トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月)何を犠牲にしても添い遂げたい相手がいるというのは素晴らしいことだと思うぞ。
美月は麗奈を抱きしめ返した。そして、困った笑顔で
美月)耀さまは、別に悪い人じゃなかった。寧ろ、尊敬や、崇める方が多かった。耀さまと添い遂げたいと思う相手が現れてもおかしくないくらい・・・なのに、当時は何故なのだろうとよく思ったものだ。
美月は、そう言った。
美月)耀さまは、ほとんどの時間を私と過ごしていた。話せない私に、出会う前の話や、幼い頃の話、色々話してくれた。そして、私に言ってくれたんだ。私が生涯添い遂げたい相手は、美月お前だけだ。とね。あの人はまだ刀だった私を人と見立て、生涯を共にしたい相手としても見ていた。それが何よりも嬉しかったよ。
美月は、麗奈の頭を撫でながら、言った。
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