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小狐丸)酔わない私は平気ですがね。
小狐丸は、酒を開けると、次々に注いでいった。
麗奈:お疲れ様、乾杯
堀川:麗奈さんもお手伝い頑張りましたね
美月)今日の月は・・・
美月は、戸を開けた。空には三日月が浮かんでいる。
美月)三日月だ。
三日月)今、呼んだのか?
美月)いや、今日は三日月なんだよ。
三日月)ほう、美しいな。満月も好きだが、俺はやはり名にもあるよう三日月が好きだ。
美月)その気持ちは分かるよ。私も同じ月の名を持つものだし、出来た日も美しい三日月だったからな。
三日月と美月は、縁側で酒を飲みながら言った。同じ月の名前同士、話が合うのだろう。
麗奈:綺麗な月だね
和泉守:麗奈、隣いいか?
麗奈:うん
和泉守:お前の隣で酒飲むとうめぇんだよな(ぼそっ)
鶴丸)三日月と美月は、月が出ている時は、和んでるよなぁ。
燭台切)自分の名前が今でも愛されているのは、嬉しいよね。
堀川:あ、兼さん麗奈さんの膝で寝て!?
和泉守:(酔っ払って寝てしまい)
麗奈:いいの
美月)よい酒だ。
三日月)そうだなぁ。
二人はつまみもいつの間にか用意して、すっかり月見酒を楽しんでいた。
美月)さっき冷蔵庫からこっそりと。
美月は、淡々と言った。頬が赤く軽く酔っているようだ。
美月)心配するな。柱に凭れている。
美月は、笑った。
小狐丸)おや、麗奈殿は眠そうですね。
小狐丸は、麗奈の様子を見て、言った。既に一本は開けているが、この通りピンピンしている。
美月)酔いつぶれたか。
美月は、寝ている和泉守を見て言った。
岩融:俺が部屋までつれていこう(和泉守を背負い)
堀川:ありがとうございます
麗奈:あ、足がしびれた…た、立てない
美月)正座してたのか?
美月は、縁側で足はあぐらをかいているので、何ともなかった。
三日月)美味いなぁ。