神ノ木 集 2020-08-10 21:17:15 |
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…そー、なのか…ってか、それなら俺のせいではねーよな!?俺は怪異に絡まれただけなんだし!(少年の説明に一先ずの納得はしたものの、すぐにキッと睨み返しては先ほど自分が原因だと言われたのが納得できず自分は被害者なのだと言い張り)
「…いや、悪いのは集くんじゃない?
背後から誰かの声がする~とか完全にデジャヴなのに超無警戒だったもん。そりゃ優しいカガリビサンだって怒るよ。」
(花子は呆れたようにまた肩を竦め、貴方を指差す。)
っ…そ、れはっ…(少年の呆れ口調にすぐに反論の言葉が出てこず、何とか口を開こうとするもそれは言い訳にしかすぎない相手の事で考え事をしてたから、なんてもの。チラと相手の方を再び見やるもドクンドクンと心臓の音が煩く相手や少年に知られるのではと顔を赤らめ目線を逸らしては「…そ、りゃ俺、も不注意、だったけど…」とモゴモゴと本音を隠すように呟いて)
「それにしてもさぁ…カガリビサン、服のサイズ大きすぎない?ぶかぶかじゃん。」
(花子は貴方の服に視線を移し、ぶかぶかのジャージを見つめて呟く。)
…や、俺だって知らねーよ…もう寝るぞ?
(皆月篝は面倒くさそうに欠伸をしたかと思うと、寝室の方へと歩いていく…)
っ…てか俺これからどーすりゃいーんだよ…(少年と相手のやり取りをきけばどうやらここは相手の家らしく、つい意識をしてしまい顔の赤らみは変わらぬままで。しかし、ふと部屋の窓から外を見れば案の定知らない場所でふとどうすれば良いのかとポツと呟いて)
「…んー…しばらくカガリビサンの家で預かってもらえば良いんじゃない?」
(花子は面倒くさそうに言い放ち、貴方を見つめて)
…え、せ、先生の家に…?でも、俺着替えとか何も…(少年の言葉に思わず赤面しボソボソと呟いて。勿論少なくとも今日だけは泊まる必要は有るかもしれないが何も暫く厄介になる理由もなく、むしろ相手の事を考えるだけでモヤモヤとしてしまうからこそ早く自宅に戻りたいと考えていて)
「え、別に良いんじゃないの?てか、集くん一人で帰れないでしょ。僕、送らないよ。」
(花子はそれだけ言うと玄関の扉をすり抜け、闇へと溶けてしまった…)
え、あ…(少年の姿が玄関扉の向こうへ消えてしまうのを見届けるしかなくどうしよう、と何とか思考を巡らせようとして。しかし、身体や思考が一時的とは言えど子どもに戻ってた弊害なのか、やたらと身体に疲労感が溜まってて、とりあえず明日明後日は土日で学校は休みだし予定もなかったから…と自分に言い聞かせつつソファーに横になると多大な疲労感からそのまま瞼が重くなりそのまま眠りについてしまい)
…寝たか。
(貴方が眠りについてしばらくした頃、皆月篝がのそりと寝室から出てきて。皆月篝はソファーの側に腰かけると貴方の髪に口付けを落とし、また寝室へと戻っていった。)
ん、ぅん…(翌日のまだ普段起きる時間よりも早めの時、モゾリと身体を捩らせゆっくりと目を覚まし瞬きをしていればソファーで寝ていたのだと改めて理解すれば結局相手の家で寝てしまったのだと少し恥ずかしげに頬を赤らめていて)
ん、おはよ。飯作るけど…お前も食う?
(皆月篝は優しく微笑み、キッチンの方へと歩きながら問いかける。)
あ、はい…いただき、ます(相手の優しい微笑みにドクドクと心臓が早鐘を打ち鳴らし、より顔の赤みが増してくるその感覚に何故こんなになるんだよ、と相手からの問い掛けに頷き返しながらも内心にて自問自答を繰り返し)
お待たせ。飯ここに置いとくぞ。
(皆月篝が料理の盛られた皿を持ってキッチンから姿を見せ、ダイニングテーブルに皿を置くと自身も椅子に腰掛け。彼は唇を緩やかにカーブさせ、瞳を優しそうに細めた薄い微笑みを浮かべながら貴方をじいっと見つめ、こちらに来いとばかりに自らの座るソファーの横をぽんぽんと叩く。)
っ…そ、そっち行きゃ良いのか…?(料理が出来たようで相手の声にそちらを向けば、その柔らかな微笑みにドクンとより大きく心臓が跳ねて、隣に来いという相手の仕草に顔を赤らめながら呟きつつもオズオズと相手の隣へ移動しては相手の方を見る勇気はなく料理へ目を向ければそこには美味しそうな料理があり「わ、スゲェ旨そう…」と目を輝かせてポツと呟いて)
他人と飯食うのなんて何年ぶりだっけか。
(皆月篝は隣に来た貴方を心なしか愛おしそうな横目で見つめながら、ふと思い出したように呟いて。「テキトーに作ってるから、味はそんなに保証できねぇけどな。ま、とりあえず食べとけ。」と困ったように眉尻を下げて微笑む。)
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