トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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翌朝
美月)ん?
美月は、目が覚めた。外を見る。
美月)朝か。麗奈は...寝てるな。
美月は、そっと布団から出ると厨に向かった。
美月)(疲れてるし、寝起きだから、そんなに食べれないと思うけど、せいの付くもの作るか。一番せいが付くのは米だ。おにぎりにしよう)
美月は、朝餉に取り掛かった。
美月は、炊飯器を開けるとお米を取り出し、塩おにぎりを作った。
美月)遠征の時は、食べるんだよね。小さい子達の作るおにぎりは、小さかったり、大きかったりで面白い。
美月は、クスッと笑った。
美月)後は、のりを巻いて...よし!
美月は、皿いっぱいにおにぎりをのせた。端には、たくあんときゅうりの漬け物もある。
美月)あとは、何を作ろうかな?
美月は、冷蔵庫を開けて、食材を確認した。
美月)卵が残っているな。卵焼きにいくつか使ったとしても、まだ残る。こういうときは...調理組の座敷童。
座敷童)は~い。
美月)卵を作った菓子を頼む。出来れば洋菓子。
座敷童)任せて!
美月)いくつかは使うから。それでも結構残るからな。
美月)ただの卵焼きではつまらんな。かといって、オクラはダメだしな。私は好きだけど。前に、麗奈が来る前、本丸で朝餉当番が偶々作っていて、食べたら美味しかった。代わりにこれを入れるか。
美月が取り出したのはカニかまだ。これを巻くのだろう。
美月)よかった。実は、麗奈が来る前、本丸で卵焼きに何か巻くのが流行っていてな。きゅうり、ごぼう、あすぱらとかを巻いていた。私が一番好んだのはおくらだったな。
美月は、懐かしそうに言った。
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