no name 2020-08-12 12:06:44 |
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いいね、食べたくなってきた。俺は…かき氷かな。今日も暑いし。
(相手の下駄の音を聴きながらゆっくりと相手の歩幅に合わせて歩いていき。ふふっと屋台のものを思い浮かべながら、自分が食べたいものを上げて。どこかの家からちりんちりん、と風鈴が鳴って涼しげな音に頬を緩めると「あ、あと焼き鳥食べたいな。イカ焼きも。」と瞳を輝かせ。次第に祭囃子が聴こえ、祭り会場である神社へ)
かき氷もいいですね!
(相手の食べたいものに目を輝かせ。風鈴の音色を聞けば、自然と祖母の家の光景が頭の中に浮かんできて懐かしくなり。「焼き鳥もイカ焼きも美味しそう…。」と呟くと、自分がお腹が空いていることに気付き。神社の近くまで来れば、お祭りの雰囲気と、色々な屋台から立ち込める香りが混ざって鼻に届き、楽しそうに頬を緩め。屋台の並ぶ通りに入っていくと、たくさんの屋台に目移りしてしまい)
(はしゃぐ相手の姿に自然と顔が綻び、自分も屋台へと視線を巡らせて。りんご飴の屋台が目に入ると、「あ、りんご飴だ。あんず飴もあるみたいだね。買おう。」と手を引いて列に並んで。ちょうどそれほど列は並ぶことなく、すぐに進み。「お兄さん、りんご飴一つ。」と頼むとすぐに相手へりんご飴が差し出され)
ありがとうございます。
(りんご飴を受け取ると、嬉しそうに煌めく笑顔を。早速ひとくち齧り、唇の端に付いた飴の欠片をペロッと舌先で拭い取って。「ん。甘い。おいしい。」と、また笑顔になって。「湊くんも、どうぞ。」と、食べてない側を相手に差し出して)
……。本当だ、久しぶりに食べたよ。おいしいね。
(差し出されたりんご飴を相手の手を握り身を屈めて一口齧ると、変わらぬりんご飴の味に頬を緩め、こちらも笑顔を返して。再び歩き出し、「何かやりたいのある?射的とかくじとか金魚すくいとか。」と屋台を指差し尋ねて)
(手を握られるとドキッとして、相手も笑顔になってくれると嬉しくて。「やりたいもの…。射的とか金魚すくいとか、やりたいかもです。 …湊くんは?」と、屋台の方へ視線を向けて答えてから、相手を見上げ。歩きながらりんご飴を齧り、お祭りを満喫して)
俺も射的と輪投げやりたいな。今の場所だと射的が近いかな。
(屋台へと視線を向けつつ、時折扇子で仰いで暑さを凌ぎ。喉が渇いたのかラムネを買い相手の分も手渡し、射的の屋台へと進み。ふと少し遠くに"お化け屋敷"と書かれた看板が見え、「お祭りでお化け屋敷なんてあるんだね。」と興味をそそられていて)
ありがとうございます。
(ラムネを手渡されると繋いでいた手を離さざるをえず、片手にりんご飴、もう片方にラムネ、とお祭りを満喫しているスタイルに。射的屋へ進みつつ、お化け屋敷というワードが出てくると、「…湊くん、お化け屋敷、好きなんですか?」と、自分が苦手なのは悟られないように小首を傾げて尋ねてみて)
好き、というか夏の風物詩だなぁって。お化け屋敷、入ってみる?
(お化け屋敷には少し列ができているものの、楽しげな人の声で賑わいを見せていて。相手がお化け屋敷が苦手なことは知らないため、相手に提案を。射的屋も少しばかり人が並んでおり、列に並んでラムネを開けるとポンッと音を立ててビー玉が落ち、一口飲んで懐かしい味に目を細め)
…えーと、…じゃあ、射的が終わってから。
(確かに夏の風物詩で、せっかく夏祭りに来ているのに、相手に満喫してもらえないのも申し訳なく、でも後回しにしたくて、あざとく微笑んで提案を。りんご飴を食べ終えて、近くのゴミ箱に棒を捨ててから、自分もラムネを開けて一口飲んで顔を綻ばせ。射的が自分達の番になり、お金を渡して鉄砲に玉を込めて。「…どれにしようかな、」と景品を見ていると、好きなゆるキャラの小さめなぬいぐるみがあり、あ、と顔を輝かせてはそれに照準を合わせて引き金を引き。しかし、ぬいぐるみを掠っただけで残念そうにして)
──綾愛、あれがほしいんだね?
(相手の提案を受け入れてラムネを飲みつつ、相手の射的を見ていて。どうやら、相手が欲しい景品が手に入らないようで少し考えていると、相手の肩を軽く叩き声をかけて。射的屋のおじさんにお金を渡し、目当てのゆるキャラの小さめなぬいぐるみを見て構えると、片目を瞑り照準を定めて引き金を引き。勢いよく玉が飛び出てゆるキャラの小さなぬいぐるみに当たり、周りからの拍手に頬をかいて「はい、あげるよ。」と柔らかく微笑むと渡されたぬいぐるみを相手に渡して)
…はい。そうなんです。
(肩を叩かれると振り返り、小さいぬいぐるみが欲しいなんて子どもっぽいと思われただろうかと、苦笑っぽく笑んでは視線を逸らし。すると相手がそのぬいぐるみを狙って射的を始め、その様子をじっと見ていれば、いとも簡単にというように相手はぬいぐるみをに当てていて。ビックリと尊敬と胸キュンと、全部が混ざって笑顔になり。照れる様子の相手からぬいぐるみを受け取ると胸に抱え、「ありがとうございますっ」と無邪気な笑顔を向けて)
──…っ。う、ううん。どういたしまして。
(ぬいぐるみを手渡した瞬間に無邪気な笑顔を向けられ、普段見ない表情に胸がきゅん、と鳴って言葉に詰まり。恥ずかしさに顔を逸らすも喜んでくれてよかった、という気持ちが心を満たし、頭を優しく撫で。屋台から離れ歩き出すと、ふとあることに気付いて「……あの、綾愛ってゆるキャラ好き?」と尋ねて)
(頭を撫でられると優しく微笑むも、周囲の視線を感じては恥ずかしそうにして。屋台から離れてもぬいぐるみは抱いたままでいれば、相手から尋ねられ、「……はい。…子どもっぽいですよね。」と、自分を晒すことに躊躇いがあるが、彼はきっと受け入れてくれるだろうと心を許し、ポツリポツリと伝えて)
そんなことないよ。
(子どもっぽい、と話す相手の言葉を否定するようにはからずも言い切ると、苦笑を漏らして。しかし、相手を驚かせてしまっただろうかと思えば柔らかく微笑みつつも、「あ……ごめん。凄く可愛いって思うよ。綾愛のそういうところ。だから、好きでいいんだよ。綾愛は綾愛なんだから。」と肯定するように述べていると、お化け屋敷の列に並び)
………っ、…ありがとう、ございます。
(すぐに自分の言葉を否定されると少しだけ驚き、じっと相手を見つめ。それから優しい微笑で自分を受け入れてくれる相手に表情を崩し、嬉しくも恥ずかしくてはにかんで感謝を伝え。お化け屋敷の列に並び始めるとドキドキとしてきて、口数も少なくなり)
………。
(はにかむ仕草が可愛いらしく映り、その表情を優しい眼差しで見つめて。ラムネを飲み終えてゴミ箱へと分別しながら片付けると、口数が少なくなった相手に気付いて「……大丈夫?もしかしてお化け屋敷苦手、だった?」と無理をさせていたのではと自身の言動を思い返し顔を覗き込み)
……大丈夫です。 湊くんとなら。
(ここまで来て苦手だとは言い出せず、しかし相手と一緒なら大丈夫かも、と思っているのは本当で。お化け屋敷に入ることで不安なはずなのに、覗き込む相手にドキリと胸は高鳴り。ラムネを飲み干すことが出来ず、ごめんなさい、と一旦列を外れ、ごみステーションへ。小走りで戻ると次が自分達の番で、相手の手をキュッと握り)
………。
(相手の返答が心を揺さぶり、甘い痛みを与えられながら、相手の華奢な背中を見送り。ついつい浮かれてしまう自分の顔を元に戻そうとしていると、自分とは違う小さく柔らかな相手の手にどきりと一つ胸の鼓動が高鳴りを覚えて。手を握り返し恋人繋ぎをして「……行こ、綾愛。」と歩き出せば、提灯を片手にお化け屋敷の屋台の中へ。おどろおどろしい音や生暖かい空気に包まれながら、ゆっくりと中を歩いていくと、障子が目の前に現れ、自動で開くとそこから作り物のお化けが飛び出してきて)
………はい。
(指を絡めて繋ぎ直すとまた胸は高鳴り、しかし今からお化け屋敷に入るとなると、緊張してゴクリと喉を鳴らし。中を進んでいくも恐る恐るで、絶対何か出てくると分かっていても、作り物のお化けが出てくると、「っ、!……ぅ~…。」とビクッと跳ねて相手の腕にギュッとしがみついてから、小さく声を洩らして。それから腕にしがみついたままで)
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