ガールズバンドファン 2020-07-05 11:26:41 |
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意外だった?ロックっしょ?アタシ、バンドやってるんだよね、これは今度やる新曲の練習なんだ
(予想外といった風なリアクションにも別に気にしてない様子で得意げに笑い、再びベースへと視線落とすと手を動かし始めてはそう言葉を付け加えて)
先輩バンドやってたんすね。俺あんまそういうの詳しくねえんすけどもしかして結構有名だったりしちゃいます?
(着替えを早めに済ませて更衣室から戻ってくると入る前に聞いたバンドという単語から最初こそ意外に思ったもののよくよく見てみたら雰囲気的にもあり得そうという結論に達し近くの椅子に座りながら興味深そうに尋ねて)
うん、おかげさまで。アタシたちは基本的にライブハウスを他のグループの子たちと共用で使わせてもらってライブしてるんだけどアタシたち『Roselia』だけを目当てに来てくれるお客さんも結構いるんだよ、ありがたいことにね
(有名なのかという問いに、自身の所属するRoseliaには固定のファンがつくぐらいには人気で名の知られるバンドなのだということを誇らしげに話して)
へえ、そうなんすね。今度こっそりライブ覗きに行っちゃおうかなー。
(自分の問いを肯定する言葉にますます興味がわきそれくらいの知名度ならネットにも情報が少なからず載っているだろうと思いポケットにあったスマホを取り出してはスペルが分からなかったためカタカナで『ロゼリア』と検索してみて)
コッソリじゃなくて堂々来なよ…チケット取り置きしといてあげるからさ
(話しをしているうちにバイトの時間が近づき、練習は終わりにしてそろそろ支度をしようかと手にしたベースをケースへと仕舞いながら苦笑を浮かべ、小さく肩を竦めて)
いやー、こっそりお邪魔して先輩を驚かせてやろうかなーって
(スマホをいじりながらどこか楽しげに笑っていると貴女がベースをしまう仕草を見て時計を見てみるとバイトの時間が差し迫っていたためこちらもスマホをポケットにしまうと椅子から立ち上がり大きく背伸びして)
それは残念だったねー。ま、思惑がバレてからじゃドッキリも何もないけどさ、本当に来てくれるんなら嬉しいかな
(立ち上がってロッカールームへ向かうべくドアを開けて休憩室を出ようとしたところで相手を振り返り、片目閉じて悪戯っぽく笑いながらそう言い残して今度こそ休憩室を出ていき)
そうっすね。んじゃ俺の分のチケット用意しといてくださいっすよ。してくれなかったら泣いちゃうんで
(いつも見る貴女の笑いを見るとこちらも軽口を返してはこちらいつになるか分からない楽しみに笑み綻ばせつつも貴女に続いて休憩室を出て行き)
あはは、了解。……さてと、じゃあ今日も一日頑張るとしますかー
(軽い口調で返事を返してから着替えに向かい。そして支度を済ませて時計を確認すれば仕事を始めるには丁度いい時間で、軽く意気込んで肩を回して「とりあえず今日はアタシは結城くんの後ろにつくから、まずは昨日やったことを思い出しながら一通り一人でやってみて。それで何か質問があったり問題があればアタシの出番、それでオーケー?」今日の大まかな予定を相手に伝えて)
……おっけーす。なら先輩が暇になるようにしてやるっすよ
(今日の仕事は昨日のおさらいと聞くと目を閉じて昨日の仕事の内容を思い出して。しばらくすると目を開けてニヤリと笑うと親指を立てて早速仕事にとりかかろうと歩き始めて)
へぇ、それは楽しみだねえ。本当に昨日教えたことが完璧だったら後でご褒美あげるよ
(自信満々に言い切った相手の強気な発言に瞳を細めて、ニヤニヤ笑いながらもしも有言実行に成功したなら自分が相手の為に何かしらのご褒美を用意すると断言し)
マジっすか?それ言われたら絶対ミスできないっすね
(ご褒美という単語に俄然やる気を出して鼻歌でも歌い出しそうなほど上機嫌な態度を見せたかと思うと奥の方へと向かっていき記憶を頼りに段ボールを見ては作業を始めて行き)
おぉー、やる気だ。いいよいいよー、頑張れ新人くん
(まだご褒美が何であるかも確認していないというのにやる気満々といった様子の相手を見て、まさかこんなにも相手をやる気にさせるとはと驚きつつ、動機はなんであれ一生懸命なのはいいことだと新人としては出来過ぎなぐらいの働きをする相手にそうエールを送って)
えーと……これが、こうで……こうだよな
(集中しているのか目つきも普段よりも少し真剣になり段ボールの中などを確認しながら昨日の記憶を頼りにしているため最初は慎重にゆっくり作業をしていたが段々と慣れてくる慎重かつ手際よく一つずつ品物を捌いていき)
よしよし、アタシが教えたところはちゃんと理解できてるみたいだね、約束通り後でご褒美あげるね
(昨日教えたことを一通り復習がてらこちらからは口を出さずに動いてもらったが文句の付け所がなく、腰に手を当てて満足げにうんうんと頷いてご褒美は仕事の後でとウインクをし「じゃあ、今日はいよいよレジで接客やっていこっか」昨日までは仕事の基礎中の基礎、今日からが本番と気合いを入れ直しレジの方をビシッと指差して)
うへー。これが一番大変そうっすよね。できるかな
(レジの方を見てみるとコンビニ店員ならびに接客業ならば決して避けられない仕事に思わず顔をしかめてしまい。しかしやらなければいけない仕事なのだと改めて思うと気を引き締めてその仕事に臨もうと態度を切り替えて)
大丈夫だって、結城くんは要領いいしすぐ慣れるよ。とにかく何はなくとも元気よく笑顔、聞き取りやすい声で。まずはこれだね
(珍しく弱音を吐いたのを見て、ここまでの働きぶりからして相手ならば大丈夫だと太鼓判を押し。接客する上での基礎ともいえる心得を話して「ちょうど今お客さんいないしレジの打ち方を教えるね」店内見回して客がおらず落ち着いているタイミングを見計らってレジの方へ歩いていき)
ういーっす。取り敢えず頑張るっす
(自信ないというわけではないがあまり積極的な意思は見せずにとりあえずレジの打ち方から覚えさせようと歩き出す貴女についていくように歩き出しては普段お客さんとして来るレジとは全く違う景色に新鮮さを覚えて)
やる気があるんだかないんだかイマイチわかんない返事だね…って、言っても基本的にはそんなに難しいことはないんだけどね、普通のお会計だとこのリーダーで商品をスキャンして…表示された金額と受け取ったお金、お釣りが合ってるか確認する…ここまではいい?
(レジの前へとやってきて横に立つ相手にもよくわかるように一つ一つの操作をゆっくり行い、まずは基本の部分を説明しつつ実践して理解出来たか問いかけて)
すんません。でも当然手を抜くつもりはないんで安心してください。
(さすがに露骨すぎる態度には反省し素直に謝罪をすると懸念しているかわからないが念のためちゃんとやると言うことだけは伝えておき。レジに立つと相手からの説明を聞いては頭の中で整理して「大丈夫っす」とだけ伝えておいて)
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