美月)子を孕む行為だ。 美月はゆっくり言った。
麗奈:!!?
美月)私達は刀だから子を孕むことはないが、人同士だとそういうことをすると知っている。和泉守が何度か麗奈を押し倒しただろう。まぁ、しなかったと思うけどね。刀だから。 美月は、ふぅっと息をついた。
麗奈:だ、大胆だよね。そんな刀だったかな?
美月)忘れたのか?押し倒されただろう?
麗奈:あ(思い出し)
美月)まぁ、堀川が付いてくれているから、落ち着いているけれど、男は殆どが獣だ。特に夜になるとな。
麗奈:夜中に私の部屋に来ることはなかったな
美月)夜は堀川がいるし、下手に動けんのだろう。
麗奈:堀川がいないと勝手に暴走しちゃうしね
美月)説教だって聞きたくないだろうに、何故懲りんのだろうな。まぁ、最近は暴走もないから良いがな。 美月は笑った。
麗奈:岩融や石切丸も最近押しが強いというか…
美月)そうか?私は普通に岩融に肩車してもらったりしてるし周りにも目を向けているから大丈夫だと思うが?石切丸はお部屋でよく祈祷をしているからな。終わったら、三日月達とほのぼの日向ぼっこしてるのをたまに見る。
麗奈:見ていてこっちまで和むね
美月)確かに気持ちが暖かくなるな。縁側は、景色を見るのにいい場所だし。
麗奈:小虎たちもかわいいから毎日癒される
美月)動物は癒やしの力があるからな。 美月も小虎のモフモフ感を思い出しながら言った。
麗奈:顎の下を撫でると喜んでくれるの
美月)猫特有のゴロゴロ言うものな。
麗奈:人馴れしてて甘え上手。膝に乗って寝てるところなんて悶えるぐらいかわいい