トピ主 2020-08-11 16:32:18 |
通報 |
麗奈:あーあ、おこられちゃいました
岩融:だが、いつか麗奈は我らのものとなる…
太郎太刀:はい(襖を開けて。麗奈は太郎太刀の布団の上で穏やかに眠っていた)
大倶利伽羅:…最初こそばあさんだと思っていたが、やはり星条の名にふさわしい刀剣だ。強い
美月)助かった。後は私が見るからいいぞ。
美月は、笑っていった。
三日月)まぁ、今剣に縛るよう仕向けたのは、俺なのだから、流石に悪かったかもしれぬな。
三日月は、少々目を伏せて言った。
鶴丸)認めてるんだな。
太鼓鐘)伽羅から、そんな言葉聞けるなんてな。
燭台切)伽羅ちゃんは、素直になれなくて、繊細だからね。根はいい子だもん。
太郎太刀:はい。失礼します
麗奈:すやすや…
今剣:いいえ、いいんです。でも、次こそは…
石切丸:私たち三条に取り込んであげないとね
大倶利伽羅:…(そっぽ向いて)
美月)すまない、麗奈。もっと早く側にいれば。
三日月)そうだな。次こそは。
小狐丸)我々、三条だけの虜に。
燭台切)伽羅ちゃんは、本当に優しいんだから。
燭台切は、笑った。
美月は、神気を浄化していった。
美月)これで、楽になったはずだ。
美月は、微笑んで言った。
燭台切)ところで、美月ちゃんの作った、じゅーす飲んだ?
美月は、無音の術をかけた。誰かに聞かれないためだ。
美月)まぁ、今と昔では違うからな。しかし、暫く彼らから、与えられたりするものは、食べたりしない方がいい。自分の部屋に、見知らぬものがあったら、直ぐに対処すること。彼等が、麗奈にあちらの物を食べさせたり、部屋に置かれたら、最後だ。拐われて、帰れなくなってしまう。
美月)あちらと言うのは、神域のことだ。麗奈は私の所有物だから、私の神域の物は食べても害はないが、他の所有物ではないために、別の者が、麗奈にあちらの物を食べてしまったら、麗奈は、その者の神域に閉じ込められ、二度とこちらに戻ってこれなくなる。
美月)怖がらせて、すまない。だが、何度も言うように神は独占欲が強いのだ。ただ、この状態で、麗奈がとても安心出来て、安全でいられる方法が一つだけある。
美月は、人差し指を立てて言った。
美月)私の神域に今すぐ行くのだ。また、ほとぼりが覚めるまで、神域で保護する。それまで、人形にここを任せよう。安心しろ。人形にも極力、麗奈から離れぬように言っておく。さぁ、どうする?麗奈。決めるのは、麗奈だ。
美月)あいわかった。
美月は、麗奈と自分の人形に息を吹き掛けた。
美月)暫く、ここは任せた。極力、麗奈から離れるな。危なかったら、風車を使ってもよい。
美月人形)あいわかった。
美月)さぁ、行こう。
美月は、麗奈を抱き締めた。すると光だし、光が晴れる頃には、二人の姿は、もう無かった。
美月人形)無音術は解いておくか。
美月人形は、戸に手をかざし、無音術を解いた。
トピック検索 |