ガールズバンドファン 2020-07-05 11:26:41 |
通報 |
ごめんねー、勝手に冷蔵庫の中の食材と台所借りちゃった。暇だったからスープ作ってたんだ、身体あったまると思ってさ
(お風呂場から戻ってきた相手の驚いたような表情を見れば鍋をかき回す手を止めて悪びれた様子もなく悪戯っぽく笑いつつ顔の前で手刀を切って、手元の鍋を指して質問へ答えて)
あ、いや。別にいいんすけど……
(責めるというよりはまさか食事を作ってくれているとは思ってもいなかったため呆気にとられていたのだが冷静になり彼女の後ろに立つと「意外と様になってるっすね先輩。将来いい奥さんになれるんじゃないっすか?」とからかうように笑いながら言い)
あはは…ありがと、でも奥さんって気が早くない?結婚とか以前にまず恋愛もまだなのに
(僅かに照れ笑い浮かべつつも、いいお嫁さんとの評は満更でもなさそうで、とはいえ結婚以前にそういう相手もいないのにと苦笑浮かべては軽く肩を竦めて)
まあ、そうっすね。まだ学生だから気が早い気がするっすけど、先輩気がきくし可愛いから結構モテそうな気はするんすけどね
(軽口が返ってくると思っていたのだが意外な反応に少しニヤつきながら畳み掛けるようにからかい続けていて次はどのような反応が来るのか楽しむようにして)
まあね、そこは否定はしないよ。バイト先で連絡先渡されることもあるしね。まあ、どっちかっていうとほらアタシって見た目こんな感じ、っていうよりぶっちゃけギャルじゃん?だから軽く口説けそうだから数撃ちゃ当たるみたいな感じなのかもしれないけどさ
(畳み掛けるような相手の発言に意外にもすんなりとモテそうという言葉を肯定して得意げに片目を閉じて、とはいえ単純にモテるというよりは自身の容姿や雰囲気のせいで余計にナンパ紛いの男を引き寄せるのかもと苦笑して「でも、アタシはやっぱり恋って大事にしたい…軽い遊びみたいな感じじゃなくてさ、本気で熱くなりたい。それが一目惚れでもなんでもね…なんて、アタシの話しは置いといてスープ食べるでしょ?」ついつい自分の恋愛観を熱く語ってしまい、ふと我に返って恥ずかしくなれば照れ臭そうに苦笑浮かべながらスープを勧めて)
……あ、あーそうっすね
(こちらはからかうつもりで言ったのだが予想よりも真面目な返答が返ってきてからかおうとしてた自分が少し恥ずかしくなってしまいやや気まずそうに彼女に勧めに乗り、自身の頬をかきながらテーブルの方まで向かうも、その最中でも先程の彼女の言葉が気になってしまい)
……はい、どーぞ。アタシ特製の玉子スープだよ、心して食べてね
(照れからくる気まずい気持ちもスープを温め直しているうちに吹き飛んで、お椀に盛り付けたそれをテーブルで待つ相手の元へ持っていけば普段通りの調子で言っては微笑みかけて)
……いただくっす
(頭の中ではまだ先程のやり取りが鮮明に残っていたものの彼女が差し出してきたスープの匂いに気がつくと気持ちを切り替えて持ってきた彼女に向けて両手を合わせては食べる意思表示を見せて)
味はどう?結城くんの口に合う?…本当はコンソメスープでも作ろうと思ったんだけど冷蔵庫に野菜とか殆ど無くて、なんとか卵とネギだけあったから玉子スープにしたんだけど
(相手の向かい側に腰を下ろすと真正面からその反応を窺うように小首を傾げて問いかけ、材料的に簡単なものしか出来なかったんだけど…と付け加え、それから続けて「結城くんって自炊してちゃんと野菜とかバランスよく食べてる?」もしかしたらちょうど中身の食材を切らしていただけという可能性を考えれば余計なお世話かなとは思いつつ先程冷蔵庫の中を見て気になったことをズバリ尋ねて)
美味いっすよ。あれだけの材料でよく出来たっすね
(一口飲んでみると今まで口にしたことのない美味さに驚き、あっという間に飲み干してしまい空になった器を置いて。関心していると急に自分の食生活を聞かれるとこれまでの自分の食事を思いだして「最初は作ったりしてたんすけど今ではコンビニ弁当だったりカップ麺だったりレトルトとかだったりっすね。野菜も惣菜くらいっす」とどの道隠してもバレそうなので正直に話して)
まあ、こう見えても料理とか結構好きだったりするしね、今ある材料だけで何を作れるか考えるとかもやったりしてるから色々応用は効くよ
(その言葉がお世辞ではないことはあっという間に空になったお椀の中身が物語っていて、嬉しくなれば日頃の積み重ねだと自慢げに語り。相手の口から食生活を聞けば一つため息を吐き「んー…まさに男の一人暮らしって感じだね…自炊が面倒なのはわかるけどそんな生活してると身体壊すよ?」イメージ通りというべきか、そんな相手のことを心底心配するように軽く眉尻を下げて忠告し)
…先輩がそう言うなら善処するっすよ。
(実際めんどくさいという理由だけで料理自体はできない訳ではないので彼女の忠告を素直に聞き入れては「ほんと、良い奥さんになれるっすね」と空になった器を見ながら無意識の内に先程の話を蒸し返すような言葉を呟いてしまい)
またそんなこと言ってー…まあ、嬉しいけどね、アタシも幸せな結婚とか憧れるし
(先程のようなあからさまな照れはないが、それでも少しは照れ臭いようで僅かに赤らんだ頬を指先でぽりぽり掻きながら自身の本音を口にして)
さっきの話を含めて言わせてもらうっすけど、先輩がそう思い続けてれば絶対いい人が現れるっすよ。
(先程聞いた彼女の恋愛感の話を含めて自分なりの気持ちを伝え。普段自分の口から恋愛の話は出ないためこちらも少し照れくさそうに、それでもどこか自信に満ちたような笑顔になっていて)
そだね、そうだと嬉しいね。ところでさっきからアタシのことばかりだけど、結城くんはどうなの?恋愛とか
(きっといい人に出会えると自信たっぷりに太鼓判を押してくれる相手に、そうだったらいいなと大きく頷き。先程からこちらの恋愛についての話しばかりをする相手にそう問い返してみて)
あー。やっぱり話さないといけないっすか?
そうっすね……俺正直自分の恋愛のことあんま考えた事ないんすよね。
(彼女との事を話してるうちに覚悟していたがやはり向こうからこちらの恋愛談について問いただされ苦笑いを浮かべるの頬杖をつきながら窓の方を見てしばらく考えて、偉そうな事を言っておきながら考えた事がないと言い)
へえ、じゃああんまり興味もない感じ?
(別に恋愛について考えたことがなくともそれが珍しいこととも思わず、特に驚いたりすることもなく淡々と相槌を打てば関心もないということかと頬杖つきながら興味深そうに質問を続けて)
いや、そういう訳ではないんすよ。…ただ、恋ってどんな感じなのかよく分からなくて
(彼女の問いに首を横に振って否定してはどう伝えたらいいのか分からずうーんと考えるように目を閉じると自分の考えをなるべく簡潔に述べてみて)
あー、それはアタシもなんだかわかるかも、さっきは偉そうに語ったけど実際に経験がある訳じゃないし…割と恋愛小説とかの受け売りっていうかさ…あはは、なんて話してみると結構恥ずかしいね
(複雑な胸の内を語る相手の言葉に理解を示し、自分も理想としてこうあって欲しいという気持ちはあっても現実の恋というものがどんなものなのかよくわかっていないのが正直なところなのだと素直に口にすれば頬が熱くなるのを感じて目を逸らして)
まあ、別に無理して人を好きになれってわけじゃないっすし。いつかはお互い素敵な人が見つかるとは思うっすよ。
(分からないものを無理に見つけようとしても見つからない物は見つからないしと自分に言い聞かせては恥ずかしがる彼女に向けて「先輩も結構乙女なんすね。可愛いっすよ」と恋愛小説を読んでた事も含め乙女な一面を出してる事をからあくように笑い)
トピック検索 |