麗奈:うん!///
美月)それは良かったな。私も頂くか。 美月は自分で口に運ぼうとしたが、座敷童が止めた。 座敷童)二口目は美月の番だよ。 美月)えっ?
麗奈:美月、口開けて?(あーん)
美月)あ、ああ。 美月は、口を開けたが、恥ずかしいのか、少し顔が赤かった。
麗奈:美味しい?
美月)うむ、美味いぞ。座敷童の作る料理はどれも天下一品だな。
麗奈:ふふっ、そうね///
美月)麗奈も同じ気持ちか。 美月は笑った。
麗奈:あむ(ケーキ食べて)
美月)しかし、このけーきは全部食べきれんぞ。 美月は、ウェディングケーキを見上げて言った。どう見ても、食べきれる量ではない。
麗奈:座敷わらし、みんなも食べよう?
座敷童)僕らは、二人が食べ終わったあとでいいんだ。だから、好きなだけ食べて。 美月)好きなだけ食べろと言われても、こんな大量の料理に大きいけーき、食べきれるわけがなかろう。 美月は、やれやれと言った。 座敷童)だってそういうものだもん。
麗奈:(頑張って食べようと口に次々と放りこみ、頬がリスみたいに膨らみ)
美月)麗奈、無理はするなよ。誤って喉につめても危ない。それにどう考えても、この量を二人で食べきるのは無理だ。
麗奈:んぐ…(うなずき)
美月はオレンジジュースを、麗奈に渡した。 美月)これを飲むといい。
麗奈:(ごくごく)ふう…
美月)落ち着いたか?
麗奈:うん
美月)食べれるだけ食べるとよい。座敷童もああ見えて、よく食うからな。