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鶴丸)昨日、声が聞こえたから心配だったんだが...大丈夫だったみたいだな。麗奈も戻ってるし、もう少し、寝かせとくか。
美月は、夜中に起きたせいか、麗奈をぎゅっと抱き締めたまま、ぐっすりだった。
美月)すやすや。
麗奈:よしよし、ご飯支度してくるからね…(そっと抜け出して)
美月は、麗奈の足を掴んだ。そして、眠そうな顔をしながら
美月)行かないで...
麗奈:美月…
小虎:にゃあ、にゃあ(朝だよと言うように鳴いて)
美月は、そのまま麗奈を抱き締める。
美月)ここにいて。
美月の声は凄く寂しそうだった。
麗奈:…うん
小虎:(器用に頭で開けて入り、美月の枕元に)にゃ
美月)今日は沢山、私の名を呼んで、ずっと一緒にいよう。
美月は、麗奈を抱き締めながら言った。一日名前を呼ばれなかったことが相当応えたようだ。
麗奈:美月…
和泉守:…俺だって呼ばれてぇ…(襖の隙間から覗いて)
三日月)流石に一日呼ばれぬのは応えたようだな。
小狐丸)美月殿は昔、あまり名前で呼ばれませんでしたから、名を大切にする気持ちが強いのでしょうね。
三日月と小狐丸は和泉守の様子を後ろから見ながら言った。
三日月)よい朝だな、和泉守。
小狐丸)おはようございます。
太鼓鐘)朝って気持ちいいな、みっちやん。
燭台切)そうだね。
鶴丸)今日は、どんな驚きを誰に与えるかな。お、三日月、小狐丸、もう起きてたのか。
鶴丸)お、和泉守も起きてたのか。そんなところでどうした?