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美月)麗奈はそれでいいと思うぞ。そもそも私達は刀だ。力だって並大抵以上ある。
美月は笑って言った。
堀川:無理にやってケガをしたら大変ですからね
和泉守:それだけは避けてもらいてぇな
美月)皆もこう言ってるし、そう気にするでない。頑張りやさんなのは良いがな。
美月は、麗奈の頭を撫でた。
美月は微笑むと、琴をそれぞれセットした。
美月)よし、これで出来たな。
美月は、綺麗にセットした琴を見て言った。
美月)好きな音を気ままに奏でればよい。さすれば、自然と音楽は生まれる。
美月)琴も定期的に手入れしてるからな。じゃないと音が鈍くなる。
美月は、琴爪を指に嵌めながら言った。
麗奈:楽器の手入れは大事。天気や空気だけでも変わっちゃうんだよね
美月)しかも、こういう弦を張った楽器は切れると、一から張り直しだ。
美月は、琴爪で弦を撫でた。
美月)まぁ、そんな話はお開きにしよう。音を奏でれば落ち着くぞ。
美月は、そう言って、琴を弾き始めた。
麗奈:私も。なんか、時を忘れて何にも急かされないっていうか…
美月)全てに身を委ねて、過ごすのは退屈かもしれぬが、案外楽しいのかもしれぬな。
三日月)良い音色だな。奏でず聴くだけでも心が休まる。
三日月は縁側で聴いていた。
小狐丸)そうですね。お二人の演奏はいつ聴いても素晴らしいです。
小狐丸も三日月に同意していた。