神ノ木 集 2020-08-10 21:17:15 |
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お、おう…(相手の呟きに一瞬眉を潜めるも相手が怪異である事を思い出してはそれを言葉にすることはせず。困ったように笑う相手に端的にしか返す事なく箸を手に取り一口食べてみると、その美味しさに次第に頬を緩ませ「うまっ…旨いじゃん!」一人暮らしを始めてからあまり手料理を食べれてなかったからこそなのかは定かではないがフニャリと笑って返して)
え、マジ?
(皆月篝はそう聞くなり目を見開き、自分も箸を取って料理に手を付ける。しばらく料理を咀嚼していたが、「あ、マジだ。美味い。」と笑った。)
…な、なぁ先生…先生が良かったら…今日明日、ここに居ても、良いかな?ここ居れば、多分襲われないだろうし…その、先生のこと、もっと知りたいし…勿論、俺に出来ること…あったら、その…何でもやるから…(相手の笑う姿を見るとポカポカと心の中が暖かくなる。笑ってる、それだけでなぜだか無性に嬉しくて、でもそれを知られるのが恥ずかしくて黙々と食べていて。そしてふと、声をかけ一度区切っては、相手が良ければ、という前置きをしてからボソボソと呟くように相手にお泊まりを願い出てはその対価としてやれることは何でもやると話しては少し様子を伺うように相手の顔を覗き込みながら「どうかな…?」と確認を取り)
ん?別に良いけど。
あ、風呂とか狭いけど…我慢してくれよ?
(皆月篝は軽く応じた後、困ったように頭をぽりぽりと掻く。)
良かった…あぁ、風呂は俺の部屋もそんな広くねぇから気にしてない…(相手から許可を貰えれば何処か嬉しげな安心したような声色で呟きながら頬を緩め、相手の懸念事項も特段気にしてないと言いながらまた朝食を再開し)
いや~…それにしても。我ながら飯美味いわ。
(皆月篝はけらけらと楽しそうに笑いながら食事を続けていて。)
…な、せんせ。俺に出来ること、何があるかな…?(食事も終わりに近付いてきた頃、ふとこの後どうしよう、と悩み相手の方を見上げながら問い掛けて)
あー…じゃあ、皿洗ってくれるか?
俺、テストの丸付け残ってるからさ。
(皆月篝は思い付いたように手を叩き、ぽりぽりと頭を掻くと笑う。)
(食器洗いをしつつチラと相手の方を見れば、いつもよりも真面目なその様子にドクンドクンと心臓が高鳴り、顔に熱が集中するのがじぶんでも分かり。そんな時に思い出すのは少年…もとい、花子さんの今以上の関係になりたいのか、というもの。恥ずかしいし立場や同性であることも関わってるが、それでも今なら始めにされた時とは違う答えが言えてしまうのかな、なんて自分の予想以上の早い気持ちの変化に苦笑いを浮かべて)
これで、よし…と(相手をチラチラと見ながらも何とか食器洗いを何事もなく終え、タオルで手を拭きながら洗い忘れ等無いのを確認しては満足げに小さく頷き、相手の元へ向かえばちょうど休憩中だったらしく欠伸をする相手の傍へ歩み寄り声をかけて)
先生、お疲れさん。俺の方は終わらせて来たよ
ん、なんだよ(相手に褒められるとやはり嬉しくてニヤけてしまうのを止められず口角は上がって。すると相手から手招きされ何だろうと相手の隣に歩み寄り)
はっ…!?え、いや、その…(相手の思わずカアッと赤面しモゴモゴと濁る声が漏れ出つつ視線を彼方此方へ移動させ、真っ赤な顔でポツと言葉を返し)
…俺、もわか、んね…先生、のこと見てる、と心臓がうるせぇし…
いや~、な?この前花子がさ、お前の気持ちがどうとか言ってきたんだよ。
(皆月篝は呆れたように肩を竦め、困ったように微笑んで。)
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