りながら「……それで、どうしますか?」と彼の答えを待ち)
紗奈「松様!」
(紗奈は修さんが場を去る様子を見た後、後ろから松さんの息苦しそうな声が聞こえ咄嗟に振り向いて。しかし、いつ魔物達が襲ってきても大丈夫なように弓は構えたままでいて)
>紫苑さん、紗奈さん、松さん(All)
仁「断る理由も無い。是非ともよろしく頼む。……さて、まずはあの魔物達を片付けるとしよう…あの城への潜入の話はまたその後だ。」
紫苑さんの提案に断る理由も無いと快く引き受けると、ぞろぞろ来る魔物達と彼女の問いかけに対して、まずは魔物達を片付けると言って、魔物を倒した後のことにも触れながら戦闘態勢に入る。…そしてその仁の横には雷のバチバチとした雰囲気を持つ黄色のオーブが浮いていた。まるで出撃を心して待つ戦士のように。
オウカ「…ごめんなさい、上手く回復できなかったみたいで…とりあえず、治癒魔法だけはかけておきますね…!」
魔法陣の効果を少しでも軽減できたが完全に消しきれなかったことを申し訳ないと思い、松さんに向かって謝ると、少しだけでも良くなって欲しいと思い、治癒魔法をかける。
オウカ「よし…私もあの魔物達をやっつけるよ、誰であって人を苦しめるのは許せないから」
そして治癒魔法をかけ終わると、盾になるように松さんの前に立って人を苦しめるのは許せないからと言って形成した紫色の扇を握りしめて、戦闘態勢に入る。
>仁さん オウカさん 音瀬さん 緑河さん
「ぼ、僕は大丈夫で、す」とフラフラしながら立ち上がり「ボスの、暴走、止めてください」と力なく言って
>松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
紗奈「私は松様をここから少し離れた場所までお運びしてから合流いたします。……少し失礼いたします、松様」
紫苑「なら、そっちは任せるわね。私は…お二人の援護に回りましょうか」
(紗奈は1度弓を消し、松さんを安全な場所へ連れていくことを伝えるとふらふらと立ち上がる彼の元へ駆け寄り抱えようとする。一方の紫苑は仁さんとオウカさんの援護に回ることを決め、極細のナイフを何処からか取りだし、合図を待って)
>紫苑さん、紗奈さん、松さん(All)
オウカ「クインちゃん…力を貸して!毒姫魔法、ポイズン・クイン!えいっ!」
オウカは力を扇に魔力を込めて、詠唱と掛け声と共に魔法の効果である毒々しい色をした濁流を発生させる。そして敵である魔物達を飲み込むように迫り、濁流に少しでも当たったモノは数秒間の痺れと痛みに苦しむ。
オウカ「動きが鈍ってる間がチャンスだよ!」
仁「君は私が倒し損ねたモノへのトドメを頼む。さて…行くぞ、デラン。…雷双魔法…ツイン・デランダー!」
オウカの濁流で魔物達の動きが鈍っている間がチャンスと呼びかけると、仁は紫苑さんに向けて、簡単な指示をする。そして一息つけてから魔法の詠唱と共に走り出し攻撃を行う。その攻撃はまるで雷のように残像を残しながら相手に向かって一撃で葬り去る程の威力で斬りかかっていた。
>All(島にいる皆さん)
「禍々しいとは聞いてたけどここまでとはね」と自衛隊員達の先頭に牧師服の雄也というチグハグな構成で「全く、これじゃキリがないね」と魔物の集団を蹴り1つでなぎ倒して足に着いた土をはたいて「左前方に人がいます」という隊員に「君達彼らのとこに行って保護でもしてきてください、私はあれらを片付けてから行きますから」と言うと「わかりました、ですがこちらに魔物飛ばさないでくださいね」と雄也に背を向け走りより「さてと、あちらは彼らに任せますか、少しは持ってくださいよ」と走り出し土煙を上げながら戦って
>仁さん、オウカさん、ALL
紫苑「えぇ、お任せください」
(まるで従者のように返事を返すと、仁さんの指示通り倒し損ねた魔物に向かって次々とナイフを投げていく。また、紗奈と松さんを狙う魔物に対してもナイフの刃は向けられていて。それは正確に魔物の急所を狙って投げられており、一切の容赦がないのが見て取れるだろう)
>松さん、雄也さん、ALL
紗奈(こちらにも人が?どうやら自衛隊の方々のようですが……)
(紗奈は松さんを抱えながら魔物達の頭上を軽々と飛び越えると、風の魔力を用いてさらに上昇していく。しばらくして自衛隊員達や雄也さんさんが戦っている様子を上空から目撃するが、まものも多くいることからそのまま上空を通過しようとして。雄也さん側からも、少なくとも上空に人が飛んでいる様子は見えるだろう)
>音瀬さん 緑河さん
「不思議な方もいるのですね」と言ったあと両手を広げて「この祈り主の元へ、この地に囚われしものを、今解放し今主の御本に届き給え」と戦いながら詠唱し剣を地面に刺すと眩い光が辺りに広がり、魔物達が一気に消え数キロ先まで魔物は消えてその先の魔物達はこちらに近ずけなくなって
>All(島にいる皆様)
「うるさい、うるさい、何故こうもうるさい」と周りから集まる闇と自分が作り出す負の感情から出る闇で魔力の大暴走が起き、島の海岸線付近まで魔物がひしめき合い、魔物が少ない場所はほんの少ししかないが、そこもかなりの量の魔物達が現れる場所になり、島に現れるのはダンジョンマスタークラスの魔物達しかいない
>緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
【随分と面白い展開に出くわしているではないか。】
魔法陣から現れるダンジョンボス並の魔物達に立ち向かう仁、オウカの背後から突如聞こえた一人の声。
その声と共にその場の全員を包み込む様に纏わりつく黒い瘴気。
だがそれは決して害では無かった。
その正体は嘗て古の時代からあらゆる魔を吸収し、その圧倒的破壊力はあらゆる障害を討ち滅ぼすと噂された『極黒魔』。
極黒魔を纏う事により各自の身体的及び魔力出力の圧倒的なブースト補正が掛かり各々がまるで別次元のスペックにさぞ驚く事だろう。
(途中参加ですが絡ませて頂きますね。)
>紫苑さん、紗奈さん、松さん、桜さん、雄也さん、黄泉さん(All)
仁「くっ…ここら一帯は何とかなったが倒せば倒すほど強いのがわんさかと…」
紫苑さんと協力しながら魔物達を一掃していく仁とオウカであったが、倒せば倒すほどそれよりも強い魔物が現れ、その対処に魔力と体力を消費し武器を構えていながらも少しフラついていた。
オウカ「これじゃ、キリがないよ…でも頑張らなきゃ…」
仁「そうだな…私もまだまだ…ん?…この声と風は…!」
オウカは疲れて弱音を漏らしかけるが頑張らなきゃと自身を奮い立たせるようにして体制を持ち直す。仁もオウカの姿を見て勇気づけられたのかフラついていた体制を立て直していると後ろから声が聞こえ自分を包むように風が吹いてきた。
仁「この風…オウカの歌の力と同等…いやそれ以上の力がある…!…オウカ!この力を使って奴らを一掃する!」
オウカ「うん!これなら行ける!来て!エクスバスター!」
吹いてきた黄泉さんの風に対して仁は興奮して目を輝かせるような口調で風の力を実感する。そして自身の切り札であるフォールスバスターを構えてオウカに向かってこの風を利用し一掃すると伝える。その言葉にオウカは嬉しそうに答えて、仁のかつての武器であるエクスバスターを再現したものを作り出しそれを構える。
仁「一斉に行くぞ…!」
オウカ「うん!」
仁/オウカ「エクス…バスターァッ!!!」
背中合わせにたち大剣を構えて周囲に漂う魔力を大剣に吸収すると掛け声に近い詠唱に合わせて島にいる魔物達に向けて一斉に横れ薙ぎ払うようにして大剣に溜め込んでいた魔力をビーム砲のようにして放つ。2つの大剣に込められた光と極黒魔の力。その二つが上手く混ざり合う事で魔物達を容赦なく葬り去る。
>仁さん オウカさん 音瀬さん 緑河さん 黄泉さん
「皆さん、限界そうですね」と現れて拳銃を作り出し「回復必要でしたら行いますよ」と銃で魔物達を倒しながら言って
>黄泉さん、桜さん、仁さん、オウカさん、雄也さん、松さん、ALL
【紫苑side.】
(徹底的に仁さんとオウカさんの援護に回りながら応戦しているものの、倒しても倒しても魔物達は一向に数を減らす様子は無い。むしろ増加傾向にあるようにも思える。途中、チラっと仁さんとオウカさんの様子を見ると体力と魔力を消耗している様子が見て取れた。このままではジリ貧だろうと考え、紫苑は考えを巡らし始める)
『_の魔_陣_完成__ば_ちら_元_くる、__ま_に止めるな__好__しろ__事_す』
紫苑(………恐らく魔法陣が完成すればこちらの元に来る、ということだろうけど……それまで持つのかしら…何なら、こちらから行った方が早い?いや、桜さんの魔力はほぼ無限…魔物の増え具合からしてそれは間違いない。こちらが先に魔力切れになるのは大いに想像がつくわ。一体どうしたら__)
(戦闘前、紗奈と修さんが会話している様子はその時仁さんと話していた紫苑の耳にも少しだけ届いていた。聞こえた言葉から察するに『魔法陣が完成すればそちらに来る』ということだろうが、暫く戦っていても桜さんが一向に現れる様子がない。このまま桜さんが来るまで応戦するべきか、それとも先に城へ乗り込むべきか、第三の選択肢を考えるべきか。などと応戦しながら考えるが、答えは出ず__突然、黒い瘴気が自分の体を包んだ)
紫苑「これは…あの2人……じゃ、ないわね。一体誰が………」
(一瞬仁さんかオウカさんがかけたものかとも考えたが、2人の反応を見るにどうやら違う様子。ならば誰がかけたものだろうかと辺りを見渡していると、背中合わせで大剣を構える彼らの様子が目に入り、即座に真上に鏡を張ってそこに飛び乗る。そして、一部攻撃範囲から外れた魔物を見つけると、ビーム砲のようなものが行く先に反射効果のある鏡を設置し、その魔物の方へ攻撃が飛ぶよう仕向けようとして)
【紗奈side.】
紗奈「!?……今のは………」
(安全な場所を探しながら空中を飛ぶ最中_突如、黒い瘴気…極黒魔の影響で急速に飛行スピードが上昇する。突然のスピード上昇で危うくバランスを崩して落ちかけそうになったが、風の流れを掴み何とか体制を立て直す。もちろん、松さんもしっかり抱えているため落とされることは無い。
その後、運が良かったのか、それとも誰かの導きなのか……魔物達がいない領域を見つける。雄也さんの支援もありこちらに攻撃を仕掛けてくる魔物もおらず、安全に少しづつ高度を落とし領域の方へと向かっていき)
緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
黒い瘴気を纏いそれぞれが魔物達を殲滅していく中、各々が纏う黒い瘴気は本来魔法が使用された後に霧散していく大気中の魔力残滓を吸い込む様に吸収していく。長期戦により消耗した魔力が再利用される様なモノであり、この魔力残滓の回収により各自の魔力消耗が格段に抑えられるだろう。
【見るに見かねてな。少しばかりサポートさせて貰うとしようか。】
魔物達に対峙する全員にそう語り掛ける黄泉の身体から今度は眩いばかりの光が発され、それはやがて光の触手の様に各々へと迫ると同時に各々の利き腕に巻き付き始めたのだ。
だが巻き付いているにも関わらず引っ張られる感覚も動きを阻害される様な感じは一切無い。
いや、むしろそれぞれに起こっている現象は全く逆だった。
なんと回復しているのだ。
各々が負った傷や戦闘中に消耗した体力が。
極光魔
極黒魔と対を成す古の魔の時代の覇権争いのもう1角と云われた魔力。
その聖なる力はあらゆる邪悪な力を浄化し、使い手に癒しを齎したと云われている。
そう、黄泉は極黒魔と極光魔を併用しこの場の全員の補助を行ったのだ。
そんな力を平然と行使するのは独特の民族の武道着に身を包んだ褐色肌の白髪をバンダナで纏める不思議な男。
その外観のみならず印象まで神秘的なイメージに包まれていた。
>紫苑さん、紗奈さん、松さん、桜さん、雄也さん、黄泉さん(All)
仁「よし、ほぼ一掃できたな…!…おっと次は回復か…支援感謝する。先程から思うが…この風…何処か禁忌さんの力と似てるような気がするな…」
オウカ「私も同じこと思ったよ、なんか不思議だね…?」
ビーム砲の攻撃で黄泉さんやの協力もあって周囲の魔物を粗方一掃することに成功し、少し喜びの表情を見せた仁は黄泉さんの支援を受け回復し、黄泉さんへ向けて感謝の言葉を伝える。そしてしぶとく生き残っている魔物との戦闘を再開する。するとふと先程から思った事を呟いて、その声が聞こえていたのか隣で同じく回復を受けて、体力を取り戻し戦闘を再開していたオウカが共感し不思議だねと疑問に思いながら応えた。
仁「…ほう…なるほど…さて、ここからどうする、協力者の嬢さん。…魔物は先程の攻撃で粗方7、8割は片付けた…城を叩きに行くか?それとも首謀者を待つか?」
仁は現れた黄泉さんの姿を見て先程思っていたことは半分あっていたのかもしれないと思い、なるほどと一言呟く。そして紫苑さんに向けて現在の状況を見てこれからどうするかと2択の案を出して問いかける。
>音瀬さん 緑河さん 仁さん オウカさん 黄泉さん
「ぼ、ボスは来ませんよ、多分、来ても、影か、兄達で、すって、伝え、ないと」そう言いながら苦しそうに胸を抑えると、松の身体が黒くなり「うっ、ボスの闇が」と言った瞬間に塵のように身体が消え、城の方からどす黒く薄気味悪い風が吹いてきて「グルァー」と声がひびき大量の魔物が白の方から現れて
>音瀬さん 緑河さん 仁さん オウカさん 黄泉さん
「ぼ、ボスは来ませんよ、多分、来ても、影か、兄達で、すって、伝え、ないと」そう言いながら苦しそうに胸を抑えると、松の身体が黒くなり「うっ、ボスの闇が」と言った瞬間に塵のように身体が消え、城の方からどす黒く薄気味悪い風が吹いてきて「グルァー」と声がひびき大量の魔物が城の方から現れて
緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
【中々に鋭いな少年。それはそうであろうな。禁忌が振るっていた力の大半。今体感したのはその本家本元なのだからな。………ム、汝は確か封印されていた娘か。久しいな奥歌。】
極光魔により回復するが、その力に覚えがあった仁とオウカの質問に簡潔に答える黄泉。だが説明を終えたその時ふと黄泉はオウカへと視線を向けた。どこか覚えのある感覚に黄泉は記憶を遡るが、その答えは比較的あっさりと出る。嘗て研究所に訪れた仁。そこで禁忌が提供した莫大な魔力。それにより現代に蘇った仁の妹。魔力と共に力の一端を送った事もあった為、あの時実態は無かったものの封印された大鎌の中で意志だけはあった事もあり黄泉は奥歌の事を覚えていた。見た目は中々に変わっているが彼女から感じる魔力の波長で黄泉は直ぐに閃いていたのだ。目の前の龍人があの時の少女だと。
だがそんな時、松の身体が黒くなり塵の様に消えていく。
どうやらボスの闇が流れ込んだらしくあっという間に消えてしまった。
そして間髪入れずと言わんばかりに城の方からドス黒く薄気味悪い風が吹いてきたかと思えば咆哮と共に城の方から大量の魔物達がやってくる始末。後から後から湧いてくる現状に通常なら辟易するか絶望してもおかしくない状態。
そんな状態にも関わらず黄泉は……不敵に笑みを浮かべていた。
>松さん
紗奈「松様、あまり喋らないでくださ……!?」
(無事に地上へと着地し、ゆっくりと松さんを降ろそうとすると苦しそうな彼に「ボスは来ない」と伝えられる。途切れ途切れで伝えられたため紗奈は松さんに一度喋らないようお願いし、魔法陣の対処と治療を始めようとする。しかし触れようとした瞬間…彼の身体は塵のように消え、その手は空を掴んだ。
次の瞬間、城の方から黒い風が吹いていることに気付き振り向くと……何だか城の様子が少しおかしいような気がした。紗奈は急いで端末を取り出し、紫苑と連絡を取り始めて)
紗奈「紫苑様!先程松様が…突然消えてしまって…!……はい、先程身体が突然黒く変色したと思ったら、塵のように消えてしまって………待って下さい、私は別のルートで城に乗り込みます。ご安心を、必ず合流いたしますので。……はい、ご武運を」
>黄泉さん、桜さん、仁さん、オウカさん、雄也さん
紫苑「ありがとうございます、お陰で助かりました。………正直、向こうから来てくれる可能性は薄いと思います。私としても仕事は早く終わらせたいので、城を叩きに……すみません、少し失礼します」
(粗方魔物を片付け「ふぅ…」と一息つくと、見ず知らずの自分に支援や回復をしてくれた黄泉さんに感謝の言葉を告げ、この後の行動について仁さんに2つの選択肢を尋ねられる。暫く考えた後、桜さんがこちらに来る可能性は薄いと判断し、後者…城に乗り込む選択をすることを告げようとする。
すると、懐に入れていた端末から振動が鳴っていることに気付き、取り出して画面を開く。見ると、紗奈から連絡がかかっており、「少し失礼します」と仁さん達に断りを入れ電話に出る)
紫苑「もしもし紗奈、どうしたの?……!?…松さんが、消えた…?…………恐らく、桜さんに連れていかれたんでしょうね。ひとまず、こちらに合流しに……………わかった、くれぐれも気を付けなさいね。それじゃあ切るわ」
(もし紫苑の発言が聞こえていたのであれば、松さんが桜さんに連れ去られたということが分かるだろう。紫苑が電話を切ると、ほぼ同じタイミングで城から魔物達が現れる。桜さんが動き始めたのだと悟り、魔物たちの動きに警戒しながら改めて先程の選択肢について答え始めて)
紫苑「………失礼しました、では先程の回答を……先程、腕に魔法陣をかけられた男性が連れていかれました。けれど、城の主は私達の前に姿を見せない。」
(/RP中失礼いたします。それぞれの居場所がややこしくなっている気がするので、少し整理させてください。
現在、紫苑と紗奈は別行動中です。2人の距離はそれなりに離れているはずですので、お互いの様子は見えないと思います。
・紫苑は現在黄泉さん、仁さん、オウカさんとは確実に固まっている状態です。
・紗奈はつい先程まで松さんと固まって行動しており、現在は魔物がいない安全な領域に1人でいる状態です。松さんの行方はまだ分かりません。
・桜さんは城の内部にいる状態です。雄也さんが今どの辺りにいるかはすみません、上手く把握出来ていない状態です…(恐らくは紫苑sideにいるかと考えております)
雑談トピに置こうかとも考えましたが、こちらなら見落としはほぼ無いだろうと考え投下させていただきました。お邪魔してしまい申し訳ありません…)
>松さん
紗奈「松様、あまり喋らないでくださ……!?」
(無事に地上へと着地し、ゆっくりと松さんを降ろそうとすると苦しそうな彼に「ボスは来ない」と伝えられる。途切れ途切れで伝えられたため紗奈は松さんに一度喋らないようお願いし、魔法陣の対処と治療を始めようとする。しかし触れようとした瞬間…彼の身体は塵のように消え、その手は空を掴んだ。
次の瞬間、城の方から黒い風が吹いていることに気付き振り向くと……何だか城の様子が少しおかしいような気がした。紗奈は急いで端末を取り出し、紫苑と連絡を取り始めて)
紗奈「紫苑様!先程松様が…突然消えてしまって…!……はい、先程身体が突然黒く変色したと思ったら、塵のように消えてしまって………待って下さい、私は別のルートで城に乗り込みます。ご安心を、必ず合流いたしますので。……はい、ご武運を」
>黄泉さん、桜さん、仁さん、オウカさん、雄也さん
紫苑「ありがとうございます、お陰で助かりました。………正直、向こうから来てくれる可能性は薄いと思います。私としても仕事は早く終わらせたいので、城を叩きに……すみません、少し失礼します」
(粗方魔物を片付け「ふぅ…」と一息つくと、見ず知らずの自分に支援や回復をしてくれた黄泉さんに感謝の言葉を告げ、この後の行動について仁さんに2つの選択肢を尋ねられる。暫く考えた後、桜さんがこちらに来る可能性は薄いと判断し、後者…城に乗り込む選択をすることを告げようとする。
すると、懐に入れていた端末から振動が鳴っていることに気付き、取り出して画面を開く。見ると、紗奈から連絡がかかっており、「少し失礼します」と仁さん達に断りを入れ電話に出る)
紫苑「もしもし紗奈、どうしたの?……!?…松さんが、消えた…?…………恐らく、桜さんに連れていかれたんでしょうね。ひとまず、こちらに合流しに……………わかった、くれぐれも気を付けなさいね。それじゃあ切るわ」
(もし紫苑の発言が聞こえていたのであれば、松さんが桜さんに連れ去られたということが分かるだろう。紫苑が電話を切ると、ほぼ同じタイミングで城から魔物達が現れる。桜さんが動き始めたのだと悟り、魔物たちの動きに警戒しながら改めて先程の選択肢について答え始めて)
紫苑「………失礼しました、では先程の回答を……先程、腕に魔法陣をかけられた男性が連れていかれました。けれど、城の主は私達の前に姿を見せない。なら、乗り込むしかないのではありませんか?」
(/RP中失礼いたします。それぞれの居場所がややこしくなっている気がするので、少し整理させてください。
現在、紫苑と紗奈は別行動中です。2人の距離はそれなりに離れているはずですので、お互いの様子は見えないと思います。
・紫苑は現在黄泉さん、仁さん、オウカさんとは確実に固まっている状態です。
・紗奈はつい先程まで松さんと固まって行動しており、現在は魔物がいない安全な領域に1人でいる状態です。松さんの行方はまだ分かりません。
・桜さんは城の内部にいる状態です。雄也さんが今どの辺りにいるかはすみません、上手く把握出来ていない状態です…(恐らくは紫苑sideにいるかと考えております)
雑談トピに置こうかとも考えましたが、こちらなら見落としはほぼ無いだろうと考え投下させていただきました。お邪魔してしまい申し訳ありません。そしてすみません、>1109は無視して下さい…)
>紫苑さん、紗奈さん、松さん、桜さん、雄也さん、黄泉さん(All)
仁「オウカのことを…?いや…禁忌さんの力の大元なら知っててもおかしくないか。」
オウカ「…初めましてだけど、久しぶり!」
仁は黄泉さんがオウカのことを知っていたことについて驚いていたがよく考えて禁忌さんの力の大元なら知っててもおかしくないと結論づけて納得する。そして挨拶されたオウカは一応初対面である黄泉さんに対して不思議な表情を少し見せたがすぐに明るい表情と口調で挨拶を返す。
仁「そうだな。今の状況を見て、大元を叩かない限り、魔物達の数も減っては増えてを繰り返すことが十分理解できた。それに、その消えた男の安否も気になる。」
オウカ「…その男の人、大丈夫かな…?」
紫苑さんの選択に応えて再び迫り来る魔物の群れのことを面倒に思いながらも消えた松さんのことは難しそうな表情で気になると言った。オウカの方は松さんの手当を少しはしていたため、心配そうな表情で呟いた。
仁「まずはあの迫ってくる魔物達を一時的に足止めることが先だな。…影忍魔法…罠・暗死。」
目線を城の方へとやり、そこから出てくる魔物達に呆れながらも魔物達を一時的に足止めさせることを立案すると、まずは自分がと影忍魔法を唱える。一見何も起こってないように見えていたが少しして迫ってきていた魔物達がいつの間にか形成されていた巨大な落とし穴に次から次へと落ちていたり、視界奪われ混乱して辺りを暴れ回ったり、いつの間にか設置されていた撒菱に苦しめられていた。
仁「よし。今のうちに行くか?」
(/整理ありがとうございます。助かります)
緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
【……大丈夫なのか?電話の相手は。】
紫苑の通話を聞いていて黄泉が最初に抱いたのは不安だった。
松と呼ばれる者と行動を共にしていたが突如首謀者によって消えたとの事。
であれば紗奈と呼ばれていた少女は今単独行動をしているという事だ。
おそらく現在は安全な場所まで避難しているのであろうが、城へ向かうとなれば大量の魔物達と遭遇する可能性も決して否めない。
まして彼女と行動を共にする者が現に首謀者の手によって連れ去られたのだから今彼女を一人にしておくというのは危険極まりない、というのが黄泉の考えだ。
【余が汝の相方のサポートに向かう。何か妙な胸騒ぎがするのでな。構わないだろうか?】
だが黄泉は即座に行動せずこの場の3人に確認を取った。これは飽くまで黄泉の推測に過ぎない。自分自身とそれ以外の者で認識の齟齬があった場合、更なる悪状況を招きかねない。
そう判断しての確認だ。
>黄泉さん、桜さん、仁さん、オウカさん、雄也さん
紫苑「……聞かれていましたか。そうですね…実は私も彼女の事が少し心配なので、良ければお願い出来ますか?………その…彼女、意外にも頑固な所があるというか、時々一人になりたがることがありまして……私が言ってもあまり意味が無いんです」
(紗奈を心配する気持ちは紫苑も同じだったようで、二つ返事で黄泉さんが向かうことを了承する。その後、苦笑を浮かべ先程紗奈の単独行動を止めなかった理由も遠回しに伝える。紫苑自身はそれを体験済みのため、「もしかしなくても避けられてるのかしら…」とその時のことを思い出せば少し気にしている(落ち込んでいる)ようで。
そうしたやり取りをしている間に仁さんが魔物達の足止めに成功し城に潜入するチャンスが生まれれば、気を取り直して城の内部へ潜入する意志を伝え、そのまま黄泉さんと別れて城へ入るために動き出そうとして)
紫苑「えぇ、魔物達が動けない内に行きましょうか。では黄泉さん、紗奈の事…よろしくお願いしますね」
(/お役に立てたようで何よりです…!)
>城に向かってる皆様
「やっとか、手間かけさせて」と松に手をかざし元に戻しニヤリとした瞬間闇部屋の魔素量が跳ね上がり桜の身体が変化して巨大な闇のボール状の塊になりそこから大量の魔物を蠢きながら生み出していき城を魔物で埋めつくし始めて
緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
【心得た。任せて貰おうか。】
それだけ言うと黄泉の身体を黒い霧が覆いあっという間に此の場から姿を消していった。
どうやら紗奈の元へと向かった様だ。
そんな中で城で起き始めた異変。
その概要を黄泉は的確に感じ取っていた。
直接確認した訳では無いが極黒魔という闇の力を扱う故なのか、似た性質の力を察知する事には長けているようだ。
(【悠長に構えている時間はなさそうだな。】)
魔物の数が膨大した事。
そして夥しい程の魔力反応を鑑みれば城の中がどうなっているかなど想像に容易い。
紗奈の魔力反応を頼りに紗奈の元へと駆け抜けていく黒い霧。
それは傍から見ればまるで影の様に不気味だろう。
>黄泉さん
紗奈(………何をやってるのですか私!?なんで『ひとりで別のルートで行く』なんて馬鹿なことを言ってしまったんですか!!馬鹿なんですか?えぇ、私はとんだ大馬鹿者ですよ!折角推しと隣で並べるチャンスだったというのに、聞きたいことも色々あったのに、自ら機会を手放してしまうなんて…本当に、私は馬鹿なことを………)
(黄泉さんがこちらに向かっている頃、紗奈はというと…魔物達に気付かれないよう回り込みながら移動している最中であった。傍から見れば冷静な様子に見えるだろうが、実際は無意識的にポーカーフェイスを装っているだけである。
その理由はと言うと、先程紫苑に告げた言葉に対して脳内反省会を開いていたからだ。と言っても、ただ単に自分の判断を悔やんでいるだけなのだが。
そうした心の動揺(?)の中でも、こちらに向かう黒い霧の存在を感知できないわけではなかった。紗奈は後ろから何かが近付いていることを悟り、咄嗟に後ろを振り返る。すると、不気味とも言える黒い霧のようなものがこちらに近付いているのが見え、念の為後ろに警戒を配りながら変わらず城の方へと(別ルートで)向かって)
紗奈(?……あれは、霧…でしょうか?ですが、何処か動きに違和感があるような………)
>緑河紗奈さん
紗奈も黒い霧の存在には気付いている様だ。
そんな中でも黒い霧は緑河紗奈の後を影の様に着いていく。
確かに不気味だろう。
だが魔力を扱う者であればその本質に気付くかも知れない。
その黒い霧が計り知れない程の濃密かつ異様な魔力を内包している事に。
その黒い霧はまるで意志が存在するかの様に―――緑河紗奈の身体を包み込み始める。
極黒魔によって生成された黒い霧。
彼女は今自分自身の身体が本当に自分のものなのか、と錯覚するほどに向上した彼女自身の身体能力と潜在魔力量に驚愕するかも知れない。
(【……暫くは様子を見させて貰うとしよう。】)
極黒魔による霧の衣。
それは彼女にとってこれ以上ない防御膜、かつブーストとなるだろう。
>参加中の皆様
「ガタガタガタ」と城が揺れ雲を抜けるほど巨大になり、城の1番上から禍々しい魔力を発し、更には数時間おきにさらに禍々しくなり、魔力を持つものには中で蠢く巨大な闇の塊がわかるようになっていて
城の上部
「ドクン、ドクン、ドクン」と脈打つように桜が変化した闇の塊が鼓動し、それに合わせるように巨大化して
>黄泉さん
(警戒を配りながら進んでいると、黒い霧が自身を包み始める。そして霧の影響によってなのか、自分の身体が少しずつ軽くなっていることに、魔力量が上昇していることに気付いた。それは、先程松さんを運ぶ時に急にスピードが上がった時と同じ感覚。ここでようやく、この黒い霧は敵側では無いと察する。故に、警戒する仕草を解き……)
紗奈「………どなたかは存じ上げませんが、感謝致します」
(姿は見えないが、紗奈は自分を見守っているであろう存在に対して呟くようにひっそりとお礼を告げて。一見、おかしな独り言のようにも聞こえるかもしれないが、紗奈の近くにいる黄泉さんであれば、それが自分に対して言われていることに気が付くかもしれない)
>紫苑さん、紗奈さん、松さん、桜さん、雄也さん、黄泉さん(All)
仁「あちらはあの人に任せて、我々は侵入に向かうか…ん?…あれは…!」
黄泉さんを見送り、城への侵入を開始しようと出向こうとするが闇の塊が禍々しく巨大化していく城の状況を見て気難しい顔になる。
オウカ「あの塊…すっごく嫌な予感がするよ…!」
仁「あれが今回の首謀者と言ったところか…私達はなかなか面倒くさい者を相手にしているようだな。」
オウカはその闇の塊に対しておどおどした様子で嫌な予感すると、他の人達に伝えてると、仁は自分達がなかなか面倒くさい者を相手にしていると呆れ気味に言いながら武器を構える。
(/リアルで少々忙しく、返信ができない状況でいました。遅れてすみません。)
>参加中の皆様
城の上部で巨大化を続ける闇の力が跳ねると城の上から巨大で禍々しく、無数の首を持つドラゴンが複数体上空に現れ「キャー」と鳴いたあと全てのドラゴンが炎を吐こうとお腹をふくらませ始めて
>緑河紗奈さん
(【ホー、中々に凝った代物を用意したモノだ】)
闇の力が跳ねると共に城の上から現れた無数の首を持つ複数体のドラゴン。
そのドラゴンの闇の力に関心を示したのか、黄泉は面白いモノを見る様に楽しそうに笑顔を浮かべていた。
尤も黒い霧により実態は隠しているためにそれが今伝わる事は無いであろうが……。
【城を目指す兵よ。心して挑む事だ。】
そんな中緑河紗奈の脳内に鳴り響く様に伝播する奇妙な声。
まるでそれはテレパシーの様に脳内に直接語り掛けられているかの様に感じるだろう。
語り掛けているのは無論黄泉だが、彼女が認識しているのは黒い霧のみ。
その上で突然脳内に伝わる不明な人物の声に不気味さや警戒心は抱くかも知れない。
果たして彼女はこの言葉に何を感じるのか………。
(すみません。仕事がかなり忙しく体調を崩していた事もあり返信が遅れました。)
>黄泉さん
紗奈「……!」
(城の様子が変化し、さらに巨大な闇の塊と複数体のドラゴンが上空に現れる。ドラゴンが現れた瞬間、瞬時に『自分の魔力の気配を隠し』、見つからないように徹底して身を潜めながら隠密行動を始める。上空のドラゴン達が紗奈を見つけるのは困難を極めることだろう)
紗奈(……姿くらい、見せてくれてもいいのに)
(隠密を始めて少しして、突如まるでテレパシーかのように脳に響き渡る誰かの声。しかし、それが自分の魔力にブーストをかけ、今でも見守っている存在だと既に察知していたためか、特段動ずる様子はなく。寧ろその姿を見たいと思っており、もし黄泉さんが彼女の心の声を聞いていたのであれば、不思議に思うかもしれない。
声を聞いてから暫く何事もないような様子を見せていたが、突然口を開くと『姿の見えない誰か』に向かって返事を返して)
紗奈「………勿論、油断をするつもりはありません」
>仁さん、オウカさん、雄也さん、(桜さん)
紫苑「……同感ですね、私も何だか嫌なよか………あれは、ドラゴン?ここはファンタジー世界か何かなのかしら…」
(巨大な闇の塊と更に魔物が増えていく様子を見て、城の入口へ歩もうとする足を一度止める。仁さんの発言で塊の正体が桜さんであると認識したと同時に、オウカさんと同様嫌な予感を感じたからだ。
やがて塊が徐々に大きくなっていくと、上空に複数体のドラゴンがこちらに向かってくる様子が見えた。ドラゴン達がお腹を膨らませ始めると、何か仕掛けてくるつもりだと察し、咄嗟に大声で仁さんとオウカさんに注意を呼びかけて)
紫苑「っ…!お2人共、上空から何か来ます!お気をつけて!」
>参加中の皆様
「あれはまずいですね、攻撃は信徒と皆様にお任せ致しますね」と剣を鞘ごと上に掲げて「主よ、我らを悪しき者の攻撃から御守り下さい」と鞘から刀を少し出すと結界が広がり「炎からはこれで守れますが攻撃はお任せ致します」そう言うと腹を限界まで膨らませたドラゴン達が禍々しいく光だした数秒後に、一斉に口からドス黒い炎を長く出し続けて、「ピシピシ」っと結界に亀裂が少しずつ入りだし「できるだけ持たせます」と口から少し血を流しながら結界を保ち続け、隊員たちは絶え間なく砲撃を続けて
>緑河紗奈さん
上空にドラゴンが複数体現れた瞬間に隠蔽された彼女の魔力。隠密行動を貫きこのままドラゴンに見つからない様にやり過ごすつもりなのか。
それを感じ取っていた黄泉は少し意地悪な問いを彼女に投げ掛けてみる事にした。
(【フム、しかしあの目障りな龍共はこのまま放置するのか?今は実害は無いにせよああも目的地の上空に陣取られては目的地に近付く事も困難であろう。………今の汝であれば屠る事も充分出来よう?】)
紗奈を試す様に問う黄泉のテレパシー。
それは彼女の実力を図ると同時に彼女という人間を良く知るために敢えて彼女に近付こうという黄泉個人の考えでもあった。
>紫苑さん、紗奈さん、松さん、桜さん、雄也さん、黄泉さん(All)
仁「……こうなれば全力をぶつけるしかないか…オウカ!」
オウカ「うん!行くよ…『魔法秘歌 龍奥歌!』」
幻影の龍「グアァァァァァァクゥ!」
仁は現状を見てこれ以上放っておくと危険だと思い、全力をぶつけるしかないと判断すると、オウカの名前を呼ぶ。するとオウカはすぐに応じて『魔法秘歌 龍奥歌』を発動し、仲間のステータス値を全て上昇させ、さらに巨大な龍の幻影を召喚する。
仁「さぁ…かかってこい。」
龍奥歌により強化した仁は自身の武器を構えて、ドラゴンに向けて挑発的な言葉をかけて巨大な龍の幻影と共に戦闘へ持ち込もうとする。
>参加中の皆様
ドラゴンがブレスを吐き終わったあと上空に亀裂が現れ、そこから辺りに漂う魔力よりさらに禍々しい魔力をまとうドス黒い塊が現れると「キィャー」といちばん巨大なドラゴンが桜が変質した黒い固まりを飲み込み、ありえないほどに巨大化した腹の上に覆いかぶさり「グルァー」と叫ぶと、その黒い塊を吸い込みながらお腹の中にいる桜にその塊を送りなら、下に居たドラゴンたちは、闇を飲み込み続けるひとつ首のドラゴンから伸びる魔力糸で巨大化と凶暴化で暴れ続け、城の周りを更地にする勢いで暴れ続ける
その時ドラゴンの腹の中にいる桜は、ドラゴンから送られてくる力で姿が変わり始めている
>黄泉さん
紗奈「………普段の任務であれば、ターゲット以外の相手は今のようにやり過ごしていたでしょう。ですが、今回は…事情が違いますから」
(普段の任務の時であれば余計な戦闘は避けていたと話す紗奈だが、今回は話が違う。今こうして黄泉さんと話している間にも、仁さん達が向こうで応戦しているのだ。自分だけ何もしない訳にもいかないだろう。
そう考えた紗奈は、ドラゴンを視認しやすい位置へと移動すると身を潜めながら破魔弓を取り出し、構える。構えたと同時に破魔矢が現れ、弓を引くに連れて本数が増加し、緑色の光が矢先に集まっていく。黄泉さんがブーストをかけたお陰もあり、矢に込める魔力量は格段に増している。上手く射抜けば、一撃で仕留められるだろう)
紗奈(あまり、時間はかけられませんね…)
(狙いを定める途中、遠目からドラゴンの吐いた炎の息を結界で防いでいる雄也さんと、ドラゴンに攻撃を仕掛けようとしている仁さんの様子が見えた。何とか攻撃を防ぎ、応戦している状況のようだが、一度ブレスを吐き終えたドラゴン達がそれだけで止まる様子は無い。この後、桜さんを抑えることも考えればここで力を使い切ってしまうのは不味い。ならば、仁さんが動き出す前に、結界が破れる前に……仕留めなければ。
そう頭を巡らせながら、複数体のドラゴンに照準を合わせ……矢を放った。放たれた矢は大きな曲線を描きながら…『目玉』へ向かって飛んでいき)
>仁さん、オウカさん、雄也さん、(桜さん)
紫苑「これを、使ってくだ……!」
(一方の紫苑は、口から血を流しながらも炎を防ぐ結界を保ち続ける雄也さんを見て、結界がいつ破れてもおかしくないと悟った紫苑は少しでも耐久性を上げようと結界に魔力を注ぎ、何とか耐え凌ぐ。
それと同時にオウカさんのサポートを受け、暴れ続けるドラゴンに戦闘を持ちかけようとする仁さんに対して、鏡で出来た足場を用意しサポートしようとするが……)
紫苑「……あれは…矢?」
(鏡を展開しようと上空に目を向けた瞬間、複数本の矢がドラゴン達に向かって飛んでいく様子が見え、鏡の展開を中断して)
>緑河さん、松さん、修さん、仁さん、オウカさん、(桜さん)、ALL
【―――しかと目に刻み込むといい―――】
紗奈の言葉と共に放たれんとする破魔矢。
それを認識した瞬間、紗奈を包み込んでいた黒い霧が突如暴風と化し、それは竜巻の様に荒れ狂う。
だがその中心である紗奈には被害が正に台風の目なのか、全くの無害である。
だが重要なのはその暴風の発生源だった。
それは紗奈の背後。
そしてその暴風は今まで隠れていた人物の姿を露わにする。
褐色の肌に民族の武道着とサラリとした銀髪そんな風変わりな男だった。
姿を突如現した男は何を思ったのか今まさに破魔矢を構えて放とうとする紗奈の両手の甲に背後から自らの両手を添えるように重ねた。
その瞬間矢先に集中していた緑色の光が徐々に強くなり始めやがてそれは矢全体を包み込む。
破魔矢はそのままドラゴンに向かって放たれその目玉に直撃した。
そしてその直撃と共に囁かれた男の言葉によって
【目覚めよ―――『ブラン』。そして………】
ドラゴンの全身は
【狂え―――『ノワール』】
眩い極光と深き極黒によって包まれ、その巨体を瞬時に駆け巡ったのだ。
ドラゴンに飲み込まれたドス黒い固まり。
ドラゴンの体内を駆け巡るあらゆる闇。
その全てを目玉から侵入した極光魔があっという間に浄化し始める。
そして同じく侵入した極黒魔は首のドラゴンから伸びる魔力糸、そして体内を駆け巡る全ての魔を吸収し始めた。
その勢いは今まで見た比では無い。
どうやら先程の言葉によって極光魔と極黒魔、共にその本当の力を解放している様だ。
更に極黒魔は桜に送り続けられている力をも吸収し始める。
どうやら桜の姿の変貌を極黒魔が食い止めようとしているらしい。
>参加中の皆様
桜を飲み込んだ龍のお腹が急に暴れだし、腹を食い破るように中から人のような悪魔が姿を現し「なぜ我の眠りを邪魔する」と蛹がまゆから出てくるように起き上がりドス黒い無数の羽を広げ始めながら言って
>黄泉さん、桜さん
紗奈「……!」
(紗奈が黄泉さんの気配に気付いたのは、矢を放った後だった。思わず気になって後ろを振り返ると、そこには銀髪の髪を持つ褐色肌の男性が。ようやく姿を見られたことに内心で喜びと安心感を抱きつつ、ドラゴンの方へ向き直る。
自身の放った矢がドラゴン目玉に命中したことを確認するが、何故か一番巨大なドラゴンの様子がおかしい。黄泉さんが極黒魔で止めにかかっているが……と、しばらくして、ドラゴンの腹を食い破るように禍々しい姿をした桜さんが現れる。それを見た紗奈は……)
紗奈「……まるで、ファンタジー世界の魔王のようですね…」
(と、特に怯える様子もなく純粋に感心するように呟いて)
(/リアルの都合で返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。紫苑の返信はもう暫くお待ちください)
>参加中の皆様
「さあ、パーティを始めよう」と手を上げるとドス黒い雲が上空に広がり至極色の雷が鳴り響き初め、ぽつりぽつりと雨が降り出し「私を止めたければ、止めに来るといい」と城の中に入ると同時に雨は土砂降りとなり、その不思議な雨は魔力や体力を奪い取り始め、さらには雲の先が海を越え港川から街に向かい雨の降る領域を増やしだし、城の中の魔素量が増え出して
>All
「物は十分揃ったようね、ただ毎回うちだけでやるのはあれだ」そう言って組織の会議室の椅子にドサッと座り「今回はうち以外にも参加の機会を与えてやろうじゃないか」と言うと「しかしそれでは警備などどうなさるのですか」と言うので「あぁ、それは参加者に任せる、我々は場所を与えるだけだ、まぁ恩恵はなにかもらおう」とニヤリとして「場所は後で伝えるとして、こちらが出すものは一応出しておくとして」と紙に「場所は未定ではあるが我々以外にも参加券を出す、形式はオークションだが条件は我々に繋がる担当者を捜せたもの、予定日は1ヶ月後、こちらの出品予定物は」と下の方に1級危険物として規制されてる魔導具に、魔法薬などが写真で上げられ、魔力を通さないと普通のスーパーやパチンコ屋など様々なチラシとして裏路地などに様々な形で貼られたり落ちていたりして
「さてコンタクト取ってくるのは居るかな、一応我々と同じ組織に入れそうな情報屋のところには渡してあるからな」とボヤいて
>All(追加情報)
「ボス、会場決まりました、市街の山奥にある廃遊園地が手に入りました、山のかなり上ですし誰も来ません」と書類を見せながら入ってきて「そうか、抑えられたら」と言って書類を受け取ると「そこのオーナー、うちからも他からも金を借りてて首が回らなくなってほかの借金もうちが色つけて金を渡したら了解してくれまして、それで2分の1をチャラにする代わりに貰ってきました」と言うので「ウチとのつながりは消してるよな」と言うと「はい、その事も抜かりなく」と言うので「ならいい、場所と日時は1ヶ月後のままでいい、すぐに前の通り知らせておけ」とニヤリとした後「奴らが動いてもいいように準備はしておけ」と部屋を出ていきながら言って
>東野桜さん
市街の山奥に位置する廃遊園地。
そんな辺鄙な場所にて秘密裏に行われる裏オークションの情報をいち早く聞きつけた桐恵は黄泉と共に東野桜の元へ足を運んでいた。
【しかしまたどういう風の吹き回しだ?この様な金で何でも手に入ると思っている輩が集うオークションなど今まで見向きもしなかっただろうに。】
「……なに、お前達を見ていて私も少し想うところがあってな。ちょっとした宗旨変えだよ。」
【ホー、宗旨変え……か。】
そんな話をしながら黄泉と桐恵は桜のいる会議室まで足を運ぶと丁度部屋から出てきた桜を見掛け、コレ幸いと言わんばかりに声を掛けた。
「久しぶりだな桜。聞いたぞ。裏オークションを開催するらしいじゃないか?もし可能なら今回のオークションに私達も出品させて欲しいのだが出来るだろうか?」
気さくに声を掛け、単刀直入に要件を切り出す桐恵。実を言えば桐恵自身そういった金にもモノを言わせて何でも手に入ると思っている輩が嫌いではあるがオークションという賑やかな場所はどちらかと言えば好きな部類に入る。
そして今回のオークションは東野の主催だが他の組織も参加可能と聞き、またとないチャンスと思いやってきたという訳だ。
>桐恵さん黄泉さん
「久しぶり、そちらも元気そうだな」と部屋の扉を閉め「出品は可能だけど」と言いながら部下たちを散らした後「建前上は今までのやり方に飽きたって事だが、最近ネズミが紛れ込んでていくつか潰された、まぁ他も巻き込んで一緒にやりたいのがいたら今後もってな」とか近くの会議室前に行くとそこは禍々しい雰囲気を外からも感じる場所で「こちらが出すものはここにあるが、そちらが出すものを出来るなら見てみたい」と部屋の前で言って
>東野桜さん
「お気に召すかは分からんがな。此方が出品するのはコレだ。」
(桐恵がそう言うと桜の目の前の空間が突然歪曲し、歪曲した空間から2つの物が出現した。それは古びた矛と盾だった。だがこの二人の出品する品物だ。相当な曰く付きか、それとも訳アリの代物なのだろう。)
「軽く説明するとそれは古より魔の覇権を争ったという伝説の原初となっている光魔、黒魔のオリジナルとなった極光魔と極黒魔。その化身となった付喪神が命を吹き込んだ武具だ。極光魔の化身が命を吹き込んだのがその盾だ。あらゆる邪気を痩せ付けず、使い手の傷や病魔をたちどころに癒やしたという古より伝わりし盾、といったところかな。矛の方は極黒魔の化身が命を宿したモノだ。あらゆる魔を吸収し、吸収した魔を莫大な攻撃力に変換する矛だ。その想像もつかない程の破壊力はあらゆる障害を瞬く間に粉砕したと言い伝えられている。」
(やはり、というべきか。これ以上ないぐらいの曰く付きの代物だった様だ。知らない者が見れば古びた盾と矛に見えるかも知れないが、その価値を正確に見定められる者であれば喉から手が出る程に欲しい一品となるだろう。)
>桐恵さん 黄泉さん
「矛と盾の逸話みたいな話も出来そうだが、まあ面白い」ととあるケースを持ってきて「それを見たらこいつも出すかな」と鎧を見せ「装着者に膨大な魔力をもたらす、邪神が作った鎧だが使えば使うほど魔神化し敵味方関係なく襲い出すって代物だ、面白いからこいつも出してみる」と言ったあと「これは出すか悩んでいるものだが」と小瓶の中にドス黒い錠剤の入った瓶を机に置きながら言って
>東野桜さん
「……あからさまに何かありそうな錠剤だな。長年医師をやってきたがこれほどまでに本能に危険を訴えそうな錠剤も中々に珍しいぞ。……で、これは一体何の薬だ?」
(この話の流れから絶対に普通の薬のはずがないと判断した桐恵は嫌な予感がしつつも敢えてその答えを聞いてみる。果たしてその答えは鬼が出るか蛇が出るか、それは神のみぞ知るという奴だ。)
【クハハッ、まさかビビっているのか?】
「……何となく嫌な予感がするだけだ。」
(痛いところをつかれ言い淀む桐恵だが黄泉からしてみればこの様な桐恵も充分新鮮に映りつい弄りたくなってしまったのだろう。)
>桐恵さん 黄泉さん
「あぁこれは、そうだな、見せた方が早い」とベランダに出て1人の構成員に渡しその人が2粒口に入れ飲み込むと「グ、グァー」と叫び出しドス黒い魔力を数秒間まとい続け「ハアハア、ハアハア」と荒い息を上げ魔力の霧の中から姿が現れると、全身の筋肉が数百倍は巨大になっていて「うちで定期的に飲ませてるやつだ、魔力がないものでも魔力を得られる錠剤だが完全体では無いから時々流れ込む魔力に飲まれてチリになるものも居るが」と近くの机にビンを置いてニヤリとして「売れるか」と椅子を回しながら聞いて
>東野桜さん
「随分と物騒な効果だな。だが副作用をどうにか出来れば間違いなく需要はあるだろう。何しろゼロから1を生み出すんだ。元からあるモノを増やすのとは訳が違う。………今回は流石に間に合わんがもし良かったらだがこの薬を改良してやろうか?」
(唐突に振られた提案。それを只のぽっと出の悪党や小者が豪語しているのであれば何をバカな、と一蹴されていた事だろう。しかし今提案しているのは西のボスである疾風と同等かそれ以上の鬼才の名医である桐恵だ。彼女なら本当に片手間にやるぐらいにあっさりとやってのけるかも知れない。)
>桐恵さん 黄泉さん
「出来んのか、出来んならそうだな、定期的に飲ませないと干からびるのもどうにかしたい、飲む度にレベルが上がっていく最強の兵士が欲しいからな」と言った後「金ならいくらでも積む」とニヤリとしながら言って
>東野桜さん
「少し日数は掛かるだろうが副作用を消す事はそこまで難しくない。生憎金には困ってないんでな。貸し1という事で引き受けてやるよ。お前に貸しを作っておくのも悪くない気がするからな。」
そう言い桜の提案をあっさりと快諾する桐恵。
どうやらそこまで桐恵にとっては難しい事でもなかったようだ。
>桐恵さん 黄泉さん
「分かった、借りだな」とポケットに入れたあと「これが出品状だ、開場には間に合うんだな」とニヤリとしながら言って
>東野桜さん
「ああ、済まないな。……それにしてもこんなオークションが秘密裏とはいえ何度も開かれているのか、これはもったいない事をしたな。」
予想外に面白そうな催しに今まで参加してこなかった事を少し後悔している様だ。
>桐恵さん 黄泉さん
「不定期だがやっている、だが最近ネズミが湧き出して何度か妨害された」とイラつき始め「実に実に不愉快でたまらない、楽しい計画が台無しにされた」と手に持っていたグラスを握りつぶし「他の組織も参加させて見ようと言うのは配下の提案でな」と近くに魔法陣が現れそこから出てきながら「血が出てます」と手に触れて桜が「今回みたいなやり方でお知らせはしてる」と言うと目を光らせて「他の参加者なかなか集まらなくてな」とアルカードが後ろから首筋に噛みつき血を吸い始める中「どうすればもっと面白くなる」とニヤリとしながら言って
>(暴走イベ無理やり動かします、無視されても構いません)
「これ以上、雨降ってきたら守りきれない」と手をかざして「分かれた人達にも魔力でマークつけてるから港で会えるかと」と残り少ない魔力で「丘の上、*丁目の教会に弟子たちがいます、応援を連れてきてください、できるだけここで押えてますから」と転移魔法を発動させ島に来ていた人を港の教会所有の倉庫に送り、ひとり防衛戦を始めて
その頃桜は流れ込み続ける魔力に酔いしれていた
>All
「ふふふ、アッハッハッハッハッ、さらに次のステージに上がるか」と中央の拠点の島の上空に巨大な禍々しい魔力の柱を作り、数分で島を覆っていた結界が砕け散り、港川から「あの不気味な島は」とネットなどで騒ぎになりだし、巨大な魔力柱は街中から魔力があれば見え、数時間後には雨雲が出てきて雨が降り出していて体調不良者がで初めて
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