トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
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美月)もっと。
美月は、麗奈を抱き締めて幸せそうに目を閉じている。
三日月)美月は、ほんに名を呼ばれるのが好きだな。
小狐丸)無理もないです。美月殿をちゃんと名で呼んでくれたのは耀様だけだったようですから。
三日月)美月、気持ちは分かるが、流石に妬いてしまうぞ。
小狐丸)そろそろ代わっていただいてもよいのではありませんか?
美月)(まだ離したくはない。だから、まだ渡さんぞ)ぐぅ...
美月は、目を閉じたまま、寝たふりをした。
美月)すやすや。
美月は、小さな寝息を立てて、寝たふりを演じた。
三日月)おや、麗奈に名を呼ばれるのがそんなに心地よかったのか。寝ておる。
三日月)今は寝かしてやるといい。美月にとって、お主に名を呼ばれるのが何よりも幸せなのだろうから。
小狐丸)美月殿は、ご自分の名をとても大切にしていますからね。
鶴丸)お、美月は寝てるのか。
鶴丸は、美月の姿を見て言った。
美月)すぅー
美月は、あのまま演じるつもりが、本当に寝てしまったのだ。
三日月)美月はいつもこうだ。楽しい時間を邪魔されたくないが故にたまに寝たふりをする。しかし、その楽しい時間が、心地よいのか、最後は寝てしまうのだ。寝ているのは最初から知っていたぞ。
鶴丸)流石に何度もすれば、覚える。しかし、美月名前を呼ばれて嬉しそうだったな。よっぽど昔が関係してるんだろう。麗奈、昔の美月のこと、どこまで知ってる?
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