幽霊くん 2020-08-10 15:19:26 |
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そうだね…!んじゃー…どこから行こっか?
(ほっとして頬を緩めて、パンフレットを手に取ると開いて彼に見せて、個人的には…とクラゲの展示室をトントンと叩き。前を見ると半径5m程の水槽の中に小魚が円を描きながら泳いでいるのをボーっと見ていて)
クラゲさん?……うん、いいと思う!
(彼からの提案ににっこり笑って肯定し。所々に設置されている水槽に視線をやれば、優雅に泳ぐ魚達に凄い凄いと目を輝かせ)
良い…っ、やったぁっ!んじゃ、早速レッツゴー!
(意見を認めてもらえて嬉しそうにニコッと笑って、車内と同じ様に手を挙げて。エレベーターの位置を確認すると「行こっか、」と歩き出して。)
徹さん、やっぱり水族館って楽しいね!お魚さんも綺麗だし、なんか癒されるって感じ
(後ろから彼の横へと移動し、ついていく。水族館の幻想的な雰囲気に浸りながら、わくわくした様子ではしゃいでいて)
ん…そうだね~、でも出来れば1人じゃなくて____
(少し考えた後『出来れば二人で』と言うところで視線を逸らして言葉を詰まらせて、エレベーター内へ入ってポチッと階数を設定して。ワクワクしている彼を見ると此方まで笑いたくなる、…まるでデート、なんて想像してしまい)
…っ、、
──どうしたの?徹さん
(突然言葉を詰まらせた彼の反応に不思議そうな顔をして。まさか自分が何かやらかしたり、変なことを言ったりしたのではないかと嫌な汗が背中を伝い)
だ、大丈夫……?
…、出来れば二人で…デートみたいに…したいなって、、
(視線を外したまま頬を紅く染めてポツリと呟くと彼の側に寄って。''大丈夫だよ…、''と言うと丁度目的地に到着、外に出ると電気が付いておらず真っ暗な状況。良く分からず進んで見るとパッとイルミネーションの様にクラゲの入った水槽が明るくなり。赤、青、黄色…様々な光の色に目を輝かせて)
デー……ト、
(彼の言葉を聞いて、驚いて繰り返す。顔を赤くしながらも、目の前に広がったきらきらの空間に彼同様瞳を輝かせれば、あまりの綺麗さに思わず声を洩らし。それと同時に小さくコクリと頷いて)
僕、デート…とかやったことないけど……、それでもよかったら。
…そ…れじゃあ、よろしくお願いします。
(口元を少し抑えつつも彼を見つめて。暫くクラゲを見つめて考えていると【あれ、これ…告白に近い…よね…ドキドキするし…、可愛すぎる…っ、、】と悶々、黙々と思いが湧いてきて、心臓の鼓動が早く、何も考えられない状態になっていて)
朝陽クン…、反則だよ…っ…、
(なんだか本当にカップルみたい……そんな言葉が頭から離れない。目線は水槽の中の海月でも、無意識にずっと隣にいる彼を気にしてしまっている。徐々に激しくなってくる胸の鼓動。抑えきれないこの想いを口に出さずにはいられなくて)
どうしよう……っ、徹さん、
なんか、すっごいドキドキする……っ
え…、な、なんでだろー…、、
(ドクン、ドクン、と顔が紅くなる。しかし周りのお客様も居るからには変な行動が取れない、一度人気の無いところへ行こうと出口の方へと手招きをして進んでいき)
…、、今日行けそう…?
……帰りたくないっ
(出口……何を勘違いしたのか、きゅ、と自分の服の袖を掴んで子供のように首を振って。相手の目を見て訴え掛けるように口を開き)
徹さんと一緒にいるとドキドキする、けど。
やっぱり、今日は二人で水族館って約束したもん、
…んぇ…?いや、帰る気は…、
(背後からの声に反応するとしゃがみ込み、彼に視線を合わせる様にして。此方も一緒に周りたいと言う思いは強く、帰る気は満更無い…のだが勘違いされた事を察するとニコッと笑い「分かった、今日はもうちょっと遊んで行こっか。」と優しく言い)
(彼の言葉に安心したのか、ふにゃ、と柔らかく笑い。まだ胸のドキドキは治まっていないが、さっきの胸が締め付けられる気持ちよりは全然良い。今はなんだかこのドキドキが心地よくなってきて、彼の隣に移動し)
もう大丈夫…だから。行こう、徹さんっ
ん、りょーかいっ!次はどこ行こっか、やっぱり大水槽…?
(ビシッと敬礼をした後、パンフレットを彼に見せて。今度は決めてもらおうかな、と思っているのか彼の返答を待っていて。少し暑くなったのかお茶を取り出して一口飲み、息を整える。…中々見つめられずに目を逸らして)
(パンフレットを覗き込む。どの場所も楽しそうだが、やはりここは彼の言う通り、メインである大水槽に行くのが無難だろう。地図の中央辺りに指を指して、彼の方を向いて、視線を合わせられるよう少し移動し)
うん、そこがいい。いろんな種類のお魚さんがいるんだって…!
ほぇ~…んじゃ此処にしようか、この通路をまっすぐ行けば水槽が…ってうわぁ…!
(視線を合わせられると恥ずかしそうに見つめ返して。ふむふむ、と相槌を打つとスタスタと進んでいって。しばらく進むとトンネルの様に下をくぐるドーム型の水槽を通り抜けて。目を輝かせ周りを見渡すと様々な魚が見え、手をかざす。キラキラと水が反射していてガラス細工の様に美しく)
すごいっ……!
(辺り一面に広がる水槽に、思わず息を飲んで。優雅に泳ぐ魚達を目で追いながら、水槽に近付いて手を伸ばす。触れるかな、なんて微かな期待を抱きながら触れるも、やはり身体はすり抜けるだけ。こんな身体になったことを少し後悔する……。しかし、やはり今は彼と二人でこうして出掛けられているという嬉しさのほうが大きい。本人は気付いていないが、ほんの少し、身体の透明度が高くなっていた。)
…、そうだね!
(心なしか彼の体が薄く見える。しかし水の反射でそう見えるだけだろう。と解釈をすると満面の笑みで頷く、再び前に進むと今度は大水槽が見えて来て、中には大きな魚や貝殻などが展示されている。子供の様に駆け寄り近くで見ようとして)
あ、待って徹さん!
(慌てて彼の後に着いていき、一緒に水槽を眺める。堂々と泳ぐ魚や、波と共に揺れる磯巾着など幻想的で出来上がった空間が広がっていて、また目をキラキラと輝かせ)
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