主 2020-07-11 15:00:49 |
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あー…っと、遅くなっちゃった…。徹くん、居るかな??
( 提出のみで終わる筈が社会科の教師に呼び止められ、15分程話し込んでしまい。廊下を走るんじゃないぞ~!!と声を掛ける教師に軽く謝意を述べつつ、足早に体育館へと駆け込んで。 )
___っっごめん、徹くんいる…??
岩泉「あ、瑠璃。
及川なら今・・・
あそこだ」
(指が指された先には女の子に写真を求められている及川徹の姿だった)
岩泉「ボール投げてこようか?」
岩泉先輩こんにちは…!___えっと…、今立て込んでいるみたいですし、大丈夫ですよ。
( 女の子に囲まれるその姿が満更でも無いように見え、むっと眉を寄せて。首を左右に振り力無く笑えば、「 その代わり…じゃ無いんですけど、先輩の練習、見ててもいいですか?? 」と微笑み首を傾げ。 )
…やった…!じゃあコートの外で見てますね。
( 未だきゃあきゃあと黄色い声を挙げる女子生徒に腹を立てながらも相手の言葉にガッツポーズをし、いそいそとコートの外に出ては壁際に腰掛けて。相手の様子に気付かないまま球技は見ている方が楽しいなぁ、なんて思いつつ、視線は岩泉に向けられていて。 )
ズトン
力強いサーブが向こうのコートに放たれた。
岩泉「かなり上手く行ったと思うんだが…
どうだ?」
(瑠璃の方をしっかりと見つめ)
凄いですね…!!とてもカッコよかったです!…徹くんの…、及川先輩のサーブとはまた違うカッコ良さがありますねっ!
( 排球初心者にもわかる力強いサーブに目をきらきらと輝かせ、ぱちぱちと拍手をしながら満面の笑みを浮かべ。不意に相手のサーブを思い出し名前を紡ぐも、一応他の生徒達も居る手前、名前呼びは拙いかも…と思い言い直し。 )
岩泉「そうか。
なら良かった」ニコリ
及川「ちょっと岩ちゃーん!
なぁに人の彼女ナンパしちゃってんのさ~」ムスー
(瑠璃が名前を言い直した意味を早速壊してくるが悪意はない)
私もそんな素敵なサーブが打てたらなぁ……、ッッ!!?ちょっと、とお…及川せんぱいっ…!
( 球技は好きだが人並みにしか出来ず、あれくらい思い切ったサーブが出来たら気持ちイイだろうなぁ…と思っていた矢先、あっさりとバラされた関係にあたふたし。途端に突き刺さる女性陣の視線に身を縮こませながらも名前を呼んで。 )
及川「いつも通りに呼んでよー!
徹だよ、徹君!」ピョンピョン
岩泉「お前瑠璃が気にしてやってんのわかんねぇのか…?」
及川「あへ?」ポカーン
(なんのこと?と言いたそうな顔で岩泉を見つめる)
…岩泉先輩、いいですよ…?今更取り繕ったって猜疑心は消えませんし…。____それよりも。良いんですか??ファンの皆さんが今か今かと待ち望んでますよ、徹くん。
( 周りの反応を見るに取り繕うには既に遅く、仕方ないと言わんばかりに岩泉に苦笑いを向けて。明日から呼び出しとか、無ければいいなぁ…などと思いつつ、相手ににっこりと笑みを浮かべギャラリーを指さして。 )
及川「あ、そっか…そういうことかぁ
瑠璃ちゃん大丈夫だよ!
俺は浮気とか絶対しないから!」
岩泉「こ、こいつは本当に…」ハァ
(及川が浮気していると勘違いして拗ねているのだと思い言っているので悪意はない…と思われる)
…えっ、と…??…そういう事にしておきましょうか。___あ、呼ばれてますよ??
( 一瞬、その言葉に呆気に取られ口をぽかん、と開けるも其れが悪意ある言葉ではないと分かり、苦笑い気味に肩を竦め。その時、バレーボール部の部員を招集する声が聞こえ、そちらを指さし2人に行く様に促して。 )
及川「どうしたの、国見ちゃーん」
岩泉「じゃあ」ヒラヒラ
(及川は国見のところに全力疾走した。でも岩泉は苦笑いしながら手をふり歩いて行った)
徹くんが終わるまでどうしよう…、
( 部員の元に戻る2人を見送り、若干の居心地の悪さを感じながら壁に寄りかかって溜息を零し。 )
ッ…!!?…ぇ、あ、はい…。
( 考え事をしていたせいか相手の気配に気付かず、大きく身体をビクつかせ目をぱちくりと。自分よりも頭一つ分以上大きな相手を見遣りこくこく頷き、「 お邪魔でしたか…?? 」と首傾げ。 )
金田一「あ…
驚かせてしまってすいません。
邪魔とかじゃないんです…!
さっき国見が空気読まずに及川さんを呼んだから謝りにきたんです。
ごめんなさい」
(深く頭を下げ)
ふふっ…、大丈夫ですよ。あの掛け声が無かったら徹くんに嫌なこと言っちゃったかもしれないし…、逆に助かりました。
( まさか謝られるとは思っていなかった為、驚きに目を丸めるもくすくすと笑って左右に首を振り。少なからずファンの女性達に嫉妬心を抱いていたこともあり、口を滑らせる前に離れられて良かったと思っていて。 )
金田一「そうでしたか…
良かったです…!!
じゃあ俺片付け手伝ってくるので」ニコリ
(安心しきった顔でおじきしボール拾いをしにいく)
…頑張ってくださいね、行ってらっしゃい。
( 優しい子だなぁと思いながら駆け出す背に手を振り見送ったところ、『 ちょっといいですか? 』と女子生徒に声を掛けられ。本当なら終わるまで待っていたかったが、何か聞きたそうな表情を浮かべるのを見、チラリと及川を見やった後着いて行き。 )
及川「国見ちゃんサボるならもっと上手くサボりなよ~!」
(と軽くチームメイトの相手もしつつ瑠璃が女の子に呼び出されているところをこっそりと見る)
( 体育館の入口に着くなり『 及川くんと付き合ってるって本当?? 』などと聞かれ受け答えをしており。別に隠している訳ではなかったが言い触らしている訳でもない為、知らない人が居るのも事実。涙を浮かべ走り去る女子生徒の背を見遣り気まずそうに頬を掻くと、徐に体育館内に戻り声を掛けて。 )
────及川先輩、今日先帰ってますね…??
及川「えぇ?!
なんでー?!
俺瑠璃ちゃんと帰ることだけを楽しみに部活頑張ってたのにー
…でも用事とかなら仕方ないよね」
(一回気分を損ねたが瑠璃の目を見てこれは仕方ないと理解したのか笑って「おっけー」と言う)
…ごめんね??…うん、また…。
( 嬉しい言葉を掛けられ一瞬言葉を詰まらせながらも曖昧に笑い、ひらりと手を振って体育館を後にして。 )
▼ 自宅
( 女性に言い寄られることが多いとは理解していたが、やはり間近に聞いてしまうと複雑で。とは言え彼には悪い事をしたなぁと思い、《 今日はごめんね。 》その一言を連絡アプリで送信。 )
うーん…、でも女の子に囲まれて満更でもない感じだったし…。…考えてたら胃が痛くなってきた…
(家に帰ってスマホを見ると瑠璃からメールが…“今日はごめんね”そう一言だけ。“瑠璃はなんにもしてないよ。明日一緒に学校行こうね、おやすみ”というメッセージと自撮りを送った。)
嫉妬かなぁ…
だとしたら嬉しいな…
(気づかぬ間に笑みがこぼれる)
( 軽快な着信音を聞き徐にアプリを開けば、気遣う言葉と共に相手の自撮りが送られてきており。それが何だか可笑しく、くすくすと笑み零せば《お休み、徹くん。》とテディベアのスタンプと一緒に送り付け。 )
徹くん、やっぱりカッコイイなぁ…。っふふ、明日が楽しみ。
▼ 通学路
( 普段よりも若干早く起きた為、通学路の一角で相手を待っていて。何だか落ち着かず、綺麗に編み込まれたハーフアップの髪をくるりと指先に巻き付けながら溜息を零し。 )
_____ぅ…、緊張する…。
(朝起きて急いで準備をしていつもの場所まで走る。そこには大きな溜め息をついている彼女がいた)
瑠璃ちゃん、おっはよー☆
(後ろから優しく抱きつく)
…っひゃ…!!と、徹くんか…びっくりした…。
( そろそろ来てもいい頃合だけど…、と思っていたところ背中に走る衝撃にビクッと身体を震わせて。嗅ぎ慣れたシャンプーの香りにホッと安堵し、嬉しそうにはにかんで。 )
…うんっ…!!____あ、そうだ。徹くん、今日から私の従兄弟が赴任してくるんだって。確か臨時の現代文の先生だったかな…。
( 優しく絡められた指先に応えるかの様に僅かに力を込め、照れ臭そうに俯き加減で一歩踏み出し。学校への道程を歩き出しながら、母親に言われた言葉を思い出しそう告げて。 )
そうだね…!
( 彼の言葉に満面の笑み浮かべ二つ返事で頷いて。後5分足らずで学校に着く為か、登校する生徒の数も段々と増えて来て。繋ぐ指先に軽く力を込めつつ歩を進め。 )
昨日はごめんね…??ちょっと色々あって…
( きゅっと力が篭もる指先にゆるゆると頬を緩めながらも、不意に告げられた言葉に一瞬口を噤み。やんわりと肩を竦め申し訳なさそうに苦笑い浮かべ。 )
色々ってなぁに?
(ニコリと微笑みかけてはいるが目には“もし瑠璃になにかした奴がいるなら許さない”という想いが込み上げていた)
色々は色々…かなぁ。…徹くんでも内緒。____なんか怒ってる…??
( 嫉妬云々とは言いづらく曖昧に言葉を濁すも、普段とは異なる雰囲気に戸惑いの色を滲ませて。 )
それなら良かった。___あ、ほら…学校着いたよ??
( 拗ねた表情浮かべる相手に苦笑い零した所で丁度学校に着き、校舎へと視線移しそう言って。 )
えー、もう着いちゃったぁ…(はぁと溜め息をもらしながら)
あっ、岩ちゃんがいるっ!
じゃあ行ってくるね!!!(岩泉を見つけ/大きく手をふりながら走っていく)
あ…、行ってらっしゃい。____徹くんっ…!お昼、一緒に食べたいから…、教室にお邪魔してもいい…??
( 遠目に岩泉の姿を捉えるともう少し話していたい気持ちを堪え相手を見送って。途中何かに気づいた様に呼び止め、そう声をかけ。 )
うんっ!勿論だよ!でも可愛い彼女を越させるのは悪いし…
俺が行くよっ!
(彼女に迎えにこさすと言うことは男として恥ずかしいと思い自分が行くと笑顔で言う)
そう??じゃあ、待ってるね…!…あ、ほら。岩泉先輩呼んでるよ??
( まさかの申し出に瞬きひとつ、男としてのプライドもあるのだろうと納得すれば、ほんのりと頬を染め小さく頷いて。 )
うんっ!じゃあまた後で!!
(嬉しそうに小さくジャンプして岩泉のところに走って行く。岩泉に飛び付き殴られていたが笑顔を絶やさない)
あれ…、___あ!お早う…っ。ん、教室まで行こ…!
( 高過ぎる程のテンションのまま駆けていく背を見送り、いつも通りの光景に苦笑いが零れ。自分もクラスメイトに話し掛けられた為、そのままそのクラスメイトとその場を立ち去って。 )
あっ!(昼休みを伝えるチャイムが鳴り)じゃあ岩ちゃん、今日は及川さんの先客がいるから~!じゃあね!(ニコッとウインクをして瑠璃の教室に駆け込む)
まさかヒロにいが先生になるとは思ってなかったなぁ…。何か困ったことがあったら言ってね!
( その頃教室では今日赴任してきたという従兄弟が午前最後の授業を受け持っていた様で、2人廊下の端で話し込んでおり。兄の様に慕っていたからか話は弾み、お昼ということをすっかり忘れていて。 )
瑠璃…居るんだけど…居るんだけども…アイツ誰…
(廊下の隅から瑠璃が話し込む様子を眺めかなりイライラした様子でスマホで写真をパシャリと一枚取る。その写真には瑠璃と教師が話し込む姿が)
あ…!そうだ、今から徹くんが来るんだった…!じゃあね、ヒロにい。また!
( 写真を撮られているなど露ほども思っておらず、従兄弟の背後に見えた時計が指し示す時間に慌てて別れを告げて。教科書を抱え立ち去る姿を見送り、自分自身の席に戻ると相手を待ち。 )
…そろそろ行こっかなー。
(ボソリと呟き瑠璃から離れてどこかに行った男を少し横目で見/瑠璃の教室へ歩きだし)
_____瑠璃ちゃんっ!
王子様が迎えに来たよっー☆
(いつものノリで後ろから抱きつくがさっきのことが気になり二人になった時に聞こうと決め)
(/背後の生活が忙しくなって来ました…返事が遅れるかも知れません…もし抜けるのならば一言言ってから御願い致します。背後の生活を押し付け申し訳ありません……。)
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