トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月)そんなに、食べられたら、無くなる・・・
燭台切)心配しなくても、もう一皿作ってきたよ。
燭台切は、黒いエプロンを着けて持ってきた。
美月)私は焼き鳥はタレ一択だな。使われているタレは本当に美味しくて病みつきになる。
鶴丸)いや、ここは塩だろう。さっぱりしていいじゃねぇか。
美月と鶴丸は目を合わせると、ゴングが鳴ったかのように、言い合いを始めた。二人とも酒も入ってるため、勢いが止まらない。
美月)塩なんざ、味気無いだろう。タレが一番だ。
鶴丸)はぁ?塩に決まってんだろ?焼き鳥の本来の味も知れていいじゃねぇか!
美月)タレのほうが焼き鳥の味を最後まで楽しめていいじゃないか!
鶴丸)タレが焼き鳥の本来の味も消しちまってるだろう!
三日月)酒が入ると、気が大きくなるからな。
三日月は喧嘩をしている二人を見ながら言った。二人とも、先程までほろ酔いだったが、焼き鳥と話をしている時には、既に出来上がっていた。二人は未だに焼き鳥の味付けで論争を続けている。
三日月)麗奈は塩とタレ以外で好きな味付けはあるか?
鶴丸)ごちゃごちゃ言ってねぇで、食ってみろよ。
美月)ならば、貴様も食え!
鶴丸と美月は、互いの好みの焼き鳥を食べてみた。そして
美月)さっぱりしてるな。
鶴丸)こんな美味いのか?
鶴丸と美月は顔を見合わせて、一緒にため息を吐いた。
美月)争わずに味見すれば良かったな・・・すまんな。
鶴丸)酒が入るとついな・・・俺も悪かった。
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