トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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座敷童)色んな味作ってみたんだ。殆どは果物だけどね。今度はクリーム入りの作ってみようと思う。
座敷童は楽しそうに笑っている。
美月)そうか、それは楽しみだな。
美月はそう言って笑っていたが、内心こう思っていた。
美月)(座敷童、麗奈が来てから、やることが職人っぽくなっているように感じるのだが...気のせいか?)
美月)旨かった。ありがとう。
美月も、座敷童に礼を言った。
座敷童)後片付けはしておくから、二人はゆっくりしてて。
美月)なら、麗奈。私の部屋に行こうか。
美月は、麗奈に笑って言った。
美月)しかし、座敷童がそうは、させてくれんようだな。後ろから、針のような視線を感じる。
美月の言うとおり、部屋の入り口近くで、数人の座敷童がおり、スタンバっていた。
座敷童)僕らは、麗奈に着せたい服があるから、来たんだ。美月、借りていいよね。
美月)その為にいたのか。まぁ、構わ...
座敷童)じゃあ、借りるね。
座敷童は、麗奈を担いで行ってしまった。
美月)確かに、構わんかったが、私、まだいいって言ってないし、せめて最後まで聞いて欲しかったんだが...
美月は、困った笑顔を浮かべて言うと続けた。
美月)ただ、担ぐのはもう言っても無駄だな。どこであんなの覚えたんだか。現実でも見ないのに。
美月はそう言って、笑った。
座敷童)麗奈にはね、この服着て欲しいの。
座敷童は、麗奈に着せる服を見せた。それは、真っ白なドレス、ウェディングドレスだった。
座敷童)前は白無垢だったでしょ。これも着着てほしいなぁって思って、作ったんだよ。ウェディングドレス用の布使ってね。早速着せてあげる。絶対美月、驚くよ。
美月)しかし、座敷童は、麗奈に何を着せるのだろうな?
美月は、首を傾げていた。
座敷童)メイクもするし、ちゃんとウェディングドレス用の靴もあるからね。
座敷童)ベールを被る前にメイクだね。麗奈はナチュラルなピンクのメイクにするね。じっとしてて。
座敷童は、メイク道具を持って言った。
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