トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月)私、顕現してからよく鶴丸といたから。戸惑いの多い刀剣は、直ぐに他の刀剣と打ち解けられるわけじゃ無い。だから、暫くは同じ刀派、あるいは、同じ年にいた刀剣と一緒にいるんだ。三日月達がいる時は、一緒にいたけど、いない時は、驚きをよく教えてもらったよ。三日月達は、当時、遠征や出陣が多かったからね。
美月)鶴丸の私の刀の時だった話もしたよ。ずっと同じ話じゃ驚きが足りないだろって言われてさ。それに、五条は三条の弟子。離れてから、鶴丸の事は知らなかったから。
鶴丸)くれるのか?
美月)なら、はい。
美月は、鶴丸にカボチャを渡した。
美月)君の好きなこと、存分に発揮するといい。
美月は、ニッコリと笑顔で言った。まるで「遠慮はいらん」と言っているようだ。それを聞いた鶴丸はニヤリと笑い
鶴丸)なら、これ被って追いかけ回すとするか。
鶴丸はそう言って、カボチャを被ると麗奈を捕まえようとした。
美月)麗奈、どこまで逃げられるだろうな。
美月は、麗奈からもらったいちごのキャンディを舐めながら言った。
鶴丸)お菓子くれねぇと脅かすぞー。
ガラッ!
鶴丸は麗奈の部屋の扉を開けた。そしてカボチャの目から、獲物を見つけたような目が麗奈を見据えた。
鶴丸)見つけたぞ、もう逃げられんぞ。
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