no name 2020-08-12 12:06:44 |
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休みに出来たらよかったんだけど、午後からあるんだ。
(笑顔を見つめ、幸せな気持ちで満たされると洗い物を終えて時計へ視線を向けて。名残惜しい気持ちはあるものの、苦笑しつつ静かに頷いて。しかし、昨日のことを思い出せば充実した誕生日だったと目を細め、「昨日はありがとう。凄く楽しかった。」と相手に近付いて気持ちを込めて抱き締め)
…私の方こそ、ありがとうございました。楽しかったって言ってもらえて良かったです。
(相手に抱き締められると自分も背中に手を回してぎゅっと抱き締め返し。昨日からのことを思い出し、初めての幸せを私ばかりがもらっているような気がして、申し訳なさもあり、抱き着く力を強めてから離れ。「…じゃあ、そろそろ支度しないとですね。」と、名残惜しいながらも女々しく思われたくなく、にこっと微笑んで)
──あ、綾愛。今度またデートしたいんだけど…行きたいところはある?お互い休みが取れるなら一緒にダイビングしに行こう。あとは…夏らしくお祭りとか。
(帰る準備をしつつ、また次にいつ相手に会えるかはわからないため、次の約束を取り付けようと尋ね。一緒に行きたい場所はたくさんあるが、夏らしいことを楽しめたらと思考を巡らせ微笑みかけ)
行きたいです。
(相手の提案にキラキラと表情を輝かせ。「…湊くん、お休みいつですか? 私は…、この日が休みです。」と、カレンダーに歩み寄り、丸で印が付けられている日にちを指差しつつ話し。話し終えると相手の方へ振り返り)
えっと……ああ、その日空いてるよ。じゃあ、また詳しいこと連絡するね。
(目を輝かせる様子にふっと柔らかく笑むと、携帯のカレンダーを見て相手へ視線を戻し。あ、と声を上げると「その前にダイビング用の器材を買いに行きたいけど、綾愛は揃えた?まだなら一緒に行こう。ダイビングとは別の日に行けたら綾愛ともっと一緒にいられるなぁって。」と爽やかに、しかしストレートに言葉にして)
はい。
(連絡をくれるという相手にニコッと微笑んで。ダイビング器材のことを聞かれると、そういえば、という表情になるも、次いで相手から出てきた言葉に嬉しくなってはにかみ。「まだ、マスクとブーツしか自分で買ってないので、…私ももっと湊くんといたいので、一緒にお願いします。」とペコッと頭を下げ)
じゃあ、それもあとで連絡する。
(今後もまた楽しみができた、と幸せそうに微笑むと鞄を手に玄関へ。「あ、綾愛は休み?……その、昨夜は…無理をさせたかもしれないから、ゆっくり休んで。」と相手の首に自分がつけたであろう痕に気付いて、再び顔を赤く染め上げ、軽く唇に口付けを。名残惜しさを振り切り、「またね、綾愛。」と手を振って部屋を出ていき)
っ、……はい。ゆっくり、休みます。
(お見送りのために玄関までついていって。休みか聞かれた後の言葉に、昨夜のことがフラッシュバックのように脳裏を過っては自分も頬を染めて、少ししどろもどろな受け答えを。帰り際に口付けを貰うのも初めてで、ぽぉ、っとなりながら「いってらっしゃい。」とはにかんで手を振り、見送って。ドアが閉まれば寂しさはあるものの、幸せな気持ちから笑みが溢れ。身支度を整えようと洗面所に向かい、髪を束ね鏡を見たところで、やっと首の痕に気付き、一瞬目を丸くするもフニャリと表情を崩し)
(相手の家で誕生日を祝ってもらった日からそれ程日数は経過していないある日の昼休憩中に、"こんにちは。仕事中だったらごめんね。よかったら今から電話してもいい?"とメッセージを送って返信を待っていて)
……どうしましたか?
(休憩室で昼食のサンドイッチを食べていれば、相手からメッセージが届き。その内容を確認すると携帯を持って廊下へ出て、電話を掛け。相手が電話に出ると語尾を上げて尋ね)
あ、いや。……綾愛の声が聴きたくなっただけ。
(タイミングが悪かっただろうかと考えていたところ、携帯が鳴るとカフェの庭に出て。向日葵が咲く花壇を見て目を細めながら、なんとなく、というだけなのだが、相手の声が聞こえたことで胸が弾んではにかんで笑い。「今ご飯食べてたの?邪魔しちゃったね。──あ、あのさ。ダイビングする海は沖縄でいい?」と気遣いながらも、尋ねながらも相手の声に耳を澄ませていて)
っ、………全然邪魔なんかじゃないです。私も、湊くんの声が聞けて嬉しいです…。
(甘い言葉に目を丸くして頬を染めていると同僚が廊下を通り、視線を此方へ向けたため自分は慌てて壁の方を向き、嬉しいが小さな声で。それからダイビングの話が出れば、「沖縄まで行けるんですか?…もちろん私は行きたいです。」と、その候補地に驚くも、嬉しそうに声を弾ませて)
……よかった。
(同じ気持ちだとわかり、ついニヤついてしまうためだらしなく緩みっぱなしの顔を引き締めようと軽く首を振り。沖縄の海中を思い浮かべつつ、どんなダイビングになるか楽しみでたまらず、他愛のない会話をしながらもその少しの時間でさえ愛しく感じていて。そうしているうちに他の従業員から呼ばれ、「ごめん、そろそろ休憩終わりだ。……じゃあ、また。とゆっくりと電話を切り 」)
……はい。お疲れさまです。
(楽しく会話を重ねていれば、相手の休憩時間はあっという間に終わってしまい。相手が電話を切るのを確認してから自分も休憩室へ戻り、残りの昼食を。休憩室で一緒になっていた先輩に、彼氏?、なんてニヤニヤしながら聞かれては、「…そうです。」とはにかみつつも堂々と。それから、あ、と気付いた表情を見せ、「“お疲れさまです。そういえば、ダイビングの器材は、いつ見に行きますか?”」とメッセージを送り)
(仕事が終わり着替えを済ませ、車を開けて運転席へ。ふと携帯をチェックしていると、相手からメッセージに気付いて、手帳を開き休日を探すように手帳の上を指で辿っていき。土曜日が休みで、そういえばこの日はお祭りがあるのを思い出して"お疲れ様。昼はありがとう。来週土曜日は空いてる?その日はお祭りもあるし、よかったら行こうよ。"と返信し。そのまま車を走らせ、帰宅すると、カレーを作り始め)
(自宅にて、沖縄というフレーズから触発されて夕飯にゴーヤチャンプルーを作っていれば、携帯が通知音を鳴らし。一旦調理を中断して、「“来週の土曜日、午後から休み取ります。お祭りもあるなんて、楽しみです。”」と、微笑みながらメッセージを返し。相手との思い出が増えていくことに幸せを感じ、再び夕飯作りに戻り)
(カレー粉を入れて味見をすると、火を止め。料理があまり得意ではないが、まずは簡単なものからと努力をしていて。しかし、カレーに少しだけ人参を入れてはみたがやはり苦手なのかスプーンに乗った人参と睨めっこを。そんな自分に苦笑を浮かべていると、通知音が鳴って携帯を確認し。一緒にお祭りに行けるとわかると、"ありがとう。じゃあ、待ち合わせは駅前の時計台で。楽しみにしてるよ。"と返事をすると人参と格闘をして)
(ゴーヤチャンプルーを作り終え、常備菜と簡単なスープを食卓に並べ。エプロンを外してから携帯をチェックし、きていたメッセージに「“了解です!私もすごく楽しみです!”」と返信してから、いただきます、と手を合わせ、夕飯を食べ始めて。食べ進める途中、ゴーヤチャンプルーに入れた人参を一切れ箸で摘まんでは、相手のことを思い出し、フフッと微笑んでからパクっと食べ。お祭りで浴衣も着たいけど、ダイビング器材も見に行くし、どうしようかな、なんて考えながら食べ進めて)
(結局我慢し人参を咀嚼すると甘さに不快そうに眉を顰め。味が未だに好きになれそうにない人参ではあるが、ふと相手との結婚を意識した発言をしていた己を思えば、胸の高鳴りと共に未来への期待を覚えて幸せそうに小さな笑みを。カレンダーへ視線をやり、約束した来週の土曜日までには1週間以上ある、と確認すると、当日までは仕事をテキパキとこなして精を出し。当日になると、お昼過ぎに駅前にある時計台の前で待っていて。妹の勧めで浴衣も着ようと迷ったが、夕方もし時間があればと考えており相手に聞いておくべきだったと苦笑し)
(土曜日を待ち遠しく毎日を過ごし、当日の午前中はいつもより機嫌良く仕事をこなして。仕事を終えると更衣室で着替え。さすがにダイビング用品を買うのに浴衣は憚られ、ネイビーのアシンメトリーなデザインのカットソーに白のボトムスを合わせ、髪は無造作なハーフアップに結び直し。今日は電車を乗り継いで待ち合わせ場所へ。時計台を目指して歩き、相手の姿を見付けるとパッと表情を明るくして、「…湊くん。すみません、お待たせしました。」と近付いては声を掛け)
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