トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
通報 |
座敷童)ホッとミルクだね!
座敷童)よーし、今夜のデザートの為に早速作るぞ!
座敷童は、厨に走っていった。
美月)相も変わらず、行動が早いな。
美月)ん~構わんが、私は小物づくりは得意だが、その手のものには疎い。何しろ、私も歴史の中で生きてきたものだ。こうやって、今を紡ぐことなら出来るが、新たなことを紡ぐのは私は苦手だ。
美月は困った笑顔で言った。
美月)手助けできるか分からんぞ。
美月)う~ん、書いてもいいが、只々眠っていただけだぞ。時代が変わっていくのを見ていたわけでも無ければ、夢を見ていたわけでも無い。主を殺し、共に燃え、焼けた屋敷から見つかり、そのまま主の傍にいることは叶わず、引き裂かれた。しっかりと手入れされた後は、箱の中に入れられ、蓋を閉められ、真っ暗な世界の中一人で死んだ心と目で過ごしていたんだ。笑うことも泣くこともなく、ただただ、自分を恨み、主の恩をあだで返したものを恨みながらな。そんな悲しい話を書いても誰も読まんぞ。流石に彼らに悲しい思いをさせたくはないんだが...あんなに楽しそうだし。
トピック検索 |