トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月)あったあった。これだ。
美月は、黄緑色に、ピンクや黄色の曲線が描かれた毬を見つけた。それを持つと、麗奈の部屋に戻ってきた。
美月)待たせたな。
美月)初めて万屋で買ったものなんだ。鶴丸が連れていってくれた。
美月は、そう言って当時のことを話しだした。
【回想】
美月)必要なもの買えたね。そろそろ帰ろう、鶴丸。
美月と鶴丸は使いで万屋に来ていた。
鶴丸)まぁ、待て。折角だ。おもちゃでも見ていこう。
鶴丸はおもちゃコーナーへ行ってしまった。
美月)ちょっ!買うもの買ったじゃないか。
美月は追いかけたが、おもちゃコーナーに行くと
美月)こ、これは・・・
おもちゃコーナーには毬や、風車、折り紙やかるた、百人一首があった。昔からの遊びが好きな美月は、思わず息をのんでしまったのだ。
鶴丸)凄いだろう。折角だから1個買ってやるよ。使いを手伝ってくれた礼だ。
美月)いいの?じゃあ、この毬で。
鶴丸)分かった。
美月は鶴丸に毬を買ってもらい大切にしていた。
【回想終了】
美月)と、まぁ大切な思い出の毬なのだ。
美月は、笑って言った。
美月)そうなのか。飾り物になってしまったとは、歴史は語り継がれど、文化は変わりゆくのだな。
美月は、毬を見ながら言った。そして、座布団の上に乗っている猫の近くに毬を置くと、随分と様になった。
美月)よし、上出来だ。まるで、今にも猫が毬で遊びそうだな。
麗奈:かわいい! ガシャポンの景品はこうやって何かと組み合わせて飾るのが楽しいのよ(●プラのロッカーに●リエールを入れて)
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