トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月は、麗奈を包み込むように抱き締めて寝ていた。座敷童達は、麗奈の手や足、背中に手を回して、ぴったりくっついて寝ていた。
美月).......(熟睡)
座敷童).......(爆睡)
美月)....ん?
美月は、暫くして目を開けた。そして、麗奈がいないことに気づいた。しかし、厨の方で音が聞こえ、朝餉の準備をしていることがわかる。美月は、ホッとすると、再びパタンと寝てしまった。
座敷童)むにゃあ...
座敷童は麗奈を探しているのか、手を動かす。そして、美月の手に触れた。そして、美月の手を握る。他の座敷童も次々に美月に触れると、麗奈と間違え、抱き着いたり、足を握って寝ている。美月は、座敷童に囲まれて眠っていた。
美月)ん?麗奈、おはよ...あなや?
美月は起き上がろうとしたが、体が動かず、見て見ると座敷童が自分の体中に抱き着いているのを見て
美月)座敷童、朝だぞ、起きてくれ。動けん。
座敷童)ん~、麗奈おはよ~...って違う!
美月)おい!
座敷童)麗奈、起きてたの?起こしてくれてよかったのに。
座敷童)麗奈の寝ぼけ顔見たかった。
座敷童)まさか、麗奈じゃなくて、美月だったなんて、がっかり。
美月)私の扱いが酷くないか?
座敷童)よーし、麗奈のご飯食べて今日も頑張ろう!
座敷童達は、広間に向かって走り出した。座敷童たちがいなくなると、美月も起きて伸びをした。
美月)全く、神域の主に向かってよくもまぁあんな事が言えるもんだ。
美月は苦笑したが、楽しそうだ。
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