神ノ木 集 2020-08-10 21:17:15 |
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ん?それくらい別にいいぜ。
お前は俺の生徒だしな。襲わせたりしねぇよ。
(カガリビサンは悪戯っぽく笑い、貴方の頭をわしわしと少し乱暴に撫でる。)
わわっ…ふふ、頼りにしてるね。先生っ(ワシワシと撫でられればビックリしたものの、快諾して貰えたと分かれば嬉しげに微笑んで)
はい!(相手に案内して欲しいと言われれば頷き相手の手をキュッと握りながら道案内をして。幸いにもここからマンションまでは遠くはないものの、何だか名残惜しく感じてゆったりと歩きつつ「…いつもは、警戒して歩くんですけど…油断、しちゃって…」と今日襲われた理由をポツリと呟いて)
あー…やっぱあれじゃ防げなかったかー。
仕方ねぇな。ちょっとこっち来てくんね?
(カガリビサンは何かを知っているように天を仰ぎ、貴方を手招きする。)
魔よけ…?っ?!(相手の言葉の真意が分からず不思議そうに呟いていたが、唇へ口付けをされればその事実に気付くや否や目を丸くしカアアッと顔を赤く染め上げ、ズクンと腹の奥が熱を帯びる感覚に困惑しながら相手から数歩距離を置きジイッとジト目で睨み)
な、何すんだよっ!と、突然キスしてくるなんて…!
いやー、怪異はさ、自分より強い怪異の手垢が付いてる奴は襲わないんだよ。…まあ俺、然程強くないけどさ。おまじないくらいにはなるだろ?
(カガリビサンは申し訳なさそうに微笑むと、
頭をぽりぽりと掻いた。)
っ…だ、だからってなぁ…!そ、それでキスするって…!(相手の申し訳なさそうに語るおまじないの理由に思わずぐぬぬ、と少し眉をしかめながら言葉になら無い呻きを小さくすればまだ赤いままの顔でブツブツと呟いて)
なんか…ごめん。男とか嫌だったよな?
(カガリビサンは相変わらず申し訳なさそうに笑うと、貴方の頭にぽんと手を置く。)
いや、そーじゃなくてさ…その…は、初めて、だった、から…(相手に謝られるとゴニョゴニョと呟き、ファーストキスだったことを真っ赤な顔で呟いて)
えっ、尚更ごめん。女子の方が良かったよな…?
(カガリビサンは口許に手を当て、女子のような驚き方をする。)
っ~…も、もう良いっての!どうせ文句言ったって戻らねえんだし!(相手の驚きかたに思わずドクンと心臓が大きく跳ねては顔に熱が溜まりより赤みが強まれば恥ずかしそうに返して。そしてマンション前に辿り着いた事に気付けば「俺んち、ここ、だから…」と相手に別れを告げようとし)
(相手と別れた後、急いで自室へ向かい、そのまま部屋の中へ逃げ込めば改めて今まで怪異や妖怪らが追って来なかった部屋の中をグルリと見回しては安全であると確信し溜め息を溢すと共に相手にキスをされたことを思い出してはふと、嫌ではなかったのを思い出して何でだと疑問を抱き)
…あー…俺、何であの選択したんだろ…
絶対他の方法あったよな…。
(カガリビサンは「皆月篝」としての住居の中で
顔を真っ赤にしながら呟いていた。横では花子が
にやにやしながら彼をからかっている。)
「いや~…良いもの見せてもらったよ、
カガリビサン!」
…やめろ、良い笑顔で言うんじゃねぇ…。
(何故キスをされても嫌じゃなかったのか、なんてモヤモヤと悩みつつその日を終えて。そんな翌日の昼休み、いつものように購買でパンを買って屋上へ向かい)
「あっ、カガリビサンの助手くん!」
(屋上の柵につまらなさそうに腰かけていた花子が貴方を見つけるとぱっと笑顔になり、手を振りながら柵から飛び降り、ふよふよと空中を浮かびながら近付いてくる。)
っ、わ…だ、だから助手とかなんかじゃ…(ふよふよと少年が向かってくる様子にピクリと肩を揺らすもそれが花子さんだと分かれば強い警戒心は昨日程見せなかったものの、眉を下げながら助手ではないとまた告げて)
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