トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月は、麗奈の想像する布団のイメージを感じ取り、目の前に、手を翳すと麗奈の想像通りの布団を出した。
美月)麗奈、目を開けて良いぞ。
美月)堅さもちょうど良さそうだな。
美月も、布団に触れて言う。すると、座敷童達が美月の肩をガシッと掴んだ。
座敷童)もちろん、美月もやるよね。まぁ、やらないって言ってもやらせるけどね。早速測定しよっか。
美月)(絶対これが狙いで麗奈に薦めたな)
美月)私は、十分眠れているから測る必要ないと思うぞ。
座敷童)そう言って、肩が凝るって言ってたの誰だっけ?
美月)ぐっ...
座敷童)きちんと測定した方が作りやすいよ。
美月)(絶対したいだけだ)分かった。測定するよ。
美月はやれやれと言った感じだった。
美月)こんなものを造るとは思ってなかったからな。ここに寝転がればいいのか?
座敷童)そうだよ。
美月は、言われた通り寝転がった。すると両肩が凝っていることと、両肩甲骨が床に付いていることが分かった。
美月)ふむ、私の布団は少し固めだから、柔らか目にした方が良さそうだな。その分、少し床との高さを上げて...
美月は、測定されたものを見ながら、ぶつぶつと、言っていた。
座敷童)これで今日から快眠できるね。
座敷童達は笑って言う。
美月)さて、こんなもんか。
美月は、自分に合った布団を出した。水色の布団の触り心地を確める。
美月)(すごく良い。こんなに自分に合ったものを出すと気持ちいいのか?)
美月は、触り心地が気に入ったのか、無言で布団を撫でていた。周りには花が舞っている。
座敷童)あんなこと言っておきながら、理想の物を簡単に出せたから、嬉しいんだよ。
美月)一回、座敷童作り直そうかな?
座敷童)それだけはご勘弁を。
美月)神域の警備や私の相手をしてもらったり、さらには、麗奈の相手も出来るよう、たくさん作ったかは良いが、性格は自由にしているからな。一人一人決めるのが面倒だったから。だが、ここまで性格が凝るのは予想外だった。
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