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美月)私も分からん。
美月は首を傾げて笑う。
座敷童)今日は、自分で具材を決めて、海苔でまきまき、巻き寿司だよ~。
美月)前に鶴がやったのを話したのだ。そしたら、自分達もやりたいと言い出してな。
美月はクスッと笑って言った。
座敷童)こっちは材料も豊富だから、現世以上に、具材が選び放題だよ。
座敷童は自慢げに言った。
美月)ほう、なら変わった巻き寿司も食べれるということか。
座敷童)カリフォルニアロールもサラダ巻きも出来るよ!
座敷童は、大はしゃぎだ。
座敷童)もちろん、麗奈の苦手なものはないから、安心して。
美月)そういえば、麗奈は苦手なものがそこにあるだけでも駄目なのか?
麗奈:そうだね、すぐにその場を離れるか捨てちゃう…
美月)なら、今後も出さぬようにしよう。いや、ここなら心配ないが、現世では、麗奈が苦手なものを好む物もいる。そこにあるだけで平気なら、出そうと思ったんだが...そういうことなら、今後食卓に出す時に気を付けるよう言っておく。中には、匂いがしたり、言葉を聞くだけで体調を崩す者もいると聞いたことがある。
美月は、笑った。
美月)そういうのは、嬉しいが、麗奈がその場を離れようとして、それを見過ごすものがいると思うか?
美月)だったら、逃げるような真似をするより、楽しく食卓を囲むほうが良いと思うぞ。
座敷童)僕らは、出さないから安心してね。
座敷童)心配ないよ。
美月)さて、そろそろ食べよう。刺身が乾いてしまう。