トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
通報 |
小狐丸)なるほど。皆が手合わせに夢中になっている隙に、練習場を抜け出し、そして、1番に麗奈殿と寝ていたのですね。
小狐丸は、腹が立っていた。そして
小狐丸)堀川殿、和泉守の説教をお願いします。勿論、和泉守が自力で起きてからで構いません。
と、堀川に笑顔で言った。
麗奈:あれ、私昼寝してた?
堀川:兼さんがいつの間にか麗奈さんの部屋にいましたよ?
麗奈:え!? もう、こんなところで(廊下まで引きずって)
和泉守:ぐぅ、ぐぅ
小狐丸と麗奈は、和泉守を広間に運んだ。そこには、今度こそ、普通の扇風機があり、心地よい風が吹いていた。
小狐丸)ここなら、和泉守も熱中症になりません。勝手に麗奈殿の部屋に入っていたとはいえ、この暑さの中で放置するのは、酷です。
小狐丸は、そう言った。そして、練習場では、未だに木刀を交える音が聞こえていた。
美月)いい加減、諦めろ、三日月。
三日月)こればかりは、流石に負けられんのでな。
燭台切)石切丸君、覚悟!
太鼓鐘)俺の速さに着いてこれるか?鶴さん。
鶴丸)はっ!俺を見くびるなよ。
燭台切)くっ!
燭台切は両手で木刀を横にし、石切丸の攻撃を抑えた。燭台切は打撃力なら、負けはしないが、その他は、普通の打刀と変わらない。なので、大太刀の一撃を抑えるのも、大変なのだ。
燭台切)悪いけど、僕も負ける気はないからね。石切丸君。
燭台切は、抑えながらも、笑っていた。
燭台切)僕の主はかっこいいだけじゃなくて、強かったからね。僕もそれくらい強くなりたいんだ。
燭台切はそう言って、石切丸を弾き返した。
燭台切)お風呂でも入ってきたら?皆は広間にいると思うよ。
燭台切はそう言って、笑った。そして、残っている相手を見た。最初より、随分と減っている。
燭台切)あとは、誰がいるかな?
燭台切が周りを見ると
美月)はぁ、はぁ
三日月)ゼェ、ゼェ
美月と三日月は、息が上がっていた。それもそうだろう。長い時間、二人とも戦っているのだ。
美月)そろそろ、負けを認めたらどうだ?
三日月)お前こそ、限界なんじゃないのか?
トピック検索 |