ガールズバンドファン 2020-07-05 11:26:41 |
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うん、期待しといて
(期待を寄せられれば寄せられるだけプレッシャーはあるがそれ以上に自分たちの普段通りの実力を出せればその期待にもちゃんと応えられるという自負もあって力強く大きく頷き「そういえば結城くんはさ、バイトして何か買いたいものとかあるの?」相手がバイトを始めた理由について話題を切り替えて)
いやー。特にないっすね。そもそもバイト始めた事自体欲しいものがあるとかじゃないんすよ
(ライブへの楽しみに胸を躍らせていると突然何かほしいのがあるのかと聞かれて暗にバイトを始めたきっかけを聞こうとしてるのか自分からバイトを始めたきっかけ等についての話題を出しては困ったように笑って)
そうなんだ、じゃあ将来に向けて貯金とか?
(特に物欲はないとの相手の言葉に、ふーんと相槌を打って、もしも話せない事情があるのだとすれば、そこまであまり詮索するつもりはないため将来のために貯金でもしているのだろうかと当たり障りのない質問を投げかけるのみに留めて首を傾げ)
でもないんすよね。まあ、何かあったときのためにお金があって損はないかなとは思うんすけど
(貴女の言葉を続けて首を横に振り、話していくうちに自分は夢も何もないんだなと思うと自然と虚しくなってしまい笑っている顔も少しだけ悲しげになってしまい)
あはは、謎多き新人くんだね。まあでも実際勉強の息抜きとかでもいいと思うし、特別な理由なんてなくたって新しいことに挑戦してみるのはいいことだよね
(結局自分には正解がわからず、無駄に深掘りすることなくシンプルに謎という言葉でまとめて、もしも何か隠し事してるにしても特に何も理由が無いにしても相手がこれまでやったことのないアルバイトという一歩を踏み出したことに意味があるんじゃないかと話し「なーんて、ちょっと真面目過ぎ?」我ながら少しばかり真面目に語り過ぎかと照れ臭そうに笑って)
いいんじゃないっすかね。俺真面目な先輩も結構好きっすよ
(ややナイーブ気味になってた自分に貴女からの言葉により自分の胸の中がすっとしたような気がして自身の笑みからは悲しさが引いていき照れ臭そうに笑う相手に向けて直球に「好き」という単語を口にして)
おー、大胆告白だね
(飾り気のないストレートな相手の発言に対して茶化すように口元に手を当てながらそう返して小さく微笑み「それで、どう?ちょっとは元気出た?」普段は軽いように見えても本当は他人の変化などには敏感に気付いてしまう己、こんな会話でも先程相手の表情を曇らせる原因となった何かが少しでも晴れたならいいなと思い)
……はぁ、先輩には勝てないっすね
(普段の性格から本心を隠すのは得意だと思っていたのに相手は全てとはいかなくても見透かされてる所はあったようで深いため息をつき、困ったように笑えば「まあ、その内話す時が来ると思うっすよ。先輩になら」とだけ言ってはいつもの笑顔に戻して)
りょーかい、アタシで良ければいつでもどんなことでも話してよ、アタシは先輩なんだからさ…って言っても年齢的にはタメなんだけどね
(意味深な相手の発言は気にならないといえば嘘になるが、本人が話したいと思った時に話してくれればと詮索はせずにそう冗談っぽい口調で述べ「じゃ、最後の研修は明後日だね。一日空くけど今日までのこと忘れないでよ?」少しして駅へと辿り着けば明日はバイト休みのためまた明後日にと手を振り、やってきた電車へと乗り込み)
ははっ。そうっすね。俺敬語使ってるんで忘れてたっすわ
(バイトの先輩だからという理由で敬語を使っていたタメという言葉に同い年だということを思い出してはおかしそうに笑い、そんなこんなで目的の駅の場所まで到着し電車に乗り込む相手を見送ると踵を返して歩き出し)
羨ましいな。本気で取り組めるものがあるって
(と歩きながら意味深な言葉を呟いてはそのまま家の方へと歩いて行き)
(次の日)
ひゃー…酷い雨。今日は晴れるって言ってたのになぁ、紗夜を雨女とか言えないよこれじゃ…
(今日はバイトが休みで学校が終わってすぐRoseliaメンバーとのライブハウスでの練習、それが終わって帰宅をしようと街の中を歩いていると突然の激しい夕立に遭い、通学鞄で頭上を覆いながら近くの建物の軒下に避難すればタオルで濡れた髪を拭きつつ空を眺めてはため息混じりに呟き)
あれ、先輩じゃないっすか。ここで雨宿りとかっすか?
(学校が終わりバイトもないため近くのゲームセンターで遊んで帰る途中不運にも予報になかった雨が降ってきてしまいどのみち濡れるならと観念してずぶ濡れになりながら歩いていると途中で貴女の姿が目に入り雨に当たりながらも声をかけて)
ん?おー、結城くん奇遇だねー。…って、思い切りびしょ濡れじゃん!?こっち来なよ
(雨が弱まるまでのんびり待とうとスマホを取り出したところで不意に声をかけられて顔を上げて、見知った相手に挨拶を返したのも束の間、雨に打たれ続けていたからだろう全身ずぶ濡れな姿に驚き、そこまで濡れては今更無駄なことかもしれないが自分の横に来ての雨宿りを勧めて)
……そうっすね。そんじゃあお邪魔するっすよ
(最初、家が近いと言うことを言おうかと思ったが自分がこのま帰ったところで向こうはこのまま雨宿りをすることは変わらなくそれは気が引けてしまうのでその事実を胸にしまいこみ一緒に雨宿りをするべく隣へと歩き)
あはは…こりゃまた派手に濡れたね、大丈夫?家は近いの?
(近くに来た相手の姿を見て改めてその酷い有り様に苦笑し、これだけ濡れては焼石に水だがこれで髪を拭くようにとタオル手渡しつつ心配そうに問いかけ)
んー。まあそうっすね……どうせ濡れるし帰ったらシャワー浴びればいいと思ってたところですし
(タオルを受け取るととりあえず一番ひどい頭のところを入念に拭きながら「しばらく止みそうにないっすけど先輩どうするんすか?」と自分と違いそれなりに帰宅に時間かかかる相手に心配そうに尋ねて)
そっか、家が近いんなら大丈夫だね
(この状態でまだ長い距離移動しなければならないとなれば心配だったが近所ならば大丈夫だろうと安堵し、どちらかといえば相手の心配よりも自分の心配をするべきかもしれないなと弱まる気配のない雨が降り頻る空を見上げて小さくため息零し「んー…まあ、もう少し待っても止まなそうなら覚悟を決めて濡れながら帰るかな」仕方ないと苦笑して肩を小さく竦めて)
そんなら雨止むまで俺の部屋に行かないっすか?俺一人暮らしなんで気遣わなくていいですし、夜になっても止まないなら傘も貸すんで
(空を見てみてもやはり止む様子を見せず彼女の方も濡れる覚悟で帰ると言い出してるのでさすがに放っておけず部屋で雨宿りをしないかと雨降る空を見ながら誘ってみて)
雨宿りを口実に女の子を部屋に連れ込もうって魂胆?…なーんてね、このままここにいてもしょうがないしお言葉に甘えさせてもらっちゃおうかな
(予想外の申し出に真顔でじいっと相手の反応と顔色とを窺い、それから冗談とばかりにクスッと笑えばありがたく相手の誘いに乗せてもらうことにして)
そうっすね。襲われないように自己防衛ちゃんとするんすよ?
(冗談に対してこちらも冗談で返してはそれを示すかのように貴女に笑いかけては「と言ってももうすぐそこなんすけどね」と50メートルほど先の5階ほどあるアパートを指差して)
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