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美月)そうだぞ。白無垢も、髪結いも化粧も見事だろう?
美月)今は髪も見えているが、行くときは被ろうな。
美月は笑って言った。
美月)後は足袋だな。
美月)和装の結婚だ。麗奈には足袋を履いてもらう。さて、私も着替えるか。
美月は、服を脱ぐと黒五つ紋付羽織袴を着た。紋は勿論五芒星と三日月が付いている。
美月)こんなものだな。靴も用意してあるからな。
美月)ああ、真っ白な草履だ。純白とでも言っても良いかな?
美月は、笑って言った。
麗奈:白い草履…(ガラスの靴と一緒にしてしまうわ)
美月)まぁ、私は普通の草履だからな。
美月は自分が履く草履を見せた。一応新品のようだ。
美月)麗奈と契りを交わすとき履こうと思って、まだ履いてないんだ。
美月はそう言って、笑った。
美月)履いたら、普通たぞ。
美月は、履いてみた。
美月)ほれ、ぴったりだ。
美月)さて、そろそろ時間だ。いこう、麗奈。
美月はそっと、麗奈に白無垢のフードを被せた。